「フル・フロンタル」を編集中

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| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
 
| 異名 = シャアの再来
 
| 異名 = シャアの再来
| 種族 = [[種族::地球人]]([[スペースノイド]]、[[強化人間]])
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| 種族 = 地球人([[スペースノイド]]、[[強化人間]])
| 性別 = [[性別::]]
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| 性別 = 男
| 所属 = {{所属 (人物)|袖付き}}
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| 所属 = [[ネオ・ジオン]]([[袖付き]])
| 役職 = [[役職::首魁]]
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| 役職 = 首魁
| 階級 = [[階級::大佐]]
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| 階級 = 大佐
 
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'''フル・フロンタル'''は『[[機動戦士ガンダムUC]]』の登場人物。
 
'''フル・フロンタル'''は『[[機動戦士ガンダムUC]]』の登場人物。
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かつての指導者であったシャアが戦闘中に行方不明となり、ジオン独立の理想が消えつつあったネオ・ジオンの残党兵達にとっては、外見も実力もシャアの生き写しのような彼は希望の象徴ともいえる存在になっており、絶大なカリスマ性を発揮している。
 
かつての指導者であったシャアが戦闘中に行方不明となり、ジオン独立の理想が消えつつあったネオ・ジオンの残党兵達にとっては、外見も実力もシャアの生き写しのような彼は希望の象徴ともいえる存在になっており、絶大なカリスマ性を発揮している。
  
地球連邦の存続事態を脅かし得る程の強大な「力」を持った「[[ラプラスの箱]]」やその鍵を握る[[ユニコーンガンダム]]を巡り、[[バナージ・リンクス]]や[[ロンド・ベル]]と激突を繰り返す事になる。箱の利用方針に関しては、[[ザビ家]]三男[[ドズル・ザビ]]の遺児であり、シャアとも縁深いオードリー・バーン([[ミネバ・ラオ・ザビ]])と対立している。
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地球連邦の存続事態を脅かし得る程の強大な「力」を持った「[[ラプラスの箱]]」やその鍵を握る[[ユニコーンガンダム]]を巡り、[[バナージ・リンクス]]や[[ロンド・ベル]]と激突を繰り返す事になる。箱の利用方針に関しては、[[ザビ家]]三男[[ドズル・ザビ]]の遺児であり、シャアとも縁深い[[オードリー・バーン]]([[ミネバ・ラオ・ザビ]])と対立している。
  
 
謎めいた言動の多い掴み所の無い人物で、時には味方にとっても理解しきれない部分を見せる事がある一方、シャア本人にしか知りえない独白や経験を知っている節を見せる事もある。実質的な「スペースノイドの希望」であることから自身を「宇宙民の意志を受け入れる『器』」と称している。また、仮面で素顔を隠してはいるが、自らがシャアの代替の存在ということから仮面=シャア・アズナブルの記号でしかないと捉えており、バナージの依頼であっさりと外したこともある。
 
謎めいた言動の多い掴み所の無い人物で、時には味方にとっても理解しきれない部分を見せる事がある一方、シャア本人にしか知りえない独白や経験を知っている節を見せる事もある。実質的な「スペースノイドの希望」であることから自身を「宇宙民の意志を受け入れる『器』」と称している。また、仮面で素顔を隠してはいるが、自らがシャアの代替の存在ということから仮面=シャア・アズナブルの記号でしかないと捉えており、バナージの依頼であっさりと外したこともある。
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=== その素性 ===
 
=== その素性 ===
その正体はジオン残党軍をひそかに支援していたジオン共和国のモナハン・バハロ国防大臣らが用意した'''(一年戦争時の)シャア・アズナブルを模して作り上げられた[[強化人間]]'''である。
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その正体はジオン残党軍をひそかに支援していたジオン共和国のモナハン・バハロ国防大臣らが用意した'''(一年戦争時の)[[シャア・アズナブル]]を模して作り上げられた[[強化人間]]'''である。
  
 
“赤い彗星”という絶対的指導者を失った後、[[ネオ・ジオン]]残党が数だけの烏合の衆となり始めたことを危惧した「袖付き」のスポンサーたちは、シャアに代わるカリスマとしてシャアそっくりに整形手術を行い製造した「シャアの偽物」を送り込んだというわけである。フロンタルは連邦側からの完全独立を画策していたバハロ国防大臣らの操り人形であり(自身を『器』と称しているのも、そういった立場を意識してかもしれない)、外見や雰囲気をシャアに似せているのもプロパガンダの手段に過ぎない。なおこの計画でシャアの代役候補として用意された強化人間はフロンタルだけではなく、『[[機動戦士ガンダムUC]]』の続編『[[機動戦士ガンダムNT]]』で、失敗作とされたものの一人である[[ゾルタン・アッカネン]]が登場する。
 
