ゼンカイザー

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ゼンカイザー
登場作品

スーパー戦隊シリーズ

俳優 駒木根葵汰
上野山夢輝(幼少期)
高田将司(スーツアクター)
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
本名 五色田介人(ごしきだ かいと)
種族 地球人
性別
生年月日 2000年12月12日
年齢 20歳→21歳(第39カイ!以降)
所属 機界戦隊ゼンカイジャー
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ゼンカイザー / 五色田介人は『機界戦隊ゼンカイジャー』の主人公

概要

人間の青年、五色田介人がギアトリンガーとゼンカイザーギアを用いて変身する戦士。メインカラーは白。

従来のレッドポジションに位置するがスーパー戦隊の初期メンバーとしては初めての男性ホワイト。一方、赤を初めとした虹色の戦士の側面も見られる。モチーフは『秘密戦隊ゴレンジャー』のアカレンジャーで、スーツやマスクのデザインにその要素が散見される。

キカイノイドのメンバーと違い、この形態では固有武器や特殊能力を持たないため、ギアトリンガーによる射撃戦をメインに戦う。また、センタイギアを用いて歴代スーパー戦隊をイメージした技や能力を使用することもある。

巨大ロボット戦では他のメンバーを巨大化させる役割を担う他、変形合体した「ゼンカイオー」に乗って戦う。

五色田介人

普段は祖母の経営する駄菓子屋兼任のカフェ「カラフル」を手伝っている明朗快活な青年。「全力全開」が口癖で、分野を問わず「世界初」を目標にしている。どんな人物も見た目で判断しない懐の大きさを持ち、曲者揃いのゼンカイジャーを束ねるリーダー。常識に縛られない感性と突出した行動力を持つ一方、下記の迷台詞の項のように教養面はダメダメ。良くも悪くも少年のまま大きくなった男。

強化装備・特殊形態

スーパーゼンカイザー
ギアトリンガーにゼンカイジュウギアを装備してパワーアップした姿。『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の剛龍神を模した姿となり、使用武器もドラゴンアントラーに似た槍「ゼンカイテンランス」を使う。歴代スーパー戦隊の強化形態と比較して変わりっぷりは凄まじい部類に入る。
通常形態では不可能だった巨大化[1]や、ゼンカイオーへの合体が可能となり、合体する場合「スーパーゼンカイオー」と呼称される。総合して、キカイノイドのメンバーに近い特性を持った強化形態であり、他のメンバーの機界モードに相当する形態でもある。
ゼンリョクゼンカイキャノン
イジルデが再現し、ハカイザーの武器として使用されたものを奪取した武器[2]。単独では必殺技「ゼンリョクゼンカイフィナーレバスター」を撃つと反動で自分も吹き飛んでしまったため、反動覚悟で撃つか、他4人に支えてもらって撃つかになる(4人以下では支えきれない)。
この形態のまま巨大化し、ゼンカイオーの手持ち武器にすることも可能。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。2021年9月のイベント「激突、王と王の戦い」にて期間限定参戦。ゼンカイオージュラガオーンのパイロット。声を務める駒木根葵汰氏はSRW初参加であり、スーパー戦隊シリーズ全体でも初の声付き参加となる。なお、担当「声優」ではないためか、図鑑では他のキャラクターと異なり「CV」と記載されている。
参戦発表時にはゼンカイザーを演じる駒木根葵汰氏からのビデオメッセージも公開された。
圧倒的な攻撃力を持つ代わりに他の能力に不安が残り、気力が上がらないと本領発揮できないゼンカイオージュラガオーンを全て補えるような精神コマンドを習得するのが特徴。更に最後には自分と仲間全員の攻撃力を大幅に上昇させる希少な精神コマンド怒涛を習得する。

パイロットステータス

精神コマンド

DD
気合必中不屈熱血友情怒涛

特殊スキル

DD
全力全開
攻撃力が増加する。気力が120、150のとき、ステージ中一度「熱血」(Lv20で「直撃」が追加される)がかかる。
秘密のパワー
攻撃力が増加する。気力上限が20増加する(LV10で追加される)。

人間関係

ゼンカイジャー

ジュラン / ゼンカイジュラン
ゼンカイジャー結成時のメンバーの片割れ。当初から介人を気にかけてくれていた。
介人がスーパーゼンカイザーに強化変身できるようになってからは、彼との合体も可能になる。
ガオーン / ゼンカイガオーン
介人が人間である為、ゼンカイジャーメンバーの中でも加入当初から特に懐かれていた。
マジーヌ / ゼンカイマジーヌ
介人によって趣味を肯定されその後仲間となる。
ブルーン / ゼンカイブルーン
彼がトジテンドと決別するきっかけとなり、仲間に迎え入れる。彼の好奇心に乗っかって一緒に暴走することも多い。
ゼンカイレッド
スピンオフ作品『ゼンカイレッド大紹介!』に登場するゼンカイザーに似た存在。リーダーの座を巡り争うことになるが後に互いを認めて共闘する。

