「ランバ・ラル」を編集中

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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Ramba Ral]]<ref>[http://www.gundam.jp/tv/world/character/ze01.html CHARACTER]、機動戦士ガンダム公式web、サンライズ、2022年1月5日閲覧。</ref>
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Ramba Ral]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム}}
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム}}
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| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
 
| 異名 = 青い巨星
 
| 異名 = 青い巨星
| 種族 = [[種族::地球人]]
+
| 種族 = 地球人
 
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**{{所属 (人物)|宇宙攻撃軍}}
 
| 所属部隊 = {{所属 (人物)|ランバ・ラル隊}}
 
| 所属部隊 = {{所属 (人物)|ランバ・ラル隊}}
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| 階級 = [[階級::大尉]]
 
| 階級 = [[階級::大尉]]
 
}}
 
}}
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦}}
+
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
:初登場作品。[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]に所属。第2話「謀略の町」6EPの増援部隊として、原作通り[[グフ]]に乗って登場。攻撃を仕掛ける時に「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」と言ってくれる。第25話「[[ラストバタリオン]]再び」では[[ヤクト・ドーガ]]([[プレイステーション|PS]]版では[[ドーベン・ウルフ]])に乗っている。
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:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]に所属。第2話「謀略の町」6EPの増援部隊として、原作通り[[グフ]]に乗って登場。攻撃を仕掛ける時に「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」と言ってくれる。第25話「[[ラストバタリオン]]再び」では[[ヤクト・ドーガ]]([[プレイステーション|PS]]版では[[ドーベン・ウルフ]])に乗っている。
:;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦G}}
+
:;[[第2次スーパーロボット大戦G]]
 
::シナリオ「ラストバタリオン再び」が無くなった為一回出番が減った以外は『第2次』と一緒。
 
::シナリオ「ラストバタリオン再び」が無くなった為一回出番が減った以外は『第2次』と一緒。
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦}}
+
:
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;[[第3次スーパーロボット大戦]]
 
:シナリオ「ガトー襲撃」に増援部隊として登場。ガトーが撃墜されたか否かで台詞に変化がある。今回は、[[グフ]]の代わりに機体カラーの青い[[ケンプファー]]に乗っている。セイラと戦闘すると原作に準じた会話があり、以後攻撃してこなくなる。
 
:シナリオ「ガトー襲撃」に増援部隊として登場。ガトーが撃墜されたか否かで台詞に変化がある。今回は、[[グフ]]の代わりに機体カラーの青い[[ケンプファー]]に乗っている。セイラと戦闘すると原作に準じた会話があり、以後攻撃してこなくなる。
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}}
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;[[第4次スーパーロボット大戦]][[第4次スーパーロボット大戦S|S]]
 
:シナリオ「ブライトの帰還」の5EP増援部隊で登場。[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]が撃墜されたかどうかで台詞が変化する。『第3次』に引き続き乗機はケンプファー。
 
:シナリオ「ブライトの帰還」の5EP増援部隊で登場。[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]が撃墜されたかどうかで台詞が変化する。『第3次』に引き続き乗機はケンプファー。
:原作における[[ジオン公国軍]]所属キャラクターの大半が本作では[[ノイエDC]]に鞍替えする中、彼の部隊とシーマだけはDCに残留している。ラル本人によると[[ビアン・ゾルダーク|ビアン]]と[[ジオン・ズム・ダイクン|ジオン]]への義理を果たすためとのこと。
 
 
:シナリオ「老兵の挽歌」では『第2次』同様ドーベン・ウルフに乗り換える。このシナリオでは「戦いが終わったら平和に暮らそう」と[[クラウレ・ハモン|ハモン]]に告げる[[死亡フラグ]]そのものの会話があり、撃墜すると戦死する。ただし、ラルは増援扱いの登場なので、登場前にクリアしてしまえば戦死しない。
 
:シナリオ「老兵の挽歌」では『第2次』同様ドーベン・ウルフに乗り換える。このシナリオでは「戦いが終わったら平和に暮らそう」と[[クラウレ・ハモン|ハモン]]に告げる[[死亡フラグ]]そのものの会話があり、撃墜すると戦死する。ただし、ラルは増援扱いの登場なので、登場前にクリアしてしまえば戦死しない。
 
:なお、リアル系のみのシナリオなのでスーパー系のシナリオではラルの状態がどうなっているかは不明である。
 
:なお、リアル系のみのシナリオなのでスーパー系のシナリオではラルの状態がどうなっているかは不明である。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
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;[[スーパーロボット大戦F]]
 
:今回は[[R・ジャジャ]]に乗り換えて登場。本作で音声初収録。出番は1度限りなものの、[[オールドタイプ]]としては最強格の1人。特にアムロすら上回る[[技量]]値の高さには要注意。『[[スーパーロボット大戦F完結編|完結編]]』には登場しないため、『完結編』に移行するとキャラクター事典から抹消される。
 