“赤い彗星”という絶対的指導者を失った後、[[ネオ・ジオン]]残党が数だけの烏合の衆となり始めたことを危惧した「袖付き」のスポンサーたちは、シャアに代わるカリスマとしてシャアそっくりに整形手術を行い製造した「シャアの偽物」を送り込んだというわけである。フロンタルは連邦側からの完全独立を画策していたバハロ国防大臣らの操り人形であり(自身を『器』と称しているのも、そういった立場を意識してかもしれない)、外見や雰囲気をシャアに似せているのもプロパガンダの手段に過ぎない。なおこの計画でシャアの代役候補として用意された強化人間はフロンタルだけではなく、『[[機動戦士ガンダムUC]]』の続編『[[機動戦士ガンダムNT]]』で、失敗作とされたものの一人である[[ゾルタン・アッカネン]]が登場する。
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フロンタルの存在を一言で表現するなら「スペースノイドが理想として持つ『赤い彗星』像の体現」であり、本人もその理想に自らを合わせる形で振舞っている。
 
フロンタルの存在を一言で表現するなら「スペースノイドが理想として持つ『赤い彗星』像の体現」であり、本人もその理想に自らを合わせる形で振舞っている。
  
フロンタルはシャア本人にしか知りえない独白や経験を知っていると思しき一面も見せており、当人は「アクシズ・ショックを経てもなお変わらなかった人類に絶望した、[[サイコフレーム]]に宿るシャアの意思がその模写である自らに宿ったゆえである」と語っている。どういった経緯でシャアの思念が宿ったのか、またそもそも彼の主張の真偽も判然としないが、宿っているとしてもそれはシャアの思念の一部分でしかなく、しかしフロンタルはその背景からシャアとは全くの別人でもない。バナージ・リンクスがフロンタルの中に見た「虚無」の正体がまさにこれで、肉体を動かしているのはフロンタルでありながら、その根幹にあるのはシャアという別の人間の記憶や経験、という不協和音である。
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フロンタルはシャア本人にしか知りえない独白や経験を知っていると思しき一面も見せており、当人は「アクシズ・ショックを経てもなお変わらなかった人類に絶望した、[[サイコフレーム]]に宿るシャアの意思がその模写である自らに宿ったゆえである」と語っている。どういった経緯でシャアの思念が宿ったのか、またそもそも彼の主張の真偽も判然としないが、宿っているとしてもそれはシャアの思念の一部分でしかなく、しかしフロンタルはその背景からシャアとは全くの別人でもない。[[バナージ・リンクス]]がフロンタルの中に見た「虚無」の正体がまさにこれで、肉体を動かしているのはフロンタルでありながら、その根幹にあるのはシャアという別の人間の記憶や経験、という不協和音である。
  
 
OVA版においては、特にEP7で小説版と違う人物像になっている。行動自体は小説版と大きく違わないが、意思は明確にシャアそのものであるような描写がされており、また器と自称しながらも彼自身の意思で行動しているようにも見える。最終決戦でもバナージを説得することにこだわった結果、対話によって敗北するという結末を迎える。
 
OVA版においては、特にEP7で小説版と違う人物像になっている。行動自体は小説版と大きく違わないが、意思は明確にシャアそのものであるような描写がされており、また器と自称しながらも彼自身の意思で行動しているようにも見える。最終決戦でもバナージを説得することにこだわった結果、対話によって敗北するという結末を迎える。
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦BX}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦BX}}
:登場こそするものの、今作では他に宇宙世紀作品が参戦していないためにクロスオーバーが少なめで、UCの原作再現が中盤からな上にルート分岐によっては終盤まで殆ど登場せず、味方側に因縁のあるキャラクターが少ない事もあって『第3次Z』と比べると影が薄いが、兼役のついでか新録ボイスが多い。
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:登場こそするものの、今作では他に宇宙世紀作品が参戦していないためにクロスオーバーが少なめで、UCの原作再現が中盤からな上にルート分岐によっては終盤まで殆ど登場せず、味方側に因縁のあるキャラクターが少ない事もあって『第3次Z』と比べると影が薄い。
 
