ナターシャ・パブロチワ
ナターシャ・パブロチワ(Natasha Pavlotihua)
スペースナイツのテッカマンチームの一人で、テッカマンベスナーにテックセットする。テッカマンチームの中でも実力は指折りで、天才的な才能を持つ。非常にプライドの高い性格。
父親が連合軍の幹部だが、『プラハの黒い九月』事件での所業を知って反目しスペースナイツに入った。
この一件によって自分がテッカマンであることに強い使命感を抱いており、自身のプライドの高さも相まってテッカマンチームに加わったばかりのユミや普通の人間であるサポートメンバーを蔑視してしまうことがある。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- ユニット的には強いのだが、パートナーのゴリアテが加速を覚えないため、テッカマン軍団で唯一加速を持たなく、足並みをそろえづらいことがある。シナリオ面ではチームの他2人に比べて影が薄い。終盤のラダムルートではダービットやデッドの台詞はあるのに、彼女は一言も喋っていない有り様である。また、シナリオライターがゾマーと間違えたのか、男言葉で喋るシナリオがいくつかある。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- ユミ・フランソワ
- チームメイト。彼女との関係は『トップをねらえ!』のユングとノリコのそれに近い。
- ダービット・クリューゲル
- チームメイト。
- ゴリアテ・バージナル
- ナターシャのサポートを担当するブルーアースα号のパイロット。彼女の境遇もよく理解しており、父(パブロチワ将軍)の話になりかけた時にはダービットを制止した。
- アニタ・ブラニガン
- ブルーアースβ号のパイロット。担当は違うが、一緒に買い物に出かけたりと仲の良い様子が見られる。
- 如月アキ
- 上司。
- グリア・パブロチワ
- 父。彼の「プラハの黒い九月」での所業を知るに至り、反目する。なお、娘のナターシャは他の素体テッカマンらと違って差別はしていないのだがそれが余計に彼女との間に軋轢が生じてしまうことに。
他作品との人間関係
名台詞
- 「思い上がるのもいい加減にして! 誰があんたに助けなんか!」
「あの力は私のものだった。あんたみたいな能無しに、あの力を使いこなす事は出来やしないわ!」
「あなたにテッカマンである資格はないわ!」 - 初出動時において、ユミが命令を無視して出撃した挙句、リアクターボルテッカを暴走させて敵もろとも、オービタルリングの一部を破壊した事に対して無責任な発言をしたため、彼女に一発平手打ちを浴びせる。また、自分が装備するはずだったリアクターボルテッカが事故で偶然ユミに装備された事に関しての僻みもあった模様(Wでは逆に仲間からの呼びかけでリアクターボルテッカの制御に成功したユミの事を認めている)。
- 「サポートメンバーの分際でよくもそんな口が聞けるわね!」
- デッドの襲撃で重傷を負ったDボゥイの状況に取り乱し涙するユミを叱責したのをゴリアテに制された際に返した言葉。彼女もまた動揺しているわけであるが、テッカマンとしてのプライドの高さが滲み出ていることの顕れである。この後、仲間達への非礼を詫びている。
- 「……その雑魚の父が、あなたの故郷を消したとしても?」
「あなたの故郷をこの黒い土に変えたのも、あなたの運命を狂わせたのも全て私の父……!」
「どう? それでも、私は殺す価値も無い雑魚かしら?」 - プラハの跡地にて、戦いを拒否するダービットに代わってデッドに挑むも、まるで歯が立たず。しかし、とどめを刺す価値は無いと言われ、自分の父親がプラハに反応弾を撃ち込んだ事実を明かす。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「あいつ…ラダムに付いたのかよ!」
「ウィスパードの安全は保障されてたんじゃねえのかよ!」 - Wの第39話・第44話にて、前述の通りライターがゾマーと混同してしまったのか男言葉で喋ってしまっている。まるで同じルートにいるリョーコのようである。
余談
- 父親も同じく「パブロチワ」という姓だが、ロシア語圏での伝統的な姓は性別により格変化し末尾が変化する(女性で「~ワ」となる場合男性では「~フ」)という風習があり、本来であれば「パブロチフ」とでもなるべき所であるが、当時のスタッフがそれを知らなかったのか娘と全く同じ姓である。似たような事情のキャラクターとしては『機動武闘伝Gガンダム』のナスターシャ・ザビコフ(アルゴ・ガルスキーのサポートメンバー兼監視役。こちらは男性姓)が挙げられる。