:今回は[[R・ジャジャ]]に乗り換えて登場。本作で音声初収録。出番は1度限りなものの、[[オールドタイプ]]としては最強格の1人。特にアムロすら上回る[[技量]]値の高さには要注意。『[[スーパーロボット大戦F完結編|完結編]]』には登場しないため、『完結編』に移行するとキャラクター事典から抹消される。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
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;[[スーパーロボット大戦α]]
:南アタリア島ルート「ガンダム強奪」よりガトーの増援部隊として初登場。本作では中佐に昇進している模様。地上では[[グフ]]、宇宙では[[ドーベン・ウルフ]]に搭乗する。登場回数は少ないがエース級の能力値に[[底力]]持ちとパイロット的にはかなり強く、特に[[技量]]に関してはトップクラス。ヒートロッドのクリティカルが出れば[[EVA]]の[[A.T.フィールド]]も易々と貫いてくるので要注意。戦死イベント等は起きないが、以降の[[αシリーズ]]に全く登場しない為、彼の生死は分からない。
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:南アタリア島ルート「ガンダム強奪」よりガトーの増援部隊として初登場。本作では中佐に昇進している模様。地上では[[グフ]]、宇宙では[[ドーベン・ウルフ]]に搭乗する。登場回数は少ないがエース級の能力値に[[底力]]持ちとパイロット的にはかなり強く、特に[[技量]]に関してはトップクラス。戦死イベント等は起きないが、以降の[[αシリーズ]]に全く登場しない為、彼の生死は分からない。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE}}
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;[[スーパーロボット大戦A]][[スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE]]
 
:[[ノリス・パッカード]]と共に[[グフ]]ではなく、[[グフカスタム]]に搭乗。[[ジオン軍]]地上残存部隊との決戦を最後に、以降は登場しなくなる。撃墜されても、特別な台詞が入ることがない為、死亡したのか、生存しているのかは不明。
 
:[[ノリス・パッカード]]と共に[[グフ]]ではなく、[[グフカスタム]]に搭乗。[[ジオン軍]]地上残存部隊との決戦を最後に、以降は登場しなくなる。撃墜されても、特別な台詞が入ることがない為、死亡したのか、生存しているのかは不明。
 
:なお、シャアに対して敬語で接している事や条件を満たせばセイラとの経緯を伝えていることから、本作においてはシャア=キャスバルと知っているものと思われる。…が、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]からは対峙する機会はあっても特に会話はしない。
 
:なお、シャアに対して敬語で接している事や条件を満たせばセイラとの経緯を伝えていることから、本作においてはシャア=キャスバルと知っているものと思われる。…が、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]からは対峙する機会はあっても特に会話はしない。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦リンクバトラー}}
+
;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー]]
 
:トレーニングにのみ登場する。
 
:トレーニングにのみ登場する。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦GC}}{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦XO|XO}}
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;[[スーパーロボット大戦GC]][[スーパーロボット大戦XO|XO]]
 
:序盤の[[一年戦争]]の展開中で登場、原作通り戦死する。今回は[[グフ]]に乗っている。戦闘台詞も新規収録され、[[中断メッセージ]]も受け持つ。
 
:序盤の[[一年戦争]]の展開中で登場、原作通り戦死する。今回は[[グフ]]に乗っている。戦闘台詞も新規収録され、[[中断メッセージ]]も受け持つ。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
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;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
 
:ランバ・ラル隊との戦闘が省略され、既に戦死したと思われたが、ほかのジオン兵同様普通に健在。[[ジャブロー]]戦では他のランバ・ラル隊メンバーと共に[[ギニアス・サハリン|ギニアス]]の[[特攻]]を援護する。一応ホワイトベース襲撃戦で生き抜いたらしく、既にアムロとの面識がある。逆に[[セイラ・マス|Gファイターのパイロット]]の正体には気づいていないようだが…?
 
:ランバ・ラル隊との戦闘が省略され、既に戦死したと思われたが、ほかのジオン兵同様普通に健在。[[ジャブロー]]戦では他のランバ・ラル隊メンバーと共に[[ギニアス・サハリン|ギニアス]]の[[特攻]]を援護する。一応ホワイトベース襲撃戦で生き抜いたらしく、既にアムロとの面識がある。逆に[[セイラ・マス|Gファイターのパイロット]]の正体には気づいていないようだが…?
 
:[[二連撃]]と[[極]]を習得した上に、投げ属性のランバ・ラル専用攻撃「ヒートロッド/投げ」を所持し、シャアよりも手強く感じるかもしれない。5章「アクシズ強襲上陸」では、GR分解状態で1機でも撃墜されればゲームオーバーという[[第08MS小隊|08小隊]]に、正に巨敵として立ちはだかる。[[黒い三連星]]や[[デザート・ロンメル|ロンメル]]も居並ぶ同ミッションだが、08小隊にとってノリスの代役と思うべきはやはりラルだろう。
 
:[[二連撃]]と[[極]]を習得した上に、投げ属性のランバ・ラル専用攻撃「ヒートロッド/投げ」を所持し、シャアよりも手強く感じるかもしれない。5章「アクシズ強襲上陸」では、GR分解状態で1機でも撃墜されればゲームオーバーという[[第08MS小隊|08小隊]]に、正に巨敵として立ちはだかる。[[黒い三連星]]や[[デザート・ロンメル|ロンメル]]も居並ぶ同ミッションだが、08小隊にとってノリスの代役と思うべきはやはりラルだろう。
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=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
:'''[[根性]]、[[熱血]]、[[加速]]、[[威圧]]、[[てかげん]]、[[ド根性]]'''
+
:'''[[根性]]、[[熱血]]、[[加速]]、[[威圧]]、[[てかげん]]、[[ド根性]]'''(実際には使用せず)
 
;[[スーパーロボット大戦α|α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α|α]]
 
:'''[[ド根性]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[自爆]]、[[鉄壁]]、[[挑発]]'''
 
:'''[[ド根性]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[自爆]]、[[鉄壁]]、[[挑発]]'''
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:『THE ORIGIN』ではザビ家とラル家が政敵であったため当初はあまり絡みが無かったが、ランバ・ラルの実力は認めており、ラル家が崩壊してからはそれなりに良好な関係を築いている。しかし、ブリディッシュ作戦をランバに実行させようとしたところ彼が拒否したため再び冷遇され、ガルマの仇討まで事実上飼殺されてしまった。
 
