「アリー・アル・サーシェス」を編集中

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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Ali Al Saachez]]<ref>[http://www.gundam00.net/tv/character/52.html Character]、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。</ref>
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Ali Al Saachez]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
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*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}}
 
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| 本名 = 不明(複数の[[偽名]]を持つ)
 
| 本名 = 不明(複数の[[偽名]]を持つ)
 
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| 別名 = [[別名::ゲイリー・ビアッジ]]
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| 種族 = 地球人
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| 階級 = 少尉([[AEU]]フランス外人部隊所属ゲイリー・ビアッジとしての偽装)
 
| 階級 = 少尉([[AEU]]フランス外人部隊所属ゲイリー・ビアッジとしての偽装)
 
}}
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
民間軍事会社[[PMCトラスト]]に所属する[[傭兵]]'''ゲイリー・ビアッジ'''と名乗っているがそれは表の顔。その正体は自他ともに認める'''「人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の戦争屋」'''である。'''実はサーシェスという名も[[偽名]]'''であり、本名は不明。
+
民間軍事会社「PMCトラスト」に所属する[[傭兵]]で、「'''ゲイリー・ビアッジ'''」と名乗っているが、それは表の顔。裏の顔というべき真の正体は、戦争狂の野獣に等しいまでの好戦的な男で、自身でも'''「戦争屋」'''または'''「人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の人間」'''と自覚している。
  
戦争のためなら如何なる[[努力]]も惜しまず、荒っぽい態度とは裏腹に理知的な面も見られる。1stシーズン第2クールではスーツ姿で活動することが多く、ヒゲも剃っており、まるで別人の印象を持たせている。とはいえ、本人はそういったのは窮屈に感じているようで最終的には元のヒゲ面に戻している。
+
戦いの中で生きる為ならばどんな汚れ仕事も引き受け、また誰にでも付こうとする([[ロックオン・ストラトス]]曰く'''「戦争中毒」''')。[[モビルスーツ]]での戦闘は特に[[白兵戦]]を好む。作中では[[刹那・F・セイエイ]]やロックオンのガンダムに対して、性能では圧倒的に劣る[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム|イナクト]]で翻弄し、空中変形も披露している。パイロットとしての実力は超一流であり、生身でも驚異的な戦闘力を持っている。また、粗暴ではあるが頭の回転も速く、状況判断力や予測能力も持ち合わせている。
  
[[モビルスーツ]]での戦闘は特に[[白兵戦]]を好む。作中では[[刹那・F・セイエイ]]や[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]のガンダムに対して、性能では圧倒的に劣る[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム|イナクト]]で翻弄し、[[空|空中]][[変形]]も披露している。パイロットとしての実力は超一流。
+
過去に、クルジスとアザディスタンの戦争で反政府組織「KPSA」の指導者として、少年兵時代の刹那を指導していたこともある(それも傭兵稼業の一環と思われる)。そこでは刹那ら少年ゲリラに「神」の存在を吹き込んで家族を殺させ、戦いや[[テロリスト|テロ]]を実行させた。また、その結果、ディランディ[[ロックオン・ストラトス|]][[ロックオン・ストラトス (2代目)|]]の家族が死亡している。その後も世界各地で傭兵として戦っている。
  
過去にクルジスとアザディスタンの戦争で反政府組織KPSAの指導者として活動していた際、当時の刹那=ソラン・イブラヒムを初めとしたクルジスの少年たちを誘拐し、「[[]]」の存在を吹き込んで家族を殺させ、戦いや[[テロリスト|テロ]]を実行させた。その結果、ディランディ[[ロックオン・ストラトス|兄]][[ロックオン・ストラトス (2代目)|弟]]の家族が死亡している。
+
次第にガンダムの驚異的な力に魅せられたサーシェス自身も、ガンダムの力を欲する様になり、[[ソレスタルビーイング]]の監視者の一人である[[ラグナ・ハーヴェイ]]に接触し、ガンダムと同等の戦闘力を持つ[[GN-X]]を提供してもらうよう要求。その最中、ラグナが経営するリニアトレイン公社を嗅ぎ回っていた[[絹江・クロスロード]]を車に乗せて射殺した。やがて、ラグナが否定的な返答をした為か、今度は造反を目論んでいた[[アレハンドロ・コーナー]]らと通じ、既に用済みになっていたラグナも抹殺する。ラグナ抹殺後、アレハンドロから受けた[[チームトリニティ]]の抹殺命令を受けたサーシェスは、一瞬の隙を突いて[[ミハエル・トリニティ]]を射殺。[[ヨハン・トリニティ]]も負傷させた後、[[ガンダムスローネツヴァイ]]を奪取し、乗ってから間もない段階でスローネツヴァイの特性を掴み、[[ガンダムスローネアイン]]を撃墜してヨハンも抹殺。その後は[[国連|国連軍]]と合流し、[[AEU]]所属のゲイリー・ビアッジとして刹那やロックオンと[[宇宙]]で決戦を繰り広げる。最後はロックオンの捨て身の攻撃に敗れて、スローネツヴァイと共に散った。
  
次第にガンダムの驚異的な力に魅せられたサーシェス自身もガンダムの力を欲する様になり、[[ソレスタルビーイング]]の監視者の1人である[[ラグナ・ハーヴェイ]]に接触し、ガンダムと同等の戦闘力を持つ[[GN-X]]を提供してもらうよう要求。その最中、ラグナが経営するリニアトレイン公社を嗅ぎ回っていた[[絹江・クロスロード]]を車に乗せて射殺した。やがて、ラグナが否定的な返答をしたためか今度は造反を目論んでいた[[アレハンドロ・コーナー]]と通じ、既に用済みになっていたラグナも抹殺。さらに[[チームトリニティ]]の排除命令を受けると味方のふりをして近づき、[[ミハエル・トリニティ]]を射殺。[[ヨハン・トリニティ]]も負傷させた後、[[ガンダムスローネツヴァイ]]を奪取し、乗ってから間もない段階でスローネツヴァイの特性を掴み、[[ガンダムスローネアイン]]を撃墜して、ヨハンも排除。その後は[[国連|国連軍]]と合流し、[[AEU]]所属のゲイリーとして、ソレスタルビーイングとの最終戦を展開。ロックオンの捨て身の攻撃に敗れながらも道連れにして散った…と思われたが辛うじて生き延びており、最終回エピローグに姿を見せるが世界が平和に向かっているために戦争が出来ない状況に苛ついていた。
+
だが、辛うじて生存しており(本人曰く「体の半分が消し炭になった」らしい)、2ndシーズンでは[[リボンズ・アルマーク]]に雇われる形で再登場。リボンズの命でアザディスタンを焼け野原にするなど暗躍し、さらに刹那と[[ティエリア・アーデ]]を一方的に手玉に取るなど衰えぬ実力の高さを見せつけた。しかし、その後の[[ダブルオーライザー]]との戦いでは刹那を負傷させた上で戦いを挑むが逆に圧倒され、人質をとるといった卑怯な手段に走るも、遂に彼に敗北を喫する。その後はしばらく戦場に姿を見せなかったが、外宇宙航行艦「ソレスタルビーイング」での最終決戦にて再び出撃。[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]との最終決戦に突入。ライルをあと一歩のところまで追いつめるが、[[セラフィムガンダム]]のトライアルフィールドで機体の機能を停止させられてしまう。機能停止した機体を破壊されるも脱出し、ライルを騙し討ちしようとするが返り討ちにされ、額を撃ち抜かれて死亡した。
  
