「ミスター・ブシドー」の版間の差分

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{{登場人物概要
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#転送 [[グラハム・エーカー]]
| 外国語表記 = [[外国語表記::Mr. Bushido]]
 
| 本名 = [[グラハム・エーカー]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}}
 
| 声優 = {{声優|中村悠一}}
 
| 種族 = [[種族::地球人]]
 
| 性別 = [[性別::男]]
 
| 星座 = '''乙女座'''
 
| 年齢 = [[年齢::32]]歳
 
| 所属 = {{所属 (人物)|アロウズ}}
 
| 資格 = ライセンサー
 
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|高河ゆん}}(原案)<br />{{キャラクターデザイン|千葉道徳}}
 
}}
 
 
 
== 概要 ==
 
[[アロウズ]]に所属する謎の男。[[仮面キャラ|仮面]]<ref>顔面に直接着用する形式で、固定する為の紐が存在しないのが特徴である。また、ブシドーの仮面には'''普段用と戦闘用(顎の部分が無い簡素なもの)の2種類の仮面が存在'''しており、その点はスパロボにおいても律儀に再現されている。</ref>を被っているだけでなく、陣羽織を身に纏う等いささか異様な風貌をしている。
 
 
 
独自行動権限を持つ「ライセンサー」なだけあって実力は非常に高く、近接戦用の専用機でガンダムと互角に渡り合うなどかなりのものを持つ。だが、ガンダムと戦うこと以外には興味が無かった。その上、「ワンマンアーミー」を自称して「ライセンサー」であることを理由に単独行動をしたり、上官からの命令に従わない事も多く、ブシドーに対して不満を持つ者も多かった。
 
 
 
素性については自分の星座が乙女座であること、そして[[ビリー・カタギリ]]と親友であり、彼から「グラハ…」と言われるといった形で示唆されていたが、その正体は元[[ユニオン (00)|ユニオン]]の[[グラハム・エーカー]]であった。
 
 
 
[[スペースコロニー|コロニー]]「エクリプス」宙域で[[刹那・F・セイエイ]]に正体を明かし、決闘を申し込む。だが刹那に敗北し、死に急ごうとするが彼に「生きるために戦え」と諭され、思い留まる。そして、全ての戦いが終わりアロウズ解体後に仮面と妄念を捨て去り、元のグラハム・エーカーへと戻ったのであった。
 
 
 
=== その正体について ===
 
'''視聴者には仮面の必要性が皆無な程(台詞回しや[[声優|声]]で)正体がバレバレ'''だったのだが、本編では本人が口にするまで徹底的に正体が伏せられていた。挙句の果てに「ミスター・ブシドー」の名前が出てくる以前の回では'''「仮面の男」'''とクレジットされている。<ref>なお、『[[機動戦士ガンダム00]]』の1stシーズンまでのストーリーを扱った[[プレイステーション2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ』においても、ミスター・ブシドーの[[グラハム・エーカー|正体バレ]]を防ぐ為か、「仮面の男」名義で登場している。</ref><ref>一方、[[アリー・アル・サーシェス]]や[[リジェネ・レジェッタ]]等は、本編で名前が出てくる前からしっかりフルネームでクレジットされていた。</ref>これは「ミスター・ブシドー」が、本人が名を明かさないので外見から他者がつけた[[異名|ニックネーム]]であり、'''本人は迷惑がっている'''ということもあるかもしれない。
 
 
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
:ブシドーとしての初登場作品。今回は正体を明かしてもキャラクター名が「ブシドー」のまま。[[刹那・F・セイエイ|刹那]]が出撃すると彼を執拗に狙って来るが、今回は初戦の時点で既に[[極]]を習得しており、HARDモードでの最終戦ではエースボーナスによって確実に先手を取って来るので、なめて掛かると痛い目をみる。
 
:結末は原作通り生きて撤退するのだが、刹那との決闘は最終戦ではなく、[[ゼロレクイエム]]ルートなら[[ルルーシュ・ランペルージ|皇帝ルルーシュ]]の旗下に入って決戦に現れ、[[黒の騎士団]]ルートでは[[ホワイトファング]]に回収されて[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]の協力者として出てくる。
 
