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『[[機獣創世記ゾイドジェネシス]]』などのゾイドシリーズの舞台となる惑星。<br/>
 
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[[地球]]からおよそ6万光年彼方、銀河の正反対(ゾイド・ゾーン)に存在している。
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[[地球]]からおよそ6万光年彼方、銀河の正反対(ゾイド・ゾーン)に存在している。大きさは地球の85%程度。衛星が3つ存在したが、大変異により次々とその数を減らしている。
  
 
惑星Zi人による独自の文化が発展していたが、地球人の宇宙船が漂着したことから、地球の科学文明の影響を受けて急速な近代化が行われた。惑星Ziは元来より民族対立が絶えなかったため、近代化は軍備増強に容易く繋がり、ついには「戦闘機獣」を生み出すに至った。そして惑星Ziは大規模な戦乱が多発する世界となってしまった。
 
惑星Zi人による独自の文化が発展していたが、地球人の宇宙船が漂着したことから、地球の科学文明の影響を受けて急速な近代化が行われた。惑星Ziは元来より民族対立が絶えなかったため、近代化は軍備増強に容易く繋がり、ついには「戦闘機獣」を生み出すに至った。そして惑星Ziは大規模な戦乱が多発する世界となってしまった。
  
ゾイドシリーズの多くでは惑星Ziを、「帝国」と「共和国」との長きにわたる戦争が続いている近代的な世界として描いているが、シリーズの中の一つ『[[機獣創世記ゾイドジェネシス]]』は幾つもの戦乱で文明が崩壊した時代の惑星Ziを舞台にしており、他のシリーズとは雰囲気が大きく異なる。
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ゾイドシリーズの多くでは惑星Ziを、「帝国」と「共和国」との長きにわたる戦争が続いている近代的な世界として描いているが、シリーズの中の一つ『[[機獣創世記ゾイドジェネシス]]』は幾つもの戦乱で文明が崩壊した時代の惑星Ziを舞台にしており、『[[ゾイド -ZOIDS-]]』をはじめとする他のシリーズとは雰囲気が大きく異なる。
  
惑星Zi土着の生物は金属含有率が地球より高いため、総称して'''金属生命体'''と呼ばれている。ただし、多くの生物種は地球の動植物と身体構成はあまり変わらない(惑星Zi人と地球人の混血、可能である)。しかし、[[ゾイド]]と呼ばれる生物種だけは飛躍的に金属含有率が高く外皮まで金属に覆われている。このゾイドを科学の力で改造したものが前述した「戦闘機獣」である。つまりゾイドとは正確にはロボットというよりも[[サイボーグ]]である。
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惑星Zi土着の生物は金属含有率が地球より高いため、総称して'''金属生命体'''と呼ばれている。ただし、多くの生物種は地球の動植物と身体構成はあまり変わらない。しかし、[[ゾイド]]と呼ばれる生物種だけは飛躍的に金属含有率が高く外皮まで金属に覆われている。このゾイドを科学の力で改造したものが前述した「戦闘機獣」である。つまりゾイドとは正確にはロボットというよりも[[サイボーグ]]である。
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== 惑星Zi人 ==
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惑星Ziに住む人間たちの総称。<br/>地球人とほぼ同じ進化のルーツを持つとされ、惑星Zi人と地球人の交配も可能である。<br/>ゾイドとは根本的に異なる生物ではあるが、それでも金属粒子濃度が格段に濃い惑星Ziの影響を大きく受けており、先祖に当たる古代ゾイド人は金属皮を持ち、一時的に全身をメッキ化し皮膚を硬化する防御能力を持っていたとされる。<br/>現在のZi人はこの機能は退化しているが、体の一部、とくに顔に金属殻が痣のように浮き出ることがあり、顔に刺青を入れる習慣も存在している。
  
