ゴーカイシルバー
ゴーカイシルバー | |
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登場作品 | |
俳優 |
池田純矢 佐藤太輔(スーツアクター) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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本名 | 伊狩鎧(いかり がい) |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
所属 | 海賊戦隊ゴーカイジャー |
役職 | 船員 |
主な搭乗機 | 豪獣神 |
ゴーカイシルバー / 伊狩鎧は『海賊戦隊ゴーカイジャー』の登場人物。
概要
伊狩鎧がゴーカイセルラーとレンジャーキーで豪快チェンジした姿。ゴーカイジャーのマンバーの中では唯一の地球人。ザンギャックよりかけられた懸賞金は10万ザギン→30万ザギン。スーパー戦隊に強い憧れを持つ青年で、非常にハイテンションで自他共に認める落ち着きのない性格をしている。子供が車に轢かれそうになったところを自らの危険も顧みずに助けて重症を負った際、夢の中に現れたドラゴンレンジャー・タイムファイヤー・アバレキラーの3戦士からその行動を認められ3戦隊の大いなる力とレンジャーキー、ゴーカイセルラーを授けられて変身できるようになり[1]、ゴーカイジャーに押しかけ参戦した。
当初はその暑苦しい性格もあって参戦を拒否され、レンジャーキーとゴーカイセルラーを取り上げられもしたが、変身できずともザンギャックに立ち向かう正義感の強さをマーベラスに認められ、正式にゴーカイジャーの仲間入りを果たした。
唯一の地球人ということもあり、終盤からザンギャックとの最終決戦にかけては事実上マーベラスと並ぶ主役として描かれている。
幼少期は親の都合で世界中を転々とする生活をしていたものの、その性格の良さで転校する度に友達を作っていたようで、最終話ではゴーカイジャーの面々と宇宙に旅立つ前に世界中の友達に挨拶回りをしていた。
いわゆる特撮オタクを絵に描いたような人物[2]であり、レジェンド戦隊に詳しくないゴーカイジャーを知識面でフォロー[3]する。一方で自身が生まれる前の戦隊(超獣戦隊ライブマンなど昭和戦隊)や戦隊の関係者についての知識には疎い側面も持つ。また、ゴーカイジャーを「完全無欠の正義のヒーロー」と妄想するなど思い込みの激しい面も見られるが、このイメージ力により後に新たな力を得る。
戦闘ではスピアモードとガンモードに変形するトライデント型の「ゴーカイスピア」を主武器として、主に歴代作品の中盤で登場する追加戦士に変身する[4]。状況によっては他のゴーカイジャーと同色の戦士になる。[5]ゴーカイジャー最終回でレンジャーキーは各戦隊へすべて返却しているため、それ以降の設定となる『ゴーバスターズVSゴーカイジャー』や『動物戦隊ジュウオウジャー』の競演エピソードの場合、毎回鎧が全戦隊(ゴーカイジャー以降の戦隊も含む)にレンジャーキーを借りに頭を下げに行っている。
変身スーツは水兵がモチーフであり、頭部デザインは他の五人が海賊帽を元にしたデザインであるのに対し、シルバーは錨マークの付いたバンダナになっている。
強化装備・特殊形態
- ゴーカイシルバー(レッド合体モード)
- 全員サービスDVDでインサーンの合体銃[6]でマーベラスと合体してしまった姿。変身前はマーベラスを基本に髪型や服装がチグハグになり、変身後は頭部とブーツのみレッドでスーツのみシルバーになってしまう[7]。これをいかして鎧はアカレンジャー~ゴーカイレッドまでの35連続同時変身、マーベラスはゴーカイレッド・ゴールドモードへチェンジできるようになった。
- ゴーカイシルバー・ゴールドモード
- 後に入手したゴールドアンカーキーの力により、錨型の強化アーマーを装着した姿。
- 歴代追加戦士15人の顔が張り付いている[8]という衝撃的なアーマーのビジュアルが特徴。視聴者からはお祭りのお面屋台のようだと評されお面屋フォーム、或いは別のシリーズのヒーローに因んで遺影フォーム[9]とも呼ばれる。なお、「ハイパーバトルDVD」や「スーパー戦隊最強バトル」ではゴーカイレッド、データカードダス「スーパー戦隊バトルダイスオー」では鎧とマーベラス以外の4人もゴールドモードになっている。