2ndシーズンでは[[リボンズ・アルマーク]]に雇われる形で再登場し、[[アルケーガンダム]]の[[パイロット]]にもなる。ロックオンの捨て身の攻撃で身体の半分が消し炭となり、再生治療で復活を果たしながらもプライドを傷つけられた怒りから、以前は商売仇で邪魔者としか思っていなかったソレスタルビーイングに激しい敵意を抱く。リボンズの命でアザディスタンを焼け野原にし、刹那と[[ティエリア・アーデ]]と二対一ながらも一方的に手玉に取るなど衰えぬ実力の高さを見せつけた。しかし、その後の[[ダブルオーライザー]]との戦いでは刹那を負傷させた上で戦いを挑むが逆に圧倒され、人質をとりながらもそれすらも破られ、アルケーも撃墜されると完全敗北を喫する。最終決戦においては、[[ロックオン・ストラトス (2代目)]]との一騎打ちを展開。ロックオンをあと一歩のところまで追いつめるが[[セラフィムガンダム]]のトライアルフィールドで機体が機能停止したことで逆転負け。逃走中にロックオンを騙し討ちしようとするが返り討ちにされ、額を撃ち抜かれて、今度こそ最期を迎えた。
+
大森氏の漫画版では、機体を自律起動させて再度襲い掛かるも直後自分の周囲の壁や足場が大爆発を起こし、それに巻き込まれて死亡。誰の手にもかからないという原作以上に呆気ない最期を迎えた。また、同作ではそれ以前にティエリアの攻撃で両足を斬られた直後、不意打ちとはいえ'''[[沙慈・クロスロード]]に背後を攻撃され'''、さらにダブルオーの量子空間の中で刹那に「小さい奴」「戦いだけに執着し続ける哀れな魂」と哀れみを込めた目で断じられた上に、一瞬の内に機体を真っ二つにされ完全敗北するなどかませ臭の強い、悪行の報いをとことん受けるかのような扱いで、その最期もまさに天罰が下ったようなものだった。
  
大森倖三の漫画版では機体を自律起動させて再度襲い掛かるも直後、自分の周囲の壁や足場が大爆発を起こし、それに巻き込まれて死亡。誰の手にもかからないという原作以上に呆気ない最期を迎えた。また、同作ではそれ以前にティエリアの攻撃で両足を斬られた直後、不意打ちとはいえ、絹江の弟の'''[[沙慈・クロスロード]]に背後を攻撃され'''、さらにダブルオーの量子空間の中で刹那に「小さい奴」「戦いだけに執着し続ける哀れな魂」と哀れみを込めた目で断じられた上に一瞬の内に機体を真っ二つにされ、完全敗北するなど原作以上に落ちぶれた姿を見せている。
+
そのあまりの戦闘能力の高さから、真の意味で敗北した事は殆んど無く、大半が全く予想出来ない事象によるものが多い(ある意味、大森版の最期はその極致と言える)。サーシェスに本当の実力で渡り合えたパイロットは、1stシーズンの時点ではロックオンだけであったが、2ndシーズンの後半辺りからは数多の戦いで成長した刹那には敗北を喫するなど、自分の実力を過信しすぎていたとも言える。
  
本作においてはそのあまりの戦闘能力の高さから、真の意味で敗北した事は殆んどなく、大半が全く予想出来ない事象によるもの(ある意味、大森版の最期はその極致と言える)が多く、サーシェスに本当の実力で渡り合えたパイロットは1stシーズンの時点ではロックオンだけであったが2ndシーズンの後半辺りからは数多の戦いで成長した刹那には敗北を喫するなど自分の実力を過信しすぎていたとも言える。
+
'''実はサーシェスという名も[[偽名]]であり、本名は一切明かされてない'''。また、普段の風貌は髭を生やしたものであるが、ゲイリー・ビアッジと名乗って活動していた時(1st第14話~1st第23話)には髭を剃っている。
  
争いをなくし、理解し合うことをテーマとした本作品において「必ずしも解り合えるわけではない存在」と言える典型的な悪人ではあるが突き抜けたキャラクター性と最後まで悪を貫いた悪としての魅力、高い実力を持っているためにその人気は高い。
+
争いをなくし理解し合うことをテーマとした本作品において「必ずしも解り合えるわけではない存在」と言える典型的な外道ではあるが、突き抜けたキャラクター性と最後まで悪を貫いた悪としての魅力、高い実力を持っている為にその人気は高い。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
+
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
 
:初登場作品。藤原氏の声あては3度目([[ガンダムシリーズ]]としては2人目)。元々悪役を多く演じている関係か、戦闘中の言葉使いが凶暴になったりと生き生きしている。高レベルの[[底力]]と、戦闘のプロフェッショナルという経歴から[[極]]の[[特殊技能|スキル]]を持つ強敵。
 
:初登場作品。藤原氏の声あては3度目([[ガンダムシリーズ]]としては2人目)。元々悪役を多く演じている関係か、戦闘中の言葉使いが凶暴になったりと生き生きしている。高レベルの[[底力]]と、戦闘のプロフェッショナルという経歴から[[極]]の[[特殊技能|スキル]]を持つ強敵。
:しかしながら、[[ガンダムスローネツヴァイ]]に乗り換えてからは[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の[[エースボーナス]]『ガンダムタイプと太陽炉搭載機に与えるダメージ1.5倍』が適用されてしまうので、ある程度刹那が育成されていれば意外とあっさり落とせてしまう。
+
:しかしながら、[[ガンダムスローネツヴァイ]]に乗り換えてからは[[刹那・F・セイエイ|刹那]]のエースボーナス『ガンダムタイプと太陽炉搭載機に与えるダメージ1.5倍』が適用されてしまうので、ある程度刹那が育成されていれば意外とあっさり落とせてしまう。
:なお、顔グラフィックは髭ありと髭なしの2種類のバリエーションがある。
+
:なお、顔グラフィックのバリエーションとして髭ありと髭なしの2種類がある。
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
 
:2nd設定込みで参戦。原作通り[[アルケーガンダム]]を駆り暴れまわる。破界篇に比べると出番が減っているが、それでも原作よりは刹那達との交戦回数は多いので、敵役としては存在感がある。前作同様能力値は高いもののアルケーガンダムの[[HP]]がそこまで高くないため、やはり刹那がある程度育成されていれば、あっさり落とせる。
 
:2nd設定込みで参戦。原作通り[[アルケーガンダム]]を駆り暴れまわる。破界篇に比べると出番が減っているが、それでも原作よりは刹那達との交戦回数は多いので、敵役としては存在感がある。前作同様能力値は高いもののアルケーガンダムの[[HP]]がそこまで高くないため、やはり刹那がある程度育成されていれば、あっさり落とせる。
:死に様が原作から多少変更され、最期は[[ZEXIS]]との戦いに敗北してそのまま戦死する。(ちなみに[[黒の騎士団]]ルートでは[[リジェネ・レジェッタ|リジェネ]]よりも先に戦死してしまう)。しかし、出番の多さに反して意外にも他作品キャラクターとの[[特殊戦闘台詞]]は少ない。サーシェス自身はかなり強烈なキャラクターなので、少し残念である。
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:死に様が原作から多少変更され、最期は[[ZEXIS]]との戦いに敗北してそのまま戦死する。
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:通常ルート最後の対決の56話無視可能で、その場合にはイベントで刹那に倒される。[[黒の騎士団]]ルートでは[[リジェネ・レジェッタ|リジェネ]]よりも先に戦死してしまう。出番の多さに反して意外にも他作品キャラクターとの[[特殊戦闘台詞]]は少ない。サーシェス自身はかなり強烈なキャラクターなので、少し残念である。
 
