ソレッタ・織姫

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ソレッタ・織姫
外国語表記 Soletta Orihime
登場作品 サクラ大戦
声優 岡本麻弥
デザイン 藤島康介
松原秀典
異名 赤い貴族
太陽の娘
種族 地球人(イタリア人)
性別
生年月日 1907年7月7日
年齢 17歳(2)
18歳(3)
19歳(4)
出身 イタリア
身長 158 cm
体重 47 kg
スリーサイズ B84/W56/H83
髪色 黒色
瞳の色 緑色
血液型 B型
所属 欧州星組
帝国華撃団(2~4)
役職 欧州星組隊員
帝国華撃団・花組隊員(2~4)
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概要

『サクラ大戦』シリーズのヒロインの1人。

赤い貴族」と呼ばれるイタリアの名門貴族、ソレッタ家の一人娘。父は日本人画家の緒方星也、母はカリーノ・ソレッタ。

母方の元で育った織姫は演劇やダンスや歌唱等の芸術方面で才能を開花し、イタリア演劇界では「太陽の娘」と称えられた他、ピアノに関しては8歳にして欧州中でリサイタルを開催する程の天才的な実力を発揮した。その活動の最中、霊的素質もあった織姫は賢人機関にスカウトされ、欧州星組に参加。欧州星組解散後も世界的スターとして活躍していたが、日本帝国華撃団から参加要請が届き、1925年には花組の隊員となった。

ある事情から父の緒方と日本人の男に対して強い嫌悪感を抱いており、芝居でも戦闘でも自らの方が経験が上であるというプライドも重なって、花組配属当初は隊長の大神一郎や他の隊員と衝突する事が多かった。共に舞台と戦場に上がる事で隊員と段々と打ち解けていった織姫だが、父に起因する負の感情はそう簡単に消える事は無く、緒方と出会った際はその感情を爆発させてしまう。しかし、緒方とは彼の本当の気持ちを知った末に和解、大神の事も隊長として認めるようになった。

上記の経緯ではなかなかシビアに見える織姫の性格だが、実の所はマイペースで楽天家。良くも悪くも些細な事は気にしない。この性格と英語混じりの怪しい日本語で喋る事から、どちらかと言うとギャグキャラクターとして立ち回る事も多い。だが、花組が解散の危機に陥った際には自ら進んで立ち上がり、仲間を守る為に身を挺して戦う等、繊細で情熱的な一面も持ち合わせている。

戦闘では自らの指からレーザー状の霊力を発射する。強力すぎる為か原作のゲーム本編では披露する機会は殆ど無いが、レーザーは生身でも打つことが可能。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。訓練の為にレニと共に欧州に出張中という事になっている為、「流れよ我が涙」のシナリオ終盤まで登場せずユニットとしても実装されていない。

人間関係

大神一郎
上司。すみれの様に大神の事は階級で呼ぶ。概要の通り花組配属当初は大神の事を嫌悪していた。
真宮寺さくら
同僚。当初は彼女の演技を「チェリーさん」とからかっていたが、後に認める仲に。
神崎すみれ
同僚。退団の際はレニと二人で裏方に回り、涙ながらに彼女の舞台を盛り上げた。
マリア・タチバナ
同僚。
アイリス
同僚。父親からの手紙を喜んでいた彼女をバカにして、霊力を暴走させたことがある。
李紅蘭
同僚。緒方が住んでいる長屋が取り壊されそうになった際に共に解決にあたった。
桐島カンナ
同僚。
レニ・ミルヒシュトラーセ
同僚。欧州星組時代からの付き合い。ただし、当時は互いに協調性があったとは言えず、花組入隊後に仲が良くなった。
緒方星也
父。ある事情から彼の事恨んでおり、織姫が日本人の男を嫌う原因でもあった。和解した後は緒方の事を「パパ」と呼び、人目もはばからず抱き着くまでになった。SRW未登場。
カリーノ・ソレッタ
母。彼女が1人になると自室で泣いている姿を見て織姫は育った。SRW未登場。