- ゴーオンウイングス
- 『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場した追加戦士「ゴーオンゴールド」と「ゴーオンシルバー」のどちらになるか悩んでいた時(理由については後述)に現れた2人のアドバイスで一つに纏めて豪快チェンジした姿で、右半身がゴーオンゴールド、左半身がゴーオンシルバーとなっている。これが前述のゴールドモードのチェンジに繋がっている。状況によってはゴーオンゴールドに単独変身する。
- ゴーカイクリスマス
- クリスマスに因んで「ゴーカイレッド」と「ゴーカイグリーン」を一つに纏めて豪快チェンジした姿で、右半身がゴーカイレッド、左半身がゴーカイグリーンとなっている。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。豪獣神のメインパイロット、およびカンゼンゴーカイオーのサブパイロット。
- 2020年2月のイベント「受け継がれる牙」より登場し、同イベントではゴーカイジャー参入までが描かれた。
パイロットステータス
精神コマンド
人間関係
ゴーカイジャー
- ゴーカイレッド / キャプテン・マーベラス
- ゴーカイジャーのリーダー。彼に認められたことで仲間入りを果たす。
- ゴーカイブルー / ジョー・ギブケン
- 仲間のうちの一人。鎧のトンデモさに呆れつつも頼りにしている。
- ゴーカイイエロー / ルカ・ミルフィ
- 仲間のうちの一人。他メンバー同様尻に敷かれている。
- ゴーカイグリーン / ドン・ドッゴイヤー(ハカセ)
- 全メンバーで唯一彼を「ドンさん」と呼んでいる。ハカセ側からは当初は高い実力に加えて、料理の腕まであったため強く嫉妬されていた。和解後の共闘中に彼のアドバイスでゴールドアンカーキーの生成に成功する。
- ゴーカイピンク / アイム・ド・ファミーユ
- 仲間のうちの一人。他メンバーが鎧に当たりがキツい中彼女からは好意的に接してもらっている。本編中に膝枕をしてもらうシーンがある。
ザンギャック
- アクドス・ギル
- ザンギャックの皇帝。鎧からすればスーパー戦隊として、ヒーローとして、そして地球人として倒すべき相手。
- カリゾーグ
- 全員サービスDVDに登場するバリゾーグの複製ロボット。しかし知能に問題があったためインサーンが作った合体銃で鎧と合体させようと目論む。
- ゴクドス・ギル
- 『動物戦隊ジュウオウジャー』に登場。歴代ザンギャックの怨念の集合体。『ジュウオウジャー』以前に戦ったことがあるという設定で、同作の敵である、相手の頭に触れることで相手の記憶を実体化するバングレイに鎧が頭を触られたことで出現した。
レジェンド戦隊
- バトルケニア / 曙四郎、デンジブルー / 青梅大五郎、宇宙刑事ギャバン / 一条寺烈
- 『バトルフィーバーJ』と『電子戦隊デンジマン』の戦士と、後述の撃の先輩宇宙刑事。『ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』で対面。3人とも顔(演者)が同じでゴーカイジャーは困惑するが、鎧のみ「香り[10]でわかる」と見極めた。
- レッドワン / 郷史朗
- 『超電子バイオマン』のレッド。『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』の終盤において、シルバとの戦いで苦戦するゴーカイシルバーに「本当のシルバーの力を見せてやれ!」とエールを送った。
- ブラックコンドル / 結城凱
- 『鳥人戦隊ジェットマン』のブラック。しかし、鎧のみ姿が見えていなかった[11]。後に死亡していることを知り、彼がマーベラス達に接触した真相に気づく。
- マンモスレンジャー / ゴウシ
- 『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のブラック。大いなる力の真実を話し、ザンギャックを倒す様に導く。最終回ではキーを返してもらいゴーカイジャーを見送った。
- ドラゴンレンジャー / ブライ
- 『ジュウレンジャー』のグリーンかつ追加戦士で、弟のティラノレンジャー(ゲキ)の兄。壬琴とタイムファイヤーと共に鎧に大いなる力を授ける。
- リュウレンジャー / 天火星・亮
- 『五星戦隊ダイレンジャー』のレッド。ゴーカイセルラーを失くして意気消沈の鎧と出会い、「ヒーローにとって一番大事なものは何か」を伝える。
