ザクファントム
ZGMF-1001 ザクファントム (Zaku Phantom)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 分類:量産型モビルスーツ
- 型式番号:ZGMF-1001
- 全長:19.37m
- 重量:74.7t
- 動力:バッテリー
- 装甲材質:不明
- 開発:ザフト
- 所属:ザフト
ザフトの指揮官用モビルスーツ。一部にやや高品質な部材が用いられており、ザクウォーリアと比べて性能は若干向上している。頭部にブレードアンテナが追加され、通信や指揮統制、情報処理能力の強化が図られている。右肩にもシールドが装備され、左右対称の機体構成となっている。ザフトではエースパイロットによるカラー変更が許されているが、搭乗者が限られる本機は特にその傾向が強く、相対的にカスタム機の割合も多い。ちなみに、一般機のカラーリングは緑である。
ザクウォーリアと同様、C.E.73に配備が開始されたばかりの先行機であり、ザフトレッドやそれに匹敵する技量を持つエースパイロットらに優先的に配備された。しかしその配備が開始される前に複数機が個人が何らかの手段で入手して運用している。
劇中に登場した専用機はレイ機、ディアッカ機、イザーク機、ハイネ機をそれぞれ参照。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦Z
- この機体は登場せず、ウィザード装備の「ブレイズ」のみが登場。アスランが乗って出撃する。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- MA-M8 ビームトマホーク
- シールド内に収納されているハンドアックス状のビーム兵器。接近戦で使用するが、ビームブーメランのように敵機に投げつけて使うことも出来る。
- MMI-M633 ビーム突撃銃
- MMI(マイウス・ミリタリー・インダストリー社)製のビームライフル。ザクシリーズの主兵装で、小型で取り回しに優れる。着脱式のビームマガジン方式が採用されており、機体ジェネレーターからエネルギーを供給することなく、ビーム兵器を使用可能。水中戦では使用できない。
- ハンドグレネード
- MSサイズの手榴弾。腰部のハンドグレネード用パレットに左右2発ずつ、計4発マウントされている。ZR20E高性能炸裂弾、ZR27Iテルミット焼夷弾、ZR30F通常榴散弾、ZR11Q閃光弾、ZR13Q発煙弾の5種類があるが、劇中ではほとんど使用されず、使われたものもどれであるのかは不明。
- 対ビームシールド
- 左肩に装備された3基のスパイクを持つ対ビームコーティングシールド。マニピュレーターで保持するわけではないので、銃とトマホークを同時使用するなど、より柔軟な運用が可能となる。ウェポンラックも兼ねていて、裏面にはビーム突撃銃の予備カートリッジを2基、内部にはビームトマホークを格納している。
- M68キャットゥス500mm無反動砲
- 本来はジン用の装備。インド洋での戦闘で、水中戦を行う事になったレイとルナマリアが装備して出撃した。
特殊能力
移動タイプ
機体BGM
対決
名場面
関連機体
- ザクウォーリア
- ブレイズザクファントム
- ブレイズザクファントム (レイ専用)
- ブレイズザクファントム (ディアッカ専用)
- スラッシュザクファントム (イザーク専用)
- ブレイズザクファントム (ハイネ専用)
- ガナーザクファントム
- ガナーウィザードを装備した機体。『FINAL PLUS』や漫画版などで登場している。スパロボ未登場。
- マディガン専用ザクファントム
- 『DESTINY ASTRAY』に登場するフリーのMSパイロットであるカイト・マディガン専用機(SRW未登場)。DESTINY本編開始前の段階にも拘らず運用している。グリーンのボディに白十字のペイント(白十字のペイントはマディガンが乗る機体全てに共通するもので、彼の出自から来ている)、両肩のシールドはシールドソードに換装されている。シールドソードはその名の通り剣としても使用可能で、切っ先の裏側にはガトリング砲を内臓した複合兵装となっている(この機体に限らず、マディガンは複合兵装を好んで使用している)。なお彼はノクティルーガウィザードを運用する為の専用機として、別のザクファントムやザクウォーリアに加え各ウィザードも所有しているが、時期的には制式配備前にも拘らず何故彼が複数のザクファントムやザクウォーリアを入手しているのかは作中でも明らかにされていない。
- イライジャ専用ザクファントム
- 『DESTINY ASTRAY』に登場するイライジャ・キール専用機(SRW未登場)。カイト・マディガンとの戦闘時に叢雲劾を庇ってイライジャ専用ジン改が大破した為、そのお詫びとしてマディガンが自身のコレクションである機体を元に、イライジャに合わせてカスタマイズしてプレゼントされたものである(上記のマディガン専用ザクファントムと同時期に完成している)。事前のテストと過去の戦闘データから被弾箇所を割り出し、その部位にPS装甲が採用されているが最大の特徴である(プロトタイプであるザク量産試作型以外では、唯一のPS装甲を採用したザクでもある)。通電するとグレーと朱のイライジャ専用ジン改に近いカラーリングとなる。通電のON/OFFが任意で出来るようになっている為、電力消費を抑える事が可能となっている。イライジャ機の特徴でもある頭部のバスターソードは対ビームコーティングが施されている。装着するウィザードはイライジャ専用に開発されたブースターウィザードで、武装を搭載しない代わりに水平翼付きの展開式ブースターによって極めて高い機動力と大気圏内での飛行が可能になっている。なお、右肩がスパイクアーマーで左肩がシールドと言う構成の為ザクウォーリアと思われがちだが、れっきとしたザクファントムのカスタム機である。
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