:『THE ORIGIN』ではザビ家とラル家が政敵であったため当初はあまり絡みが無かったが、ランバ・ラルの実力は認めており、ラル家が崩壊してからはそれなりに良好な関係を築いている。しかし、ブリディッシュ作戦をランバに実行させようとしたところ彼が拒否したため再び冷遇され、ガルマの仇討まで事実上飼殺されてしまった。
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
;[[シャア・アズナブル]]
:正体はジオンの息子「'''キャスバル・レム・ダイクン'''」。原作で彼と会うシーンはないが、'''二人ともドズルの配下の同僚でソロモン要塞に勤務していた'''ため、一度も顔を合わせていないとは考え難い。しかしセイラとラルの対面時の反応や、ドズルがシャアの正体に全く気付いていないことからすると、ラルも仮面の下の正体が分からなかった模様。『THE ORIGIN』では幼少の彼と会っており、士官学校を除籍された後の成長した彼にも会っているが、やはりラルは気付かなかった。『[[リアルロボット戦線]]』や『ギレンの野望』では彼の[[キャスバル・レム・ダイクン|正体]]に気付くシーンが用意されている。『A』においてもその正体を知っていると思われる会話をしている。
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:正体はジオンの息子「'''キャスバル・レム・ダイクン'''」。原作で彼と会うシーンはないが『[[リアルロボット戦線]]』や『ギレンの野望』では彼の[[キャスバル・レム・ダイクン|正体]]に気付くシーンが用意されている。『A』においてもその正体を知っていると思われる会話をしている。『THE ORIGIN』では幼少の彼と会っており、士官学校を除籍された後の成長した彼にも会っている(ラルは気付かなかった)。
 
;[[セイラ・マス]]
 
;[[セイラ・マス]]
:正体はジオンの娘「'''アルテイシア・ソム・ダイクン'''」。互いに素性を知っている。[[白兵戦]]中に[[ホワイトベース]]内で出会い、一目でお互いの素性を察したが、気を取られている内に重傷を負ってしまう。
+
:正体はジオンの娘「'''アルテイシア・ソム・ダイクン'''」。互いに素性を知っている。[[白兵戦]]中に[[ホワイトベース]]内で出会い、気を取られている内に重傷を負ってしまう。
 
;[[リュウ・ホセイ]]
 
;[[リュウ・ホセイ]]
 
:セイラとの会話中に彼の銃撃によって重傷を負う。直後に反撃し、彼自身にも深手を負わせた。
 
:セイラとの会話中に彼の銃撃によって重傷を負う。直後に反撃し、彼自身にも深手を負わせた。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== TV版 ===
 
=== TV版 ===
;「うろたえるな。これが[[地球]]の雷というものだ」
+
;「うろたえるな。これが地球の雷というものだ」
:初登場の第12話より。雷を[[地球連邦軍]]の攻撃と勘違いして大騒ぎになった[[ランバ・ラル隊]]兵士を諫めた台詞。物怖じしないラルの豪胆さが印象に残る。
+
:初登場の第12話より。雷を連邦の攻撃と勘違いし大騒ぎになった兵士を諫めた台詞。「既に自然現象が[[宇宙]]で生活している[[スペースノイド]]には縁遠いものとなっている」という世界観を端的に伝えている。
:[[スペースコロニー]]内では地球の自然環境が擬似的に再現されているが、実際のそれは[[スペースノイド]]にとって縁遠いものとなっているという[[世界観]]を端的に伝えている<ref>ちなみに、初めて目にした[[地球]]の雷に怯えた人物には、[[クラウレ・ハモン|ハモン]]や[[フラウ・ボゥ|フラウ]]がいる。子供はさておき大の大人までもが雷を恐れるシーンは、殺伐とした『[[機動戦士ガンダム]]』劇中における数少ない[[ギャグイベント|コミカルな場面]]である。</ref>。
 
:余談だが、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第9話「Death caprice」において上記の台詞を[[マイク・コイル #スパロボシリーズの名(迷)台詞|パロディしたやり取り]]が存在している。
 
 
;「ザクとは違うのだよ! ザクとは!」
 
;「ザクとは違うのだよ! ザクとは!」
:第12話より。[[ガンダム]]が[[ビームサーベル]]を引き抜こうとする際に[[グフ]]のシールドを巧みに使いガードして。言わずと知れたランバ・ラルを代表する名台詞。
+
:同上。言わずと知れたランバ・ラルを代表する名台詞。
;「私はゲリラ屋だ。ガルマ様の敵討ちをすればすぐ宇宙へ帰る」
+
;「お前の言う通り、今度の作戦はザビ家の個人的な恨みから出てはいる。しかしだな、この戦いで木馬を沈めてガルマ様の仇を討ってみろ、ワシは二階級特進だ。ワシの出世は部下達の生活の安定に繋がる」
:16話「セイラ出撃」にて。[[マ・クベ]]の鉱山がある中央アジア領域でホワイトベースの追撃戦を行うことについて、マ・クベの思惑を懸念するハモンに対しての発言。
 
:「自分は戦いに来たのであり、縄張り争いをしに来たわけではない」との意図であると思われるが、当のマ・クベは鉱山の存在自体別派閥の人間に知られたくないという立場であり、これが後々に響き補給を止められる事態となってしまった。
 
;「お前の言う通り、今度の作戦は[[ザビ家]]の個人的な恨みから出てはいる。しかしだな、この戦いで[[ホワイトベース|木馬]]を沈めて[[ガルマ・ザビ|ガルマ様]]の仇を討ってみろ、ワシは二階級特進だ。ワシの出世は部下達の生活の安定に繋がる」
 