家族

五色田ヤツデ
祖母。介人のどこまでも前向きな性格は彼女の影響が大きい。
セッちゃん
ナビゲーターを担当する鳥型メカ。元々は介人が幼少期に両親から手渡された手作りの玩具ロボだった。
五色田功 / ハカイザー→ハカイザー改
父親。妻である美都子と共にギアトリンガーを開発した科学者。介人にとっては親であり目標、そして戦う目的でもある。
トジテンドに捕らえられ以後行方不明だったが、後にイジルデによってロボット戦士・ハカイザーに改造されていたことが判明する。
ハカイザーはゼンカイザーのスーツの試作型をデータ盗用して作られたものであり、正体判明前のハカイザーには介人は敵愾心を全開にしていた。真相究明後は前向きに彼を救出しようとするも、改造が進んだことで一度は完全に洗脳され、『ハカイザー改』および巨大ロボ『ハカイジュウオー』として立ちふさがるが、仲間達の協力の果てに洗脳が解け、無事に再会を果たす。
五色田美都子
母親。功同様強く尊敬している。開始時点でトジテンドに囚われていたが、後に逃走に成功し行方不明となる。
介人同様「ちょあー!」という掛け声を使用する為おそらく彼女から遺伝したものだと思われる。

ゴールドツイカー一家 

ゾックス・ゴールドツイカー / ツーカイザー
戦う目的はほぼ一緒だが、認識の違いから敵でも味方でもない第三勢力に。決闘の果てに、この世界で海賊行為はしないという約束を取り付けており、加えてゾックス自体が介人を気に入ったこともあり、協力者に近い立場になる。
フリント・ゴールドツイカー
彼女とはウマが合うらしく度々共闘している。
カッタナー・ゴールドツイカー、リッキー・ゴールドツイカー
彼らの兄弟喧嘩に巻き込まれてひどい目にあうことが多々ある。

トジテンド 

ステイシー / ステイシーザー
ライバル。彼がヤツデのことを気に入っているため共闘することもある。
一方ステイシーは、彼自身が真に欲している「仲間」「家族の温もり」を持っている介人に対して、羨望と嫉妬が入り混じった複雑な感情を抱いていた。
その後、様々な戦いを経てついに和解を果たし正式にゼンカイジャーの味方となる。

その他

ステイシー達の身体に勝手に憑依する形で暗躍を続けていた存在。介人達をトジテンドパレスに送り込んだ張本人だが、戦いが終わった後介人の身体を奪い、並行世界を封印してしまう。
介人が並行世界の記憶を自力で取り戻した後は、介人の中で介人自身の姿をとって並行世界の存続をかけた勝負の相手となる。最終的にジャンケンで負け、介人に並行世界を解放させた。固定の姿を持っていなかった神は、その対決において介人自身やゼンカイザーおよびスーパーゼンカイザーの姿をとっていたため、主人公とラスボスが同じ姿という奇妙な光景となった。

スーパー戦隊シリーズ 

アカレンジャーを始めとした歴代のレッド達
映画『赤い戦い!オール戦隊大集会!!』にて対面した歴代戦隊のレッド45人。その際にアカレンジャーから「お前、赤じゃないのか!?」と言われてしまった。介人にとって衝撃的な発言だったのか、映画版の後日談のスピンオフ『ゼンカイレッド大紹カイ!』ではその光景が夢に出てうなされてしまっていた[3]
鶴姫 / ニンジャホワイト
スピンオフ『ゼンカイレッド大紹カイ!』に登場する、シリーズ第18作『忍者戦隊カクレンジャー』のリーダー。「戦隊リーダーなのにレッドじゃない」事をよりにもよって大先輩に直接指摘されたのはポジティブな介人も流石に気にして落ち込んでいたが、彼女との対話で「リーダーがレッドじゃないスーパー戦隊も沢山いる」と激励を貰い元気を取り戻す。……が、それはそれとして「レッド以外のスーパー戦隊リーダー」の「世界初」の座を逃した事は残念がっていた。