- メガレッド / 伊達健太
- 『電磁戦隊メガレンジャー』のレッドで、『ゴーカイジャー』出演時は通っていた諸星学園高校の教師として登場。次の大いなる力の場所が当学校とわかり一同は接触を行うが、その交換条件に「諸星学園高校での1日体験入学」を命じる。6人は戸惑い最初はさぼりかけたが、徐々にそれぞれの楽しみ方を覚え鎧は彼の前にメガレンジャーの大いなる力の意味を把握する。
- 黒騎士 / ヒュウガ
- 『星獣戦隊ギンガマン』の番外戦士で、弟のギンガレッド(リョウマ)の兄。鎧の意思を認め、ギンガマンの大いなる力を授ける。
- タイムファイヤー / 滝沢直人
- 『未来戦隊タイムレンジャー』のもう一人のレッドかつ追加戦士。壬琴とドラゴンレンジャーと共に鎧に大いなる力を授ける。
- アバレブルー / 三条幸人
- 『爆竜戦隊アバレンジャー』のブルー。アバレンジャーのもう一つの大いなる力を使い方を鎧に伝授する。
- アバレキラー / 仲代壬琴
- 同じく『アバレンジャー』のホワイト・ダークヒーロー・追加戦士。レジェンド戦隊の先人[12]。自分の危険を省みず子供を助けた鎧の前に変身前の姿で現れ、ゴーカイセルラー、レンジャーキー、そして大いなる力を授ける。
- ゴーオンシルバー / 須塔美羽
- 『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場する追加戦士。ゴーオンウイングスのシルバーで、ゴーオンゴールド(須塔大翔)の妹。当初鎧が敵戦闘時、他のメンバーがゴーオンジャーになる時、シルバーに変身しようとしたが、男性であるゴールドに変身すべきか[13]悩んでいた時、前述のゴーオンウイングスに変身する方法を教えた。その後、最終回ではレンジャーキーを返した時に見送っている。
- イエローバスター / 宇佐見ヨーコ
- 『特命戦隊ゴーバスターズ』のイエロー。『ゴーバスターズVSゴーカイジャー THE MOVIE』では江戸時代で幻のレンジャーキーを探す為に協力する。『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』では鎧と共にメインとして登場している。
- スタッグバスター / ビート・J・スタッグ
- 『ゴーバスターズ』のシルバーかつ追加戦士で、ビートバスター(陣マサト)のパートナーでもあるバディロイド。『ゴーバスターズVSゴーカイジャー』でヨーコと鎧と共に幻のレンジャーキーを探す為に協力する。
- トッキュウ1号 / ライト、トッキュウ2号 / トカッチ、トッキュウ3号 / ミオ、トッキュウ4号 / ヒカリ、トッキュウ5号 / カグラ
- 『烈車戦隊トッキュウジャー』に登場する初期メンバー5人。『ジュウオウジャー』に登場した際、子どもである彼らに土下座をしてレンジャーキーを貸してもらえるように頼んだ。
- ジュウオウザワールド / 門藤操
- 『動物戦隊ジュウオウジャー』のブラックかつ追加戦士。ジュウオウジャー客演時に共闘するも、テンションの起伏があまりにも激しい彼に、先輩後輩かかわらずリスペクトを欠かさない鎧をして「面倒くさい……」と呟いてしまっていた。
レジェンド戦隊の関係者
- 森山ホナミ、森山未来
- 『未来戦隊タイムレンジャー』のイエローであるタイムイエロー(ドモン)の依頼で訪れた過去の世界[14]で出会った親子。主に未来と交流し、自身の経験を交えて転校ばかりの生活に嫌気が差していた彼を励ました。実は二人はドモンの恋人とその子どもであり過去で目的を果たした後、鎧はその事実を知らないまま記念としてドモンに二人と撮影した写真を送り、それを見たドモンは一人涙した。
- ちなみにドモンは過去の人物にかかわるなと予め釘を刺していたのだが、ゴーカイシルバーの似顔絵つきでわざわざ「過去で出会った親子」と手紙に綴っていたため、ドモンは写真にホナミが映っている事に気づく前は当然ながら文句を言っていた。
- フリント・ゴールドツイカー
- 『機界戦隊ゼンカイジャー』の追加戦士かつゴールドであるツーカイザー(ゾックス・ゴールドツイカー)の妹。スピンオフ動画『ツーカイザー×ゴーカイジャー ~ジューンブライドはたぬき味~』でゴーカイセルラー(ゴーカイツイカーユニット装填状態)を借り、ツーカイザーのセンタイギアが変化したレンジャーキーでツーカイザーと同じ姿に変身させた。
その他のヒーロー