 
;ハモン「兵達のため?」
 
;ハモン「兵達のため?」
 
;「お前のためでもある。ザビ家により近い生活ができる。まぁ見ていろ」
 
;「お前のためでもある。ザビ家により近い生活ができる。まぁ見ていろ」
 
:第17話より。木馬討伐の任務を受けた理由を[[クラウレ・ハモン|ハモン]]から聞かれた時に。
 
:第17話より。木馬討伐の任務を受けた理由を[[クラウレ・ハモン|ハモン]]から聞かれた時に。
 
;「気に入ったぞ、小僧。それだけはっきりものを言うとはな」
 
;「気に入ったぞ、小僧。それだけはっきりものを言うとはな」
: 第19話より。砂漠のバーで[[アムロ・レイ|アムロ]]と対面したシーン。ラルの軍の態度に不快感を示したアムロに対して。
+
: 第19話より。砂漠のバーでアムロと対面したシーン。ラルの軍の態度に不快感を示したアムロに対して。普通の兵隊相手なら銃殺もあり得るのだが、あえてラルはアムロへ何もしなかった。寧ろラルの懐の広さを見せている。
:普通の敵兵相手ならば銃殺もあり得るのだが、あえてラルはアムロへ何もしなかった。むしろラルの懐の広さを見せている。
 
:一方、この判断にはわざとアムロ(および彼を追ってきたフラウ)を泳がせて尾行し、木馬の位置を探るという冷徹な意図もあった。
 
 
;「せ、正確な射撃だ。それゆえコンピューターには予想しやすい」
 
;「せ、正確な射撃だ。それゆえコンピューターには予想しやすい」
: 同上。ビームライフルの連射を一歩も動かず上半身の動きだけで避けながら。最初は動揺するも、すぐ冷静に対処してみせた。
+
: 同上。ビームライフルの連射を一歩も動かず上半身の動きだけで避けながら。最初は動揺するも、すぐ冷静に対処してみせた。後の作品では[[ノリス・パッカード|ノリス]]が同様の避け方をしている。
:余談だが、[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊|後の作品]]では[[ノリス・パッカード|ノリス]]が同様の避け方をしている。
 
 
;「まさかな…時代が変わったようだな、坊やみたいなのがパイロットとはな!」
 
;「まさかな…時代が変わったようだな、坊やみたいなのがパイロットとはな!」
: 同上。お互いの斬撃で出来た裂け目からアムロと対面して。ガンダムのパイロットが自分よりはるかに若い少年であった事に驚きを隠せず呟く。
+
: 同上。お互いの斬撃で出来た裂け目からアムロと対面して。ガンダムのパイロットが自分よりはるかに若い少年であったことに驚きを隠せず呟く。
 
;「見事だな! しかし、小僧、自分の力で勝ったのではないぞ! そのモビルスーツの性能のおかげだということを、忘れるな!」
 
;「見事だな! しかし、小僧、自分の力で勝ったのではないぞ! そのモビルスーツの性能のおかげだということを、忘れるな!」
:同上。グフが撃墜され、ガンダムにワイヤーを引っ掛けながらアムロに言い残した台詞。
+
:同上。グフが撃墜され、ガンダムにワイヤーを引っ掛けながらアムロに言い残した台詞。当初、アムロは「負け惜しみ」にしか聞こえなかったが、後に気持ちを改めている。とはいえ、ラルとグフが得意とする接近戦で勝利できた事は事実であり、その点ではラルの方が発言力で上手だったと言える。
:当初、アムロには「負け惜しみ」としか聞こえなかったが、後に気持ちを改めている。しかしながら、ラルとグフが得意とする接近戦でアムロが真っ向勝負で勝利できたのもまた事実であり、その点ではラルの方が発言力で上手だったと言える。
+
:なお、『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』では初登場時の戦闘前会話で「最早モビルスーツの性能のおかげなどと言うつもりはない」とアムロの成長を認めている。
:なお、『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』では初登場時の[[戦闘前会話]]で'''「最早モビルスーツの性能のおかげなどと言うつもりはない」'''とアムロの成長を認めている。
 
 
;「いや、このランバ・ラル、たとえ素手でも任務はやり遂げてみせるとマ・クベ殿にはお伝えください」
 
;「いや、このランバ・ラル、たとえ素手でも任務はやり遂げてみせるとマ・クベ殿にはお伝えください」
 
:第20話より。ドムの補給ができなくなった事(実際は[[マ・クベ]]による虚偽の内容)を報告しに来た[[ウラガン]]に対して。
 
:第20話より。ドムの補給ができなくなった事(実際は[[マ・クベ]]による虚偽の内容)を報告しに来た[[ウラガン]]に対して。
:この発言に対しウラガンは「戦馬鹿」と陰口を言ったが、一方のラル達もマ・クベからの[[補給]]を当てにしておらず、逆にゲリラ屋としての戦いに意欲を燃やした。
+
:この発言に対しウラガンは「戦馬鹿」と陰口を言ったが、一方のラル達もマ・クベからの補給を当てにしておらず、逆にゲリラ屋としての戦いに意欲を燃やした。
 
;「ふふ、この風。この肌触りこそ戦争よ」
 
;「ふふ、この風。この肌触りこそ戦争よ」
 
: 同上。マ・クベの策略で補給が届けられず、ホワイトベースに[[白兵戦]]を仕掛ける際に放った台詞。
 
: 同上。マ・クベの策略で補給が届けられず、ホワイトベースに[[白兵戦]]を仕掛ける際に放った台詞。
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;セイラ「ああ」
 
