シンクライン皇太子
2014年5月30日 (金) 20:36時点における121.106.121.71 (トーク)による版
シンクライン皇太子(Prince Sinkurain)
ダイ・バザール大帝王の息子で、ガルラ大帝国の皇太子。
大帝国の軍事司令官を務め、14話で他所の星の侵略が終わった後にアルテア攻略担当のサダック敗北の報を受けてゴライオンと戦う為に派遣されるが、そこでファーラ姫と出会い一目惚れ。以後はアルテア攻略とゴライオン打倒を目指す一方でファーラ姫を自分の物にしようと画策する。
一見すると美形悪役だが、性格は父親以上に冷徹かつ残虐非道で卑劣な作戦を好み、自分の意に従わない部下や奴隷を殺害する事はしばしばでさらには征服した国の王女を陵辱したり、帝王の座に上るために父の殺害を試みる等の行動も行なった。
武技は一流で軍人としての能力はあるのだが、詰めの甘さやファーラ姫をしつこく狙うせいで作戦失敗することも多々あり、その事をダイ・バザールに咎められた事が父への反発の一因となっている。しかし、父であるダイ・バザールの方が上手であり、後半まで頭が上がらなかった。
終盤にてダイ・バザールの命で司令官の座を剥奪されて幽閉されるが、アルテア星攻撃の隙を突いてクーデターを起こして自らが帝王になり、ダイ・バザールをメカブラック獣人に乗せて戦死させ、さらにダイ・バザールを死なせた事に激怒したホネルバをも殺害したが、その際に自らの母親がアルテア星人である事を知った際にはかなり動揺した。
最終話でも部下に見捨てられる中でも抵抗し続けたが、最後は銀亮と相打ちとなって死亡した。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦W
- 中盤から登場。ヴェルターの女性陣に「女の敵」として盛大に叩かれるシーンがとても印象的。何気に流竜馬との声優ネタも存在する。地球に来ても原作通りファーラ姫にこだわり、何度も卑劣な手段で彼女に服従を迫る様は、プレイヤー部隊はおろか他の版権敵勢力のキャラクター達からも強く軽蔑されている(特に木連に至っては彼の余りにも破廉恥な性根を目の当たりにした事もあり、共通の敵の撃破という目的の為、ヴェルターからの和平案を受け入れている)。第2部ではファーラ姫に化けたタカスギ・サブロウタにまんまと出し抜かれるという間抜けな一面もある。またストーリー的に優遇されており何気に長期間生き残るので出番は多い。なお見切れていてわかりにくいが、顔グラフィックが兜あり・兜なしと二種類ある。
人間関係
ガルラ大帝国
- ダイ・バザール大帝王
- 父親。当初こそ親子仲は良好に見えたが、ファーラ姫への固執を否定された事により暗殺を図って自らが帝王になろうとする野心を抱き、最後には追い落とした。
- ホネルバ
- 側近として信頼関係があったが、息子ダイ・バザールを死に追いやった孫に怒り、暗殺せんとするが返り討ちにあい、その際に彼の母がアルテアの人間だった事を明かすが、これに激高したシンクラインに滅多斬りにされてしまった。実の祖母にあたるが、本編では特に言及されておらず、シンクラインがアルテア人の血を引くことを徹底的に侮蔑した。
- ヤガ
- 終盤にホネルバと同じく殺害した。
- サダック
- 部下。司令官を解任され、処刑されそうになったサダックを助命し、デスブラック獣人にした。
- ゴブラ
- SRW未登場。副官で、最終話でシンクラインを裏切ったが、逆に返り討ちにされた。37話のみギブラと呼称されており、空軍司令官という設定。
- クローンシンクライン
- 36話でホネルバがシンクラインの細胞から作り出したクローン。オリジナルよりも優れた身体能力を持っているが、性格もコピーしてある為にオリジナルのシンクラインに反旗を翻し、最後はシンクラインに殺害された。
