キングゴウザウラー
キングゴウザウラー(King Gosaurer)
- 登場作品:熱血最強ゴウザウラー
- 分類:エルドラン製スーパーロボット
- 全高:70.8m
- 重量:366t
- 動力:自然エネルギー
- 材質:エルドナイト系
- 出力:1,800,000馬力
- 最大地上走行速度:1620km/h
- 最大飛行速度:マッハ9.8
- 開発者:エルドラン
- 乗員:18名
- 所属:春風小学校(ザウラーズ)
- 主なパイロット
- メカニックデザイン:城前龍治
機械化帝国四天王の一人エンジン王が繰り出す合体機械化獣に対抗する為、ゴウザウラー、マグナザウラー、グランザウラーの3体が「超熱血合体」することで誕生したロボット。他のエルドランロボの最強合体との違いは、エルドランが準備していたものではなく子供達自身が作り上げた合体であるということ。
合体機械化獣はゴウザウラーなどに対抗するために開発された存在で、今までの機械王とは違う頭脳明晰なエンジン王はザウラーズを追い詰めた。そこで教授こと小島尊子は秘かに考案し、合体プログラムを一人黙々と組み上げ、検討を重ねながら初めてザウラーズにその案を提示した。しかし、その合体システムは色々問題点があり、クラス全員によるシステム構築と呼吸が合わないと完成しない。だがメインパイロットの拳一、金太、洋二らが折り合わず、クラスメートのいざこざを解決する必要があった。なんとかそれを解決し、初めてキングゴウザウラーへの合体を試みるが、結果は失敗。痛烈な批判を浴びせられ、教授はプログラム作成を放棄。ザウラーズの面々は、彼女に頼りきりだったのにその苦労も知らず無責任に批判していたことに気づいて反省、教授もまた、修造の父親に諭され再びプログラム作成に取り掛かる。そしてクラスからの激励を受けて合体プログラムを作り上げ、ついにキングゴウザウラーへの合体を成功させる。
この合体シークエンスは拳一、浩美、しのぶ、金太、洋二の5人のザウラチェンジャーが発光し、拳一の「キングゴウザウラー、超熱血合体!!」の叫びと共にゴウザウラー、マグナザウラー、グランザウラーがブロック状に分離。ゴウザウラーを素体に腕部、腰部、主翼をグランザウラー、足部、背部をマグナザウラーが構成。そして召喚されたグラントプス頭部をゴウザウラーの胸部に被せることで完成となる。余剰パーツは、ランドステゴの背部、尾部、サンダーブラキオの頭部、マグナティラノの背部、グランジェットの機首、のみである。大量の余りが発生したグレートガンバルガーに比べ、合体機構は大幅に洗練されている。また合体バンクシーンでは3体のロボットはシーンが切り替わると既に合体パーツに変化しており、余剰を感じさせない。エルドランロボの特徴である巨大な翼はベース機のゴウザウラーから変わっていないが、元々かなり巨大なので合体により本体の方が釣り合うサイズになった。
しかし、本来合体プログラムはまだ未完成であり、エネルギーの消耗が激しい上に関節部分も軟弱である(これがヒントとなってダークゴウザウラーを倒すきっかけとなった)。ただしその火力は絶大で、全火器一斉発射や、必殺技の威力は絶大。更に軟弱な構造を補うべくエルドランの手で春風小学校をキングゴウザウラーの増加装甲とした「ガクエンガー」が登場する。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦NEO
- 初登場作品。エルドランロボの最強合体で唯一、シールド防御を持たなくなってしまった。その反面攻撃面は強化されており、エルドランロボで唯一マップ兵器が追加されている。
そのマップ兵器「キングスパルタン」は、ゴーショーグンのゴーフラッシャースペシャルに及ばないとはいえ、なかなかに強力。
さらに本作最大の4人のサブパイロットを擁するロボットということで多彩な精神コマンドを有しており、防御面を補うことも攻撃をさらに強化することもできる。3ユニット分の気力を上げるという合体条件の厄介さはあるが、それだけの価値があるユニットといえるだろう。 - スーパーロボット大戦Operation Extend
- 数度のスポット参戦を経て、第3章メイン11話-3「機械化帝国の巣窟」で正式加入。NEO同様に特殊能力は頑強のみだが、相変わらず強い。むしろ拳一の所持スキルが増加したことにより、NEOよりもさらに強化されている。
- 演出面でもパワーアップしており、ザウラーキングフィニッシュに待望の恐竜アニメーションが付いた。