他作品との人間関係

獅子王凱
『DD』のイベント「激突、王と王の戦い」で共演した、もう一つの王を駆る勇者。
世界の事情も分からぬまま、流れで彼と激突するコトになったが、町を守る勇姿を見て彼こそが勇者と悟り、残ったメンバー総出でGGGに接触。共闘体制を確立する。
ただ、(これでも本編よりだいぶマイルドとはいえ)ゼンカイジャーのあまりのゼンカイ脳に直面した際はドン引きを隠せなかった…。
ゴルディーマーグ
同イベントにて、ゼンカイジャーと入れ替わりでゼンカイジャーの並行世界に飛ばされてしまったため、帰還の際に彼をGGGの元に届ける。
ピッツァ
同イベントで平行世界からゼンカイジャーを呼び寄せた張本人で、転移後成り行きで彼に協力することになる。偶然か否か、機界四天王と機界戦隊の共演と相成ったが、人々に危害を成したことで早々に敵と見定め、戦うことになる。
ちなみに、自己紹介早々、介人には美味しそうな名前やらピザさんやら好き放題言われている。

名台詞

TV本編

「チェンジ全開!」
「スーパーチェンジ全開!」
変身時の掛け声。通常時は上段でメンバー共通だが、介人がスーパーゼンカイザーに変身する場合のみ下段の台詞になる。
「秘密のパワー!ゼンカイザー!!」
「秘密のパワーアップ!スーパーゼンカイザー!!」
名乗り口上(通常時は上段、強化時は下段)。ゼンカイジャーの名乗り口上は、モチーフ由来の単語の後ろに「パワー!」をつける形となり、ゼンカイザーのモチーフは『秘密戦隊ゴレンジャー』が主となっているためこうなっている。強化時はそのまま「パワーアップ」となるだけで、『ジュウレンジャー』のモチーフは入らない。入った場合ゼンカイジュランと被るが。
ちなみに名乗り口上はノリと勢いで変わる場合がある。というか、誰かしらが変則的なパターンになることが多く、5人揃う真っ当な名乗りが出来る方が少ない。『DD』でも…(後述)。
「世界全快!オールオッケー!」
勝利時の決め台詞。こちらは名乗りと違って殆ど固定で使っている。例外として、第45カイ!では平行世界オミクジトピアが解放ではなく消滅してしまったため、前半部分が「勝利全開!」に変化している。
襲撃を受けた「介人たちの世界」が、ワルドを倒すことで数時間~数日の異常事態から元に戻る=全快する、という対症療法の意味で長らく使われてきた言葉だったが、第48カイ!にてボッコワウスを打倒したことで、真に文字通りの世界全快を果たした、と思われていたが…本当の世界全快を果たす為には、神というもう一つの越えなければならない壁があった。
「全力全開!」
介人の口癖。派生して、言葉の後に全開と着けて「〇〇全開!」という使い方も頻繁にされる。
「結果出すまで全力全開だ!」
口癖から派生した信条。この言葉通り彼の諦めはかなり悪く、何があろうとくじけない強い心を持っている。
「ちょあー!」
特徴的な掛け声。作中では親もこの掛け声を出しているシーンが存在し、彼らから引き継いだものと思われる。
本編では語尾のアクセントは上がることが多いが、『DD』では逆に語尾が下がっている。
「そうだ、俺も諦めたくない。俺、まだ何もできてない……決めた!俺は世界を守る!」
第1カイ!にて。介人達の世界にキカイノイド達が現れて1ヶ月後、トジテンドが初めてこちらの世界を襲撃してきた際の台詞。折角両親が見つかる手がかりと、両親が追いかけていた平行世界の住人と親交を持てるチャンスをむざむざ壊させるわけにはいかない。今は何もわからないが、とにかく自分はこの世界を守ることに決める。彼とその仲間達の全力全開な戦いがここから始まった。
「占いって当たんなきゃダメなの?」
「だって、外れても笑えるじゃん。『次どうしようかなぁ』って迷っても、占い見て『とりあえずこうしよう』って動いたら、なんか起こるじゃん。」
第3カイ!にて。マジーヌが自身の占いが尽く外れて意気消沈していることに対して介人は持論を述べる。彼のどこまでも前向きな性格がよく出た台詞であり、マジーヌもこの言葉に感化され、ゼンカイマジーヌとして戦う決意を固めるきっかけとなった。
「…やっちゃった。父ちゃん母ちゃんのことよりスシワルド倒してみんなを助けなきゃいけなかったんだ…あー…後悔全開…。」
第5カイ!にて。両親の手がかりがトジテンドにあるとわかりスシワルドを倒すことよりもトジテンドパレスへ行こうとしたことを優先した結果被害が広がった際の台詞。前向きな介人も流石に自分の行いを悔いて落ち込んでしまったが、ジュランはそんな介人に対して「自分の家族のことより大事なことなどない。俺達にとっても大事だから巻き込め(要約)」と介人を励ます。彼らの絆がさらに深まった瞬間だった。
介人「だったら考えなきゃいい」
凌牙「仲間が心配じゃないのか?」