:能力こそ高いが『第3次Z』のように精神コマンドの使用等はしてこない事に加えルーチンの関係でHPの多い機体ばかり狙うので、シナンジュ搭乗時に共通ルートで戦う際はリディのバンシィ・ノルンだけを狙い続けるため、さほど強くは感じられないかもしれない。
 
:能力こそ高いが『第3次Z』のように精神コマンドの使用等はしてこない事に加えルーチンの関係でHPの多い機体ばかり狙うので、シナンジュ搭乗時に共通ルートで戦う際はリディのバンシィ・ノルンだけを狙い続けるため、さほど強くは感じられないかもしれない。
 
:最終決戦時にはネオジオングに搭乗するも、全回復を乱発するBXのボス勢の中で50%程しか回復しない彼は良心的に見える。また、プレッシャーとガードを持つものの、同時期に登場するボスクラスの敵が持つ底力を持たないため、相対的に脆く感じるかも。登場マップは敗北条件に指定されている機体が多く、彼の機体も他のボス機体同様、圧倒的な射程と範囲のMAP兵器を搭載しているのでそこだけは注意したい。
 
:最終決戦時にはネオジオングに搭乗するも、全回復を乱発するBXのボス勢の中で50%程しか回復しない彼は良心的に見える。また、プレッシャーとガードを持つものの、同時期に登場するボスクラスの敵が持つ底力を持たないため、相対的に脆く感じるかも。登場マップは敗北条件に指定されている機体が多く、彼の機体も他のボス機体同様、圧倒的な射程と範囲のMAP兵器を搭載しているのでそこだけは注意したい。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}}
 
:原作同様、ラプラスの箱を巡って戦う。しかし今回はなんと'''和解が成立して生存する'''。シャア・アズナブルの器ではなく、フル・フロンタル個人としての自我を完全に確立する。条件を満たせば(残り1、2話とはいえ)'''ネオ・ジオングに乗って仲間入り'''を果たすという展開に。
 
:原作同様、ラプラスの箱を巡って戦う。しかし今回はなんと'''和解が成立して生存する'''。シャア・アズナブルの器ではなく、フル・フロンタル個人としての自我を完全に確立する。条件を満たせば(残り1、2話とはいえ)'''ネオ・ジオングに乗って仲間入り'''を果たすという展開に。
:敵として戦う機会が[[シナンジュ]]搭乗時に2回、[[ネオ・ジオング]]搭乗時はルート分岐時に1回のみなので今回は頼れる仲間としての印象のほうが強いかもしれない。
 
 
:原作と異なり、[[ジオン公国]]が存続しているため首相も兼任している。また、自我を確立してからはシャアの器の象徴たる仮面を(戦闘時以外は)外すようになり、フランクな印象でアムロやバナージと接するようになる。
 
:原作と異なり、[[ジオン公国]]が存続しているため首相も兼任している。また、自我を確立してからはシャアの器の象徴たる仮面を(戦闘時以外は)外すようになり、フランクな印象でアムロやバナージと接するようになる。
  
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
:シナンジュ、およびネオ・ジオングのパイロット。
 
:シナンジュ、およびネオ・ジオングのパイロット。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦30}}
:2章Part9でアクシズショックで行方不明になっていたシャアが現場復帰したという噂が現れた後、2章Part13から登場。
 
:そういった経緯もあり一部の者からシャア本人と誤認されていたが、本作の彼は本物のシャアやハマーンを表舞台におびき出すために何者かが用意した存在らしい。
 
:Part13ではシナンジュ、Part14ではネオ・ジオングに搭乗し、プレイヤー部隊とシャアを相手に戦うも敗北した。
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
 
 
:『NT』設定なので故人。カミーユの特殊戦闘台詞にフロンタルの名前を挙げるものがある。
 
:『NT』設定なので故人。カミーユの特殊戦闘台詞にフロンタルの名前を挙げるものがある。
  
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=== 宇宙世紀作品 ===
 
=== 宇宙世紀作品 ===
 
;[[シャア・アズナブル]]
 
