快盗レトルト
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快盗レトルト | |
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登場作品 | メダロット |
声優 | 内藤玲 |
デザイン | ほるまりん |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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本名 | あがたヒカル |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
快盗レトルトは『メダロット』の登場人物。『メダロット2』で初登場。
概要[編集 | ソースを編集]
メダロットに関わる事件のあるところ現れる、仮面とマントを身に着けた怪人。作品によっては「怪盗レトルト」と表記される。
その正体はシリーズ第1作で主人公を務めたあがたヒカルが成長した姿。『2』の時代では高校生[1]で、普段はコンビニでアルバイトをしている。裏ではメダロット博士の指示に応じ、レトルトとしてレアメダルの回収を始めとした任務を遂行している。そのためか、ゲームでは学業の成績はあまりよろしくない模様。
レトルトの正体がヒカルだとバレるのはゲーム版だけで、漫画版やアニメ版では作中のキャラには最後まで正体が判明することはなかった[2]。アニメ版では、表向きの顔として日本ロボトルランキング第1位を誇る著名メダロッター「宇宙メダロッターX」を名乗っており、仮面が異なるだけの多重変装だがこちらも第36話まで殆どバレなかった[3]。
アニメやゲームではコミカルな一面もあるが、ほるまりん氏の漫画版では一転してダークヒーローとしての一面が強調されており、目的のためなら時として一般人に対する攻撃すら躊躇わない。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2019年2月のイベント「友情と絆のメダロット」期間限定参戦。口上などはゲーム版に準拠する。
- 本作ではロクショウと連名で同機のパイロット扱い。レトルトがロクショウとコンビを組むのは原作でもほぼ見られないレアケースとなる[4]。
- イベントではコマンダー・ベンメルが化けたレトルトの偽物も登場。また、あがたヒカルとしては一切登場しないものの、ユニットクエストでは正体に繋がる台詞ををうっかりこぼしかけている。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- メタビー(初代メタビー / めたびー)
- シリーズ第1作カブトバージョンでのパートナー。イッキのメタビーとは別メダロット。区別のためか、後の作品では平仮名表記。
- ロクショウ(初代ロクショウ / ろくしょう)
- シリーズ第1作クワガタバージョンでのパートナー。扱いはメタビー同様。
- 『X-Ω』では彼とコンビを組む。ユニットクエストでの台詞から、シリーズ第1作のロクショウと同一の存在ではないかと思われる。
- ポナパルト
- 愛犬。彼がメダルを拾ってきたことから、メダロッターの道を歩む。
- メダロット博士
- メダロット界の権威。彼の指示を受けて快盗レトルトとして活動する。
- 秋田キララ / 快盗レトルトレディ
- 幼馴染にして現快盗仲間。レトルトレディとしての登場はゲーム版のみだが、漫画版でもレトルトやメダロット博士の活動をアシストしている描写がある。
- 余談だが、キララは第1作の時点で変装やレトルトのような前口上を披露しており、ある意味彼女が快盗レトルトのキャラの原点といえる。
- 天領イッキ
- 媒体によって経緯は違うが、彼にメダロットを最初に与えている。しかし、ゲーム『2』ではパーツはヒカルとして無理矢理押し売り、メダルはレトルトとして父親経由で無理やり渡すという強引な手法だった。アニメ版では売れ残りの旧式在庫品(下記のメタビー)をイッキに融通している。
- 何だかんだでその後もイッキをサポートする立場になり、『メダロットDS』では彼が二代目を襲名している。
- メタビー(イッキのメタビー)
- 経緯は違うが、イッキに最初に与えたメダロット(ゲームのクワガタバージョンを除く)。
- アニメ版では彼の名付け親。また、同作の彼のメダルはヒカル(レトルト)がロボロボ団と奪い合った末に落としてしまったレアメダルであり、その事実はパーツを売った後に気づいている。そのため、レアメダルであるメタビーを危険視し、時折メダロット博士の意向に反し独断で回収しようとしたこともある。
- 波島りんたろう
- 伝説のメダロッターとしてのヒカルのほうは、憧れの人として尊敬されているが、普段のヒカルは「名前が同じなだけのヘナチョコ」として軽く見られている。