:ちなみに前作でグラハムが刹那に絡みまくっていたせいか、'''初戦で刹那に正体がバレている'''(原作ではブシドーが自ら正体を明かすまで気付かれなかった)。また、[[特殊戦闘台詞]]の種類がグラハムと同様(対刹那、対各種ガンダム、対[[早乙女アルト|アルト]])で、今回は対[[藤堂鏡志朗|藤堂]]用[[特殊戦闘台詞]]も用意されたが、味方側の専用台詞(対[[アロウズ]]以外)がまさかの[[アムロ・レイ|アムロ]]だけという散々な目に…。
 
 
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
:『00』は[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]で参戦なので登場しないが、グラハムが[[黒歴史|「ミスター・ブシドー」であった頃を恥じている]]言動を見せたり、[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ロックオン]]に'''「もう[[仮面キャラ|変な仮面]]被るなよ」'''とネタにされたりしている。
 
:しかし、皮肉なことに第一部終盤で'''グラハムが「ミスター・ブシドー」でなかったがために世界の危機に出撃する事が出来ない'''という場面が存在する。
 
 
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦OperationExtend]]
 
:第5章にて'''ブシドー名義で味方参戦する'''。
 
:初登場は第3章。ゼクスと同様、[[キシリア・ザビ|キシリア]]配下の[[オルトロス隊]]に参加した元連邦のエースとして登場、呼称に対する抵抗も無い。原作より視野は広く、[[ミューカス]]の脅威を認識しキシリアに賛同しているが、一方で[[刹那・F・セイエイ|ガンダムエクシアの少年]]との決着も所望している。
 
:第5章サブミッション「仮面の下の決意」にて、[[シャア・アズナブル|シャア]]や[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]と共に[[コネクト・フォース]]の[[アムロ・レイ|代]][[ヒイロ・ユイ|表]][[刹那・F・セイエイ|者]]達に[[ガンダムファイト|決闘]]を挑む。しかし、戦闘中に[[ミューカス]]の襲撃に会い、迷う事無く[[ガンダムファイト|決闘]]を中断してミューカスへの戦闘に移った三人を見て、「自分達は決闘に拘るあまりに対処が遅れた」と精神的な敗北を悟る。そしてゼクスと共に[[コネクト・フォース]]へ参加する事になる。
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
:本作において登場しない『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[ネオ・ロアノーク]]の立ち位置を部分的に担っている(彼の正体である[[ムウ・ラ・フラガ]]がMIAにならない為)。
 
 
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
『第2次Z再世篇』ではルートによっては事実上の『00』の版権[[ラストボス|ラスボス]]になる([[ゼロレクイエム]]はアロウズと[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]勢力壊滅後に設定されている)。能力はミリアルドよりいくらか劣るが、それでもなおスキルも機体も初戦からかなり強い。接近してブシドーと戦う場合は、いくらエースボーナスと[[イノベイター]]を習得した刹那でも油断できない。
 
 
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
:'''[[加速]]、[[直感]]、[[突撃]]、[[熱血]]、[[気迫]]、[[魂]]'''
 
;[[スーパーロボット大戦OperationExtend|OE]]
 
:'''[[加速]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[気合]]'''
 
 
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
:'''[[極]]、[[底力]]、[[カウンター]]、[[気力限界突破]]、[[闘争心]]、[[Eセーブ]]、[[サイズ差補正無視]]、[[ダッシュ]]'''
 
:最初から8つのスキル所持の上に、[[性格]]と闘争心のおかげであっという間に極が発動する。…というか、'''シナリオ中では「極みに達する事が出来ない」と言われたのに「[[極]]」がある'''点がツッコミ所である。
 
;[[OE]]
 
:
 
:;味方時
 
::'''[[底力]]、[[武士道]]、[[闘争心]]'''
 
:;敵時
 
::'''[[底力]]、[[極]]、[[二連撃]]'''
 
 
 