介人「心配だよ。だからこそ、失うことより助けることだけを考える」
第20カイ!(映画公開記念『仮面ライダーセイバー』コラボSP)にて。敵怪人ヒコボシワルドをおびき寄せるため、ヒコボシワルドがポニーテールの女性を狙う[4]ことから女装を行う作戦に出て、それに巻き込まれ(コラボ相手にも関わらず女装させられ)反発する『仮面ライダーセイバー』(SRW未登場)の神代凌牙に対して。妹が攫われたことで焦りを感じ、「妹を失うことなど考えられない」と発言した凌牙に対しての台詞である。
「だから、俺たちは全力全開で! ヒコボシワルドをおびき出す。そんで倒す!」
「それが、皆を助けることに繋がるんだ」
続けてゼンカイジャーの仲間たちが、攫われた仲間に対する信頼を示した後、介人がこの台詞で〆る。なんだかんだでゼンカイジャーのリーダーとしての風格が出た台詞であり、この台詞を受けて凌牙は折れ、作戦をやり直すことになる。作戦内容が女装でなければ恰好はついたのだが…。[5]
「烈火抜刀! 物語の結末は、俺が決める!」
同話の戦闘において、仮面ライダーセイバーのライダーギアを使用し火炎剣烈火を使用しての必殺技「火炎十字斬」を発動した際の台詞。
同作品の主人公・神山飛羽真の決め台詞が元ネタ。ただし、同話では互いにサブキャラクターを相手の世界に出張させる形式でのコラボだったため、飛羽真との共演は行われず、共闘は映画『スーパーヒーロー戦記』を待つコトになった。
「思いついた! この世界にはいろんなヒーローがいるって解ったし、これからもっと沢山のヒーローに…会えますように」
同話の〆の台詞。七夕(2回目)の願い事として、更なるヒーローたちと出会う事を願う。
直後の場面からして、映画『スーパーヒーロー戦記』に繋がる前振りの台詞。その映画公開の告知に合わせて『スーパーロボット大戦DD』への参戦が決定したため、メタ的に言えばそれも表しているのかもしれない。
「俺からは言えないよ。俺に言われるのが一番嫌だと思うし、なんかずるいし。それにステイシーが一番よくわかっていると思う。あいつ…全部わかってて覚悟決めてきたんだ。」
第23カイ!にて。ステイシーがカラフルに足を踏み入れることが多くなり、ヤツデとの交流があることがわかって以降、ジュランに「これから戦うことになったらそれはヤツデを傷つけることになると説得したらどうだろう」と意見をもらった際の返答。介人も介人なりにステイシーを理解しており、この解釈は本編終盤の二人の関係に強く影響を及ぼすことになる。
「そうだよな…!」
(川水で顔を洗うゼンカイザー)
「俺だって…諦めなくていいよな!ちょあーっ!!」
「ステイシーっ…!俺がずっとやられなかったら、いつかっ…お前の気持ちが変わるかもしれない!」
「ステイシー!またうちの店来いよ!…ヤッちゃん、待ってるよ!!」
「すぐには無理でも…俺もっ!諦めないから!!だから皆!これからも協力…よろしく全開ーっ!!」
第27カイ!より。以前の戦いでステイシーとの因縁に決着を付けたが、彼が再びパワーアップして襲ってきた際に戦いに迷いが生じた介人。だがかつて自分を奮起させた両親の言葉を思い出し、再び己の中で決意を固める。いつかステイシーとも敵対せず笑って過ごせるその日を目指し、介人は今後も全力全開で戦い続ける事を誓うのだった。
「そっかぁ…サプライズじゃなかったか…!でも、ある意味サプライズ全開だったな…。」
「…うん、もう大丈夫。悪いことだけじゃない。…だって!『父ちゃんが生きてる』ってわかったんだし!」
ヤツデ「…そうだよ!アンタ達と戦えるぐらい元気だったんだろ!?…いい知らせだよ。」
「さぁっ…!頑張って父ちゃん取り戻すぞぉーっ!皆…これからも、協力よろしく全開ーっ!!」
第35カイ!にて。とうとう介人自身がハカイザーの正体が功だとわかってしまった際の台詞。最初こそ衝撃的で言葉も出なかったが、どうにか自身の心を諦めない歯車で動かし奮起する。「愛する家族が生きている」ということが何よりも吉報だとヤツデ共々仲間達を慰め、父奪還に向けて決意を改めるのだった。ちなみに「サプライズ」というのは、この事実を隠すジュラン達がよそよそしくなってたのをゴールドツイカー一家に相談したところ、「もうすぐ誕生日だからサプライズパーティーを企画しているのではないか?」と言われた為。
「そんで今日! 息子・介人が、トジテンドから功を奪回!!」
「父ちゃん見ろよ! これが父ちゃんが作った、ゼンカイザーだ!」
「受け取れ…これが父ちゃんの全力全開!ちょあぁあーっ!」
ハカイザー改「…俺は…ハカイザーだ…!」
「違う!アンタは五色田功だぁああああーっ!!!