:また、『破界篇』で[[ヨラン・ペールゼン|ペールゼン]]に厄介になっていた頃に[[レッドショルダー]]の記録フィルムを見ていたらしく、アザディスタンでの戦いにて[[ワイズマン]]の策謀によって本作オリジナルのレッドショルダーのマーチ「戦騎達の行進」が戦場中に響き渡った際には、本作におけるこの曲のあり方を示す発言を真っ先にしている。
 
:また、『破界篇』で[[ヨラン・ペールゼン|ペールゼン]]に厄介になっていた頃に[[レッドショルダー]]の記録フィルムを見ていたらしく、アザディスタンでの戦いにて[[ワイズマン]]の策謀によって本作オリジナルのレッドショルダーのマーチ「戦騎達の行進」が戦場中に響き渡った際には、本作におけるこの曲のあり方を示す発言を真っ先にしている。
 
:[[中断メッセージ]]では[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]と共に登場。彼に『再世篇』のEDを特別に見せて貰う事に(本人曰く感想は「凄い」らしい)。
 
:[[中断メッセージ]]では[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]と共に登場。彼に『再世篇』のEDを特別に見せて貰う事に(本人曰く感想は「凄い」らしい)。
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
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;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
:概ね原作と同じ経緯(ただし、ニールには原作や『第2次Z』と違って完敗する結果となっている)で戦死するが、後に[[クレディオ]]により[[ジェリル・クチビ]]や[[ステラ・ルーシェ]]らと共に幻影として復活、再び[[カイルス]]と激突する。
 
:概ね原作と同じ経緯(ただし、ニールには原作や『第2次Z』と違って完敗する結果となっている)で戦死するが、後に[[クレディオ]]により[[ジェリル・クチビ]]や[[ステラ・ルーシェ]]らと共に幻影として復活、再び[[カイルス]]と激突する。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
+
;[[スーパーロボット大戦DD]]
:アルケーガンダムの[[パイロット]]
+
:[https://twitter.com/srw_dd_pr/status/1139095062305017856 公式ツイッター]にて登場が先行公開。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
 
:序章ワールド3から登場するエネミーユニット。第1期での登場だが、髭を剃った姿で登場する。
 
:序盤は[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム]]、1章Part10からはガンダムスローネツヴァイに乗る。
 
:3章Part11から2nd設定となり、アルケーガンダムに乗り換える。
 
  
== パイロットステータス ==
+
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
全ての能力値が高く、[[ラストボス|ラスボス]]以外ではトップクラス。
+
全ての能力値が高い。再世篇では取り巻きのイノベイターと大差はないが、特殊スキルの差で格上となっている。
  
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z]]
 
:'''[[直感]]、[[加速]]、[[ド根性]]、[[突撃]]、[[気迫]]、[[熱血]]'''
 
:'''[[直感]]、[[加速]]、[[ド根性]]、[[突撃]]、[[気迫]]、[[熱血]]'''
:実戦的ながらも、プリミティブな衝動に準じて生きる彼らしいラインナップ。意外な事に[[魂]]は習得しない。
+
:厄介なラインラップだが、使用することはないので安心。意外な事に[[魂]]を習得しない。
;[[X-Ω]]
 
:'''[[ド根性]]、[[熱血]]、[[突撃]]'''
 
:;パイロットパーツ装備時
 
::'''[[気迫]]、[[直感]]、[[凶悪]]'''
 
  
=== [[特殊スキル]] ===
+
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]
 
:'''[[極]]、[[気力限界突破]]、[[サイズ差補正無視]]、[[カウンター|カウンターL8]]、[[底力|底力L9]]、[[再攻撃]]'''
 
:'''[[極]]、[[気力限界突破]]、[[サイズ差補正無視]]、[[カウンター|カウンターL8]]、[[底力|底力L9]]、[[再攻撃]]'''
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:基本的には前作に準じているが、[[イノベイド|イノベイター]]の再生治療の弊害か再攻撃を失い、最終的な攻撃力は低下したが、代わりに防御能力を高めるガードが追加された。
 
:基本的には前作に準じているが、[[イノベイド|イノベイター]]の再生治療の弊害か再攻撃を失い、最終的な攻撃力は低下したが、代わりに防御能力を高めるガードが追加された。
  
=== [[エースボーナス]] ===
+
=== [[エース|固有エースボーナス]] ===
 
;反撃時の与ダメージ1.3倍。
 
;反撃時の与ダメージ1.3倍。
:『第2次Z破界篇』で採用されるが習得せず。[[神勝平|勝平]]の上位互換。こちらは補正率が上がっている上に極+底力+カウンターも完備、[[射程]]や経戦能力まで優れた乗機揃いなので相性は抜群。没データとは言え実に羨ましい限りである。
+
:第2次Z破界篇。ゲーム中でエースボーナスを習得する事は一度も無いが、内部データにはこのボーナスが設定されている。反撃時限定とはいえ、与ダメージが1.3倍も増加するのは脅威。
 
;HP30%以下で、1度だけ精神コマンド『[[ド根性]]』が掛かる。
 
;HP30%以下で、1度だけ精神コマンド『[[ド根性]]』が掛かる。
:『第2次Z再世篇』で採用されるが習得せず。再生治療を受けたとは言え、身体の半分を消し飛ばされてなお戦いをやめない彼の戦争狂振りとしぶとさを体現したボーナス。
+
:第2次Z再世篇。特殊スキルの再攻撃消失に加え、エースボーナスも生存能力方面に変更されている。敵として見れば厄介な能力だが、ゲーム本編ではエースボーナスを習得しないので特に問題は無い。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
=== ソレスタルビーイング ===
 
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
 
;[[刹那・F・セイエイ]]
 
:かつてKPSAに誘拐された幼少時代のソラン(刹那)を洗脳し、両親を殺させる原因を作った。また、刹那のナイフを使う[[武術・格闘技|格闘術]]の師匠でもある。
 
:かつてKPSAに誘拐された幼少時代のソラン(刹那)を洗脳し、両親を殺させる原因を作った。また、刹那のナイフを使う[[武術・格闘技|格闘術]]の師匠でもある。
:刹那のことは1stシーズンでは「クルジスのガキ」「クルジスの小僧」と呼んでいたが2ndシーズンでは彼が成長したので「クルジスの兄ちゃん」と呼び直すと妙な律義さも見せる。
+
:刹那の事は1stシーズンでは「クルジスのガキ」「クルジスの小僧」と呼んでいるが、2ndシーズンでは彼が成長したので「クルジスの兄ちゃん」と呼んでいる。
:刹那の戦いの師だけあって、実力では彼を圧倒していたが互いにガンダムを駆っての一騎討ちでは[[トランザム]]の噛ませ犬になる形で敗北を喫している。2ndシーズン後半では肩に銃弾を撃ち込まれて負傷したまま操縦する刹那に互角に食い下がられて動揺し、またもやトランザムの発動を許して完敗した。ちなみに大森版では彼に戦闘・精神面で完全敗北する。
+
:刹那の戦いの師だけあって、実力では彼を圧倒していたが、2ndシーズン後半では彼に完敗を喫する事に。ちなみに、大森版では彼に戦闘・精神面で完全敗北する。
 