=== 固有[[エースボーナス]] ===
 
;特殊スキル『カウンター』発生率+100%
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で採用。HARDモードで修得された敵エースボーナスにしては珍しくユニークかつ強力なものではなく、味方キャラである[[黎星刻|星刻]]と同一(今回は[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]も[[ガイオウ]]のエースボーナスと同一だが)。どちらにせよ反撃に備えずに挑むことはまずないので、実害はあまりない。どう考えても、グラハムの頃のエースボーナスの方が厄介である。
 
:なお、「必ず相手の先手を取る」というのは戦闘技術としては優れたものであり、ブシドーが「極み」を目指した境地という事の表現とも考えられる。しかし、かつてのように[[精神コマンド]]を伴わないということは、見方によっては彼の「極み」には精神が伴っていないという暗喩なのかもしれない。
 
;気力(初期気力+5/気力最大値+10)
 
:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』で採用。
 
 
 
== パイロットBGM ==
 
;「儚くも永久のカナシ」
 
:2nd前期のOPテーマ。
 
 
 
== 人間関係 ==
 
;[[ビリー・カタギリ]]
 
:ブシドー本人曰く「盟友」。口を滑らして危うく(?)ブシドーの正体を言いかけた<ref> なお、'''『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では思いきり「[[グラハム・エーカー|グラハム]]」と言ってしまっている'''。</ref> 。その後は専用機を開発し、彼をサポートする。
 
;[[カティ・マネキン]]
 
:ライセンサーである事を盾にして命令に従わないブシドーに、不満を隠せなかった。
 
;[[バラック・ジニン]]
 
:同僚だが、「ガンダムを見逃す」といったブシドーの行為に対して困り果てていた。
 
;[[ルイス・ハレヴィ]]
 
:部下。直接の関わりは少ないが、ブシドーについて知っていた様子。
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
 
:「愛を超え、憎しみを超越し、宿命となった」因縁の相手(どちらかと言えば、ブシドーが一方的に絡んでいる)。
 
:一方、刹那は「自分たちが生み出した歪みの一つ」として果し合いを受ける。
 
;[[ホーマー・カタギリ]]
 
:[[アロウズ]]司令官。彼を通じて[[武士道]]を学んだ(内容理解が不十分な事をどう思っていたかは描写されていない)だけでなく、「ライセンサー」の免許を渡した。
 
;[[リボンズ・アルマーク]]
 
:彼を通じて果し合いの場を設けた。リボンズはブシドーの事を'''「ガンダムと対等に戦える数少ないパイロット」'''と評し、本来イノベイターが自由行動を行う為に存在する「ライセンサー」の免許を彼に渡している事からもその実力を評価していたようである。
 
;[[ハワード・メイスン]]、[[ダリル・ダッジ]]
 
:今は亡きかつての部下達。彼等への思いからか、[[マスラオ]]の[[ビームサーベル]]の銘は「ハワード」と「ダリル」である。
 
 
 
== 他作品との人間関係 ==
 
=== ガンダムシリーズ ===
 
;[[キシリア・ザビ]]
 
:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』では、彼女が設立した[[地球連邦政府|連邦]]と[[ジオン公国|ジオン]]の和平を目的とした特殊部隊「[[オルトロス隊]]」に参加することに。
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
:『OE』におけるオルトロス隊の同僚。同じく同僚のゼクスと共に三人とも[[仮面キャラ|仮面を被り]][[ライバル|「ガンダム」に対して並々ならぬ因縁を抱えている者]]同士である。PVで三人の会話が流れた際にはユーザーの笑いを誘ったとか誘ってないとか。
 
;[[ゼクス・マーキス]](ミリアルド・ピースクラフト)
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』における以前からの戦友で、ブシドーの過去を知る彼は初対面時にすぐに[[グラハム・エーカー|ブシドーの正体]]を見抜いている。
 
:『第2次Z再世篇』終盤には[[ゼロレクイエム]]ルートでも[[黒の騎士団]]ルートでも共に因縁の相手たるガンダムパイロットとの決着を着け、生きる事を選び行方を眩ます。
 
