ガイペロン級多層式航宙母艦
ガイペロン級多層式航宙母艦 | |
---|---|
登場作品 | 宇宙戦艦ヤマト2199 |
デザイン | 石津泰志 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦V |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
分類 | 多層式航宙母艦 |
生産形態 | 量産艦 |
全長 | 410 m |
所属 | 大ガミラス帝星 |
ガイペロン級多層式航宙母艦は『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場する軍艦の艦級。
旧作の「三段空母[1]」をリファインしたもので、新たに「ガイペロン級」という艦級が設定されている。
概要
ガミラス航宙艦隊の主力空母として各地に配備されており、バラン星の観艦式でも多数の同型艦が参列している。
設計自体はかなり古いらしく、建造時期によって様々な形状のものが存在する。
旧作との大きな違いは、最下段の飛行甲板が艦尾の着艦用甲板と繋がった完全な全通式甲板になっている事で、正面から見ると穴が開いているように見える。
旧作同様4段の飛行甲板を備えており、上部3段が発艦専用、最下段が着艦専用に使い分けている。艦載機用エレベーターは3基装備し、発艦は各飛行甲板に2基づつ設置された電磁カタパルトを使用。着艦は最下段後部から行い、トラクタービームで減速させるシステムとなっている。構造上、艦載機格納庫は装備されておらず、艦載機は全て慣性制御で甲板上に係留されている。この他、発艦の可否を示す発光パネルやブラストデフレクター等を装備している。
多数の艦載機を一度に発艦させる事が可能だが、他の艦種と比べて防御力に難点があり、基本的には戦線後方で艦載機キャリアーに徹する事になる。
バルグレイ
旧作の第1空母に相当する空母で、カラーリングは緑。艦長はモルド・ヴォッグ大佐、航空隊長はライル・ゲットー少佐が務める。
七色星団の戦いに参加した3隻の内では最新鋭のクラスで、甲板先端部が索敵センサーを備える為に山形にカットされているのが特徴。
艦載機は空間艦上戦闘機デバッケを57機搭載する。
七色星団の戦いではヤマトのコスモファルコン隊を引き離す為に艦隊から単独で先行していたが、空戦の最中にコスモファルコン隊に発見され、対艦ミサイル4発と艦橋への機銃掃射で撃沈されてしまい、同クラスの脆弱さを改めて露呈させた(ミサイルの内少なくとも2発が甲板から艦内部に飛び込み、爆発したことも原因)。
ランベア
旧作の第2空母に相当する空母で、カラーリングは紫。艦長はルタン・ベスター大佐、航空隊長はフォムト・バーガー少佐が務める。
ガミラスでは建造数が一番多いクラスであり、バラン星の観艦式に参列していたのもこのクラスが主流となっている。
艦載機は空間艦上攻撃機スヌーカを57機搭載する。
七色星団の戦いではスヌーカ隊をドメラーズIII世に搭載された物質転送機でヤマトの直上に転送させて奇襲を慣行し、ヤマトのレーダー等にダメージを与える事に成功する。その後は寮艦と共にヤマトを沈めるべく前進するが、特殊削岩弾を逆用したヤマトの攻撃でダロルドとシュデルグが爆沈。ランベアは回避行動を取ったので巻き添えにならなかったが、ヤマトの砲撃で機関部を撃ち抜かれて制御不能となり、七色星団の雲海に沈む。ただし、致命傷を負っていなかったので何とか復旧すると、紆余曲折の末にガミラス本星に帰還する。
シュデルグ
旧作の第3空母に相当する空母で、カラーリングは青。艦長はボラン・リッター大佐、航空隊長はカリス・クライツェ少佐が務める。
最初に建造されたクラスで上部甲板にアングルド・デッキを装備しておらず、旧作の三段空母に最も近いデザインとなっている。
艦載機は空間雷撃機ドルシーラを36機搭載する。
七色星団の戦いでは特殊削岩弾をヤマトに撃ち込んだ後にドルシーラ隊を発艦させ、ドメラーズIII世の物質転送機でヤマトの両舷に転送して奇襲する。奇襲自体は成功したが、鈍重な機体が災いしてドルシーラ隊は古代と山本のコスモゼロ、コスモファルコン隊の攻撃で全滅しカリスも戦死。シュデルグはダロルドの爆発に巻き込まれて轟沈した。
登場作品と操縦者
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。登録略称は「ガイペロン級ランベア」「ガイペロン級バルグレイ」「ガイペロン級シュデルグ」。
- 原作と異なり、バルグレイはゲットー、ランベアはバーガー、シュデルグはクライツェが指揮を執っており、旧作に準じた構成となっている。3隻ともボス級ユニットの為に頑丈で、倒しにくい強敵。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 133ミリ三連装陽電子カノン砲塔
- 船体各部に装備。SRW未実装。
- 33ミリ四連装陽電子速射砲塔
- 対空レーザー。
艦載機攻撃
- 艦載機一斉攻撃
- それぞれの艦載機を発艦させて攻撃する。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- 2L
関連機体
余談
- 三段空母の元ネタになったのは旧日本海軍の航空母艦「赤城」・「加賀」。しかし、三層式の飛行甲板は実戦ではまるで役に立たなかったので、最上部の飛行甲板を除いて撤去された。
- 多段式空母は空母黎明期に存在した艦種で、日本の「赤城」と「加賀」の他にイギリスの「フューリアス[2]」「カレイジャス」「グローリアス」が二段空母として建造された。
商品情報