アルテア王国・獅子座連合
- ファーラ姫
- 彼女の美しさに一目惚れし、しつこく付けねらうが、彼女からは徹底的に嫌われている。ちなみに、理由は他にもある。
- 黄金旭
- ゴライオンチームの面々の中でも一目置いており、度々生身での戦いを行なった。
- 黒鋼勇、青銅強、錫石宏
- 本編では何度か生身での対決があり、彼らを圧倒している。
- アニュー姫
- SRW未登場。ヘラクレス星の王女で、彼女を捕虜にして陵辱する暴挙を行なった。
- 銀亮
- SRW未登場の銀の弟。最後は相討ちとなる。
他作品との人間関係
- インファレンス
- Wの第二部では互いの邪魔をしないことを条件に協力する。シンクライン親子から父子というものを学ぼうとしていた。参考にならなかったみたいだが。ちなみに、劇中初めて激昂して口調が変わったインファレンスを目撃している。
- パルス・アベル
- Wの第二部では互いの邪魔をしないことを条件に協力する。
- 相良宗介
- 好色さに隠れて中々見えない、シンクラインの能力の高さを瞬時に見抜いた。シンクラインはそんな宗介に自分の英雄論を語ったが、宗介はその思考に呆れていた。
- カズマ・アーディガン
- シンクラインのハーレムに嫉妬していた。
- クルツ・ウェーバー
- 内心シンクラインのハーレムを羨ましがっていた。
- タカスギ・サブロウタ
- ファーラ姫に変装した彼にキスしそうになって、大ショックを受けるが、もちろんサブロウタも良い思いをしてはいない。彼はシンクラインの生き様を一種のロマンと評した。「そこにシビれる!憧れるゥ!」らしい…。
- 流竜馬
- Wでは彼の声を暑苦しいと感じたり、気に入らないとも言うが、親しみも覚えていた。つまり声優ネタ。
- シホミ・アーディガン
ミヒロ・アーディガン
弓さやか
ルクレツィア・ノイン
メリッサ・マオ
如月アキ
スバル・リョーコ
アマノ・ヒカル
ミスマル・ユリカ - Wにて、大いに彼女達の怒りを買ってしまう。
- 光竜、闇竜
- Wではロボットである彼女達もハーレムに加えようとしていた。
名台詞
- 「これは私が征服したゲーリング大星雲の王達の首だ。あとでみんなにくれてやろう」
- 14話で初登場した際、手土産としてダイ・バザールや他の臣下に征服した星の王達の首を見せた際の台詞。作中で数多くの残虐非道な行為を行なっているが、この時点で残虐性を出している。
- 「おのれ、ゴライオン。俺は誓う、必ずお前を倒すと」
- 14話でのゴライオンとの初対決で敗れた際の台詞。しかし、毎回似たような台詞を吐いて撤退するパターンが多い。
- 「あの大木を打ち落として見通しをよくしろ!」
- 15話でグレーダム城のどこにファーラ姫がいるか密かに探していた際、グレーダム城の窓を見やすくする為に部下に言い放った台詞。下手すればストーカーにも取れてしまう。
- 「ま、待て!お前の腕が凄いのは良く分かった。」
- 17話でヘラクレス王家の王子サムソンと剣の果し合いをした際、サムソンの妹であるアニュー姫に気を取られて負けた際に情けなく発した台詞。ダイ・バザールにも女に気を取られおってと呆れられていた。
- 「(父上はまさしく悪魔の化身…)」
- 18話で病身のダイ・バザールに毒を盛るも、逆に回復した事に恐怖した際の台詞。
- 「私がファーラ姫を手に入れるまで、その代わりをするのだ!」
- 21話で捕えたアニュー姫を気絶させた際の台詞。この後のアニュー姫の悲鳴で彼女を陵辱した事が窺える。
- 「ファーラ姫は見た事も無い母上のように思えるのです。私の母上はファーラ姫のようではありませんでしたか?」