;セイラ「ああ」
 
;「間違いない、アルテイシア様に違いないな。私をお忘れか? あなたの父上ジオン・ダイクン様に御仕えした、ジンバ・ラルの息子ランバ・ラルですぞ」
 
;「間違いない、アルテイシア様に違いないな。私をお忘れか? あなたの父上ジオン・ダイクン様に御仕えした、ジンバ・ラルの息子ランバ・ラルですぞ」
: 同上。[[白兵戦]]の最中、敵兵[[セイラ・マス|セイラ]]と出会って、彼女の正体がダイクンの遺児アルテイシア・ソム・ダイクンであると気づいた際の台詞。
+
: 同上。白兵戦の最中、セイラと出会って、若い頃一緒に遊んでいたアルテイシアと気づいた際の台詞。
 
;「ハモンすまぬ。木馬をギャロップで撃破してくれ…ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた…ア、アルテイシア様が…」
 
;「ハモンすまぬ。木馬をギャロップで撃破してくれ…ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた…ア、アルテイシア様が…」
 
: 同上。セイラに気を取られ重傷を負いながらハモンに通信した際の台詞。
 
: 同上。セイラに気を取られ重傷を負いながらハモンに通信した際の台詞。
 
;「わしの戦っていた相手が皆、年端もいかぬ少年達とは皮肉なものだ…」
 
;「わしの戦っていた相手が皆、年端もいかぬ少年達とは皮肉なものだ…」
 
;「君達は立派に戦って来た。だが、兵士の定めがどういうものかよく見ておくのだな…」
 
;「君達は立派に戦って来た。だが、兵士の定めがどういうものかよく見ておくのだな…」
: 同上。逃げ場を失ったラルは投降せず、己の死を持って少年達に戦争の現実を教え込ませた。
+
: 同上。逃げ場を失ったラルは投降せず、己の死を持って少年らに戦争の現実を教え込ませた。
  
 
=== 劇場版 ===
 
=== 劇場版 ===
;「立派な戦い方だったぞ諸君!だがよく見ておけ!」<br/>「戦いに敗れるとは、こういう事だぁっ!!」
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;「戦いに敗れるとは、こういう事だぁっ!!」
:こちらは劇場版での最期の台詞。少年でもわかりやすいようにか、TV版よりも簡潔になった。
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:こっちは劇場版での最期の台詞。少年でもわかりやすいようにか、TV版よりも簡潔になった。
  
 
=== 漫画版 ===
 
=== 漫画版 ===
 
;「げっ!!」
 
;「げっ!!」
: 冒険王版にて、セイラに気を取られている最中に[[ブライト・ノア|ブライト]]に撃たれての断末魔。原作とは異なるあまりにも呆気なく情けない死に様であった。
+
: 冒険王版にて、セイラに気を取られている最中にブライトに撃たれての断末魔。原作とは異なるあまりにも呆気なく情けない死に様であった。
 
 
;「このランバ・ラルおじさんはね、なんだって出来るんです。いい子で待っていてください」
 
:安彦良和氏の漫画・THE ORIGIN版より。幼少期のセイラ(アルテイシア)が「(飼い猫の)ルシファと離れ離れになって心配」とこぼしたのを受け、「そのルシファちゃんを連れてくる」と約束して。ラルとセイラの過去をつなぐワンシーンとして描かれている。
 
:......が、この後、幼いセイラに頬にキスをされてデレデレになり、硬派な男のイメージが木っ端微塵になってしまう。
 
;「ああっ、黒くて、小さくて、すばしっこい奴だったよ。」
 
:一個小隊を率いてルシファちゃんの保護に向かうが、突然やってきた見知らぬ男達に暴れたルシファに顔面を思いっきり引っ掛かれてしまう。
 
;「なるほど[[ギレン・ザビ|ギレン]]殿なら考えそうなことだ!だが、武人のあなたが口にすべき計画ではないっ!」<br/>「悪魔のする事だそれはっ!!」
 
:ドズルよりコロニー落とし(ブリティッシュ作戦)の軍務を命じられ、それを拒否する際に。一年戦争の緒戦では「裏方」に回され活躍の場がなかったことから、ドズルの配慮によって内々に作戦実行を命じられるものの、コロニー市民の大量虐殺を前提とした作戦を「悪魔の所業」と喝破し、軍人の責務と良心のジレンマに悩むドズルを激怒させる形で拒否した。ガルマの仇討任務まで前線に立つ機会を失うこととなるが、ラルの正義感や職業軍人としての信念が垣間見えるシーンとなっている。
 
;「ガンダム…おまえは伝説のモビルスーツになるだろう…」<br/>「皮肉なものだ。わしが連邦の神話づくりに手を貸すとは…」
 
:同上、THE ORIGIN版より。原作同様に袋の鼠となり、自嘲気味につぶやいた台詞。
 
  
 
=== その他 ===
 
=== その他 ===
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;ユウ「………」
 
;ユウ「………」
 
;ラル「……これほど無口なパイロットがいるとは……時代も変わったな……」
 
;ラル「……これほど無口なパイロットがいるとは……時代も変わったな……」
:[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『SDガンダム Gジェネレーションアドバンス』においてユウ・カジマ(ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』の[[主人公]])で撃破すると、この台詞が出る。上述のアムロに対する台詞と同じ事を言っているのだが、ユウは全く反応しなかった。
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:[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『SDガンダム Gジェネレーションアドバンス』においてユウ・カジマ(ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』の主人公)で撃破すると、この台詞が出る。上述のアムロに対する台詞と同じことを言っているのだが、ユウは全く反応しなかった。
:まぁ、ユウは元は戦闘機乗りでMSの性能を思い知ってMS乗りに転向したので、そんな事今更言われるまでもなかったのだろう<ref>ついでにユウは原作ゲームで[[声優]]が付けられなかった事を配慮して、この当時は「'''極端すぎる無口'''」というキャラ付けがされていたので、たとえ思うところがあっても黙っていたと思われる。</ref>。
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:まぁ、ユウは元は戦闘機乗りでMSの性能を思い知ってMS乗りに転向したので、そんな事今更言われるまでもなかったのだろう<ref>ついでにユウは原作ゲームで声優が付けられなかった事を配慮して、この当時は「'''極端すぎる無口'''」というキャラ付けがされていたので、たとえ思うところがあっても黙っていたと思われる。</ref>。
 