- 宇宙刑事ギャバンtypeG / 十文字撃
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』に登場した宇宙刑事。今回の黒幕が宇宙犯罪組織マドーと知り行動を共にする。最終決戦では鎧を助けるべく「メタルヒーローキー」を貸してくれた。
他作品との人間関係
名台詞
- 「ギンッギンに行くぜ!」
- 決め台詞。ゴーカイジャー共通の決め台詞である「派手に行くぜ!」の鎧Ver.。
- 「気合だー!」
- 戦闘中の掛け声。主に豪獣神操縦時に発言。
- 「いいね、いいねぇ。「ゴセイジャー」の大いなる力が「ゴセイヘッダー」か~! あぁ、いいな~他のも早く見たいな~」
- 第17話、スゴーミンを一掃すべく初めて使った「ゴセイジャー」の大いなる力を見せたゴーカイオーをビルから見つめて[15]述べた初台詞。
- 「真っ赤な太陽背に受けて! 青き心に正義は宿る! 黄色い歓声あびまくり! ぷにぷにほっぺをピンクに染める! 緑の若葉のニューヒーロー! 金銀輝く、その名も…! ゴォォォォォカイ…シルバー!!」
- 初変身時の名乗り。シリーズ第1作である『秘密戦隊ゴレンジャー』のOP主題歌「進め!ゴレンジャー」の歌詞を意識している。『X-Ω』でも再現された。2回目以降は他メンバー同様にヒーロー名だけを名乗るが、上記の「ゴー」の部分を長く伸ばす言い方はそのまま続けている。ジュウオウジャー客演時は「シルバー」の部分が何故かやたら甲高くなっていた。
- 「わかんないけど、何か変です。まるで首を狙ってくれと目立ってるみたいで…」
- 第17話。アルマドンの首輪の後ろを弱点だと思い狙ったグリーンを咄嗟に妨害するも、案の定ワルズ・ギルにより爆弾が仕掛けられており、間一髪ゴーカイジャーの危機を救う。
- マーベラス「どうする? これを使えば、ザンギャックを…宇宙全体を敵に回すぞ」
「違いますよ、マーベラスさん…ザンギャックを倒し…宇宙全体を平和にするんです!」 - 第19話。ザンギャックと戦う鎧の元へ駆けつけたマーベラスたちから改めて戦う覚悟を問われての返答。当時のマーベラスたち5人のスタンスはザンギャックに対してあくまでも「降りかかる火の粉を払う」程度のものであり、今まで誰も口に出さなかった「ザンギャックの打倒」を戦う理由として宣言した鎧の気概を買ったマーベラスは、彼を6人目の戦士として認める。
- 「この星を守るためならヒュウガさんが変身した方がいいかもしれません。でも俺は、ゴーカイシルバーをやりたいんです! 自分がヒュウガさんの分まで……この星を守ります!! 」
- 第20話、ギンガの森へ攻め込んできたバスコが呼び出した意識無きレジェンド戦隊を相手にまだ悩みが抜けず、黒騎士ヒュウガが代わりに戦おうとしたのを彼を突き飛ばしゴーカイセルラーを奪い返した際の決意表明。
- ヒュウガも鎧がそう言うのを待っていたらしく、後のことを彼に託した。ちなみに突き飛ばされたときヒュウガはバスコに襲撃された影響で重傷を負っていた。それでいいのか鎧。
- なお、このエピソードは『星獣戦隊ギンガマン』第二十六章のオマージュとなっている。
- 「ちょっと待ってください! 何か変ですそんなの!」
七海「どうして? 地球人のあなたは一番わかってくれると思ったのに…」
「確かに元々は皆さんのものです…でも、宇宙に散らばったレンジャーキーを命懸けで探し集めたのは誰ですか!? マーベラスさんがいなければ、レンジャーキーは今ここに無かったんですよ!! なのに…そんなの絶対変です!」 - 第25話、宇宙忍者サタラクラJr.により異空間へと飛ばされたマーベラス・ジョー・ルカの3人。危機を知ったハリケンジャーたちは残った3人の元に現れ、ゴーカイジャーへの不信感から自分たちにハリケンジャーのレンジャーキーを渡すように呼び掛けるも、鎧は一人反発する。
- しかしハカセとアイムは鎧を諫めレンジャーキーを渡し、マーベラスたちを助けると共に彼らを見定めて欲しいと言うのだった。
- 「俺、小さい頃から、亮さん達スーパー戦隊の皆さんに憧れてて、だから…ゴーカイセルラーをもらった時は、すごく嬉しかったんです。これで俺もスーパー戦隊の一員に、ヒーローになれるって……。 だけど、ゴーカイシルバーになれなかったら、ヒーローでも何でもないじゃないですか……」