;[[ニール・ディランディ]]
 
;[[ニール・ディランディ]]
 
:KPSAの[[テロリスト|テロ]]で家族を失ったロックオンにとっては、サーシェスは家族の仇である。1stシーズン終盤とロックオンと相討ちとなる。
 
:KPSAの[[テロリスト|テロ]]で家族を失ったロックオンにとっては、サーシェスは家族の仇である。1stシーズン終盤とロックオンと相討ちとなる。
:スパロボでは[[パトリック・コーラサワー|コーラサワー]]に代わって彼を負傷させており、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では原作同様相討ち、『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』では彼に撃墜されるという正反対の結末を迎えている。
+
:スパロボではコーラサワーに代わって彼を負傷させており、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では原作同様相討ち、『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』では彼に撃墜されるという正反対の結末を迎えている。
:また、サーシェスを[[モビルスーツ]]戦闘において、生の実力で追い詰めた唯一の人物でもある。
+
:また、サーシェスをモビルスーツ戦闘において、生の実力で追い詰めた唯一の人物でもある。
 
;[[ライル・ディランディ]]
 
;[[ライル・ディランディ]]
 
:自身を一度死の寸前まで追いつめた男の弟。
 
:自身を一度死の寸前まで追いつめた男の弟。
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;[[ティエリア・アーデ]]
 
;[[ティエリア・アーデ]]
 
:2ndシーズンではロックオンの仇として、サーシェスを強く敵視する。
 
:2ndシーズンではロックオンの仇として、サーシェスを強く敵視する。
=== チームトリニティ ===
+
;[[アレハンドロ・コーナー]]
 +
:サーシェスにとってのスポンサーその1。『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では、原作よりも多くの彼との会話がある。
 
;[[ヨハン・トリニティ]]
 
;[[ヨハン・トリニティ]]
:抹殺すべく、あえてモビルスーツ戦で彼を倒した。
+
:トリニティ兄妹の長男。抹殺すべく、あえてモビルスーツ戦で彼を倒した。
 
;[[ミハエル・トリニティ]]
 
;[[ミハエル・トリニティ]]
 
:彼を真っ先に銃殺し、彼の[[ガンダムスローネツヴァイ|愛機]]を奪取した。
 
:彼を真っ先に銃殺し、彼の[[ガンダムスローネツヴァイ|愛機]]を奪取した。
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:[[アグリッサ]]を破壊した張本人。彼女の兄たちを手にかけ、彼女にも引導を渡さんとするも、刹那の介入で取り逃す事に。
 
:[[アグリッサ]]を破壊した張本人。彼女の兄たちを手にかけ、彼女にも引導を渡さんとするも、刹那の介入で取り逃す事に。
 
:2ndシーズンでも一度相対しており、命を狙われるも軽くあしらっている。2ndシーズンの小説版では、軽くあしらったアニメ版と違って相当酷い仕打ちをしている。
 
:2ndシーズンでも一度相対しており、命を狙われるも軽くあしらっている。2ndシーズンの小説版では、軽くあしらったアニメ版と違って相当酷い仕打ちをしている。
=== 監視者 ===
 
;[[アレハンドロ・コーナー]]
 
:サーシェスにとってのスポンサーその1。
 
:『第2次Z破界篇』では原作よりも多くの彼との会話がある。
 
 
;[[ラグナ・ハーヴェイ]]
 
;[[ラグナ・ハーヴェイ]]
:アレハンドロの使いだったがガンダムが手に入らないことを苛立って、[[暗殺]]命令を依頼されて排除。
+
:アレハンドロの使いだったが、ガンダムが手に入らないことを苛立って、[[暗殺]]命令を依頼され殺害する。
;[[ソレスタルビーイング]]の監視者達
+
;[[絹江・クロスロード]]
:小説版では1stと2ndの間に、リボンズの命令でソレスタルビーイングの監視者達全員を暗殺していた事実が判明している。
+
:[[ソレスタルビーイング]]取材のためラグナのところまでたどり着いた彼女に、正体を明かし殺害する。
=== イノベイド ===
 
 
;[[リボンズ・アルマーク]]
 
;[[リボンズ・アルマーク]]
:1stシーズンでロックオンとの死闘で瀕死の重傷を負ったところを彼に再生治療で蘇生させられ、2ndシーズン以後は彼に雇われる。
+
:1stシーズン終盤でのロックオンとの死闘で瀕死の重傷を負ったところを彼に再生治療で蘇生させられ、2ndシーズン以後は彼に雇われる。
 
:リボンズからは'''「ある意味人間の枠を超えている」'''と評せられ、サーシェスはリボンズを「大将」と呼ぶ。
 
:リボンズからは'''「ある意味人間の枠を超えている」'''と評せられ、サーシェスはリボンズを「大将」と呼ぶ。
 
;[[リジェネ・レジェッタ]]
 
;[[リジェネ・レジェッタ]]
:リボンズに反旗を翻して、一度はリボンズを屠った彼を射殺する。
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:2ndシーズン終盤、リボンズに反旗を翻して一度はリボンズを屠った彼を射殺する。
=== クロスロード姉弟 ===
+
;[[ソレスタルビーイング]]の監視者達
;[[絹江・クロスロード]]
+
:小説版では1stと2ndの間に、リボンズの命令でソレスタルビーイングの監視者達全員を暗殺していた事実が判明している。
:[[ソレスタルビーイング]]取材の為、ラグナのところまでたどり着いた彼女を罠にはめて殺害。
+
;フォン・スパーク
;[[沙慈・クロスロード]]
+
:外伝シリーズに登場するソレスタルビーイングの支援組織『フェレシュテ』に所属していたガンダムマイスター。
:絹江の件は互いに知らぬことだがケロケロエース版では奇しくも彼から不意打ちを受けている。
+
:少年時代、一時期サーシェスと共にテロリスト活動をしていた。サーシェスをも面食らわせる程の狂気と実力を持つ危険人物である。
=== 人革連 ===
 
;[[セルゲイ・スミルノフ]]
 
:国連軍参加時に初めて顔を合わせた際には彼にある種の敬意を払う。
 
=== 外伝 ===
 
;[[GUNDAM:フォン・スパーク|フォン・スパーク]](SRW未登場)
 
:外伝シリーズに登場。少年時代、一時期サーシェスと共に[[テロリスト]]活動をしていた。サーシェスをも面食らわせる程の狂気と実力を持つ危険人物である。
 
  
 
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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;[[ガウルン]]
 
;[[ガウルン]]
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』の戦闘台詞にてガウルンがサーシェスの名前を出しており、その言動から察するに彼からも一目置かれていたようだ。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』の戦闘台詞にてガウルンがサーシェスの名前を出しており、その言動から察するに彼からも一目置かれていたようだ。
:また、リニューアル後の『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では彼と共に[[ヴァンアイン]]を追い詰める。
+
:また、リニューアル後の『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では彼と友に[[ヴァンアイン]]を追い詰める。
 