:『OE』ではオルトロス隊の同僚。
 
;[[トレーズ・クシュリナーダ]]
 
:『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートにおいては最終的に彼に付き、刹那との最後の対決に赴く。
 
 
 
=== リアル系 ===
 
;[[藤堂鏡志朗]]
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では彼との絡みが多く、戦闘アニメでの[[特殊戦闘台詞]]も用意されている。
 
:初対面時にブシドーが去った後、心の中で呟いた'''「私情で剣を抜くものに極みは達せない」'''という言葉は、ブシドーというキャラクターの核心を突いている。
 
;[[扇要]]、[[玉城真一郎]]
 
:『第2次Z再世篇』にて、初めて対面した際に度肝を抜かされる。
 
;[[枢木スザク]]
 
:『第2次Z再世篇』では、彼を「『修羅道』に堕ちた若武者」と評する。
 
:また、終盤の[[黒の騎士団]]ルートでは彼に「ナイトオブゼロ(原作でのゼロに仕える騎士という意味ではなく、仕える者の無い騎士という意味)」の称号を与えるというクロスオーバーが有る。
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]
 
:『第2次Z再世篇』[[ゼロレクイエム]]ルートにおいては最終的に彼に付き、刹那との最後の対決に赴く。
 
;[[早乙女アルト]]
 
:
 
;[[イプシロン]]
 
:『第2次Z再世篇』アザディスタン制圧戦にて対面して「[[モビルドール]]を否定し、信念で戦う者同士」で共感している。
 
 
 
== 名台詞 ==
 
;「少年!」
 
:[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の事をこう呼ぶ。
 
:1stシーズンでもアザディスタンで会った際や最終話で刹那のことを「少年」と言っているのでブシドーになって言い始めたわけではないが、しつこくこう呼ぶので印象に残った視聴者も多いはず。
 
;「そうか…現れてくれたか。自分が乙女座であったことを、これほど嬉しく思ったことはない」
 
:2nd第1話「天使再臨」より。[[ソレスタルビーイング]]のガンダムが現れたという知らせを聞いて。相変わらず[[グラハム・エーカー|乙女座に拘っている]]らしい。というか、別にガンダムが現れたのは乙女座とは関係無い。
 
;「なんという僥倖! 生き恥を晒した甲斐が、あったというもの!」
 
:2nd第4話「戦う理由」より。[[ダブルオーガンダム]]の[[パイロット]]が刹那であることを察して。本当に感極まった様子である。
 
:なお、上記の台詞に対して'''「[[武士道]]に被れたブシドーの恰好が生き恥じゃないのか?」'''とツッコんだ視聴者もいたとか…。
 
;「断固辞退する。私は司令部より、独自行動の免許を与えられている。つまりはワンマンアーミー…たった一人の軍隊なのだよ」
 
:2nd第5話「故国燃ゆ」より。[[カティ・マネキン|カティ]]の命令を拒否して。[[組織]]からすれば、傍迷惑なんてものではないだろう。
 
;「興が乗らん!」
 
:[[カタロン]]へのオートマトン襲撃作戦をこの一言で抜ける。要するに「たとえ命令でも'''虐殺には加担しない'''」という事。良識を捨てていない事が伺える。
 
:だが、その一方で[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]やカティ等やむなく作戦に参加する人物も描写されている為、[[ライセンサー]]の権限とはいえ問題行動に見えてしまう。
 
:とはいえ、ライセンサーに許されているのは独自行動だけ(つまり部隊の作戦を中止する権限は無い)なので、やむを得ない点も有るには有るのだが…。
 
;「肩に動力のある二個付きのガンダムは私が相まみえる。干渉、手助け、一切無用!」
 
:2nd第6話「傷痕」より。ダブルオーが相手にいることを確認して。言わずとも、ガンダムを相手に出来るのはブシドーくらいだろうが…。
 
;「そうだ…これとやりたかった!」
 
:2nd第7話「再会と離別と」より。[[トランザム]]を発動したダブルオーに対して。ようやく本気を出したと嬉しい様子。
 
:その後、実際にトランザムを発動したダブルオーと互角に渡り合えているのだから、ブシドーの実力は凄まじいものである。
 
;「ならば斬る価値も無し!」
 
:直後、オーバーロードを起こしたダブルオーを見逃して。ブシドーにとっては本気の機体でなければ意味が無いので気持ちは解るが、この後[[バラック・ジニン|ジニン]]から「いくらなんでも勝手が過ぎる!」と当然の突っ込みを受けた…が、当の本人は「聞く耳持たぬ」とどこ吹く風。
 
