藤兵衛
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藤兵衛 | |
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読み | とうべえ |
外国語表記 | Doc Tobei[1] |
登場作品 | LIVE A LIVE |
声優 | チョー |
デザイン |
島本和彦(原案) 生島直樹(リデザイン) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(サイボーグ) |
性別 | 男 |
藤兵衛は『LIVE A LIVE』近未来編の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
町はずれの古道具屋「寿商会[2]」を営むサイボーグの老人。主に頭部を機械化しており、内部機器が透けて見える。
古道具屋の傍ら、児童養護施設ちびっこハウスの家電や家具の修理を請け負っている篤志家である[3]が、その正体は天才科学者。作中では「生物を液状化する」という、一歩間違えば取り返しのつかないことになる技術で、ちびっこハウスのペットだったアカミミガメのタロキチを流体アンドロイド・タロイモとして生まれ変わらせている。
タロイモ起動の過程で、自らの保有していた巨大ロボットのブリキ大王の起動方法を閃き、超能力を持つ田所晃をブリキ大王に乗せるが、失敗に終わっている。他にも物質転送装置が作中で起動に失敗し爆発四散するなど、その能力も完璧とはいえない。
序盤の時点で筑波で技術を学んだことを公にしているため特に隠しているわけではないが、近未来編の騒動の元凶である筑波研究所のシンデルマンと同門であった。シンデルマン曰く、液体人間の真実を知る者の中で唯一シンデルマンの手から逃れられたのが藤兵衛だった。
作中では序盤の終わりごろから、寿商会にいる彼にアイテムを持っていくと、確率で法則の中から決まったアイテムに変換してくれるお助けキャラクター。
島本和彦氏によるスーパーファミコン版当時の公式イラストや漫画『超級!! ライブアライブ 近未来編』では、先端が熊の顔のような木彫りの杖を所持しており、HD-2D版や『DD』にもそのビジュアルが反映されている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。2024年9月のイベント「ブリキ大王 我とあり」期間限定参戦。シナリオNPC。
- 発明品の物質転送装置をブリキ大王に組み込もうとしたことがアキラの転移騒動の原因ではあるが、彼自身は巻き込まれておらず、イベント内のエピローグにのみ登場。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- タロイモ
- 藤兵衛の製作した流体アンドロイド。元の名前はアカミミガメの「タロキチ」なのだが、藤兵衛は名前を間違えており、誰もまともに訂正してくれないまま定着してしまった。
- 田所晃
- ちょっとしたコネクションがあり、瀕死のタロキチを助けるために頼って来た彼の懇願を聞き入れている他、藤兵衛の保有するブリキ大王に彼を乗せるなどしていた。
- 無法松
- ブリキ大王を動かすために無茶をし、その命を散らした彼を看取っている。
- シンデルマン
- 筑波研究所所属の科学者。かつては藤兵衛の同僚だったとされるが、現在はマッドサイエンティストとなり、藤兵衛は唯一彼の魔の手から逃れた研究者であった。
名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]
- 「そ~ゆ~コトならマカセナサイ!」
「ワシをただの古道具屋と思うなよ…」
「筑波で学んだハイテク技術と古代より伝わる英知をもって!」
「そのタロイモとやらを生まれ変わらせてしんぜよう!」 - 寿商会にて、アカミミガメのタロキチが瀕死になっていることを田所晃から聞いて。藤兵衛の初登場イベントの台詞だが、この時点で筑波には並々ならぬ技術があることが示唆されてはいる。…が、この後物質転送装置で直接向かおうとして装置が爆散するなど、本当に大丈夫か?とプレイヤーを不安視させるイベントがあるせいで有耶無耶になるのだが。なお、この時点でタロキチの名前を既に間違えている。
- 「ゴホッ、ゴホッ…」
「カンラカラカラ…」
「科学とはやはり素晴らしいものよ!」 - タロイモ加入イベントより。上記の後、なんやかんやでちびっこハウスに向かってのイベント時。アカミミガメのタロキチを液化した上で流体アンドロイドへと生まれ変わらせたのを見届けての台詞。
- この台詞からして、人々を救うために科学を使うことを是とする藤兵衛が善の科学者ということが窺える。ただアンドロイド起動まで藤兵衛はコンセントからの電流が直撃し黒焦げになっていたが、タフなものである。…この際よく見ると、サイボーグ化している頭部にも骨があるのだが、その頭の機械はどうなっているのだろうか?