;[[クロウ・ブルースト]]
 
;[[クロウ・ブルースト]]
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』にて、彼からも[[ロックオン・ストラトス|ニール]]の仇として狙われる。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』にて、彼からも[[ロックオン・ストラトス|ニール]]の仇として狙われる。
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;「ところがぎっちょん!」
 
;「ところがぎっちょん!」
 
:口癖。相手が油断しているところに突然襲い掛かる時に言う事が多い。
 
:口癖。相手が油断しているところに突然襲い掛かる時に言う事が多い。
:初出は1stシーズン第12話「教義の果てに」。ここでの発言は藤原啓治氏のアドリブ。
 
:元ネタはドリフターズのコントでそれまでの流れをひっくり返す為に使用されたお決まりの文句から。
 
 
=== 1st ===
 
=== 1st ===
 
;「この戦いは、[[神]]の御前に捧げられる聖戦である…」
 
;「この戦いは、[[神]]の御前に捧げられる聖戦である…」
 
:第1話におけるサーシェスの初台詞。『[[機動戦士ガンダム00]]』の物語は、彼の台詞で始まった。
 
:第1話におけるサーシェスの初台詞。『[[機動戦士ガンダム00]]』の物語は、彼の台詞で始まった。
:なお、以下「KPSA」の少年兵達を洗脳する言葉が続くのだが、その中の一人である[[刹那・F・セイエイ|ソラン・イブラヒム]]だけは「この世界に、[[神]]なんていない!」と心中で反論するのであった。
+
:なお、以下「KPSA」の少年兵達を洗脳する言葉が続くのだが、その中の一人である[[刹那・F・セイエイ|ソラン・イブラヒム]]だけは「この世界に、神なんていない!」と心中で反論するのであった。
 
;「ったくひでえもんだなぁ、ソレスタルなんたらってのはよ」<br />「ここにある石ころが取れなきゃこの国の経済は破綻。その影響を受ける国や[[企業]]がどんだけあるか…」<br />「戦争を止められりゃあ、下々の者はどうなってもいいらしいや」
 
;「ったくひでえもんだなぁ、ソレスタルなんたらってのはよ」<br />「ここにある石ころが取れなきゃこの国の経済は破綻。その影響を受ける国や[[企業]]がどんだけあるか…」<br />「戦争を止められりゃあ、下々の者はどうなってもいいらしいや」
 
:第6話より。[[ソレスタルビーイング]]の矛盾を突いた台詞。
 
:第6話より。[[ソレスタルビーイング]]の矛盾を突いた台詞。
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:第7話より。ソレスタルビーイングのモラリア武力介入の際に自分の部下だけを岩陰に隠しておいたサーシェスが部下達にかけた言葉。彼の人生観を表している一言。
 
:第7話より。ソレスタルビーイングのモラリア武力介入の際に自分の部下だけを岩陰に隠しておいたサーシェスが部下達にかけた言葉。彼の人生観を表している一言。
 
:ガンダムとまともにやりあっても貧乏くじを引くだけだと踏んでいたサーシェスは自分だけで[[ガンダムエクシア]]の鹵獲を試みたが、失敗するや兵力を温存したまま作戦行動を終えた。
 
:ガンダムとまともにやりあっても貧乏くじを引くだけだと踏んでいたサーシェスは自分だけで[[ガンダムエクシア]]の鹵獲を試みたが、失敗するや兵力を温存したまま作戦行動を終えた。
:戦争狂ではあるが隊長という肩書が有る時は一応いたずらに手駒を失うような事が無いように考えて行動している事がわかる。
+
:戦争狂ではあるが、隊長という肩書が有る時は一応いたずらに手駒を失うような事が無いように考えて行動している事がわかる。
;「JNNの記者さんね。構いませんが私は少し急いでまして。車中でよろしければ」
 
:第20話より。[[ラグナ・ハーヴェイ]]との面会を終えた直後、取材を求めてきた[[絹江・クロスロード]]にかけた台詞。この時点では絹江を殺す気はなく、逃げ道を与えている。戦争狂ながらも無駄な殺戮はしないようにしている(一応)サーシェスの理性的な面がうかがえる。
 
 
;「''戦争屋です。戦争が好きで好きでたまらない、人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の人間ですよ…''」
 
;「''戦争屋です。戦争が好きで好きでたまらない、人間のプリミティブな衝動に準じて生きる最低最悪の人間ですよ…''」
:同上。ラグナの動向を追うの取材に応じるサーシェスは、言葉静かに自身の本性を明かす。稀代の戦争狂・サーシェスという男を最も表現した名台詞。
+
:第20話より。ラグナの動向を追う[[絹江・クロスロード]]の取材に応じるサーシェスは、言葉静かに自身の本性を明かす。稀代の戦争狂・サーシェスという男を最も表現した名台詞。
 
:なお、[[小説|小説版]]では一部台詞が異なり、「最低最悪の'''ロクデナシ'''」になっている。
 
:なお、[[小説|小説版]]では一部台詞が異なり、「最低最悪の'''ロクデナシ'''」になっている。
 
;「ウロチョロしていた鼠を掃除しておきましたよ」
 
;「ウロチョロしていた鼠を掃除しておきましたよ」
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:「殺し屋」としても躊躇いや抜かりが無いサーシェスの手口には、[[戦慄]]させられる。なお、報告を受けたラグナはサーシェスの事を「まったく食えん奴だ」と評しているが、彼もまた、その男によって「掃除」される事となる。
 
:「殺し屋」としても躊躇いや抜かりが無いサーシェスの手口には、[[戦慄]]させられる。なお、報告を受けたラグナはサーシェスの事を「まったく食えん奴だ」と評しているが、彼もまた、その男によって「掃除」される事となる。
 
;「[[アレハンドロ・コーナー|スポンサー]]から『あんたらをどうにかしてくれ』って、頼まれてな」
 
;「[[アレハンドロ・コーナー|スポンサー]]から『あんたらをどうにかしてくれ』って、頼まれてな」
:第22話より。味方を装って[[チームトリニティ]]に接触した際の台詞。[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]はラグナに頼まれたのかと問い質すが…。なお、サーシェスは'''「助けに来た」とは一言も言っていない'''。
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:第22話より。味方を装って[[チームトリニティ]]に接触した際の台詞。ヨハンはラグナに頼まれたのかと問い質すが…。なお、サーシェスは'''「助けに来た」とは一言も言っていない'''。
;「ラグナ? あぁ、ラグナ・ハーヴェイの事か。やっこさん死んだよ」<br />「俺が殺した」
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;「ラグナ? あぁ、[[ラグナ・ハーヴェイ]]の事か。やっこさん死んだよ」<br />「俺が殺した」
 
:上記の台詞の後、悪びれも無くラグナを[[暗殺]]した事をカミングアウトしつつ[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]を殺害(正確には一行目の台詞の直後、銃撃)、[[ガンダムスローネツヴァイ|スローネツヴァイ]]を強奪する。
 
:上記の台詞の後、悪びれも無くラグナを[[暗殺]]した事をカミングアウトしつつ[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]を殺害(正確には一行目の台詞の直後、銃撃)、[[ガンダムスローネツヴァイ|スローネツヴァイ]]を強奪する。
 