第40カイ!より。イジルデによって強化改造を施されたハカイザーであったが、介人もこれを最後にする覚悟で救出作戦に臨む。仲間達が功博士の生い立ちから介人誕生、そして現在に至るまでのヒストリーを語ることで彼の心に訴えかける。その最後に介人もハカイザーとの戦線に合流し、変身する前後の台詞。そして決死の覚悟で、ゼンカイザーとしてハカイザーへ最後の戦いを挑み…。
功「……介人……でっ…かくなったなぁ」
「20歳(ハタチ)……ううん、もう21だからね……」
同話より。ゼンカイザーの怒涛の攻撃によりついにハカイザーの装甲が解除され、本来の意識を取り戻した功博士の台詞に対しての返答。十何年間離ればなれになってしまっていた親子が、息子の全力全開の戦いの果て、遂に本当の再会を果たす。
「やばい…こんな嬉しい誕生日プレゼント…世界初だぁーっ!!」
「父ちゃぁーん…はははははははっ!!!」
同話より。功博士と共にカラフルへ帰還した後の台詞で、ジュラン達によってもたらされた「離れていた父との再会」という最高のプレゼントに対する歓喜。ずっと皆の為に戦い続けた介人自身が大きく報われた瞬間であり、その喜びを分かち合おうと全力全開で功博士とヤツデに交じって抱き合い歓喜する。
「俺と話すステイシーはあんなんじゃない!」
「あいつはもっとこう…なんか…」
「そう…この向かい風みたいな感じだった!」
第43カイ!にて、ムカイカゼワルドとの戦いを助けてくれた後に「仲間になりたい」と言い去っていったステイシーに対する台詞。この時のステイシーはゲゲ同様神に意識を乗っ取られており、普段のライバル然とした彼とは180度違う爽やかで柔らかい物言いであった為、これまでステイシーと戦い続けてきた介人には1発で看破されていた。ちなみに「この向かい風」とはムカイカゼワルドの能力で自身の向く方向に常時向かい風が吹きすさぶ状態になっていた事に関するコメントである。
「お前は俺の知ってるステイシーじゃない。」
「ステイシーならバラシタラと戦う時…もっとビリビリして…譲れなくて…」
「『これは僕の戦いだ』とか言う筈だから。」
同上、ダイムカイカゼワルドを倒した後に直接ステイシー(神)本人に違和感を言ったが、ステイシー(神)は余裕を崩さずに返しており結局有耶無耶になってしまった。
「ゾックス!俺、最初に言ったよな。」
「『お前は好きにすればいい。俺達はお前の分も皆を守る』って!」
「だからゾックス!…お前は勝手にしろよ!!」
「俺達は皆を助けるために戦いに来たんだから!」
ゾックス「…ずるい言い方しやがって…!」
第44カイ!にて、ついに姿を現したゴールドツイカー一家の怨敵。SDワルドに対して単身戦うゾックスを助けに入った際の台詞。この時ゾックスはSDワルドの能力でギアダリンガーをSD化されてしまっており、変身もできずに生身で戦っていた上に、SDワルドに関する問題は自分の問題だからと協力を拒んでいた。しかし介人はそんなゾックスの意思を汲みつつも最初の約束通りに「ゾックスの戦い方を否定せずに世界の為に戦う」スタンスを崩さず彼と共闘するのだった。ちなみに「ずるい言い方」というのはこれよりも前のシーンでゾックスと会話した際に「父親を救ってくれた手伝いの恩返しがしたいなら黙ってみてろ(要約)」と言ったゾックスに対しての介人の返答であり、一種の意趣返しとなっている。
「父ちゃんの事…助けてくれて、ありがとう。」
ステイシー「…ああ…」
「本当にありがとう!…それと…ごめん。」
「お前にとっても…トジテンドでの大事な仲間だったのに…」
第46カイ!にて、43カイ!からずっと様子がおかしかったステイシーがこの世界の神に精神を乗っ取られている事が判明し、解放された後に父を救ってくれた礼を言う。だが同時に介人はステイシーから「彼の仲間としての」ハカイザーを奪ってしまった事をずっと後悔しており、その事を心のままに謝罪した。
「ステイシー!俺達んとこ来いよ!一緒にトジテンド倒そう!」
「…いいじゃんもう…!あんな苦しいとこで、無理に頑張んなくてもいいよ!」
「だってステイシー…優しいじゃん!」
同上、上記の事実とこれまでの戦いの空しさに打ちひしがれたステイシーに対する台詞。これまで何度も戦いつつも同時に助けてもらい、祖母と仲良くしてくれていたステイシーに対して介人は単なるライバルとしてだけではなく「友達」としてステイシーを説得する。だがそんな介人の優しさが眩しすぎたステイシーはこれを拒否して去ってしまう。己自身がわからなくなって去るステイシーをただ見つめる介人と寂しげに揺れるブランコだけがそこに残る…。
「でも俺、そういうステイシーの真面目な所好きだよ。」
セッちゃん「おいらもチュン!」
ステイシー「…僕はお前の、そういう所が嫌いだ。」
第47カイ!にて、ゼンカイジャーがトジテンドパレスで戦っている裏側でステイシーがヤツデとの和解を果たし、ついにトジテンドに見限りを付けて正式に仲間になった際のやり取り。これまで何度も協力してくれたり、時に死闘を繰り広げた相手とついに和解を果たし手を取り合うことができた瞬間である。