- 第33話、自身の不注意でゴーカイセルラーをザンギャックの行動隊長ザキュラに盗まれてしまい変身不能になった際にリュウレンジャー/天火星・亮に出会った際の弱音。昔から自身が憧れていたヒーローになれた反面、その力を一時でも失ったショックはあまりにも大きかったらしく意気消沈してしまい「変身できなければヒーローじゃない」という間違った解釈をしてしまう。当然歴戦の勇士である亮はこの考えに「ちょっと違うんじゃないかな」と難色を示していた。
- 「また餃子って……これが今の亮さんに出来る精一杯のことなんですか!?」
亮「なにを苛々してる? 変身できないのがそんなに辛いのか?」
「ええ、辛いですよ……死ぬほど! 呑気に餃子なんか作ってるあなたと違って!」 - 同上、そんな中屋台で餃子を焼いている亮に対して言った八つ当たり。亮の餃子づくりは彼の放送当時からの夢である「世界一美味しい餃子を作りたい」というかけがえのない夢であり、知らなかったことと気持ちがナーバスになっていたとはいえ鎧はヒーローとして、そして人として絶対やってはいけない他人の夢を侮辱するという行為をやってしまっている。
- だがそんな鎧に対して亮は決して怒らず、「忘れているんじゃないか? 一番、大切な事を」と、穏やかに彼を論したのだった。
- 「俺がヒーローになりたかったのは、変身できるから……?」
(今まで助けてきた人達の笑顔が脳裏に浮かぶ)
「思い出しました、一番大切なことを! 俺がヒーローになりたかったのは…みんなを守りたかったからです! 変身できるとかできないとか、そんなの関係無い!」
「ザンギャック! 俺が海賊戦隊6人目の男、伊狩凱! またの名を…ゴォォォーーーカイ…シルバァーーーッ!!」 - 同上、襲ってきたザンギャックの行動隊長を変身せずとも当時と同じ気迫と勇気で果敢に相手をする亮を見て、鎧はヒーローとして本当に大切なことを改めて思い出し、亮と共に生身でザンギャックに立ち向かうのだった。
- 「天に輝く五つ星!」
- 同上、6人揃って五星戦隊ダイレンジャーへゴーカイチェンジしてキバレンジャーの姿で行ったダイレンジャーの名乗り。なお、原典のキバレンジャーがこの名乗りに参加した事はない。[16]
- 「もちろんですよ。現れる敵をバッタバッタと薙ぎ倒し…っていうか逆に聞きますけど、マーベラスさんが守るって、どういうことなんですか?」
- 第37話冒頭。ザンギャックとの戦いの後、マーベラスから「ザンギャックから地球を守るってのはこういうことだったのか?」と聞かれて。それはマーベラスのトラウマに触れた事を意味していた。
- 「俺も子供の頃、親の都合であちこち引っ越したけど、でも…いっぱい友達できたよ」
未来「なんで? 引っ越ししてたら友達なんて出来っこないじゃん…」
「逆だよ。たくさん引っ越ししたからたくさん友達が出来たんだ。いろんな街に…新しい街に行く度にがんばって話しかけるんだ。ウザいとかしつこいとか言われたって、いろんな子にいっぱい…。確かに、自分じゃどうしようも出来ない事もある。それでも自分に出来る事を探して、やってみれば自分の明日くらい変えられる。俺はそう思ってるけどね」 - 第40話。過去の世界で森山ホナミの息子である未来と出会い、転校続きの日々にウンザリして自立と称した家出をしている事情を聞いて優しく諭す。さりげなく『未来戦隊タイムレンジャー』のタイムレッド / 浅見竜也の名台詞「未来は変えられなくったって、自分たちの明日くらい変えようぜ」のオマージュが入っている。
- 「なんか間違ってるけど…いっそだから…うん…? あぁ俺も! マーベラスさん! ドンさん! 二人のレンジャーキーを俺に貸してくださ~い!」
「ジングルベールジングルベール…出来たぁ!ゴーカイチェンジ!」
「年に一度の聖なる変身! 赤と! 緑の! ゴーーーカイ…クリスマァース!」 - 第44話。「サンタは踊るもの」と勘違いしたルカ[17]の発案により、他の5人が『バトルフィーバーJ』へゴーカイチェンジした中で自分も負け時にとクリスマスらしい変身を披露。セルラーが発した声も「メェリィークリスマース!」であり、玩具にも収録されている。
- 「お前は黙ってろ…いくら作戦だとしても、仲間をわざと傷付けるなんてひどすぎる…!」
- 第47話、サリーの後を付けてきた中で、仲間を仲間とも思わないバスコに対して怒りをぶつける。普段は温厚な鎧だが、この時は相当腹に据えかねていたらしく、声が低く震えている。
- 「見たか! これがレジェンド大戦を勝ち抜いたスーパー戦隊の大いなる力だ!」