:殺しに対しては全く躊躇しないサーシェスを象徴する場面だが、あまりにも流れるような展開だったためか、即死したミハエル共々よくネタにされる。
 
:殺しに対しては全く躊躇しないサーシェスを象徴する場面だが、あまりにも流れるような展開だったためか、即死したミハエル共々よくネタにされる。
189行目: 167行目:
 
:拍子の無い台詞だが、藤原啓治氏の言い回しによりドスの聞いた台詞に聞こえる。
 
:拍子の無い台詞だが、藤原啓治氏の言い回しによりドスの聞いた台詞に聞こえる。
 
;「てめえの許可がいるのかよ!」
 
;「てめえの許可がいるのかよ!」
:スローネツヴァイを奪取した際、ガンダムに搭乗していることを詰る[[刹那・F・セイエイ|刹那]]に返答した台詞。
+
:スローネツヴァイを奪取した際、ガンダムに搭乗していることを詰る刹那に返答した台詞。
 
;「てめえだって同類じゃねぇか! 紛争根絶を掲げるテロリストさんよぉ!」
 
;「てめえだって同類じゃねぇか! 紛争根絶を掲げるテロリストさんよぉ!」
;「喚いてろ! 同じ穴のムジナがぁ!!」
 
 
:第23話より。[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]との対峙。確かに互いに[[テロリスト|テロ]]に殉じているが、背負っているものが決定的に違う。
 
:第23話より。[[ロックオン・ストラトス|ロックオン]]との対峙。確かに互いに[[テロリスト|テロ]]に殉じているが、背負っているものが決定的に違う。
 
:なお、このシーンではロックオン役の三木眞一郎氏共々サーシェス役の藤原啓治氏も鬼気迫る[[レベル]]の名演を見せており、'''他の声優陣がリアルに絶句した'''というエピソードがある。
 
:なお、このシーンではロックオン役の三木眞一郎氏共々サーシェス役の藤原啓治氏も鬼気迫る[[レベル]]の名演を見せており、'''他の声優陣がリアルに絶句した'''というエピソードがある。
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:田口央斗版(講談社・刊)でスローネツヴァイを強奪した直後、[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]を始末しようとして。最終的にはサーシェスも'''アニキのところ'''へ送られたが。
 
:田口央斗版(講談社・刊)でスローネツヴァイを強奪した直後、[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]を始末しようとして。最終的にはサーシェスも'''アニキのところ'''へ送られたが。
 
;「ハハッ!! 俺の勝ちだ!! やれるもんならやれ! しかし言っておくがオレみたいなのはこの世界の歪みの一つでしかない! わかるか! お前らのやっていることは無駄なんだ!! 無駄なんだよ!!」
 
;「ハハッ!! 俺の勝ちだ!! やれるもんならやれ! しかし言っておくがオレみたいなのはこの世界の歪みの一つでしかない! わかるか! お前らのやっていることは無駄なんだ!! 無駄なんだよ!!」
:大森倖三版(角川書店・刊)で原作通りアザディスタンで刹那と交戦し、機体を破壊されたが目的は達したので刹那に言い放った勝利宣言。
+
:大森倖三版(角川書店・刊)で原作通りアザディスタンで[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と交戦し、機体を破壊されたが目的は達したので刹那に言い放った勝利宣言。
 
:この言葉に刹那は動揺しつつも、この後刹那は原作通りマスード・ラフマディを保護したので彼の目論見は潰える。
 
:この言葉に刹那は動揺しつつも、この後刹那は原作通りマスード・ラフマディを保護したので彼の目論見は潰える。
 
;「アァ゙ーけったくそ悪い。この世界から消えてくれよ、ガンダム」
 
;「アァ゙ーけったくそ悪い。この世界から消えてくれよ、ガンダム」
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;「戦争屋が、戦争でくたばるか…」
 
;「戦争屋が、戦争でくたばるか…」
 
:[[ニンテンドーDS]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダム00』より。三国合同軍事演習にてソレスタルビーイングの[[ガンダムマイスター]]が駆るガンダムによって[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム|自身の乗機]]を撃墜された際に。
 
:[[ニンテンドーDS]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダム00』より。三国合同軍事演習にてソレスタルビーイングの[[ガンダムマイスター]]が駆るガンダムによって[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム|自身の乗機]]を撃墜された際に。
:ボイスを聞いてみるとわかるが、戦場における自身の戦死を潔く受け入れられている。原作よりも死期が早まってしまったとはいえ、比較的マトモな最期であると言えるだろう。
+
:サーシェスを演じる藤原啓治氏による実際の台詞(音声)を聞いてみるとわかるが、戦場における自身の戦死を潔く受け入れられている。原作よりも死期が早まってしまったとはいえ、比較的マトモな最期であると言えるだろう。
  
 
=== 2nd ===
 
=== 2nd ===
 
;「そうよ! そのまさかよ!!」
 
;「そうよ! そのまさかよ!!」
:第5話より。2ndシーズン初登場時の台詞。[[アルケーガンダム]]を見た刹那の「まさか!?」という台詞に応じたもの。ちなみにこの時、'''[[ガーゴイル|通信は繋がっていない]]'''。
+
:第5話より。2ndシーズン初登場時の台詞。[[アルケーガンダム]]を見た刹那の「まさか!?」という台詞に応じたもの。ちなみにこの時、'''通信は繋がっていない'''。
 
;「さあ! 始めようじゃねえか! ガンダム同士によるとんでもねえ戦争ってやつをよお!」
 
;「さあ! 始めようじゃねえか! ガンダム同士によるとんでもねえ戦争ってやつをよお!」
 
:第8話より。刹那と[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]の前に現れ、喜々として言い放つ。
 
:第8話より。刹那と[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]の前に現れ、喜々として言い放つ。
 
;「おうよ! けどな、お前らのせいで身体の半分が消し炭だ! 野郎の命だけじゃ物足りねえんだよぉ!! 再生治療のツケを払え! テメエの命でなぁ!」
 
;「おうよ! けどな、お前らのせいで身体の半分が消し炭だ! 野郎の命だけじゃ物足りねえんだよぉ!! 再生治療のツケを払え! テメエの命でなぁ!」
:第9話より。刹那の「生きていたのか」という台詞に対する返答。よく生きていたものである。'''「治療費で全財産がほとんど無くなったのでは?」'''と邪推するファンもいたとか…。
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:第9話より。刹那の「生きていたのか」という台詞に対する返答。よく生きていたものである。'''「治療費で全財産がほとんど無くなったのでは?」'''と邪推するファンもいたとか…。実際は新たなスポンサーとしてリボンズに迎えられたので無償で行われたのだが、治療期間が長かった影響か身体能力が減退したことを言っているのだろう(4年経ってもそれを感じさせないほど鍛えなおしたといえる)。
 
:ちなみに、小説版では「[[ロックオン・ストラトス|野郎]]の命だけじゃ物足りない」という発言に刹那がマジギレしている。
 
:ちなみに、小説版では「[[ロックオン・ストラトス|野郎]]の命だけじゃ物足りない」という発言に刹那がマジギレしている。
 
;「あるよ。お前には理解できないだろうがな」
 
;「あるよ。お前には理解できないだろうがな」
225行目: 202行目:
 
;「さっさと始めようぜ! あの世で待ってんだろ? イノベイターのねーちゃんがよ!」
 
;「さっさと始めようぜ! あの世で待ってんだろ? イノベイターのねーちゃんがよ!」
 
:田口版で[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]と対峙して。[[アニュー・リターナー|アニュー]]のことをダシにしてライルを挑発し、激昂させる。
 