「邪魔してるのはそっちだ!」
「父ちゃん母ちゃん攫って!ギアの技術奪って!他の世界閉じ込めてその力酷いことに使って!」
「父ちゃん改造して!洗脳して!!」
「皆の平和を邪魔しまくってるだろ!!」
同上、ついにイジルデとの最終決戦になった際に、「いつもいつも我輩の邪魔をしおって!」と激昂したイジルデに対する反論。侵略者がそれを阻止されて逆ギレを起こした身勝手な言葉など聞き入れられるわけもなく、特に介人は両親を攫われ、父親に至っては洗脳・改造の果て介人自身と殺し合いまでさせられたため怒りもひとしおである。
「俺達はきっと…世界初じゃないっ…!だからこそ…諦めない!」
ジュラン「そうだ…他の世界のスーパー戦隊もきっとっ!お前等トジテンドみたいなのと戦って、世界を守った筈なんだ!」
ガオーン「そんな大事な世界を…トジルギアなんかにして!」
マジーヌ「世界侵略に利用するなんて…ハチャメチャに酷いっ!」
ブルーン「そんな悪い使い方…断じて許すわけにはいきません!」
「チェンジできなくても…結果だすまでっ!全力全開だぁー!!」
第48カイ!にて、ついにボッコワウスとの最終決戦となり、全メンバーが全員に対応した必殺技を受けセンタイギアを破壊されてしまいチェンジ不可能になった際の鼓舞。
介人が言ったように、スーパー戦隊達はこれまで何度も巨悪と戦い抜き世界を救ってきた。ゼンカイジャーが行うことは世界初ではない。だからこそこれまで先輩達が守ってきた世界の平和をここで壊すわけにはいかない。
ゼンカイジャーは己を鼓舞し、変身前の生身の姿で名乗りを行いボッコワウスとの戦いへ赴く。そんなゼンカイジャーの熱い勇気に応え、歴代のスーパー戦隊世界が力を貸し、ゼンカイジャーのギアが新しく生まれ変わった。
それはノンリミットの勇気を振り絞り、諦めない歯車で心を動かし続けた彼らに起こった奇跡の瞬間であり、本作のキャッチコピーでありオープニングテーマの歌詞にも入っている「見てろよ!全ての戦隊!」が実現した瞬間だった。
「俺…見たんだ。それぞれの世界に、それぞれ生きてる人がいる。」
「いろんな世界と繋がったから、新しい仲間と会えた。」
「元いた世界で…苦しかったけど、逃げる場所が出来た。」
「お前が気まぐれに作った世界でも!もうそこで生きてる人がいるんだよ!!」
最終カイ!にて、神の思惑によって介人達の世界のみが残され、世界の人々の記憶が封印されたが介人は自力でこれまでの戦いの記憶を取り戻し神へ詰め寄る。
確かに「ゼンカイジャー」における各並行世界は全て神が気まぐれに作ったものであり、それらをどうするかは創造主である神自身に委ねられている。だが、いくら世界を作った神でも、既にそれらの世界には人々がおりそれぞれの人生がある。それを神のエゴで無理矢理捻じ曲げる等あっていいわけがなかった。
神「でも…他の世界があるから、君の両親は攫われた。…他の世界に侵略までされたんだよ?」
「それは世界が悪いんじゃないっ…!そういう人もいるってだけだ!」
同上、介人の反論に対して神は「並行世界が存在したから介人に降りかかった悲劇」を例として出すも、介人はそれを世界のせいにせず、あくまで悪事を行った当人達が悪いと反論する。
神「これからは…今まで作った世界、一つ一つを大切にするよ。」
「『これから作る世界も』…だろ?どんどん作って、全部大切にしてよ!…そのほうが楽しい。」
神「…簡単に言うなぁ…」
同上、世界の命運をかけて介人の脳内で戦い続けた介人と神、二人のゼンカイザー。最後の勝負であるジャンケン対決によって見事に介人が勝利した際の語らい。創造主である神としても世界を閉じたままにしてしまうのは不本意だったらしく、この先残った世界を大切にすることを誓うが、介人はこれから作られていく世界にも思いを馳せるのだった。ちなみにこの対決で介人が出した手はパー、神はグー。世界を「閉じた」神と世界を「開こうとする」介人と見事に対になっている。
「それじゃ、行ってきます!…みんなも元気でね!!」
「目指せ世界初!全部の世界に行っちゃう戦隊だぁー!!」
「ちょあー!全力全開ーっ!!」
最終カイ!ラストシーン。全並行世界間の壁が消え、多くの世界が繋がった。家族も元通りになり平和な日常が帰ってきた。介人もまた、己が本当にやりたいことの為に仲間と共に並行世界を巡る旅に出る際の台詞。
最後の最後にこれまで放送開始から1年間ゼンカイジャーを応援してきてくれた「我々」へと一時の別れの言葉を告げ、介人達は旅立っていった。これからも彼等の全力全開の冒険は続いていくのだろう。スーパー戦隊という歴史が続いていく限り
介人のこの台詞を最後に『機界戦隊ゼンカイジャー』の物語は完結を迎えるのだった。