- 第50話。遂に現れたアクドス・ギル率いるザンギャックの大艦隊。ゴーカイジャーたちは今までに手に入れた大いなる力を駆使し艦隊に立ち向かっていく。
- しかし、やはり多勢に無勢。凄まじい物量差により、返り討ちに遭いゴーカイオーも豪獣神も撃破されてしまう…。
- 「すいません、スーパー戦隊の皆さん…俺は6番目の海賊、ゴーカイシルバーです! 夢はこの手で、掴み取る…!」
- 同話。マンモスレンジャー / ゴウシとの触れ合いで「宇宙最大のお宝」を使うべきだと主張するも、スーパー戦隊の存在を消す訳にはいかないとして拒否。鎧もその想いを受け入れ自ら放棄する。それを見たマーベラスは「これでお前も一人前の海賊だ!」と励ますのだった。
- 「34のスーパー戦隊がいるんだ! その力…今、見せてやる!」
- 最終話、アクドス・ギルとの最終決戦での他の面々と共に発した啖呵。
- 「我ら!海賊戦隊ゴォォォカイジャー!スーパー戦隊の力を宿したレンジャーキーで宇宙帝国ザンギャックと戦いました!ギンギンに派手に行くぜ!」
「機界戦隊ゼンカイジャー!スーパー戦隊をイメージした力を宿したセンタイギアを使って戦うスーパー戦隊です。見た目がゴーカイジャーにそっくりな金色の戦士「ツーカイザー」ってのがいるんですよ!」
「痛さは強さ! 良い子は見ちゃダメ!非公認戦隊アキバレンジャー!とにかくスーパー戦隊に詳しい人が妄想の力で戦うスーパー戦隊。こんなに詳しい人を俺以外いるなんて…うぅーん負けられません!!」 - 玩具「ゴーカイセルラー -MEMORIAL EDITION-」に搭載されているスーパー戦隊講座における台詞。『秘密戦隊ゴレンジャー』から『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』までの46作品の戦隊の講座の他、『非公認戦隊アキバレンジャー』の講座も隠し要素として収録されている。
- 2行目のゼンカイジャーについては番組単位の解説では間違っていないものの、正確にはツーカイザーはゼンカイジャーに属しない別勢力である。
迷台詞
- 「サインください!」
- レジェンド戦隊に会うなり、この要求をほぼ必ず行っている。いかにも戦隊オタクらしいというべきか。
- マーベラス『やぁみんな! 元気かい? 僕はキャプテン・マーベラス。時々勢い付き過ぎて失敗もするけど、みんなの笑顔のために頑張るから! よろしくね、バン!』
ジョー『僕はジョー! 野球が大好きで力持ち!』
ルカ『は~い、私ルカ! みんな、毎日ちゃんとごあいさつしてるかな?』
アイム『ごきげんよう、私はアイム。…あら?私はいつもとあまり変わりありませんね』
鎧『そして俺が伊狩鎧! 地球の平和は俺達が守るぜ!』 - 第17話、マーベラスたちの前に現れ自分をゴーカイジャーの一員にするため、自分が加入した後のゴーカイジャーをイメージで見せるのだが、劇中とは真逆のさわやかなキャラクターになったゴーカイジャー(しかも何故かグリーン抜き)に当のメンバーからは総スカンであった
- ちなみに、ゴーカイジャーを演じた役者陣(特にレッド・ブルー・イエロー)の素の性格はむしろこちらの方が近いとのこと。
- 「ええええ~~!? うそでしょ…まさかの拒否なんて…この展開は予想してなかったよ…そうだ、こうなったら切り札のアレを…」
- で、門前払いを食らった事にショックを受け「切り札」を披露しようとするが、一行は既にガレオンへと帰っていった。
- 確かに門前払いされる追加戦士は新しいかもしれないが、そんなイメージを見せる鎧も悪いような…。
- 「そうそう、このキングスティックでバッサバッサと居合斬り…って、違~う! これも漢字だけど違います~! これはオーレンジャーのキングレンジャー! シンケンジャーのは金色のピカピカのヤツです!」
- 第18話、戦闘にてシンケンジャーへゴーカイチェンジする際に、マーベラスがシンケンゴールドのレンジャーキーがどれか解らなかったため「顔に漢字が付いているヤツです」と教え、無事にチェンジ…と思いきや超力戦隊オーレンジャーのキングレンジャー(顔に「王」の文字[18])のレンジャーキーを手渡され変身した際のノリツッコミ。
- ちなみに、以後のエピソードでも忍者戦隊カクレンジャーと忍風戦隊ハリケンジャー[19]、恐竜戦隊ジュウレンジャーと爆竜戦隊アバレンジャー[20]など同じモチーフの戦隊を混同する度にツッコミをする場面が見られている。
- (かっこいぃいいいいいいい!!!)