:田口版で[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]と対峙して。[[アニュー・リターナー|アニュー]]のことをダシにしてライルを挑発し、激昂させる。
;「俺は俺だァ!!」
 
:第24話より。トランザムバーストの中、ライルとの激闘の最中で叫んだ一言。字面だけ見れば何てことないかもしれないが、相互理解をテーマにした作品において「必ずしも解り合えるわけではない存在」の一人であるサーシェスの、どこまでいっても自分自身の楽しみこそが全てであり自ら他者に歩み寄る気など毛頭ないという在り方を端的に表している一言とも言える。
 
 
;「何がどうなってやがる!? くそっ、動けってんだよ!」
 
;「何がどうなってやがる!? くそっ、動けってんだよ!」
:同じく第24話より。アルケーがトライアルフィールドで機能停止した際の台詞。彼が自分でも知らないうちに[[ヴェーダ]]のバックアップを受けて戦っていた事が判明した瞬間。
+
:第24話より。アルケーがトライアルフィールドで機能停止した際の台詞。彼が自分でも知らないうちに[[ヴェーダ]]のバックアップを受けて戦っていた事が判明した瞬間。
 
:なお、[[機動戦士Ζガンダム|はるか前の作品]]に登場した[[パプテマス・シロッコ|とある人物]]が、この時のサーシェスと同様の事態に直面して、これと似た趣旨の台詞を吐いていた。
 
:なお、[[機動戦士Ζガンダム|はるか前の作品]]に登場した[[パプテマス・シロッコ|とある人物]]が、この時のサーシェスと同様の事態に直面して、これと似た趣旨の台詞を吐いていた。
 
;「馬鹿があッ!!」
 
;「馬鹿があッ!!」
248行目: 223行目:
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
;「長年戦場で人の生き血をすすって生きてきたからな!俺の身体には死臭と血の臭いがしみついているのさ!」
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』[[ソレスタルビーイング|CB]]ルート第35話「悪意の矛先」における[[アポロ]]との[[戦闘前会話]]。彼に「嫌な臭いをさせてやがる」と嫌悪感を持たれてこう返す。こういう台詞を嬉々として言えるのは、正にサーシェスの様な戦争中毒者くらいのものであろう。なお、この後にアポロから「'''生まれながらの悪党特有のドブ以下の臭いがプンプンしやがる'''」と返される。
 
 
;「モビルスーツの操縦はお上手だが、生身での戦いはなっちゃいねえな」
 
;「モビルスーツの操縦はお上手だが、生身での戦いはなっちゃいねえな」
:『第2次Z破界篇』CBルート第36話「託される意志」より。原作通りに[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]を射殺して、[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]を返り討ちにした時の台詞。
+
:[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』の中盤で原作通りにミハエルを射殺して、[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]を返り討ちにした時の台詞。
 
;「過分なお褒めの言葉、恐れ入ります。ですが、私は好き勝手にやるのが性分なんですよ」
 
;「過分なお褒めの言葉、恐れ入ります。ですが、私は好き勝手にやるのが性分なんですよ」
 
:『第2次Z破界篇』第39話「ザ・ラストレッドショルダー」で[[ヨラン・ペールゼン|ペールゼン]]から「もう少し従順であれば、自分にとっての理想の兵士だった」との評価を受けた返答。
 
:『第2次Z破界篇』第39話「ザ・ラストレッドショルダー」で[[ヨラン・ペールゼン|ペールゼン]]から「もう少し従順であれば、自分にとっての理想の兵士だった」との評価を受けた返答。
 
:戦いを無上の喜びとするサーシェスが本当に従順である事など無いだろうが。
 
:戦いを無上の喜びとするサーシェスが本当に従順である事など無いだろうが。
 
;「あのウイングゼロってのはお前のお友達が乗っていたらしいな!」<br />「どうだい? ダチ同士で殺しあった感想は!」
 
;「あのウイングゼロってのはお前のお友達が乗っていたらしいな!」<br />「どうだい? ダチ同士で殺しあった感想は!」
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』中盤、[[神根島]]にて[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]搭乗の[[ウイングガンダムゼロ|ウイングゼロ]]を鹵獲後、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]へと浴びせた挑発。辛うじて怒りを堪える彼を、サーシェスは更に嘲笑う。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』中盤、[[神根島]]にて[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]搭乗の[[ウイングガンダムゼロ|ウイングゼロ]]を鹵獲後、刹那へと浴びせた挑発。辛うじて怒りを堪える彼を、サーシェスは更に嘲笑う。
 
;「この曲…ペールゼンの旦那の所で観たレッドショルダーの記録映画のBGMか」<br />「どこのどいつだか知らないが、粋な演出をしてくれたもんだぜ。じゃあ、どっちも頑張れよ…!」
 
;「この曲…ペールゼンの旦那の所で観たレッドショルダーの記録映画のBGMか」<br />「どこのどいつだか知らないが、粋な演出をしてくれたもんだぜ。じゃあ、どっちも頑張れよ…!」
 
:『第2次Z再世篇』第29話「戦士達の叫び」にて、突如流れ出した[[レッドショルダー]]のマーチに反応した。
 
:『第2次Z再世篇』第29話「戦士達の叫び」にて、突如流れ出した[[レッドショルダー]]のマーチに反応した。
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:『第2次Z再世篇』における最終戦限定の撃墜台詞。戦争が好きで好きで仕方ない男は、皮肉にも戦争によって己の命を絶たれる事になるのであった。
 
:『第2次Z再世篇』における最終戦限定の撃墜台詞。戦争が好きで好きで仕方ない男は、皮肉にも戦争によって己の命を絶たれる事になるのであった。
 
;「俺がやられただと…!?」<br />「まだだ! まだなんだよ! 俺はまだ満足しちゃいねえんだ!」<br />「もっと俺は生きるんだ! 生きて、戦って…」<br />「くそがぁぁぁぁぁっ!!」
 
;「俺がやられただと…!?」<br />「まだだ! まだなんだよ! 俺はまだ満足しちゃいねえんだ!」<br />「もっと俺は生きるんだ! 生きて、戦って…」<br />「くそがぁぁぁぁぁっ!!」
:『第2次Z再世篇』での断末魔。最期まで往生際悪く生への執着と渇望を叫ぶも、刹那と[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]にその見苦しさと所業を糾弾された挙句切り捨てられ、稀代の戦争狂、今度こそ、ネオ・プラネッツに散る。原作では断末魔すら言えずに戦死したので、それを考えるとまだマシな扱いである。
+
:『第2次Z再世篇』での断末魔。最期まで往生際悪く生への執着と渇望を叫ぶも、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と[[ロックオン・ストラトス (2代目)|ライル]]にその見苦しさと所業を糾弾された挙句切り捨てられ、稀代の戦争狂、今度こそ、ネオ・プラネッツに散る。原作では断末魔すら言えずに戦死したので、それを考えるとまだマシな扱いである。
  
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
;[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム]]
 
;[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム]]
 
:1stシーズンで最初に搭乗した愛機で、カラーリングは濃い青色。サーシェスの高い[[技量]]で[[ガンダムエクシア|エクシア]]を圧倒した。実は、一度も撃墜されてない。
 
