遠藤イズナ

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遠藤イズナ(Izuna Endou)

ディスィーブファクターシズナの双子の弟であり、熱しやすい彼女の諫め役でもある。姉とは違い標準語で話し、また姉とは対照的におとなしい性格であるが、ナーブクラックの際にかなりえげつないイメージを送り込んだり、場の空気を読まず聞きにくい質問をズケズケとする一面もある(特に色恋沙汰で多く見かけられる)。

アニメ版

濃い他のJUDAの面々と比べれば目立たない性格であり、番組制作スタッフからもメインキャラのうち唯一次回予告で登場させるのを忘れ去られていた。

ちなみに山下サトル同様、中性的な容姿の持ち主だが、彼とは違い入浴や水着シーンなどがはっきりと描かれている。

原作漫画版

最終章において、ディスィーブのファクターとなった経緯が明かされている。イズナには、精神感応や未来予知、いわゆる「超能力」とも呼ぶべき異能が備わっており、科学者であった父・柘人はこの事実が認められず、「ただの欠陥」だとして否定。最終的には、「致死レベルの欠陥」ということを証明するために柘人によってディスィーブと引き合わされ、ファクターとされる。しかし、その直後に柘人はナーブクラックで磔にされ、死亡。この直前にイズナが描いていた絵は、「紐のようなもので磔にされて死んでいる柘人の絵」だった。この時イズナは特に死に瀕している様子はなかったが、ディスィーブはイズナが「死に至る要因」を持っているとしてナノマシン移植を行っている。これは、心神耗弱状態の美海を「精神的な生命の危機」と判断したペインキラーと同じ現象であり、道明寺はこの点から「マキナの方が問題」と結論付けている。実際、能力封印以前のイズナの目には光がなく、自身を欠陥扱いする父の存在もあって精神的負荷は相当なものだったと言える。あるいはファクターを得た直後にディスィーブが父親を殺している点から、「放置すると(父親の手で)死に至る」と判断したためとも考えられる。

以降、イズナの持つ「死や殺意への感応と、それに伴う未来予知」の能力は本人が認識する前にそれを共有するディスィーブによって処理され、その能力は父親殺しの記憶ごと封印されることになる。

ラストライブの前後に美海と心を通わせているが、彼女のラストライブに出席した際に観客たちの悪意を受けて美海に芽生えた殺意に感応。その結果、急遽解放された予知能力により自身が巻き込まれて死亡する未来を認識し、それを共有するディスィーブは今まで存在しなかった「イヅナと自身が死ぬ光景」を見たことで死を認識しヒトマキナと化してしまう(封印が解放されたのは、放置すると予知通りイズナが死んでしまうため)。結果、イズナも自身の能力に関する記憶全て取り戻し、他者の殺意に反応してしまう先天的な人殺しであることを自覚してしまう。

自身の危険性や父親殺しの過去に加え、巻き込まれた形の事故であるものの自分が多数の人間を殺してしまったという事実から、ディスィーブを止めるために自ら道連れとなるコトを選択。ライブ直前から感じていた美海の闇を指摘・叱咤激励した後、合体したペインキラーによってコクピットを噛み砕かれ、死亡した。これは、美海が行おうとしたことを代わりに行ってしまった自分をそれまでの美海に重ね、自分(=過去の、力に溺れた美海自身)を殺させることで彼女を真の「正義の味方」にするためである。

この一件はシズナや道明寺に大きな影を落とし、美海もこの一件以来行方をくらませるなど、加藤機関に対して大きな衝撃を与えるコトとなった。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
初登場作。原作より登場が早く、浩一が自軍入りする前に仲間になる。本作ではシズナがメインパイロット扱いでファクターであるイズナはサブパイロット扱い。
スーパーロボット大戦UX
本作でもサブパイロットとして登場。シリコン生命体金属生命体、果てにはクトゥルフ神話の怪物にも平気で幻覚を見せ、宇宙だろうが異世界だろうがアルマを探し当てて攻撃に使用するなど、わりとやりたい放題やっている。
原作がデウスエクスマキナとの戦いで終わったため、最後まで生き残る。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

L
信頼集中感応かく乱
UX
信頼集中感応かく乱再動

特殊技能(特殊スキル)

LUX
ファクターL1

パイロットBGM

「鬼帝の剣」
OPテーマ

人間関係

遠藤柘人(つげひと)
父。
遠藤シズナ
双子の姉であり、彼女の諫め役でもある。
早瀬浩一
姉とは違って当初から好意的に接していた。
山下サトル
同僚。
九条美海
アニメ版では同僚。原作漫画版ではラストライブの前後に彼女と心を通わせているが、最終的に彼女に自身を殺害させている。
石神邦生
上司であるが、彼の悪戯を迷惑がる事も。
レイチェル・キャルヴィン
『レイチェル組』の4号としてイズナを引き入れる。
ユリアンヌ・フェイスフル
アニメ版では、彼女と対峙した際に興味を持たれる。

他作品との人間関係

名台詞

アニメ版

「ううっ…ひどいよ…。どうして僕がこんな目に合わなきゃならないの…」
JUDA奪還作戦の際に野球拳に負けて全裸にされてしまった際の一言。
「人間じゃ…なかった…」
桐山英治との再戦の際にナーブクラックを打ち込んだ事により、逆にマキナ人間と化した桐山の心象を読み込んでしまい、後でそれを思い出し戦慄した。
「…僕は戦います」
「人間を…あんなものに、マキナ人間にさせてはいけません」
加藤機関JUDAが共闘することに双方のメンバーが難色を示す中、イズナは共闘しセントラルと戦う決意を示した。結果的にこの台詞が双方の距離を縮めたと言える。
「ふっはっはっはっはっは!!」
「そうさ、みんなだ、みんな死ねぇぇ!飲み込むのは僕だ…!」
「お前ら全員、僕が食らってやる!」
最終決戦時・ナーブクラックでマキナ人間達に幻影を送る際の台詞。とても痛みが伴う行動であるにもかかわらず、無理をしてこのような振る舞いをしており、シズナも心を痛めるばかりであった。三行目の台詞はLでの量産型マキナとの戦闘台詞として採用された。
「大丈夫だよ…姉さん…。早瀬さんなら…絶対に…やり遂げてくれるから…!」
ファイナルフェイズ発動時の台詞。浩一なら世界を救うと信じており、イズナもそれに頷いた。Lではこの台詞をアレンジして採用された。

原作漫画版

「お父さんは どうしてボクが怖いの?」
97話「与えられた証明」より。
「ねェ ディスィーブ キミには死を受け入れる人間の気持ちなんて理解できないと思う……僕だって本当は……」
「ゴメンね……君はただボクを守ろうとしてくれただけなのに ボクのせいで君を人殺しのマキナにしてしまった……本当にゴメンね ディスィーブ」
「だからもう―――終わりにしよう……」
99話「ヨモツヘグイ」より。
「ねェ ディスィーブ……死ぬのは やっぱりちょっと怖いね」
「バイバイ 姉さん」
最期。「人殺しのマキナ」になってしまったディスィーブ。巨獣の咢が、「欺く」マキナの命を終わらせた……。

スパロボシリーズの名台詞

「宗美さん、ゲームの才能があるんですね。」
UX中断メッセージにてのとある会話。宗美の中の人がゲイナー・サンガであることからの声優ネタだと思われる。

搭乗機体・関連機体

ディスィーブ
本機のファクター。