:なお、スペシャルエディションII「エンド・オブ・ワールド」では上記の台詞がカットされている。
 
;「勝手にそう呼ぶ…迷惑千万だな」
 
:2nd第9話「拭えぬ過去」より。[[ビリー・カタギリ|ビリー]]から「今はミスター・ブシドーだったね」と言われて。何と'''今の名前は他称だった上に自分は嫌っていた'''事が判明した瞬間。
 
:だが、服装や'''本名を名乗らない'''<ref>とは言え、確かに作中で「ミスター・ブシドー」と名乗った場面もなく、'''「本名を名乗らない」というのはあくまで視聴者視点でしかない'''。周囲には普通に「グラハム・エーカー」と名乗っていた可能性ももちろん有る。</ref>故に、そう言われても説得力が無い。ビリーには「気に入っているのかと思っていた」と突っ込まれている。
 
;「最高のスピードと最強の剣を所望する」
 
:ビリーが試作していた[[モビルスーツ]]に対する注文。ビリーはこのブシドーからのオーダーに応えて新型機[[マスラオ]]を完成させる(2nd第14話にて)。
 
:ちなみに、マスラオの完成時には'''「[[ユニオンフラッグ|フラッグ]]の面影が垣間見える…見事な造形だ! カタギリ」'''と感想を述べた。
 
;「邪険にあしらわれるとは! ならば、君の視線を釘付けにする!」<br />「とくと見るがいい…盟友が作りし、我がマスラオの奥義を!」
 
:2nd第15話「反攻の凱歌」(および2nd第16話「悲劇への序章」)より。[[軌道エレベーター|アフリカタワー]]で刹那を待ち伏せして。そして「奥義」である[[トランザム]]を発動し、刹那を驚愕させる。
 
:ちなみに、脚本家の黒田洋介氏はミスター・ブシドーがトランザムを使用する際の台詞に'''「いきり立て! 私のマスラオ!!」'''というものを考えていたのだが、水島精二監督からストップを掛けられて没にしたとの事。
 
;「私は純粋に戦いを望む! ガンダムとの戦いを! そしてガンダムを超える! それが私の…生きる証だ!!」
 
:2nd第16話「悲劇への序章」より。刹那と交戦して。だが、刹那は「今は戦いを望んでいない自分がいる」と返しており、この時点で二人の明暗が分かれている。
 
;「あえて言うぞ、少年! 覚えておくがいい!」
 
:交戦相手の刹那に[[プトレマイオス2]]からの増援が来た事、またトランザムによってマスラオの[[GN粒子]]残量が残りわずかとなった為にブシドーは撤退した。
 
:一見迷台詞にも思われるが、「あえて言うぞ」というあたりにせっかくの勝負がまたしても水入りになってしまった事に対する悔しさがにじみ出ているようだ。
 
;「この私、グラハム・エーカーは君との果し合いを所望する!」
 
:2nd第21話「革新の扉」より。[[仮面キャラ|仮面]]を外し、決闘を申し込む。ようやく正体が判明した瞬間…なのだが、最初からバレバレだったのは言うまでもない。
 
;「無論だ! 私の空を汚し、同胞や恩師を奪い、フラッグファイターとしての矜持すら打ち砕いたのは他でもない、君とガンダムだ!」<br />「そうだとも! もはや愛を超え、憎しみをも超越し、宿命となった!!」
 