:1stシーズンで最初に搭乗した愛機で、カラーリングは濃い青色。サーシェスの高い[[技量]]で[[ガンダムエクシア|エクシア]]を圧倒した。実は、一度も撃墜されてない。
:;[[アグリッサ]]
+
:;[[アグリッサ]](AEUイナクトカスタム(アグリッサ型))
::1stシーズン中盤での搭乗機。過去の紛争で使用された[[モビルスーツ]]をコアユニットとして運用する大型[[モビルアーマー]]。
+
::1stシーズン中盤での搭乗機。過去の紛争で使用されたモビルスーツをコアユニットとして運用する大型モビルアーマー。
 
::プラズマフィールドで[[刹那・F・セイエイ|刹那]]をあと一歩の所まで追い詰めるが、[[ガンダムスローネドライ|スローネドライ]]の介入によってアグリッサは大破した。
 
::プラズマフィールドで[[刹那・F・セイエイ|刹那]]をあと一歩の所まで追い詰めるが、[[ガンダムスローネドライ|スローネドライ]]の介入によってアグリッサは大破した。
 
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277行目: 250行目:
 
:;[[アルケーガンダム]]
 
:;[[アルケーガンダム]]
 
::2ndシーズンでの搭乗機。スローネツヴァイの改良機。ガンダムという姿に留まらない禍々しい姿に変貌している。
 
::2ndシーズンでの搭乗機。スローネツヴァイの改良機。ガンダムという姿に留まらない禍々しい姿に変貌している。
::;[[GUNDAM:ヤークトアルケーガンダム|ヤークトアルケーガンダム]](SRW未登場)
+
::;ヤークトアルケーガンダム
:::公式外伝『機動戦士ガンダム00V』で搭乗。アルケーガンダムに追加装備を施した機体であるが、重量増加による対MS性能の低下を理由に本編では搭乗していない。
+
:::公式外伝『機動戦士ガンダム00V』で搭乗。アイン・ツヴァイ・ドライのスローネ三機分の機能を集約した機体。アルケーガンダムに追加装備を施した機体であるが、主に量産機の部隊を相手にすることを想定した対集団戦指向の装備であるため、重量増加による対MS性能の低下を理由に本編では搭乗していない。
;ガンダムスローネフィーア(SRW未登場)
 
:舞台演劇作品『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』(SRW未参戦)にて搭乗。スローネの4号機。舞台演劇ではスローネツヴァイは強奪せず、本機に搭乗する。
 
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*人間関係の欄を見れば解るように、アリー・アル・サーシェスは作中において主要や脇役に関わらず多くのキャラクターを手にかけており、その中で特筆すべきはガンダム[[パイロット]]を[[ヨハン・トリニティ|3]][[ミハエル・トリニティ|人]][[ロックオン・ストラトス|も]]殺害しているという事実である。
+
*人間関係の欄を見れば解るように、アリー・アル・サーシェスは作中において主要や脇役に関わらず多くのキャラクターを手にかけており、その中で特筆すべきはガンダムパイロットを[[ヨハン・トリニティ|3]][[ミハエル・トリニティ|人]][[ロックオン・ストラトス|も]]殺害しているという事実である。
 
**これまでのガンダム作品でガンダムパイロットを討ち斃したキャラクターは他にもいるが、それは主役側が殆ど。敵側でこれだけの偉業を成し遂げたのはシリーズ屈指の'''最狂の女'''[[カテジナ・ルース]]以来である。とはいえ彼女の戦績も[[量産型]]扱いの強くなった[[Vガンダム]]達相手であり、やはりサーシェスも極めて異例と言っていいだろう。
 
**これまでのガンダム作品でガンダムパイロットを討ち斃したキャラクターは他にもいるが、それは主役側が殆ど。敵側でこれだけの偉業を成し遂げたのはシリーズ屈指の'''最狂の女'''[[カテジナ・ルース]]以来である。とはいえ彼女の戦績も[[量産型]]扱いの強くなった[[Vガンダム]]達相手であり、やはりサーシェスも極めて異例と言っていいだろう。
**更に、「[[モビルスーツ|MS]]や[[戦艦]]等を用いた攻撃による死者数」よりも'''「機体を降りた[[白兵戦]]による殺害・暗殺数」の方が(少なくとも画面で写っている限りは)多い'''という、ガンダムシリーズの敵キャラとしても異例の人物である。
 
 
*その狂暴な[[性格]]と「戦争を楽しむ」という点から、ファンの間ではサーシェスと同じように並外れた実力に加え、奸智にも長けた戦闘狂である[[ヤザン・ゲーブル]]と比較される事が多い。
 
*その狂暴な[[性格]]と「戦争を楽しむ」という点から、ファンの間ではサーシェスと同じように並外れた実力に加え、奸智にも長けた戦闘狂である[[ヤザン・ゲーブル]]と比較される事が多い。
 
**ただし、ヤザンは「部下思いの一面を持ち、無抵抗の民間人の虐殺を嫌悪する」といった点でサーシェスとは根っこの部分が決定的に異なる。また、サーシェスは基本的に誰も強く信用はせず、かつ誰からも強く信用はされていない。
 
**ただし、ヤザンは「部下思いの一面を持ち、無抵抗の民間人の虐殺を嫌悪する」といった点でサーシェスとは根っこの部分が決定的に異なる。また、サーシェスは基本的に誰も強く信用はせず、かつ誰からも強く信用はされていない。
 
**とはいえ、サーシェスは部下が[[民間人]]に対して暴行や略奪を行ってもそれを黙認していたようで、ご同類からはそれなりに理想の上司であった模様。
 
**とはいえ、サーシェスは部下が[[民間人]]に対して暴行や略奪を行ってもそれを黙認していたようで、ご同類からはそれなりに理想の上司であった模様。
 
*担当声優の藤原啓治氏といえばアニメ『[[クレヨンしんちゃん]]』の[[野原ひろし]]役で知られており、そんな藤原氏演じるサーシェスが2ndシーズンにてアザディスタンを焼け野原にした事から、一部ファンの間では'''「焼け野原ひろし」'''の[[俗語・俗称|渾名]]で親しまれている。
 
*担当声優の藤原啓治氏といえばアニメ『[[クレヨンしんちゃん]]』の[[野原ひろし]]役で知られており、そんな藤原氏演じるサーシェスが2ndシーズンにてアザディスタンを焼け野原にした事から、一部ファンの間では'''「焼け野原ひろし」'''の[[俗語・俗称|渾名]]で親しまれている。
**なお、この渾名は藤原氏が演じたサーシェス以外の悪役キャラ達に対して用いられる事もある。奇しくも、藤原氏の演じた悪役には炎使いや爆薬使いが多い。
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**なお、この渾名は藤原氏が演じたサーシェス以外の悪役キャラ達に対して用いられる事もある。
*舞台演劇作品『機動戦士ガンダム00 -破壊による再生-Re:Build』では、上記の通り[[ガンダムスローネツヴァイ|スローネツヴァイ]]は強奪せずスローネフィーアに搭乗し、舞台版では影も形もない[[アレハンドロ・コーナー|アレハンドロ]]の代わりにファーストシーズンの[[ラストボス|ラスボス]]となるが、マイスター4人同時に相手をして敗北、死亡した。
 
 
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
  
 
== 資料リンク ==
 
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