- りんたろうの初登場作である『メダロッターりんたろう!』では、実際に会ったことがあり、りんたろうをメダロッターRに推薦した。尚、こちらのヒカルは、クールでシリアスでコミカルなしなキャラとして描かれている。
- 辛口コウジ
- アニメ版ではメタビーのメダフォース対策として奥義「シャドウソード」を伝授している。
- 純米カリン、キクヒメ、イワノイ、カガミヤマ、カラスミ
- アニメの世界大会編で宇宙メダロッターXの代役。
- 但し正式に頼んだのはカリンだけで、キクヒメとイワノイは時間が無いところに偶々見つけたため、カガミヤマはキクヒメのピンチヒッター、カラスミに至ってはメダロット博士が快盗レトルトと繋がりがあることがバレたことによる脅迫によって自ら変装した。
- ジョー・スイハン、パトラ・タワラーマ
- 漫画、ゲーム、アニメでの世界大会の出場選手。
- アニメ版では8年前の「魔の十日間」を目の当たりにしたが、真実を知らないため、事件を引き起こし世界大会を滅茶苦茶にした主犯として2人から激しい憎悪を向けられている。
- また、ジョーは作中で宇宙メダロッターX(快盗レトルト)があがたヒカルだと最初に確信した人物であり、レトルトもジョーとのロボトル後はヒカルであることを否定しなくなる。
主な使用メダロット[編集 | ソースを編集]
- メタビー / ロクショウ
- 先述の通り、シリーズ第1作の相方。
- アークビートル
- アニメ版・ゲーム版で使用するKBT型メダロット。
- アークビートルダッシュ
- アークビートルにメダチェンジ機能を搭載した後継機。ゲーム版『4』で使用。
- セキゾー
- 漫画版では初代メタビーと出会った彼を手持ちに加えている。「食太郎」という名前を付けている。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- 破嵐万丈、三代目メイジン・カワグチ
- 『X-Ω』では彼らやGGGの協力のもとで、自身とロクショウを騙った偽物が起こした騒動を追っていた。
- コマンダー・ベンメル
- 『X-Ω』で暴れていた自身の偽物の正体。最後にベンメルが悪足掻きで仕掛けたロボトルでは、コピーロクショウ軍団を圧倒し完全勝利を果たした。
名(迷)台詞 [編集 | ソースを編集]
ゲームシリーズ [編集 | ソースを編集]
- 「彩りましょう食卓を、みんなで防ごうつまみ食い! 常温保存で愛を包み込むカレーなるメダロッター、快盗レトルト只今参上!」
- ゲーム版における前口上。スタッフの平野佳菜氏によれば音声が収録されたものの、当時のゲーム中では使用されなかった[5]。後に『メダロットS』にて初めてボイスつきの口上が行われた。
- 『X-Ω』ではこちらの口上が使用されている。
- 「ふははははは!」
ジョウゾウ「な、なんだ? き、きみは誰だ! お、お金なら、持ってないぞ!」
「ご心配なく。私は通りすがりの『快盗レトルト』。今日はあなたに、プレゼントを持って参上」
「あなたには、このメダルとメダロッチを受け取っていただく! これをお子さまにあげるなり!」
「ご子息にプレゼントするなり!! お坊ちゃまの枕元にそっと置いておくなり!!!」
「好きにするがよかろう! それでは、さらば!」 - 『メダロット2』にて(台詞は『メダロットS』内「新装版メダロット2」に準拠するが、ほぼ原典通り)。ヒカルとしてイッキにパーツを押し売りした[6]後、イッキの父ジョウゾウの前に突然レトルトとして現れ、メダルとメダロッチを無理矢理渡して去っていく。台詞自体も子供に渡せとしか言っておらず、恐ろしく力業である。
- 「ええい、よりによってキサマ等に言われるとは腹が立つ。成敗してくれる!」
- 『メダロット2』でイッキを取り囲んだロボロボ団員たちを追っ払う際のセリフ。
- 全身金魚タイツ姿のロボロボ団員に「変態ロボ…」「かなりイっちゃってるロボよ」と言われて憤慨した。ただし、外見的にはどっちもどっちなのだが、イッキからはカッコイイと好評であった。
- 「うわっ! ぐぉっ! いたたっ! ぐわっ! ちょっとそれは……。こ、このままでは、まずい。」
(待っててくれイッキ君。僕がすぐ……)
「ノオォォォォォォォ!!」 - 『メダロット4』にて。助けを呼ぶイッキの声に呼応して、レトルトに変身。すぐさま向かったのだが……。
- サザンカ温泉の女湯に突っ込んでしまい、「覆面マントの変態が現れたぞ。生かして帰すなッ!!」と袋叩きにされてしまうのであった。ちなみに最後の悲鳴の際に何をされたのかは明確には描かれないが、画面がホワイトアウトしつつ「ビーム」の効果音が流れるという演出が入る。
アニメシリーズ [編集 | ソースを編集]
- 「夜空を照らす月光も、満天の星の煌きも、メダルの聖なる輝きをこの私の目からは隠せない」