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地球人との交流によって技術や政治体制が大幅に進歩することになったが、もとは中世レベルの文明であったため、騎士道のような思想や部族の重視といった中世的なメンタリティーが色濃く残っている。
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:惑星Zi中央に位置するデルポイ大陸東部を領土とする大国。もとは国制の国家だったが国王自らこれを廃し、大統領制を敷いた。
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:ヘリック共和国から分裂したデルポイ大陸西部を領土とする帝国。ヘリック共和国の支配民族だった風族の後継者争いの末に建国され、ヘリック共和国と中央大陸戦争を繰り広げた。
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;[[ガイロス帝国]]
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:暗黒大陸ニクスを領土とする地底族の国家。『[[ゾイド -ZOIDS-]]』においては西方大陸エウロペにも進出しており、こちらを本拠地としている。
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==登場作品==
 
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2013年3月30日 (土) 20:48時点における版

惑星Zi(Planet Zi)

機獣創世記ゾイドジェネシス』などのゾイドシリーズの舞台となる惑星。
地球からおよそ6万光年彼方、銀河の正反対(ゾイド・ゾーン)に存在している。大きさは地球の85%程度。衛星が3つ存在したが、大変異により次々とその数を減らしている。

惑星Zi人による独自の文化が発展していたが、地球人の宇宙船が漂着したことから、地球の科学文明の影響を受けて急速な近代化が行われた。惑星Ziは元来より民族対立が絶えなかったため、近代化は軍備増強に容易く繋がり、ついには「戦闘機獣」を生み出すに至った。そして惑星Ziは大規模な戦乱が多発する世界となってしまった。

ゾイドシリーズの多くでは惑星Ziを、「帝国」と「共和国」との長きにわたる戦争が続いている近代的な世界として描いているが、シリーズの中の一つ『機獣創世記ゾイドジェネシス』は幾つもの戦乱で文明が崩壊した時代の惑星Ziを舞台にしており、『ゾイド -ZOIDS-』をはじめとする他のシリーズとは雰囲気が大きく異なる。

惑星Zi土着の生物は金属含有率が地球より高いため、総称して金属生命体と呼ばれている。ただし、多くの生物種は地球の動植物と身体構成はあまり変わらない。しかし、ゾイドと呼ばれる生物種だけは飛躍的に金属含有率が高く外皮まで金属に覆われている。このゾイドを科学の力で改造したものが前述した「戦闘機獣」である。つまりゾイドとは正確にはロボットというよりもサイボーグである。

惑星Zi人

惑星Ziに住む人間たちの総称。
地球人とほぼ同じ進化のルーツを持つとされ、惑星Zi人と地球人の交配も可能である。
ゾイドとは根本的に異なる生物ではあるが、それでも金属粒子濃度が格段に濃い惑星Ziの影響を大きく受けており、先祖に当たる古代ゾイド人は金属皮を持ち、一時的に全身をメッキ化し皮膚を硬化する防御能力を持っていたとされる。
現在のZi人はこの機能は退化しているが、体の一部、とくに顔に金属殻が痣のように浮き出ることがあり、顔に刺青を入れる習慣も存在している。

地球人との交流によって技術や政治体制が大幅に進歩することになったが、もとは中世レベルの文明であったため、騎士道のような思想や部族の重視といった中世的なメンタリティーが色濃く残っている。

主な国家

ヘリック共和国
惑星Zi中央に位置するデルポイ大陸東部を領土とする大国。もとは国制の国家だったが国王自らこれを廃し、大統領制を敷いた。
ゼネバス帝国
ヘリック共和国から分裂したデルポイ大陸西部を領土とする帝国。ヘリック共和国の支配民族だった風族の後継者争いの末に建国され、ヘリック共和国と中央大陸戦争を繰り広げた。
ガイロス帝国
暗黒大陸ニクスを領土とする地底族の国家。『ゾイド -ZOIDS-』においては西方大陸エウロペにも進出しており、こちらを本拠地としている。

文明崩壊後の国家

キダ藩
ディガルド武国
ソラノヒト

登場作品

スーパーロボット大戦K
地球 (2)に含まれており、名称も『エリアZi』となっている。

関連用語

ゾイド
惑星Ziに住む金属生命体。改造することで戦闘機獣になる。