他作品との人間関係

アゲマキ・ワコ
一度は歌の夢を諦めていた彼女の背中を押すため、半ば一方的に休演中の舞台で歌う機会を与えた。

名(迷)台詞

「ニッポンのオトコ、サイテーでーす!」
赴任当初の大神を称して一言。父親との確執があったためか同じ日本人である大神を認める事が出来なかった故の発言。
「おせっかいで、小心者。おまけにのぞきの趣味まであるんだから~!」
『2』にて、舞台の稽古の事でさくらと揉め合っていた際、それを止めに来た大神に対しての一言。
プレイヤーの行動にもよるが、最も否定したい一番最後の部分が図らずも当たってしまっているのが悲しい。
「水もしたたるいいオトコってカンジで~す。」
『2』にて、上記のさくらとの揉め事を止めに来た大神に対して、傍にあったコップの水を顔面に浴びせた際の皮肉。テキストとしては表示されないが、この台詞の直前には織姫の笑い声が入っている。
花組配属当初の大神への嫌悪感がこれ以上ない形で表れた台詞。これからしばらく後、ゲームの分岐次第で大神は織姫の手によってもう1度「水もしたたるいいオトコ」となる。だがその頃には織姫の心情にも変化が生じおり、この悪意に満ちた嫌がらせとは微妙に異なるニュアンスとなっている。
「そうですねー……『アルタイル』というのはどうですかー?」
「アルタイルというのは、日本でいう、タナバタの『彦星』のことでーす。」
『2』にて、大神が拾った雄のノラ犬を帝劇で飼う事になり、花組のメンバーが考えた案から犬の名前を決定する際、織姫に話しかけると聞ける台詞。
犬を拾った時期である7月に合わせた、織姫の名前とも対になっている中々に洒落たネーミングである。
…なのだが、後に『活動写真』で欧州星組の隊長の名前が「ラチェット・アルタイル」である事が判明する。結果として、織姫は元上司の名前を犬につけようとしてたという事になってしまった。
尤も、協調性の無かった欧州星組時代の織姫もラチェットの事は尊敬しており、この犬に対しても親しみを覚えているので、本人に決して悪気はない。欧州星組隊長の設定は後付けだから…という野暮なツッコミはなしである。
「わたし少尉さんにさんざんひどいこといっちゃいましたー!!」
『2』にて、父親との誤解が解けた後の大神への謝罪。
いや、快感だったよ。」と言う普通なら引いてしまうような選択肢があるが、選んでも好感度が下がるどころか「私をに気を使わせまいと冗談を言った」と上がるので是非選んでおこう。
「わたし、今まで……誤解してたみたいです。」
「仲間だとか、協力だとか……そんなこと、くだらないと思ってました。」
「でも……少し、わかったような気がします。」
「花組のみなさん……そして、少尉さん…‥ありがとう。」
『2』にて、危険を顧みず自分を助けに来た大神と花組への台詞。
入隊当初は「花組は自分の引き立て役にすらならない」とまで言っていた織姫だが、周囲に心を開き信頼出来る仲間となる。
これ以降、彼女は仲間を大切にするようになるが、特に『活動写真』における言動と行動でそれが実感する事が出来る。
「ふぅん…噂通りのジャジャホースでーすね」
『3』で巴里華撃団のメンバー・グリシーヌを見て一言。「じゃじゃ馬」と言いたかったらしい。
確かに彼女は気が強い性格ではあるのだが、自分自身もその範疇に入っている自覚はないようだ。
「…最後の一つはどうやって食べるでーすか!」
『活動写真』にて、みたらし団子相手に苦戦するシーン。
ちなみに、彼女は当初「ミソタラシ団子」と間違えており「味噌がついてないのになぜこの名前なのか」と不思議がっていた。
「え?もちろん好きですが……やぶからぼうになんですかー?」
「ちなみにシルクハットはやまたかぼうでーす!」
パズルゲーム『花組対戦コラムス2』の加山雄一のストーリーモードにて。
楽屋に置いてあった加山のギターの弦が紛失、大神が共に行方を捜す事になるが、そこに織姫が現れる。織姫が犯人ではないかと睨んだ加山は織姫から弦の事をさりげなく聞くよう大神に促す。そこで「君は音楽が好きだよね?」と話題を振ると聞ける台詞。
本人からすると渾身のギャグだったらしいのだが、かなり唐突かつ強引だった為、大神はシャレである事すら理解出来ずに困り顔で「は?」と返すしかなかった。

搭乗機体

光武二式 (織姫機)

余談

  • せがた三四郎とさくらが共演し、『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』でも再現された『サクラ大戦2』のCM。ここでBGMとして流れている「もしも…」は実は織姫のテーマソングであり、歌は織姫の声優である岡本麻弥氏である。