- 「だが現代ではそれほどの力が使えるのは液体人間のみ…」
「液体人間とは…」
「液化され失った物理的な力の分精神力を高めた人間だ」
「このブリキ大王を動かす手は二つ!」
「超能力で操るか…」
「液体人間を注入するかじゃ…」 - タロイモの一件でブリキ大王の起動方法に思い至り、寿商会の地下に向かい、アキラもブリキ大王を初めて見た際の台詞。「思ったとおりじゃ!」とブリキ大王の起動方法に確信を持つが…その中で「液体人間」という不穏な言葉が出て来る範囲の台詞抜粋。
- 藤兵衛はその技術を人助けに使っていたのは確か。しかし、その不穏な技術をどうして行使できたのか? 本編中では断言されないが、推測自体は可能な領域である。
- この台詞を受け、ちょうど超能力を持つアキラはブリキ大王のパイロットに立候補するが、悉くを失敗し起動は頓挫している。
- 「よいか…?」
「まずピンクの象を触り本を読む」
「そして木琴をたたき青いマスクを触ったら」
「地下のブリキ大王をよ~く拝む…」
「しかる後、きちんと手洗いしてからトイレにしゃがむのじゃ」 - 上記の後に聞ける、寿商会にてブリキ大王に搭乗する手段の説明。秘匿せざるを得ないのはわかるが、たとえ昭和でもどうしてそれを判別できるのかまったくわからないほどの遠回しな方式である。なお寿商会の地下のブリキ大王に続く階段はHD-2D版では大幅に短くなっているが、これは原作では床までの階段、HD-2D版では胸部あたりのデッキに出る階段であるため、レイアウト自体の変更で階段の距離を調節したと思われ、結果的に手間が軽減されている。
- 「ミュ~ジックスタ~ト!」
- 搭乗手段を聞いた後にそれを実行し、ブリキ大王の試乗イベントを発生させた時の台詞。この台詞と共に本当に主題歌「GO! GO! ブリキ大王!!」が流れ、コックピットへと降りていく。台詞通りなら同曲の流れるシーンがテーマソングを自分で作って自分で流す奇行になりかねないので、単にメタ的なネタだと思われる。なお、『LAL』プロデューサー時田貴司氏がSFC版『LAL』の直後に製作に参加した『クロノ・トリガー』でも似たイベントがあるのだが、本イベントのオマージュであるかは不明。
- 「こ、こりゃ待たんか!」
「ワシの発明ぞ!!」 - 筑波攻略後、無法松が陸軍に対抗するべくブリキ大王を動かすことを宣言し飛び出した際、松を追う時の台詞。同じ場面の少し前、藤兵衛はブリキ大王のことを古代バビロニアのロボット魔神と説明していた…すなわち、説明通りならば藤兵衛は別にブリキ大王を開発などしていないのだが、ここでは「発明」と断言している。改修したことくらいは察することはできるが、それで発明と言い切れるかというと…。
- 「う…!」
「動きおったあ!!」 - その後、松が二度目の挑戦にてマタンゴを大量摂取することで強引に精神力を高め、ブリキ大王を動かした際の台詞。…これだけならば驚くのも理解はできるのだが、松がクルセイダーズとの戦いで全てを出し尽くして倒れた際、コックピット内部限定で操作可能になったところでアキラが藤兵衛に読心を試みると、藤兵衛の内心はこの時と全く同じである。
- 「この大バカ者めが…」
「大量のマタンゴを食べて精神力を増幅しおった…」 - 上述の流れでコックピット内で藤兵衛に話しかけると聞ける台詞。一見すると普通のことを言っているのだが、読心の結果は上述の通りなので台無しである。
- 「……」
「終わりじゃ…」
「よくここまでもった…」 - コックピット内のイベントが進行し、松が事切れた際、その死を看取っての台詞。SFC版では首を横に振るモーションで発言しているが、肩をすくめているように見え、先の内心と合わせ弔意が伝わりづらかったためか、HD-2D版ではしっかり松に寄ってその死を確認、瞑目する演出に変更されている。台詞自体に変更はないが、進化したHD-2Dのドットモーションにより自然な言動として伝わりやすくなっている。この直後に慟哭する妙子も、台詞自体は同じながら妙子役の下屋則子氏の迫真の慟哭により、過去の風評を大きく覆しており、全体としてHD-2Dが可能にした演出が一つのシーンをよりドラマティックに変えたシーンの代表格となっている。
- 「まさか、アキラ…」
「おまえか?」
「おまえが動かしてるのか!?」 - 上記の後、藤兵衛達をコックピットから追い出したアキラが、松に代わりブリキ大王を操縦してみせた姿を見て。HD-2D版では名前の部分のみ無声となる。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ブリキ大王
- 藤兵衛保有の古代のロボット魔神。藤兵衛によって何らかの改修が施されているのは推測できるが、その改修の程は不明。そもそも藤兵衛がどうやって所有したのかも定かではない。