;[[シャア・アズナブル]]
:演じている存在。当然ながら両者の外見や声等はそっくり。前述のとおり、小説版とOVA版においては彼のシャアの捉え方はやや異なっているものになっている。
+
:演じている存在。両者の外見や声等があまりにもよく似ている。前述のとおり、小説版、OVA版においては彼のシャアの捉え方はややことなっているものになっている
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z時獄編]]』では彼と共演。フロンタルの立ち位置は「シャア不在の間の[[偽物|影武者]]」という設定になっており、シャアの帰還後は退いている。終盤では、スペースノイドの旗頭ではなく人類すべてを救おうとした彼を「赤い彗星の偽者」と断じ、自らを真の赤い彗星としてアクシズ落としを行う。シャア本人も、初対面より自身の嫌な部分を見せ付けるかのような存在である、文字通りの「道化」のフロンタルには良い印象を持ってはおらず、後に似た者同士呼ばわりされた際は、「不愉快」と拒絶している。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z時獄編]]』では彼と共演。フロンタルの立ち位置は「シャア不在の間の[[偽物|影武者]]」という設定になっており、シャアの帰還後は退いている。終盤では、スペースノイドの旗頭ではなく人類すべてを救おうとした彼を「赤い彗星の偽者」と断じ、自らを真の赤い彗星としてアクシズ落としを行う。
 +
:シャア本人も、初対面より自身の嫌な部分を見せ付けるかのような存在である、文字通りの「道化」のフロンタルには良い印象を持ってはおらず、後に似た者同士呼ばわりされた際は、「不愉快」と拒絶している。
 
:『時獄篇』の[[戦闘前会話]]ではフロンタルの出自に気付いているが、上述の通りOVA版にはモナハンは登場しなかったため、天獄篇ではそれについて深く言及されなかった。
 
:『時獄篇』の[[戦闘前会話]]ではフロンタルの出自に気付いているが、上述の通りOVA版にはモナハンは登場しなかったため、天獄篇ではそれについて深く言及されなかった。
 
;[[アムロ・レイ]]、[[カミーユ・ビダン]]
 
;[[アムロ・レイ]]、[[カミーユ・ビダン]]
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;「フル・フロンタル、お前らしくないな……!」
 
;「フル・フロンタル、お前らしくないな……!」
 
:撃墜時。自身の敗北という事象を、まるで他人事のように評する。フロンタルとは要するに、一人の強化人間にシャアの思念が宿った存在であるが、わかりやすく言い換えれば「ゲームの主人公とそのプレイヤー」の関係に近い。その中でこのセリフは、フル・フロンタルという男をもっとも端的に表現したものと言える。
 
:撃墜時。自身の敗北という事象を、まるで他人事のように評する。フロンタルとは要するに、一人の強化人間にシャアの思念が宿った存在であるが、わかりやすく言い換えれば「ゲームの主人公とそのプレイヤー」の関係に近い。その中でこのセリフは、フル・フロンタルという男をもっとも端的に表現したものと言える。
;「いくらお前でも、そのような情けないモビルスーツでは私のシナンジュには勝てんな!」
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』調査ルート第22話「ロンデニオンの邂逅」/静観ルート第24話「シャアの影」よりアムロとの戦闘前会話。νガンダムに既にサイコフレームが搭載されているからもあるが、シャアが言う「情けないMS」がリ・ガズィのみを指していると勘違いされやすいことを踏まえたものか。
 
 
;「プロト・プル・トゥエルブ……クローニングによる人工ニュータイプ計画……その12番目の試作品である彼女……マリーダ・クルス中尉に敬意を表しよう」
 
;「プロト・プル・トゥエルブ……クローニングによる人工ニュータイプ計画……その12番目の試作品である彼女……マリーダ・クルス中尉に敬意を表しよう」
:『第3次Z時獄篇』調査ルート第24話「パラオ急襲」/静観ルート第25話「猛るユニコーン」にて。本来の設定とは異なり、Zシリーズでは12番目の'''試作品'''となっている。『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』での参戦ラインナップを見るに、どうやら『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』を「出さない」ための改変だったらしい(元の設定のままだと、オリジナルに当たるプルの顛末をどこかで描かねばならない)。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』調査ルート第24話「パラオ急襲」/静観ルート第25話「猛るユニコーン」にて。本来の設定とは異なり、Zシリーズでは12番目の'''試作品'''となっている。『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』での参戦ラインナップを見るに、どうやら『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』を「出さない」ための改変だったらしい(元の設定のままだと、オリジナルに当たるプルの顛末をどこかで描かねばならない)。
 