- 第20話、星獣戦隊ギンガマンの番外戦士である黒騎士ヒュウガに会った際、まだヒーローとしての自信が無く悩みを打ち明けた際にヒュウガから「だったらそれ俺にくれよ」と言われた際、ヒュウガがゴーカイシルバーとして戦う様を妄想して興奮した際の独白。そうじゃないだろ。
- 「みなさん、ここは! …たこ焼きにしましょう!」
- 第24話。たまには外食をしようとメニューを言い合う一同の中で何故か変身して主張。なお、この回の鎧は何故かたこ焼きに異様なこだわりを見せていた。
- 「アバレピンクって笑里さんの妄想ヒーローだったんですね」
- 第29話、爆竜戦隊アバレンジャーへゴーカイチェンジする中で一人だけ恰好が違うアイムを見て。
- しかし、後年には(非公認だが)本当に妄想で戦う戦隊が登場している。
- 「…鎧(がい)です」
- 第36話。ゴーオンレッド/江角走輔に自身の名前を「ヨロイくん」と読み間違えられた際の訂正。だが走輔からは「どっちでもいいよそんなこと!」と軽くあしらわれてしまった。このシーンが有名になりファンの間では彼をヨロイくんと呼ぶのが定着した。
- 「ちょっと皆さんなんです…あぁぁ!?」
- 第40話。ザンKT0との戦いでタイムレンジャーにゴーカイチェンジした際にザンKT0の攻撃に怯まず他の5人が静かに前に進んでいった事でツッコミを入れ、自分にだけ攻撃が当たった。この場面は『未来戦隊タイムレンジャー』第1話の戦闘シーンのオマージュなのだが、原典で攻撃を受けたのはタイムレッドである。
- 「え!? …俺もですか?」
- 最終話エピローグ、幼稚園児たちとその保育士から地球を守った事を感謝されサインもせがまれた際の反応。
- しかし他の面々からは「あくまで気に入らない奴等を倒しただけ」とその場を離れ、鎧も空気を読みつつも名残惜しそうに「サインはまた今度で…」と言ったのだった。
- 「お願いしますぅ~~!!」
- 『動物戦隊ジュウオウジャー』第28話にて、烈車戦隊トッキュウジャーの面々からレンジャーキーを貸してくれないかと懇願しての土下座。諸事情によりトッキュウジャーの面々は子供の姿なので傍から見ればいい歳した大人が子供に土下座をしているというツッコミどころ満載な場面となっている。
スパロボシリーズの名台詞
- 「星川…良い名前だねぇ〜!」
- 『X-Ω』のイベント「受け継がれる牙」にて、星川コウタの名前を聞いて。『勇者エクスカイザー』と同じ1990年に放送されていたスーパー戦隊シリーズ第14作『地球戦隊ファイブマン』の主人公が星川兄妹であることにかけたネタ。また、それ以前のシリーズ第7作『科学戦隊ダイナマン』にもダイナブラック・星川竜がいる(しかも彼は宇宙人と友達になるのが夢)ので、そこにもかかっているのかもしれない。
搭乗機体
- 豪獣神
- 三戦隊の大いなる力により召喚される三段変形ロボ。
- カンゼンゴーカイオー
- ゴーカイオー、豪獣神、炎神マッハルコンが合体した姿。合体後はゴーカイオー側のコックピットに移動する。
- ワイルドトウサイキング
- ジュウオウジャー客演時に他のメンバーと一緒に乗り込むが、他のメンバーは隣に立っていたのに対して、ゴーカイシルバー自身はジュウオウザワールドの座席を半ば奪い取っていた。
余談
- スーパー戦隊では「恐竜系の巨大メカを持つ追加戦士or恐竜戦隊の追加戦士は戦死する」という未だに続く死亡フラグがあり(というよりも鎧に力を与えた3人によって確立したジンクス)、鎧も戦死を心配されていたのだが、臨死体験こそしたものの、最後まで生存し、このジンクスを初めて破った人物となった。
- 海外版『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』では「アルマダ(ザンギャック)に滅ぼされた惑星アンドルシアの生き残り」という設定で、日本版とは逆にメンバー唯一の異星人となっている。
- 演じる池田純矢氏も生粋のスーパー戦隊ファン。幼稚園の卒業アルバムに「夢は『五星戦隊ダイレンジャー』のキバレンジャーになること」と書いたほど[21]。池田氏演じる鎧が劇中でキバレンジャーにゴーカイチェンジを果たしたことで、池田氏は夢を叶えることが出来た。