- 30話より。ファーラとの結婚を否定し、血縁の姫をシンクラインの妻にさせようとしたダイ・バザール大帝王への台詞。この直後にホネルバからシンクラインの母親がダイ・バザールに殺害された事実を知るが、アルテア人である事までは知らなかった。
- 「他にどんな方法があるというのだ? 戦士としてこのシンクラインが陣頭に立ち、なおかつ傷つかぬ方法があるか?」
- 36話より。度重なる失敗でダイ・バザールから自ら陣頭に立って戦うべきだと叱責されたシンクラインがホネルバに対策を説いた際の台詞。作中では生身で戦う事が多いものの、他作品の美形悪役と違ってこんな事を言う辺りヘタレ感が拭えない。
- 「こやつ…!私の片割れの癖に大きな口を叩き追って!」
- 36話で自分の指示に従わない自身のクローンに対して。シンクラインの性格も忠実にコピーしている以上、当然ではあるのだが…
- 「おのれ…こうなったのも全てあいつが悪いのだ! もう一人の私が根性曲がりの出来損ないだったからだ!」
- 36話のラストで撤退した際の台詞。しかし敗北の一因がシンクラインのクローンが反発した事にあったとはいえ、そもそもベースとなったシンクライン本人の性格にも一因があったのだが。
- 「反抗する者には死だ。良いな?」
- 43話で反発したアマゾン星の住民をレーザーで焼き殺した際の台詞。
- 「大帝王ではない!ただのダイ・バザールと呼べ! フフ…いよいよ大芝居の開幕よ」
- 50話にて遂に反乱を決行した際の台詞。
- 「吠えろ、喚け、見事ゴライオンに勝ってみよ!」
- メカブラック獣人にダイ・バザールを乗せようとした際、シンクラインに毒づいたダイ・バザールに対して。
- 「全軍に告ぐ、今日からは余がガルラ大帝国の大帝王である!」
- 終盤にダイ・バザールを失脚させ、自らがガルラ帝国の大帝王となった事を兵に宣言した際の台詞。
- 「余はガルラ大帝国の大帝王、大宇宙の王なるぞ!」
- ホネルバから自らの母親がアルテア人である事を知らされ、アルテアの屑の子と自らを罵ったホネルバを殺害した直後の台詞。ホネルバの事をホラ吹きと否定しつつも声の調子や表情から明らかに動揺していた。
スパロボシリーズの名台詞
- 「貴様のその声……気に入らんな!」
「暑苦しい声だな……黙らせてやる!」 - Wでの流竜馬との戦闘時の台詞。所謂声優ネタである。
- 「フフフ…覚えておけ、地球人。英雄は色を好むもの…。そして俺は英雄だ!」
- 自分の有能さをすぐに見抜いた宗介との戦闘前会話。その色狂いを絵に描いた英雄論にさすがの宗介も「クルツと同じ」と瞬時に呆れた。
- 「俺の姿を見た以上お前はもう死んでいるも同然よ」
- 元ネタは神谷明氏主演のアニメ『北斗の拳』。こちらも声優ネタ。
- シンクライン「お、おのれ、地球人……! なぜ俺は……ガルラは敗れた!?」
ヒカル「坊やだからさ!」 - W26話「木星決戦! 超重力の罠!」で撃破された際に。やり取り自体がギレン・ザビの演説とシャア・アズナブルの返しのパロ。
- 「あ…ああ…」
- W43話にてサブロウタがファーラ姫の変装を解いた後の反応。騙されたとはいえ、男相手にキスしそうになったのがよほどショックだった様子。
- シホミ「あなたという人は!」
リョーコ「どこまで腐ってやがる!」
さやか「女の敵!」
ヒカル「宇宙の害虫!」
ミヒロ「不潔!スケベ皇太子!」
マオ「この●●●●野郎!」
ノイン「反省するだけではすまさん!」
アキ「私達の怒り…思い知りなさい!」
ユリカ「キツいお仕置きをしてあげます!」
シンクライン「な、何だ…こいつらは!?」
ルリ「自業自得…」
イズミ「倍率ドン、さらにドン…これで倍々、シンクライン…!」 - W第一部におけるヴェルター女性陣とのやり取り。後に続く女の敵イベントの元祖。後年の作品においてシンクラインと同様、女性陣の怒りを買った伯爵や情報補佐官が現れた。