;「待っていたよ、Z-BLUE。だが、これは変えてはならないことなのだ」
 
;「待っていたよ、Z-BLUE。だが、これは変えてはならないことなのだ」
 
:フィフス落下の阻止に現れたZ-BLUEに対して。「変えてはならない」の意味は後に明らかとなる。
 
:フィフス落下の阻止に現れたZ-BLUEに対して。「変えてはならない」の意味は後に明らかとなる。
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:エタニティ・フラットに対しての見解。こうして見るとわかるのだが、時獄篇におけるフロンタルの行動・言動には彼自身の意志というものが全く介在しておらず、アムロをして「'''シャアから迷いを取り去った、誰も愛していない空っぽの存在'''」と言わしめている。
 
:エタニティ・フラットに対しての見解。こうして見るとわかるのだが、時獄篇におけるフロンタルの行動・言動には彼自身の意志というものが全く介在しておらず、アムロをして「'''シャアから迷いを取り去った、誰も愛していない空っぽの存在'''」と言わしめている。
 
;「アムロ…」<br />「君は、私を迷いを捨てたシャアと言ってくれた。ならば、その言葉に応えよう」
 
;「アムロ…」<br />「君は、私を迷いを捨てたシャアと言ってくれた。ならば、その言葉に応えよう」
:直後、アンチスパイラルの意を受けたニアが差し向けた手勢が加わったのを見てフロンタルは自分は宇宙の意思に認められたと増長する。そして、アムロの言葉をそのまま形にするかのようにフロンタルは'''アクシズへと撤退するという狡猾な手段'''を取った。
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:直後、アンチスパイラルの意を受けたニアが差し向けた手勢が加わったのを見てフロンタルは自分は宇宙の意思に認められたと増長する。そして、アムロの言葉をそのまま形にするかのようにフロンタルはアクシズへと撤退するという狡猾な手段を取った。
 
:戦わずしてアクシズが落ちるのを傍観するという暴挙……それは、戦略的には理にかなった行動であり、同時にどこまでも「戦士」であるシャアが決してとるはずのないものであった。これを見たアムロ(あるいは逃げたフロンタルに対してプレイヤーも)はとうとう堪忍袋の尾が切れ、フロンタルをシャア・アズナブルでも赤い彗星でもないと断じた。
 
:戦わずしてアクシズが落ちるのを傍観するという暴挙……それは、戦略的には理にかなった行動であり、同時にどこまでも「戦士」であるシャアが決してとるはずのないものであった。これを見たアムロ(あるいは逃げたフロンタルに対してプレイヤーも)はとうとう堪忍袋の尾が切れ、フロンタルをシャア・アズナブルでも赤い彗星でもないと断じた。
 
;「さあ、改めて始めよう」<br />「''アクシズ、行け! 忌まわしい記憶と共に!''」
 
;「さあ、改めて始めよう」<br />「''アクシズ、行け! 忌まわしい記憶と共に!''」
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:2人のシャアの関係や[[アクシズ]]落としの事情も原作と異なる為か、名台詞はそのままフロンタルに取られた上で[[DVE]]並びに戦闘台詞にも採用された。
 
:2人のシャアの関係や[[アクシズ]]落としの事情も原作と異なる為か、名台詞はそのままフロンタルに取られた上で[[DVE]]並びに戦闘台詞にも採用された。
 
:一方で池田氏の演技力の凄まじさを表すDVEでもあり、微妙なイントネーションや音域の違いで'''「シャアの名台詞を模倣するフロンタル」'''を見事に表現しており、相当のこだわりがあってこそ成し得る演技である。
 
