ジークフリード・システム
ジークフリードシステム(Siegfried System)
アルヴィスの擁する指揮管制システム。
指揮官が乗り込み、ファフナーの全パイロットとクロッシング(知覚・感覚の共有)することで戦況を正確に把握し、迅速に指揮伝達を行うことができる。
ただしクロッシングできるのは、シナジェティック・コードを形成できるノートゥングモデルとサルヴァートルモデルのみ。
弊害として、指揮官は共有したパイロットの痛みなどが戦闘後にフラッシュバックし、苦しめられることになる。皆城総士がこのシステムでファフナーのパイロットたちを指揮した。
本来ファフナーは読心遮断の弊害により通信能力が乏しく、指揮所との直通回線か直接接続しての短距離通信しかできない。
だが、ジークフリードシステムを介することでフェストゥムの読心を困難にし、パイロット間の無線通信が可能になる。
逆に言えば、指揮官は使用中のすべての人間の思考を中継することになるため非常に負担が大きく、
天才症候群により複数人の思考を同時に並列処理することに長けている総士以外が使用することはほぼ不可能となっている。
マークニヒトによって総士もろともシステム中枢が強奪されて以降は4機のファフナーに分割搭載され、指揮官なしでのパイロット間の通信が可能になった
……が、数々の弱点があり、
ファフナーが一機でも欠けるとシステムダウンしてしまう、新しい機体を建造しても接続・登録出来ない、
一人がダメージを負うと同等の痛みが他の3人にも伝わる、といった新たな欠点を抱えることとなった。
HEAVEN AND EARTHの時代にはファフナーに標準搭載されるようになり、パイロット間通信も標準化。
改良されたのかダメージフィードバックやメンバー欠損にも対応できるようになっているようだ。
ジークフリードシステム(特殊能力)
皆城総士が全てのファフナー系機体に、サブパイロットとして同時に搭乗しているという扱いになる。
適用される全機体で総士の精神コマンドを共有できるが、精神ポイントも共有であるためすぐにポイント切れになってしまう。
一方でどの機体の戦闘でも総士に経験値が入るため、どんどんレベルが上がっていく。