:刹那に対しての糾弾。
 
:同胞や恩師を奪った[[リボンズ・アルマーク|輩]]が自分らの陣営に立ち、輩の根源を生み出した存在=ソレスタルビーイングと対峙している。その苛立ちをガンダムにぶつけなければ自分を保てなかったのだろう。当然のことながら刹那は4年前の[[愛]]の告白の時のように「宿命!?」と思わず鸚鵡返しに発言していた。
 
;「一方的と笑うか? だが、最初に武力介入を行ったのはガンダムだということを忘れるな!」
 
:上記の台詞の締め。一理有るし、刹那も「グラハムの歪みを生んだのは自分達」と認めているが、刹那に対して最初に仕掛けてきたのはグラハムの方である(1st第2話「ガンダムマイスター」ラストシーンより)。
 
;「た、戦え…少年…! 私を切り裂き、その手に勝利を掴んでみせろぉ!!」
 
:2nd第22話「未来のために」より。[[スサノオ|機体]]を撃破され、介錯を求める。だが、刹那からは「生きる為に、戦え」と諭される。
 
:それにしても、ガンダムで勝利を掴めと聞くと[[ドモン・カッシュ|彼]]とその[[ゴッドガンダム|愛機]]を連想してしまう。
 
;「[[武士道]]とは…死ぬことと見つけたり…」<br />「くっ…武士道とは…!!」
 
:自決しようとするが、刹那の言葉で思い留まる。そして…。
 
 
 
=== 他媒体での名台詞 ===
 
;そうだ、キミは私のプリマドンナ!<br />エスコートをさせてもらおう!
 
:[[小説|ノベライズ版]]におけるダブルオーガンダムとの初戦闘時の地の文。
 
:相変わらずガンダムを女性扱いであるが、この直前に刹那に向けて「決着はついていない」だの、「心ゆくまで踊りあかそうではないか」だの、ねちっこく決着を(地の文で)迫っている(一々語尾に「ガンダム」ではなく、「少年」と付けているので…)。しつこくて諦めが悪いのも相変わらずのようだ。
 
;正確には、182回と言わせてもらおう!
 
:ノベライズ版における「([[ダブルオーライザー]]と)何回剣戟を重ねたかわからないほどだ」と'''地の文に言われた際のツッコミ'''。
 
:一々剣戟の回数を数えているだけでも相当アレだが、ギャグ作品でもないのに地の文にツッコミを入れるとは……。この迷発言のせいで'''刹那とは別の意味で変革している'''と言われる事も。一応、その前後の地の文は全てブシドーのものと考えればフォローは可能ではある。
 
 
 
== 迷台詞 ==
 
;「よぉーし全員手を上げろ! 地面にヒザを着いて、両手を頭の後ろにおけぇ! いいから早くしろ時間がないんだ!」<br/>「俺だ! 今容疑者を確保した。核爆弾の解除コードをそちらに転送する! 15分? 10分でやるんだ!」<br/>「すまない、約束する。後でかけ直す!」
 
:[[ドラマCD]]第3弾「機動戦士ガンダム00 アナザーストーリー COOPERATION 2312」より。初登場時の台詞。
 
:米国のドラマ『24』シリーズの[[主人公]]ジャック・バウアー([[声優]]の小山力也氏が吹き替えを担当)のモノマネなのだが、妙に似ている。
 
;「君、萌えが足りんのだよ!」<br />「私はノンケな美少年が嫌がりながらも私に屈服していく状況を所望している!」<br/>「収録が終ったら謝ります! 作家が!! 土下座もさせていただきます! 作家が!! だから!」<br/>「はぁ、わかった…末吉君、済まん! 聞いてるか!? 末吉君! 済まんッ!!」<br />「さらばだ、少年! ちょりーっす!!」
 
:同ドラマCDより。仮面を付けても相変わらずである。
 
 
 
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 ==
 
;「既に名は捨て去った。呼びたければミスター・ブシドーとでも呼んでくれればいい」<br />「兵士たちが自分を遠巻きにしながら、そう口にしていた」
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』での初登場時の名乗り。原作ではミスター・ブシドーと呼ばれるのを不快に思っており、自分からそう名乗った事は無い(そもそも名を捨て去ったなどとは一言も言っていない)が、『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』では気にしない事にしたらしい。
 