劇場版・スピンオフ・その他

「いい加減にしろぉーっ!」
「寂しい人を「仲間だ」って騙して!悪いこと手伝わせて!ステイシーもキラメイジャーも、騙して利用してっ!」
「お前なんかっ!卑怯全開だぁーっ!!」
後日談となるVシネマ『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』にて。今回の敵であるキツネトピアの住人・イオカルが黒幕とされていたポットデウスを利用していたことに対する怒号。介人にとっては親子関係を悪事の種として利用するという彼にとっての1番の地雷を踏まれたも同然であり、そんな様子を見て冷静でいられるわけもなく怒りの咆哮を上げイオカルを圧倒するのだった。
「君達! シアターGロッソで、一緒に全力全開!」
東京ドームシティアトラクションズ内の劇場「シアターGロッソ」におけるヒーローショー公演のCMにおいて、『ゼンカイジャー』の代で〆に使われた台詞。
2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてか、ヒーローとの握手が中止されたため、SRWでもパロディが行われた「僕と握手!」という戦隊レッドお決まりの台詞は用いられなくなっており、代わりに各キャラクターを表した台詞と共に子供とのツーショットが行われている(ゼンカイザーはレッドではないが担当)。

迷台詞

TV本編

介人「”ヒョーガキ”って、何だ!?」
ジュラン「えっウソでしょ?」
ガオーン「介人?」
第3カイ!より。すべてを凍らせるコオリワルドの地上侵攻を見守るバラシタラの「既にこの世界は、氷河期まっしぐらである!」という挑発に対して。
この発言に、一緒にいたジュラン、ガオーンはもとより、バラシタラまでもが唖然とし、場が凍り付いてしまう[6]
「生ゴミパワー!ゼンカイザー!」
(中略)
「5人揃って!」『機界戦隊ゼンカイジャー!』
ゴミワルド「貴様ら!それでいいゴミ!?」
「世界初!ゴミの戦隊だぁっ!」
第6カイ!での名乗り。他のメンバーの名乗りもそれぞれ「粗大ゴミパワー(ジュラン)」「不燃ゴミパワー(ガオーン)」「片付けられないパワー(マジーヌ)」「お掃除パワー(ブルーン)」と、ブルーン以外はおおよそヒーローとは思えないもので、そのあんまりな名乗りに対し、ゴミを撒き散らす側のゴミワルドもツッコミを入れてしまう。
「片思いのパワー…ゼンカイザー…!」
(中略)
「5人…と、君も揃って!」
『失恋戦隊、ゼンカイジャー…!』
第18カイ!での名乗り。ゼンカイジャーの戦闘メンバーは5人揃ってからは固定で、1段目の前に名乗りを上げている追加戦士ツーカイザー(ゾックス)はあくまで第三勢力で、ゼンカイジャーの人数には換算されない[7]。そのツーカイザーを押しのけて、3段目で「君」と呼ばれているのは、レンアイワルドの能力で介人が惚れてしまった新作パフェ(既に溶けてしまった)。食べ物に恋をして失恋するという狂いきったシチュエーションの果てに、他の失恋した仲間達と共に最下段の名乗りを上げ、画面に浮かぶ「LOVE IS OVER」の文字…。
「チェンジ全開!…じゃなかった!暗黒チェンジ!」
「暗黒のパワー!ステイシーザー!!」
第32カイ!にて、ステイシーと精神が入れ替わってしまった際にステイシーのギアトジンガーでステイシーザーに変身した際のコール及び名乗り。ステイシーのイメージとは打って変わって、明るいテンション全開のステイシーザーの名乗りである。この後の名乗りでは、ゼンカイジャーのロゴにトジテンドのロゴが乱入している。ロゴ同士で喧嘩しなくても…。
