クラックス・ドゥガチ

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クラックス・ドゥガチ(Klux Dogatie)

木星帝国の総統。バイオ脳を搭載した10体の人形を操って指示を出している。

元は木星コロニーの発展に生涯を尽くしてきた人物で、地球連邦政府と外交関係が持てるところまでに発展させてきたという強烈なプライドを、政略結婚という地球連邦の懐柔と妻になった女性の優しさに抱いた地球への劣等感によって打ち砕かれ、地球の滅亡を企てるようになる。

親善訪問を装って地球圏に侵攻し、多数の核兵器を持って地球そのものを焼き尽くそうとするが、宇宙海賊クロスボーン・バンガードによって阻まれた。

なお、正確な年齢は不明だが、ベルナデットの母親と結婚したときに「齢80に手が届く老人」だったらしいので、本編では90代半ばには達していると思われる。

登場作品と役柄

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
原作同様に木星帝国の総統として登場し、シャアネオ・ジオンと組んで地球の破滅を企てることになる。αシリーズでは第2次α以前に木星の敵勢力としてジュピトリアンが登場していたが、αバルマー戦役のときはジュピトリアンとは一歩離れた立ち位置であったらしい。敵パイロットとしてはエレゴレラを経てディビニダドに搭乗し、最終的には他の人形と共に登場する。
ちなみに、人形の顔グラと本物の顔グラが何故か逆になっている。

人間関係

ベルナデット・ブリエットテテニス・ドゥガチ
実の娘だが、全く愛情は抱いていない。
トビア・アロナクス
キンケドゥ・ナウシーブック・アノー
最終的に彼の手でとどめを刺される。
ザビーネ・シャル
寝返った新参者。彼に対し「地球をくれてやっても良い」と発言するが、本当の目的は地球を焼くことだったので、実際のところは地球などどうでもいい、というのが本音だろう。
カラス
部下。

他作品との人間関係

シャア・アズナブル
第2次αでは彼と同盟を結び、地球の滅亡を企てる。

名台詞

「真の人類の未来? 地球不要論!? そんなものは言葉の飾りだっ! わしが真に願ってやまぬものは唯ひとつ! 紅蓮の炎に焼かれて消える 地球そのものだーっ!」
「若造の言うことかああっ!」
最終決戦時にトビアに「心のゆがんだだけのただの人間」と言われた際に放った台詞。長谷川氏曰く「(監督の)本音かなぁ?」との事。
「ふはははは……ち……地球が燃えるぞ……すべてが消えてゆく! ふ、ふはは…… あはははは……」
X3の自爆に巻き込まれ、コックピット内で炎に包まれながら言った台詞。この後キンケドゥに「たとえ幻でもあなたにそれを見せるわけにはいかない」と言われ、止めを刺された。

搭乗機体

エレゴレラ
ディビニダド