:ちなみに上記の作品では[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]と共演している。
 
:ちなみに上記の作品では[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]と共演している。
;「グフとは違うのだよ!グフとは!」<br />「ドムとは違うのだよ!ドムとは!」<br />「ジムとは違うのだよ!ジムとは!」
 
:ゲーム『ギレンの野望』シリーズにおいて、ラルを生還させた後にドムやゲルググ、ギャンに搭乗させた際に発する戦闘前台詞。最後の「ジムとは~」は、『ジオン独立戦争記』においてガンダムに乗せた際に発する。
 
;「ザクとは違うのだよ!ザクとは!そしてゲルググやギャン、グフやドムとも違う!これぞガンダム、最強のモビルスーツよ!」
 
:[[ワンダースワンカラー]]ソフト『ギレンの野望 蒼き星の覇者』でジオン仕様のガンダムに搭乗させると発する戦闘前台詞で上記の「ジムとは~」とは違う台詞。連邦軍の白い悪魔であるガンダムに乗れてラルはご満悦の模様。
 
:実際、同作のラルはニュータイプパイロットを除けば最強レベルのパイロットでしかもガルマ軍の初期メンバーかつ、最初から強い超優秀なパイロットであるため、ガンダムに載せればオールドタイプの範囲内で鬼神の強さを見せつけてくれる。
 
:惜しむらくはワンダースワン作品であるため、上記の台詞群とは異なりボイスで聞けない事にある。
 
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
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=== 劇中での搭乗機体 ===
 
=== 劇中での搭乗機体 ===
 
;[[グフ]]
 
;[[グフ]]
:作中での搭乗機体。
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:
;[[ザンジバル級機動巡洋艦]]
 
:地球降下時に搭乗。
 
  
 
=== 他作品での搭乗機体 ===
 
=== 他作品での搭乗機体 ===
 
;[[旧ザク]]
 
;[[旧ザク]]
 
:開戦当初に搭乗した機体。青いカラーリングの専用機で、ギレンの野望シリーズでは上位の機体も青いカラーリングになっている。
 
:開戦当初に搭乗した機体。青いカラーリングの専用機で、ギレンの野望シリーズでは上位の機体も青いカラーリングになっている。
;[[ドム]]、[[ゲルググ]]、[[ギャン]]
+
;[[ドム]]
 
:ゲーム等で専用機が登場。
 
:ゲーム等で専用機が登場。
;[[リック・ディアス]](黒)
+
;[[ゲルググ]]
:『リアルロボット戦線』で敵として登場する際に乗る。
+
:ゲーム等で専用機が登場。
 +
;[[ギャン]]
 +
:ゲーム等で専用機が登場。
 +
 
 
=== スパロボでの搭乗機体 ===
 
=== スパロボでの搭乗機体 ===
 
;[[グフカスタム]]
 
;[[グフカスタム]]
:[[スーパーロボット大戦A|A]]』で搭乗。
+
:[[スーパーロボット大戦A|A]]
 
;[[ケンプファー]]
 
;[[ケンプファー]]
:[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』、『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』で搭乗。
+
:[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]][[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]
 
;[[R・ジャジャ]]
 
;[[R・ジャジャ]]
:[[スーパーロボット大戦F|F]]』で搭乗。
+
:[[スーパーロボット大戦F|F]]
 
;[[ドーベン・ウルフ]]
 
;[[ドーベン・ウルフ]]
:[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』、『[[スーパーロボット大戦α|α]]』で搭乗。
+
:[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]
 
;[[ヤクト・ドーガ]]
 
;[[ヤクト・ドーガ]]
:[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]』で搭乗。
+
:[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*岡崎優氏の[[漫画|漫画版]]では「[[グフ]]を[[ガンキャノン]]の砲撃で破壊された挙げ句、[[ブライト・ノア]]に射殺される」という冴えない扱いである。
 