脚注
- ↑ ちなみにこの一連の経緯は『帰ってきたウルトラマン』の主人公・郷秀樹のオマージュである。
- ↑ それまで視聴者の間でメタ的に使われるにとどまっていた「追加戦士」という用語を公式の劇中において発言した初めての人物でもある。
- ↑ 特に最初期は意思疎通が出来ず別の戦隊に変わるケースが何回かあった。
- ↑ 追加戦士に該当する戦士が存在しない戦隊(ライブマンやゴーゴーファイブなど基本5人編成)では主にゴールドモードとなる。
- ↑ スーパーヒーロー大戦シリーズでは他の特撮シリーズとクロスオーバーした結果、仮面ライダーオーズ・サゴーゾコンボや機動刑事ジバンにチェンジした。
- ↑ インサーン曰く「バリゾーグの体に戦隊の知識を合体させる」
- ↑ しかもご丁寧に変身音声は「ゴーカイジャー?」と疑問形となっている。なお、当時発売された玩具のモバイレーツと2022年にプレミアムバンダイで発送された大人向け玩具「モバイレーツ-MEMORIAL EDITION-」においても、ゴーカイシルバーのレンジャーキーまたはゴールドアンカーキーをセットする事で「ゴーカイジャー?」と疑問形になる(なお、『特命戦隊ゴーバスターズ』放映時に発売されたレジェンドモバイレーツではゴーカイシルバーのレンジャーキーまたはゴールドアンカーキーをセットした時の疑問形が「ゴーカイジャー!!」に変更されている)。
- ↑ ドラゴンレンジャー(『恐竜戦隊ジュウレンジャー』)、キバレンジャー(『五星戦隊ダイレンジャー』)、キングレンジャー(『超力戦隊オーレンジャー』、メガシルバー、(『電磁戦隊メガレンジャー』)、タイムファイヤー(『未来戦隊タイムレンジャー』)、ガオシルバー(『百獣戦隊ガオレンジャー』)、シュリケンジャー(『忍風戦隊ハリケンジャー』)、アバレキラー(『爆竜戦隊アバレンジャー』)、デカブレイク(『特捜戦隊デカレンジャー』)、マジシャイン(『魔法戦隊マジレンジャー』)、ボウケンシルバー(『轟轟戦隊ボウケンジャー』)、ゴーオンゴールド&ゴーオンシルバー(『炎神戦隊ゴーオンジャー』)、シンケンゴールド(『侍戦隊シンケンジャー』)、ゴセイナイト(『天装戦隊ゴセイジャー』)
- ↑ 特撮作品『仮面ライダーディケイド』に登場する仮面ライダーディケイド/門矢士の最強フォームで、ボディに過去作品主人公達のカードが収められていることが由来。
- ↑ 鎧曰く元々野生児の曙は「サバンナの香り」、青梅は「(好物の)アンパンの香り」。
- ↑ 後に「同じ地球人且つ名前が『がい』(凱、鎧)だから~。」と一応彼なりに解釈している。
- ↑ なお、今回彼に力を与えた3人は共通して「恐竜型ロボットを持つ追加戦士かつ最期に3人とも様々な形で命を落とした(殉職した)」という共通点を持つ。
- ↑ ゴーオンウイングスは追加戦士としては珍しい兄妹戦士のためである。なお、ゴーオンシルバー単体では銀色繋がりやザツリグ戦でゴーカイピンク(アイム)が変身している。
- ↑ 『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』の舞台裏でゴーカイジャーへの先攻出演の場面。
- ↑ 「199ヒーロー大決戦」のEDにおいて見つめる場面があったが変身後で台詞がなかった。
- ↑ ちなみに各歴代戦隊にゴーカイチェンジする際の演出は原典を踏襲しつつも原典とは異なり、名乗りや一斉変身に参加しなかった追加戦士が参加している。
- ↑ 44話冒頭にて、サンタに扮した『バトルフィーバーJ』のメンバーであるバトルケニア / 曙四郎が小躍りを踊っていたためである。
- ↑ 正確にはキングレンジャーの「王」は漢字ではなく似た形をした紋章の設定。なお、シンケンゴールドの顔の漢字は「光」。
- ↑ 鎧が「忍者で!」と言ったのが理由。
- ↑ 鎧が「恐竜戦隊で。」と頼んだのが理由。
- ↑ 夢が… 2023年1月27日閲覧。