「人呼んで、愛のメダルハンター・快盗レトルト」
「このレアメダル、快盗レトルトが確かに頂戴した。さらばだッ!」 - アニメ『メダロット』第1話「うごけ!ポンコツメダロット」より。ロボロボ団が運搬中のレアメダルを強奪した直後に襲撃し、そのメダルを強奪する。
- 「フッフッフ、うまくいったようだな、これがレアメダルか、あああ、ちょちょちょ、あ~!?」
「し、しまった~、あ? だあああぁぁぁぁ~」 - 上記の通りにうまくメダルを強奪し、橋にアンカーを引っ掛けた姿勢で確認していたが、誤って川へ落としてしまう。
- そして同時にアンカーが外れてしまい、悲鳴を上げながら川へ転落した。落としたメダルはイッキに拾われることになり、物語が始まる。
- ちなみにアニメのレトルトはこういったコミカルな場面が多い。
- レトルト「さあ、捕まりたまえ! あっ…」
イッキ「なーんで開く前に助けてくれなかったんだよ~…」
レトルト「…す、すまん」 - アニメ『メダロット』第22話「翔べ! メタビー」より。借用した飛行用脚部パーツが機能停止し、諸共上空から落下する状態のイッキとメタビーの前に華麗に参上。颯爽とハンググライダーを展開し手を差し伸べるが、先にグライダーを開いてしまったことで手を差し伸べる前にレトルトだけ急激に減速。当然高速落下中のイッキもメタビーも取りこぼしてしまう。何のために出てきたのか、全てが1ミスで台無しになり、謝罪の言葉を呟くしかできなくなってしまった。
漫画シリーズ [編集 | ソースを編集]
- 「大人がどうにかしてくれるのをただ待つのかい」
「たしかに子どもは非力だよ。しかし・・・・」
「非力は無力とはちがうのだよ」 - 漫画版『2』で大規模になってきた事件に関わっていることに尻込みし、「大人にまかせたほうが」というイッキに対する助言。
- 「できれば君たちは傷つけたくなかった」
「もう会うこともないだろう」 - 漫画版『4』において「しゃべる虫」のネット配信を行った虫研究者達の集会所を襲撃後、その場に現れたイッキとメタビーを撃破した後のセリフ。
- この後ヒカルはコンビニのバイトも辞め、本編終了間際まで姿を消す。
スパロボシリーズの名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]
- 「ぬぉ!?」
「か、火薬の量を間違えたか…。まあいい! 貴様のマクロマシン、潰させて貰ったぞ!」
「最初に忍び込んだときに仕込ませてもらった! 料理も作戦も、下ごしらえが重要…。準備を怠ってはいけない!」 - 『X-Ω』期間限定イベント「友情と絆のメダロット」より。ロクショウを奪いレトルトに扮していたコマンダー・ベンメルを追い詰めた際、あらかじめ仕掛けていた爆薬でベンメルのメガボーグ化を阻止するファインプレーを果たした…が、火薬の量が多すぎたのか爆発時にレトルト自身が怯んでしまい、恰好がつかない。
- 「それがわからないとは。コマンダー・ベンメル…哀れな男だ」
- 同話。最後の悪足掻きで偽ロクショウを使いロボトルを挑んできたベンメルを、天領イッキ&メタビーペアと共に下した際。使っているパーツが同じだけでは、本物のメダロッターに敵う筈がないのである。
- 「う、うむ! たまたま下校途ちゅ…いや、町のパトロールの最中にたまたま君を見つけてね」
- 『X-Ω』ユニットクエスト「ロボトルの絆」より、メタビーと喧嘩別れしたイッキの前にどこからともなく現れた際に。イッキを誤魔化すことはできたが、素性をうっかりバラしかけている非常に危険だった台詞。事実だった場合、ヒカルは通学中もレトルト変装セットを持ち歩いていることになるが…。
- 「まったくだよ。おかげでバイト代がほとんどパーツに…」
- 同クエストにて。イッキの喧嘩別れの原因だったメタビーとの方針の違いを解決する為に手を尽くした結果、自腹で新しいパーツを揃える形になり、懐が寒くなってしまったことをぼやく。『X-Ω』での相方であるロクショウの前であるため素が出ているものの、イッキはまだ近くにいるため、聞かれたら危険だった。
脚注 [編集 | ソースを編集]
- ↑ メディアによっては大学生とされる事もある。
- ↑ アニメでは終盤に「快盗レトルト=あがたヒカル」ということは判明するが、イッキたちは多少疑惑は持ちつつもコンビニでアルバイトをしているヒカルのことだとは最後までわからなかった。
- ↑ ただ、世界大会では宇宙メダロッターXとしては殆ど表に出ず、他の人々がそれぞれの事情で代役を務めている。
- ↑ ゲームではヒカル(レトルト)の機体はバージョンと同じ系統やアークビートルが主であるため。
- ↑ 平野佳菜氏のtwitter、2019年10月27日閲覧。
- ↑ 尚、この時イッキはお使いで来ていたのに強制的に金を使わされてしまい、お使いを果たせず母親に怒られてしまった。