*岡崎優氏の[[漫画|漫画版]]では「[[グフ]]を[[ガンキャノン]]の砲撃で破壊された挙げ句、[[ブライト・ノア]]に射殺される」という冴えない扱いである。
*[[主人公]]を育てる立ち位置のキャラクターとして大変人気がある。彼をモチーフにしたキャラクターにはシャア・アズナブルが後に多くの類型キャラを生み出したのと同様「主人公の目標となる、熟練し人間の器量も大きなベテラン軍人」というランバ・ラルのキャラクター像は、[[ガンダムシリーズ]]のみならずロボットアニメのテンプレートの一つとなっている。
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*シャア・アズナブルが後に多くの類型キャラを生み出したのと同様「主人公の目標となる、熟練し人間の器量も大きなベテラン軍人」というランバ・ラルのキャラクター像は、[[ガンダムシリーズ]]のみならずロボットアニメのテンプレートの一つとなっている。
**ガンダムシリーズにおけるランバ・ラルをオマージュしたキャラクターの例として、『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争|0080]]』の[[シュタイナー・ハーディ]]、『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊|08小隊]]』の[[ノリス・パッカード]]、あるいは『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』の[[アンドリュー・バルトフェルド]]等が挙げられる。また、立場が変わる『[[機動新世紀ガンダムX|X]]』の[[カトック・アルザミール]](同じ広瀬正志氏が声を担当)や『[[交響詩篇エウレカセブン]]』の[[チャールズ・ビームス]]等がおり、「妻」「父親」としての立場での関わりもある。
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**ガンダムシリーズにおける例としでは『[[0080]]』の[[シュタイナー・ハーディ]]、『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊|08小隊]]』の[[ノリス・パッカード]]、あるいは『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』の[[アンドリュー・バルトフェルド]]等が挙げられる。
**さらに、ランバ・ラル自身も「少年を導く大人」としての役割が買われて、『[[ガンダムビルドファイターズ]]』および[[続編]]の『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)において「'''[[ラルさん]]'''」という形でスピンオフ出演(担当声優も広瀬正志氏。『~トライ』第5話以降は[[声優:宝亀克寿|宝亀克寿]]氏が[[代役]]を務める)を果たしている。
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**さらに、ランバ・ラル自身も「少年を導く大人」としての役割が買われて、『[[ガンダムビルドファイターズ]]』および[[続編]]の『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)において「'''[[ラルさん]]'''」という形でスピンオフ出演(担当声優も広瀬正志氏。『トライ』第5話以降は[[声優:宝亀克寿|宝亀克寿]]氏が[[代役]]を務める)を果たしている。
 
*ランバ・ラルは大抵の場合ファミリーネームの「ラル」と呼称される事が多いが、安彦良和氏による[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では父親のジンバ・ラルと区別を付ける為にファーストネームの「ランバ」と呼ばれる場合もある。
 
*ランバ・ラルは大抵の場合ファミリーネームの「ラル」と呼称される事が多いが、安彦良和氏による[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では父親のジンバ・ラルと区別を付ける為にファーストネームの「ランバ」と呼ばれる場合もある。
*[[コンピュータゲーム|戦略SLG]]『ギレンの野望』シリーズでは[[ドム]]に乗せると「グフとは~」、[[ゲルググ]]に乗せると「ドムとは~」と、乗機に合わせた決め台詞を吐いてくれる。因みに[[ガンダム]]に乗せると「ジムとは~」、また本作ではドムを原作の要請どおりに補給で届けるとホワイトベースの撃破に成功し、ガンダムなどを鹵獲する大戦果を挙げることも可能。実際、あの時期はアムロ達が物資的にも精神的にも弱っており、なおかつアムロの操縦はまだガンダムの性能頼りの部分が大きかったため、'''アムロ達を倒す絶好のチャンス'''でもあった。
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*戦略SLG『ギレンの野望』シリーズでは[[ドム]]に乗せると「グフとは~」、[[ゲルググ]]に乗せると「ドムとは~」と、乗機に合わせた決め台詞を吐いてくれる。因みに[[ガンダム]]に乗せると「ジムとは~」、また、[[グフイグナイテッド (ハイネ専用)|SEED世界のグフ]]に乗る[[ハイネ・ヴェステンフルス|あの人]]も同じ台詞を吐くが、[[死亡フラグ|声優の事情]]により同話では一発退場を受けた。
**ちなみに[[グフイグナイテッド (ハイネ専用)|SEED世界のグフ]]に乗る[[ハイネ・ヴェステンフルス|あの人]]も同じ台詞を吐くが、[[死亡フラグ|声優の事情]]により同話で物語より退場を受けた。
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*また、近年では『[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]』『銀魂』等のサンライズ製アニメにセルフパロディキャラが登場する事が多い。
*また、近年では『[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]』『銀魂』等のサンライズ製アニメに、ランバ・ラルのセルフパロディキャラが登場する事が多い。
 
 
*富野由悠季監督による[[小説|小説版]]『機動戦士ガンダム』はテレビ版とはストーリーや設定がかなり異なるのだが、ラルとハモンはその中でも最も相違点が目立つキャラクターとなっている。
 
*富野由悠季監督による[[小説|小説版]]『機動戦士ガンダム』はテレビ版とはストーリーや設定がかなり異なるのだが、ラルとハモンはその中でも最も相違点が目立つキャラクターとなっている。
**立場が総帥直属の親衛隊(S・S)で、ギレンの腹心。主に内地での監察や情報収集を手掛け、前線には出てこずモビルスーツにも乗らない。また、アムロ達とも一切絡まない。
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**立場が総帥直属の親衛隊(S・S)で、ギレンの腹心。主に内地での監察や情報収集を手掛け、前線には出てこずモビルスーツにも乗らない。アムロ達とも一切絡まない。
 