;「フ…仮面を脱ぎ捨てたあなたと仮面を身につけた私の再会か…。奇妙な縁だな」
 
:『第2次Z再世篇』より。[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]となったゼクスと再会しての一言。
 
;「カタギリ…。君も修羅道に…いや魔道に堕ちたのか…」
 
:『第2次Z再世篇』より。[[ゼロシステム]]の影響を受けて豹変したビリーの様子に絶句して。
 
;「アヘッドよ…。今日まで、よく私と共に戦ってくれた。お前の忠義を私は忘れない」<br />「ZEXIS! そして、ガンダムよ! 次は我が友が造りし、新たな剣でお相手を願おう!」
 
:『第2次Z再世篇』より。[[アヘッド・サキガケ]]を破壊されて。原作では戦闘機会が少なく退場してしまった[[アヘッド]]に対しても愛着があった事が伺える。
 
;「フ…そのような無粋な真似を同志に出会えた喜びに震える私が何故しなければならない?」<br />「左様。…人は私をミスター・ブシドーと呼ぶ。貴官と同じく誇りを背負い戦う者だ」
 
:『第2次Z再世篇』より。[[モビルドール]]を嫌悪する[[イプシロン]]にその事を上層部に伝えるかと問われた際の台詞。
 
;(若武者も修羅道に堕ちたか…人は変わるものだ)
 
:『第2次Z再世篇』より。炎に包まれる[[アザディスタン王国]]で[[ZEXIS]]を包囲し、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]への敵意を剥き出しにする[[枢木スザク|スザク]]を一瞥してのモノローグ。また、暗に己自身を自嘲する台詞にもなっている。
 
;「なるほど! ナイトオブゼロという事か!」
 
:『第2次Z再世篇』より。[[黒の騎士団]]ルートにてスザクと対峙した際に「ナイトオブセブンの名は今の自分に相応しくない」「今の自分は空っぽの騎士だ」と言われた際の返答。
 
:まさかのブシドーによるナイトオブゼロ命名に多くのプレイヤーが驚愕したが、スザクは前向きに受け取り、以後「ナイトオブゼロ」を名乗るようになる。
 
;「生き恥と笑わば笑うがいい。だが、私は生まれ変わるために己を越えなければならん!」<br />「そのためには愛も憎しみも宿命も超越した戦いをここに所望する!」
 
:『第2次Z再世篇』より。再登場時の台詞。原作では刹那に敗れたあとエピローグでビリーの下に訪れるまで音沙汰がなかったブシドーだが、本作では「[[武士道]]とは死ぬことと見つけたり」に自分なりの答えを出し、ガンダムではなく自分自身の歪みに決着をつけるべく戦場に立つ。
 
;「…ゼクス・マーキス……我が永遠の戦友よ…」
 
:『第2次Z再世篇』第53話(黒の騎士団ルート)「最後の勝利者」で撃墜せずにシナリオクリアした場合。ここから下の台詞のガンダムと仮面との別れの部分につなぎ、そのまま戦場を去っていく。
 
:下の台詞の場合、彼なりの武士道にけりをつけた姿を藤堂が認める言葉があるが、この結末の場合は特にコメントはない。
 
;「我が魂が浄化されていくようだ……」<br />「さらば、ガンダム……さらば、我が仮面よ……」
 
:同じく『第2次Z再世篇』より。第53話(黒の騎士団ルート)「最後の勝利者」での撃墜後。
 
:この後スサノオが爆散するためまるで死んだように見えるが、[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版]]の事や「我が仮面」に別れを告げている事、刹那が直後に「生きろ」と言っている事から、[[グラハム・エーカー|本来の自分]]に戻ったのであろう。
 
;「最後の侍、藤堂鏡志郎! いざ勝負!!」<br />「さすがは藤堂! 我が士道の心の師!」
 
:『第2次Z再世篇』より。[[藤堂鏡志朗]]に対する[[特殊戦闘台詞]]。
 
;「ブシドーです。以後、お見知りおきを」
 
:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』にて[[オルトロス隊]]合流時の自己紹介。…'''お前は一体何を名乗ってるんだ'''。
 