:一方で池田氏の演技力の凄まじさを表すDVEでもあり、微妙なイントネーションや音域の違いで'''「シャアの名台詞を模倣するフロンタル」'''を見事に表現しており、相当のこだわりがあってこそ成し得る演技である。
;「…様々な世界に存在するキャスバル・レム・ダイクンは様々な運命をたどった…[[スーパーロボット大戦A|ある]][[スーパーロボット大戦F|者は]][[スーパーロボット大戦COMPACT|クワトロ・]][[スーパーロボット大戦COMPACT3|バジーナの]][[スーパーロボット大戦GC|まま]][[スーパーロボット大戦XO|戦い]][[スーパーロボット大戦Operation Extend|続け]]、[[スーパーロボット大戦64|ある者は最後に]][[スーパーロボット大戦COMPACT2|シャアと]][[スーパーロボット大戦IMPACT|して]][[第2次スーパーロボット大戦α|世界の敵となり]]、[[新スーパーロボット大戦|ある者は人類を守るために異星人に恭順の意を示した…]]そのどれもに共通しているのは、あなたという存在は世界の在り方を決めるものだった」<br />「その中で私は真のシャア・アズナブルとしてアクシズを落下させることを選択した。つまり、今の私は赤い彗星そのものなのだ」
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;「…様々な世界に存在するキャスバル・レム・ダイクンは様々な運命をたどった…[[A|ある]][[F|者は]][[COMPACT|クワトロ・]][[COMPACT3|バジーナの]][[GC|まま]][[XO|戦い]][[OE|続]][[30|け]]、[[64|ある者は最後に]][[COMPACT2|シャアと]][[IMPACT|して]][[第2次α|世界の敵となり]]、[[|ある者は人類を守るために]][[T|異星人に恭順の意を示した…]]そのどれもに共通しているのは、あなたという存在は世界の在り方を決めるものだった」<br />「その中で私は真のシャア・アズナブルとしてアクシズを落下させることを選択した。つまり、今の私は赤い彗星そのものなのだ」
:シャアがZ-BLUEに加勢した後の台詞の一部、数多の並行世界…というよりは歴代スパロボ版シャアの未来か。何気に、「[[スーパーロボット大戦D|シャアとして地球のために戦った]]」「[[スーパーロボット大戦R|キャスバルとして]][[スーパーロボット大戦MX|政治の世界に進出した]]」未来については全く語っていないのがミソ。この点に関してはフロンタルの恣意的な抜き出しと言えるだろう。
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:シャアがZ-BLUEに加勢した後の台詞の一部、数多の並行世界…というよりは歴代スパロボ版シャアの未来か。何気に、「[[D|シャアとして地球のために戦った]]」「[[R|キャスバルとして]][[MX|政治の世界に進出した]]」未来については全く語っていないのがミソ。
:Zシリーズより後にも[[スーパーロボット大戦X|赤い彗星でもジオン・ダイクンの子でもなく一人の男としてもう一度可能性を信じた]]、[[スーパーロボット大戦T|希望を持ったまま人類を団結するために敢えて悪役を演じた]]、[[スーパーロボット大戦30|アクシズ落としの大罪人として扱われながらも戦い抜いた]]といったフロンタルが言及しないであろうタイプの未来が出てきており、今後も増え続けると思われる。
 
 
:共通項としてはフロンタルの言うとおり、存在する世界の進む道に大きな影響を与えている、という点か(クワトロであり続けた場合は「逆襲のシャア」の物語が始まらない=別の歴史が始まる、という影響が現れていることになる)。
 
:共通項としてはフロンタルの言うとおり、存在する世界の進む道に大きな影響を与えている、という点か(クワトロであり続けた場合は「逆襲のシャア」の物語が始まらない=別の歴史が始まる、という影響が現れていることになる)。
 
;「並行世界間の同一人物は基本的に同じ世界には存在しないそうですよ」
 
;「並行世界間の同一人物は基本的に同じ世界には存在しないそうですよ」
 
:シャアとの[[戦闘前会話]]の一部。これを言われたシャア本人からは「不快だな」と、断言されている。自分に都合の良い形でシャア・アズナブルという人間を曲解しているフロンタルの態度には、流石のシャアも腹に据えかねていただろう。
 
:シャアとの[[戦闘前会話]]の一部。これを言われたシャア本人からは「不快だな」と、断言されている。自分に都合の良い形でシャア・アズナブルという人間を曲解しているフロンタルの態度には、流石のシャアも腹に据えかねていただろう。
;シャア「違うな、フロンタル。お前は未来など求めていない!」<br />「だから?」<br />シャア「ようやく生の感情を見せたな」<br />「そうまでして私を怒らせたいか、シャア・アズナブル!!」
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;シャア「違うな、フロンタル。お前は未来など求めていない!」<br />フロンタル「だから?」<br />シャア「ようやく生の感情を見せたな」<br />フロンタル「そうまでして私を怒らせたいか、シャア・アズナブル!!」
 
:同上。あくまでもフロンタルを「己の中にある『シャア・アズナブル』を模倣しているに過ぎない」と断ずるシャアに激昂。本作でようやく'''フロンタルの素が出た'''場面である。
 