**ダイクン派の領袖の息子であった事を気にしており、それ故にギレンに忠誠を尽くしている。
 
**ダイクン派の領袖の息子であった事を気にしており、それ故にギレンに忠誠を尽くしている。
 
**しかし同時に、かつてハモンがギレンの愛人であった事から複雑な思いも向けており、ハモンが何者か(ダルシア首相とデギン公王)の指示を受けて動いていたのを半ば放置していた。結局それが巡り巡ってギレンの死につながる。
 
**しかし同時に、かつてハモンがギレンの愛人であった事から複雑な思いも向けており、ハモンが何者か(ダルシア首相とデギン公王)の指示を受けて動いていたのを半ば放置していた。結局それが巡り巡ってギレンの死につながる。
 
**シャアがジオンの子である事も調べ上げてギレンに報告。命令が下ればシャアを殺すこともやむなしと考える。
 
**シャアがジオンの子である事も調べ上げてギレンに報告。命令が下ればシャアを殺すこともやむなしと考える。
 
**ギレンの密命を受けて、ア・バオア・クーの味方もろともレビル艦隊とキシリアを消したソーラ・レイの責任者を尋問、射殺する。
 
**ギレンの密命を受けて、ア・バオア・クーの味方もろともレビル艦隊とキシリアを消したソーラ・レイの責任者を尋問、射殺する。
*安彦良和氏の漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、他のキャラクター同様年齢が上げられて45歳前後になっている他、ハモンよりもかなり小柄<ref>フィギュアなどでは160センチくらいで描写されている。</ref>でやや太ったアニメ版の設定が安彦氏の本意ではなかったため、特に身長が大きく見直されて相応の体格の軍人となった。そして政治や陰謀劇の作劇を得意とする漫画家としての安彦氏独自の視点で、名門ラル家をめぐるドラマが掘り下げられている。
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*漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、他のキャラクター同様年齢が上げられて45歳前後になっている他、ハモンよりもかなり小柄<ref>フィギュアなどでは160センチくらいで描写されている。</ref>でやや太ったアニメ版の設定が安彦の本意ではなかったため、特に身長が大きく見直されて相応の体格の軍人となった。そして政治や陰謀劇の作劇を得意とする漫画家としての安彦氏独自の視点で、名門ラル家をめぐるドラマが掘り下げられている。
**ラルの人物像はアニメ版同様の器量の大きさを持つのと同時に、「酒好き」でドズルと同様に「情にもろくて後先考えない熱血漢」として描かれた。これによりドズルが度々ラルの復権を図った事や、ラルがガルマ仇討ち作戦を引き受けた要因の一つとして、「二人が似た者同士で、シンパシーがあったから」との理由付けがされている。またハモンや[[クランプ]][[コズン・グラハム]]、タチ、そしてシャアとセイラの実母であるアストライア・トア・ダイクンとはズム・シティーのバー「エデン」を通じた十年来の知り合いであった事、ハモンと結婚しなかった理由についても描写されている。
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**名門の嫡男ながら自治運動のレジスタンスに身を投じた事でゲリラ戦を身に着けたことで職業軍人の道を歩み、ドズルに次ぐ地位になるものの、宇宙世紀0068年のダイクンの急死とザビ一党の権力闘争の敗北でラル家は没落。ザビ家との対立を望まなかった彼は、身辺警護を担当していたキャスバルとアルテイシアを救い出した際に、ダイクンの子を担いで反ザビ運動を続けようとした厄介者の父ジンバ・ラルもまとめて地球亡命を計画、[[クラウレ・ハモン]][[タチ]]らの助力で実行した。しかし父は地球でも活動を止めずに暗殺され、子どもたちの逃亡を図った責でラルも退役を余儀なくされる。
**アニメ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では多くのキャラクターがキャスト変更されており、ランバ・ラル役は喜山茂雄氏が担当している。
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**傷心のラルは酒に溺れ、若いころからの恋人であるハモンの酒場で用心棒まがいになっていた。しかしラルの軍人としての能力と人望を見込んだドズルの要請でモビルスーツ開発のテストパイロットとして軍務に復帰。MSパイロットとしてもすぐれた才覚を発揮して一年戦争緒戦のジオン軍勝利に貢献した。
***アニメ本編では一年戦争以前の若い姿がメインだが、『ガンダムバーサス』等のゲーム作品では従来の作品で広瀬氏が担当していた一年戦争時代のラルの声も喜山氏が演じている。これは2014年以降広瀬氏が病気療養のために休業している事も関係しているものと思われる。
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**しかしサイド2「ハッテ」で毒ガスによる住民虐殺作戦の実行<ref>ブリティッシュ作戦への布石。</ref>を「悪魔の所業だ」とドズルの前で拒否。命じるドズル自身ですら非人道的にすぎる作戦として悩んでいたため、ラルの拒否に激怒、抗命罪でまたも予備役編入となってしまった。しかしドズルはラルを見捨てておらず、また酒場の用心棒になっていた彼に、復権のチャンスとしてガルマ戦死後の仇討作戦の指揮官として現場復帰させ、本編通りの結末へと繋がっていく。
 
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**人物像はアニメ版同様の器量の大きさを持つのと同時に、「酒好き」でドズルと同様に「情にもろくて後先考えない熱血漢」として描かれた。これによりドズルが度々ラルの復権を図った事や、ラルがガルマ仇討ち作戦を引き受けた要因の一つとして、「二人が似た者同士で、シンパシーがあったから」との理由付けがされている。またハモンや[[クランプ]]、[[コズン・グラハム]]、タチ、そしてキャスバルとアルテイシアの実母であるアストライア・トア・ダイクンとはズム・シティーのバー「エデン」を通じた十年来の知り合いであった事、ハモンと結婚しなかった理由についても描写されている。
== 脚注 ==
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**『THE ORIGIN』アニメ版では多くのキャラクターがキャスト変更されており、ラルも喜山茂雄氏が担当している。アニメ本編では一年戦争以前の若い姿がメインだが、『ガンダムバーサス』などのゲーム作品では従来の作品で広瀬氏が担当していた一年戦争時代のラルの声も演じている。2014年以降広瀬氏が病気療養のため休業していることも関係していると思われる。
<references />
 
  
 
== 商品情報 ==
 
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== 資料リンク ==
 
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*[[GUNDAM:ランバ・ラル]]
 
*[[GUNDAM:ランバ・ラル]]
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== 脚注 ==
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<references />
  
 
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