 
 
== 搭乗機体 ==
 
一貫して[[変形]]機構が存在しない、近接戦闘に特化した機体に搭乗する。
 
;[[アヘッド・サキガケ]]
 
:[[アロウズ]]での搭乗機。ブシドーの拘りを反映したのか、近接戦闘向きの機体であり、GN[[ビームサーベル]]も日本刀を模した形状である。
 
;[[マスラオ]]
 
:[[ビリー・カタギリ|盟友]]に製作を頼んだ機体。[[ユニオンフラッグ|フラッグ]]ベースの新型試作機を急遽[[改造]]したものであり、盟友には「[[トランザム|最高のスピード]]」と「最強の剣」を所望した。
 
:;[[スサノオ]]
 
::マスラオの改造発展機。
 
;[[アヘッド]]
 
:[[プレイステーション2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ』における搭乗機体。
 
:ただし、使用する武器はアヘッド・サキガケと同じく日本刀状のGNビームサーベルになっている。
 
 
 
== 余談 ==
 
*ミスター・ブシドーの振る舞いは、スタッフが語ったように'''「『五輪書』等を頑張って[[英語|英訳]]した、間違った[[武士道|武士かぶれ]]」'''である。
 
**ブシドー本人は『00』1stシーズンで[[刹那・F・セイエイ|刹那]]から「歪み」を指摘されての行動だったようだが、何かを勘違いしてしまったようにしか思えない。ただし、「[[ガンダムタイプ #西暦作品(機動戦士ガンダム00シリーズ)|ガンダム]]に執着していなければ自分を保てなかった」等といった発言も有る為、色々迷走していたのだろう。
 
*'''実は、ミスター・ブシドーは『[[機動戦士ガンダム00]]』1stシーズン最終話「刹那」のエピローグにて初登場している'''。
 
**ただし、初登場した際のブシドーは[[仮面キャラ|仮面]]を付けていたが、陣羽織を着用していない。ついでに、制服も[[地球連邦軍 (00)|連邦軍]]仕様となっている。
 
*『00』のキャラクターデザイン(原案)を担当した高河ゆん氏によると「元々の設定では、ミスター・ブシドーの仮面には顔面に固定する為の紐が存在していた」との事。
 
**なお、高河氏は「紐が有る仮面の方が格好良い」との考えの元、カード用イラスト(カードダスマイスターズ 機動戦士ガンダム00 マイスターワークス 4ever)において紐付きの仮面を着用したミスター・ブシドー(とグラハム)を描いている。
 
*『機動戦士ガンダム00』と同じく黒田洋介氏がシリーズ構成を務めた『[[機神咆吼デモンベイン]]』には「ミスター・ブシドー」の[[異名]]を持つ[[魔術師]][[ティトゥス]]が登場する。
 
**『[[スーパーロボット大戦UX]]』においては、ミスター・ブシドーと[[声優]]が同じ[[森次玲二]]がティトゥスを「ミスター武士道」と呼ぶ[[声優ネタ]]が有る。
 
*[[声優]]の杉田智和氏はWebラジオ番組『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]』のコーナーの中で、ミスター・ブシドーのパロディキャラクター「'''ミスター・リビドー'''」を披露している。
 
**[[ラテン語]]で「欲望(特に、性的衝動を指す)」の意を持つリビドー(Libido)という単語から容易に予想できる事であるが、「ミスター・リビドー」を演じた杉田氏はミスター・ブシドー(および[[グラハム・エーカー|ブシドーの正体である人物]])の名台詞を[[猥歌|下ネタ風にアレンジした台詞]]を連発した。
 
**なお、「ミスター・リビドー」については杉田氏の同業者達の話題になった模様で、杉田氏は後日ミスター・ブシドーを演じた声優である中村悠一氏(杉田氏の親友)本人から怒られてしまったらしい。
 
 
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
 
 
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