:同上。あくまでもフロンタルを「己の中にある『シャア・アズナブル』を模倣しているに過ぎない」と断ずるシャアに激昂。本作でようやく'''フロンタルの素が出た'''場面である。
 
;「口が達者な分だけ可愛げというものがない……!」
 
;「口が達者な分だけ可愛げというものがない……!」
 
:ヒビキとの戦闘前会話において。時獄篇のフロンタルは原作に比べやや感情的な面が強い。
 
:ヒビキとの戦闘前会話において。時獄篇のフロンタルは原作に比べやや感情的な面が強い。
 
:フロンタルの言うとおり、ヒビキが敵と見做した相手に対しては容赦無く不遜かつ辛辣な態度をとるキャラであるのも事実ではあるが。
 
:フロンタルの言うとおり、ヒビキが敵と見做した相手に対しては容赦無く不遜かつ辛辣な態度をとるキャラであるのも事実ではあるが。
;シャア「不思議だ……こんな状況なのに恐怖は感じない。むしろ暖かくて、安心を感じるとは……」<br />「だが、この暖かさを持った人間が感情を制御しきれず、自滅の道を歩んでいる……ならば、よりよき世界に導く指導者が必要になる!」<br />アムロ「わかってるよ! だから、世界に人の心の光を見せなきゃならないんだろ!」
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;シャア「不思議だ……こんな状況なのに恐怖は感じない。むしろ暖かくて、安心を感じるとは……」<br />フロンタル「だが、この暖かさを持った人間が感情を制御しきれず、自滅の道を歩んでいる……ならば、よりよき世界に導く指導者が必要になる!」<br />アムロ「わかってるよ! だから、世界に人の心の光を見せなきゃならないんだろ!」
 
:「BEYOND THE TIME」クリア時のやり取り。ある意味、時獄篇におけるフロンタルの立ち位置を明確にした場面である。
 
:「BEYOND THE TIME」クリア時のやり取り。ある意味、時獄篇におけるフロンタルの立ち位置を明確にした場面である。
 
:ここからわかるとおり、本作のフロンタルは原作におけるシャアの負の部分を担当している形になっている。
 
:ここからわかるとおり、本作のフロンタルは原作におけるシャアの負の部分を担当している形になっている。
 
;「それは、まさに神の存在と言えるでしょう」
 
;「それは、まさに神の存在と言えるでしょう」
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』予告及び第40話「赤い彗星の未来」にて、[[ラプラスの箱]]を評して曰く。フロンタルの思惑の真意を知るため、自ら捕らわれの身となったシャアに対して、彼はラプラスの箱の真の意味、そして自らの本当の目的について淡々と語り出す。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』予告及び第40話「赤い彗星の未来」にて、[[ラプラスの箱]]を評して曰く。フロンタルの思惑の真意を知るため、自ら捕らわれの身となったシャアに対して、彼はラプラスの箱の真の意味、そして自らの本当の目的について淡々と語り出す。
; シャア「フル・フロンタル!」(打撃音)<br />「ぐっ!シャアめ!」(打撃音)<br />シャア「殴り返してきたか!どうやら、まだ完全に器になったというわけではないようだな!」<br />「私を挑発しているのか、シャア!」「ならば、相手をしてやる![[サザビー]]に乗れ!」
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; シャア「フル・フロンタル!」(打撃音)<br />フロンタル「ぐっ!シャアめ!」(打撃音)<br />シャア「殴り返してきたか!どうやら、まだ完全に器になったというわけではないようだな!」<br />フロンタル「私を挑発しているのか、シャア!」「ならば、相手をしてやる![[サザビー]]に乗れ!」
 
:同じく『第3次Z天獄篇』ネオ・ジオンルート第40話「赤い彗星の未来」にて、シャアと'''生身で殴りあって'''。
 
:同じく『第3次Z天獄篇』ネオ・ジオンルート第40話「赤い彗星の未来」にて、シャアと'''生身で殴りあって'''。
 
:逆上して殴り返したり「シャア!」と感情的に言い捨てるなど、前作に引き続き'''フロンタルの素が出た'''場面であり、自らを冷たく「器」と言い続けてきた彼の、血の通った偽らざる「地」が垣間見えるシーン。
 
