ビルドタイガー

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ビルドタイガー
外国語表記 Build Tiger[1]
登場作品 勇者警察ジェイデッカー
声優 置鮎龍太郎
デザイン 大河原邦男
初登場SRW スーパーロボット大戦30
SRWでの分類 機体
パイロット
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スペック
全高 18.08m
重量 17.11t
最大出力 19490ps
最高速度 356km/h
AI
指揮系統・メイン人格
マクレーン
運動性能
パワージョー
パワーコントロール
ダンプソン
合体形態 スーパービルドタイガー
所属組織 警視庁
所属部隊

ブレイブポリス

  • ビルドチーム
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ビルドタイガーは『勇者警察ジェイデッカー』の登場メカ

概要

BP301型マクレーン、BP302型パワージョー、BP303型ダンプソンで構成されるビルドチームが建設合体した姿。勇太の「ブレイブアップ・ビルドタイガー」の指令を受けて合体する。「ビルド」にかけて合体完了時にはマッスルポーズを取る。

後述の『構成機体』を見れば分かるが、合体パターンがかなり独特。

戦闘能力の向上と飛行能力の獲得という点ではジェイデッカーと同様だが、超AIを搭載したロボットが3体合体しているため、それぞれが機体制御を担当しているという違いがある。人格は統合されないため、合体後もそれぞれが会話することも可能だが、基本的にはマクレーンが代表して喋ることが多い。両肩のクレーンとショベルは背中に折りたたんで収納することが可能になっており、タイガーキャノンとして使用するクレーンだけを出していることが多かった。なお、合体完了時に胸からの顔が出現するが、別に虎型メカに変形する訳ではない。虎の顔が付いている理由は冴島十三警視総監曰く「カッコイイから」との事。

当初はジェイデッカー同様、息が合わずに合体に失敗しつづけてしまい自信を喪失してしまったが、それぞれが人々と触れ合って「大切な人を守りたい」と心をひとつにしたことで合体を成功させた。

構成機体

マクレーン
頭部と胴体から両腿、右腕を構成する。指揮系統担当。
パワージョー
両脚を分離し、左腕と脚部の裏側(足の裏ではなく、ふくらはぎの辺り)を構成する。運動性能担当。
ダンプソン
膝から下の両脚を構成する。パワーコントロール担当。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦30
初登場作品。合体前の各機体も声が収録されているため、複数乗り機体のように掛け合いが発生する。
サイドミッション「信じあう仲間」にて加入、サイドミッション「7人の刑事」又はキーミッション「勇者の魂」にてスーパービルドタイガーに強化される。なお、「信じあう仲間」を未クリアの状態で「勇者の魂」に行ってしまうといきなりスーパービルドタイガーとして登場するため、本形態の出番はスキップされてしまう。
本作では胸に虎の顔がついている理由に「ゴールドタイガーへのリスペクト」が付与されたため、デザインに対する冴島警視総監の台詞は変更されている。
エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「防御アップ」。

装備・機能

武装・必殺武器

格闘
剣などの携行武器は所持しておらず、肉弾戦を主体にする。
『30』ではクレーンとショベルを収納した後スラスターの噴射で敵機へ接近し、殴りつける[2]

武装

タイガーキャノン
右肩に背負ったクレーンがビームキャノンとして機能する。
『30』ではこれが最強武装。
ライアットガン
各機の装備であるショットガン・トンファー・ダンベルを合体させた武器。劇中・SRW共に未使用。

移動タイプ

原作では飛行可能(それどころか、単独での大気圏突破も可能)だが、『30』では空は飛べない。

サイズ

M

カスタムボーナス

移動力+1、装甲値+200、ビルドタイガーの最大SP+30。
30』。初期状態では移動力が低く、格闘の射程に敵を捉えにくい。前線に連れ出すならせめてカスタムボーナスを獲得するまでは改造しておきたい。

機体BGM

「HEART TO HEART」
『30』で採用。DLC適用時は原曲となる。

パイロットステータス

精神コマンド

30
根性分析必中不屈信頼勇気

特殊スキル

30
ブレイブポリスL9、底力L5、援護防御L2

エースボーナス

出撃時に気力+10。1マップに1度だけ、気力130以上で精神コマンド「不屈」がかかる。
30』で採用。

名台詞

マクレーン「これが…ビルドタイガー!」
ダンプソン「す、凄い!」
パワージョー「やったぜ!」
第8話より。3回目にしてようやく成功した初合体時の反応。
マクレーン「指揮系統は私が担当する!」
ダンプソン「力のコントロールは自分に任せてください!」
パワージョー「運動性能は俺がやるぜ!」
同上。倒壊する軌道エレベーターにタイガーキャノンを構えた際の台詞。
『30』では、台詞を短くして、戦闘台詞に採用されている。
「記者会見の時、誰かが言っていた。超AIは人との出会いによって成長すると…」
同上。事態収束後、勇太に合体できた理由を聞かれた際の返答。
「私達は道具なんかじゃない!」
第13話より。負傷したデッカードに代わり、幾何井田三兄弟の駆るデスメタルと対峙。三兄弟の長男・美輝に「ロボットは人間の道具に過ぎん。お前達の下らん幻想など叩き潰してやる」と言われた際の反論。
マクレーン「お前達だけには負けられない!」
ダンプソン「性能だけが全てじゃないぜ!」
パワージョー「ブレイブポリスの根性、見せてやる!」
同上。デスメタルの攻撃を受け、性能差を見せられてしまうが、止めに入ったデスメタルの槍を受け止めた際の台詞。
3人「ぬぉぉぉぉぉっ、根性ぉぉっ!!!」
デスメタルの槍を押し返した際の台詞。直後、デスメタルは動力炉がオーバーヒートを起こし、ビルドタイガーがそのまま地面に投げつけて勝利を収めた。


関連機体

ドリルボーイ
ビルドチームの追加メンバー。彼を加えることでスーパービルドタイガーにパワーアップする。

余談

  • 玩具では建設車モードの3体が連結して、合体建設車形態を取る事ができる。
    • ビルドタイガーの時は変形しなかったもののスーパービルドタイガーで日の目を見ることになった。
  • 劇中では「カッコいいから」という冴島の美学からとされた虎のデザインだが、デザイン上の理由では重機によく使われる黄色と黒のカラーリングから虎を関連付けた為である(実際にも重機の黄色と黒の縞模様は俗称で虎柄と言われる)[3]
  • 初期デザイン案の中には、マクレーンのクレーンフックが変形したと思われる剣が存在していた[4]
  • 上記通り「大切な人を守りたい」心で合体が可能になったが、見方によっては全員「彼女のこと」を考えて合体しているためリア充合体などと呼ばれることがある。その場合、パワージョーの相手は小4女児ということになるわけだが……。

商品情報

脚注

  1. メカニック紹介、勇者警察ジェイデッカー、2022年3月12日閲覧。
  2. 第15話でスーパービルドタイガーが行った動作が基になっている。
  3. 2020年から2021年にかけて勇者シリーズ30周年記念として渋谷で開催された「超勇者展」におけるビルドタイガーの設定画およびラフ画の解説より。
  4. 玄光社『勇者シリーズデザインワークスDX』132頁。