装備・機能
武装・必殺武器
- キングバズーカ/キングショット
- 両肩・両脚部に内蔵しているマグナザウラーの主武器。バズーカは肩、ショットは脚に内蔵。
NEOではキングバズーカのみ採用。 - キングランチャー
- 両肩に内蔵しているグランザウラーの主兵器。各肩8連装ミサイルランチャー。
NEOではロックオン特性付き。 - キングブレード
- クリスタル製の大型剣。
NEOではヒット&アウェイ特性付き。
なお原作ではメガキャッスルの核を破壊する際に、キングゴウザウラーの全エネルギーをこの剣に集束させて解き放ったことがあるが、SRWでは技として採用されていない。 - キングスパルタン
- キングゴウザウラーの全火器を一斉発射する。威力は絶大だが、1回しか使えない。
NEOとOEでは扇形のマップ兵器。NEOとOEには弾数の概念は無いので、ENのある限り何度でも使うことができる。 - キングタイタン
- 胸部のトリケラトプスの角から光球を形成し相手に発射する。キングゴウザウラーの必殺技の一つ。
NEOではファイア特性付き。 - ザウラーキングフィニッシュ
- 5体の守護神が相手を拘束するフィールドを形成し、同時に地の底からキングブレードを召喚。拘束した相手に突撃し、キングブレードでXの形に切り裂く必殺技。
NEOでは恐竜の守護神を再現できなかったため、演出が一部異なっている。
OEにおいて3Dで描かれた戦闘に2Dのエフェクトを被せるという演出の進化により待望の恐竜演出の再現がなされた。
しかしながら、パイロット全員のカットインを入れるような演出にした都合上の冒頭の拳一、金太、洋二のザウラーチェンジャーをガンモードにしてのキングブレードの召喚開始演出の省略や、
同三名による「キングブレード」コールのタイミングの変更(原作:技のバンク冒頭で前述のガンモードのトリガーを引きながら→NEO、OE:胸部から大地を割るエフェクトを発射する際)、原作バンクでは左手で拾っていたブレードを右手で拾うといった細かな差異はそのままである。
これらの差異はカットイン演出の良さや決して不自然ではないコールタイミング等からあまり気にはされていないようである。
この攻撃でとどめを刺すと、原作同様「熱血最強キングゴウザウラー!!」と勝ち名乗りを上げる。
合体攻撃
- エルドラン・スペシャル
- ゴッドライジンオー、グレートガンバルガー、パーフェクトダイテイオーとの合体攻撃。4体でゲンブロック・キャノンを構えての大出力ビーム攻撃。
なおこの攻撃でとどめを刺すと、特別バージョンの勝ち名乗りを上げる。
特殊能力
- 頑強
- 押し出し攻撃を受けても移動させられない。……原作での脆さを考えると、当機が頑強というのも妙な話ではあるが。
移動タイプ
サイズ
- 5(NEO)
- 70m超の全高があるが、40m台のエルドランロボ最強形態や50m超のゴーショーグンと同サイズに分類されている。
- 5または2L
- OEのもの。
機体BGM
- 「KEEP ON DREAMING」
- 原作OP曲。基本の戦闘BGM。
- 「超熱血合体!キングゴウザウラー」
- 必殺技使用時の基本BGM。曲後半の必殺技部分が使用されている。
NEOではザウラーキングフィニッシュ及びエルドラン・スペシャルでとどめを刺せる場合に限り必殺技BGMの設定に関係なくこの曲に固定され、途中でループせずに曲を最後まで演奏し切る。援護攻撃で使用してとどめとなった場合は、勝ち名乗りのみとなりBGMは変更されない。 - OEではループ版のみとなり、残念ながら止めバージョンは未採用。
対決・名場面など
関連機体
- ゴウザウラー
- マッハプテラ、サンダーブラキオ、ランドステゴが合体したロボット。当機を構成するロボその1。
- マグナザウラー
- ティラノザウルス型から変形するロボット。当機を構成するロボその2。
- グランザウラー
- トリケラトプス型から変形するロボット。当機を構成するロボその3。
- ダークゴウザウラー
- 未来から跳んできたギルターボの頭部に記録されたデータを使い、原子王が作り出したキングゴウザウラーの複製。偽者とはいえ性能はオリジナルのキングゴウザウラーを凌駕する。ちゃんと分離もできる。合体時の掛け声は「ダークゴウザウラー、鋼鉄合体!」である。
- ガクエンガー
- エルドランの力により強化パーツへと変えられた春風小学校を、キングゴウザウラーが身に纏った姿。火器の性能も大幅に上昇している。SRW未登場。