:逆上して殴り返したり「シャア!」と感情的に言い捨てるなど、前作に引き続き'''フロンタルの素が出た'''場面であり、自らを冷たく「器」と言い続けてきた彼の、血の通った偽らざる「地」が垣間見えるシーン。
 
;「たわ言に付き合っている暇はないな」<br />「君達の得意とするポジティブな絵空事は聞き飽きたよ」
 
;「たわ言に付き合っている暇はないな」<br />「君達の得意とするポジティブな絵空事は聞き飽きたよ」
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』第45話「虹の彼方に」における、ノノ(バスターマシン7号)との[[戦闘前会話]]。'''決め台詞に口を挟んだ挙句「たわ言」と切り捨てる'''。フロンタルの性格のためか脆いノノ(バスターマシン7号)をよく狙ってくるため、確認しやすい。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』第45話「虹の彼方に」における、ノノ(バスターマシン7号)との[[戦闘前会話]]。'''決め台詞に口を挟んだ挙句「たわ言」と切り捨てる'''
 
;「私は、君のような少年を……ガンダムに乗って奇跡を起こす少年を何人も見てきた」<br />「奇跡もまた、繰り返す……そして、何も変わらない」<br />「バナージ君! 君に刻の涙を見せよう!」
 
;「私は、君のような少年を……ガンダムに乗って奇跡を起こす少年を何人も見てきた」<br />「奇跡もまた、繰り返す……そして、何も変わらない」<br />「バナージ君! 君に刻の涙を見せよう!」
 
:『第3次Z天獄篇』第45話「虹の彼方に」で撃墜され、追って来たバナージと対峙して。「刻の涙」は『[[機動戦士Ζガンダム]]』の次回予告で使用されたフレーズで、「ヒトがより良き未来へ進む過程で遭遇する苦難や悲劇」のことである。
 
:『第3次Z天獄篇』第45話「虹の彼方に」で撃墜され、追って来たバナージと対峙して。「刻の涙」は『[[機動戦士Ζガンダム]]』の次回予告で使用されたフレーズで、「ヒトがより良き未来へ進む過程で遭遇する苦難や悲劇」のことである。
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:虚無の世界に集った「ガンダム」達を見て。真化への最後の階梯、火の文明……その真理は、自ら生み出したものによって力を手に入れ、その力によって何かを生み出しながら進化していくこと。一人で背負うのではなく、誰かと共によりよき明日を信じ、続く戦いの中に「それでも」希望を見つけようとする力。いつの世も、その先駆けとなったのは「ガンダム」だった。
 
:虚無の世界に集った「ガンダム」達を見て。真化への最後の階梯、火の文明……その真理は、自ら生み出したものによって力を手に入れ、その力によって何かを生み出しながら進化していくこと。一人で背負うのではなく、誰かと共によりよき明日を信じ、続く戦いの中に「それでも」希望を見つけようとする力。いつの世も、その先駆けとなったのは「ガンダム」だった。
 
;「バナージ君……ガンダムに導かれた者達……そして、シャア・アズナブル……君達ならば、私が超えられなかった絶望の向こうに虹を見つけられるかも知れない」<br />「そして、それすら超えた向こうに未来を見つけてくれ」<br />「君に……託す……。為すべきと……思ったことを……」
 
;「バナージ君……ガンダムに導かれた者達……そして、シャア・アズナブル……君達ならば、私が超えられなかった絶望の向こうに虹を見つけられるかも知れない」<br />「そして、それすら超えた向こうに未来を見つけてくれ」<br />「君に……託す……。為すべきと……思ったことを……」
:最期。ララァの導きにより絶望を払われた「赤い彗星」は、ガンダムに導かれた少年達、そしてもう一人の自分自身に可能性を委ね、刻の彼方へ去っていった……。
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:最期。ララァの導きにより絶望を払われた「赤い彗星」は、ガンダムに導かれた少年達、そしてもう一人の自分自身に可能性を委ね、刻の彼方へ去っていった。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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;[[ギラ・ドーガ]]
 
;[[ギラ・ドーガ]]
 
:『第3次Z天獄篇』のDLC「多元戦争追想」で搭乗。マップアイコンとしてのみの登場で戦闘はしない。
 
:『第3次Z天獄篇』のDLC「多元戦争追想」で搭乗。マップアイコンとしてのみの登場で戦闘はしない。
;[[ムサカ級軽巡洋艦]]
 
:『V』第40話「星々の海原へ」にて座乗。
 
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==

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