「ゼンカイジュウギアなら蓋閉めなくてもいけるね」
第36カイ!。ビックリバコワルドの持つ、あらゆるものをびっくり箱に変化させるビックリレーザーを受けたせいでギアトリンガーの蓋が閉じなくなってしまい、その影響で変身やギアの使用が不可能になってしまっていたのを何とか克服した後で、スーパーゼンカイザーへの変身時に気づいてしまう。介人は直接スーパーゼンカイザーにチェンジ全開すればよかったのである。仲間で交互に補佐しあって、蓋を強引に押し付けたまま変身した今までの苦労は一体…。
「足踏んでるよ」
第38カイ!の名乗りの直後の台詞。ジュランの先祖サンジョが敵怪人ボンワルドによって復活させられた上で敵対させられ、その中で変身した際の台詞。名乗りにサンジョが乱入して滅茶苦茶になってしまった挙句、最後の名乗りシーンで足を踏まれて。ちなみにこのシーン、テスト段階で偶然起こってしまったハプニングがそのまま本番に採用されてしまったものらしい。
介人「新年」
ゾックス「明けまして」
一同『おめでとうございます!』
第39カイ!より。作中の日時も実際の放送日時も、この日は12月12日なので何も明けていない
敵怪人ショウガツワルドの技である年越しフラッシュを浴びてしまったことが原因。1時間に1回新年が明けて心機一転という気分に強制的にさせることで、嫌なことを忘れさせられてしまう(=嫌なことである戦いも忘れてしまう)。その節目節目に挨拶が入るため、ゼンカイジャー5名とツーカイザーも例外ではなく、作中何度も新年の挨拶をしてしまう。
絵面に比べて厄介な能力を持っているワルドだったが、この日は介人の誕生日で、皆で楽しいパーティーをしていたことが「嫌な事しか忘れない」という盲点に気づくきっかけとなり、突破されている。
なお、実際の元旦では公式twitterにてこの時に撮影したと思われる新年の挨拶である写真[8]が公開されている。
マジーヌ「きしめんには単独で勝てるポテンシャルが無ぁいとでもぉ!?」
ガオーン「君ってば、そうめんの良さがぜんっぜんわかってないねぇ!?」
介人「焼きそばは!焼きそばってだけで焼きそば全開なんだよ!!」
ジュラン「これ給食で出なかった地域あるらしいけど食ってみな!?飛ぶぞ!?」
ブルーン「フォォオオオオオオオオオ!!!フォーッ!!」
第41カイ!にて、ダイメンワルドによってそれぞれ違う麺の推し[9]にされてしまった後、「合体しなければたいしたことはない」と馬鹿にされた際、推し麺をコケにされたと解釈してしまった際の一同猛反論。この後、言い訳しようとするメンワルドを遮ってゴールドツイカー一家も反論に加わる。
叫んでいるだけのブルーンを除いても皆して勢いだけで反論している為意味がわからないが、対立を煽って仲間割れを誘おうとしたダイメンワルドはこれら一同の反論だけで耐えきれず爆発四散してしまった。
というかそれ以前に前回ゼンカイジャーらしからぬシリアス全開な回だった次の回のノリがもうコレ。1つ大きな戦いを超えてもゼンカイ脳は健在だった。
「ちっちゃ!」
第48カイ!にて、トジテンドの主たるボッコワウスの真の姿が露になった時のゼンカイジャー一同揃ってのツッコミ。巨大な黒い鉄板・グレイブモノリスの中にあった真の姿が玩具レベルに小さく唖然としていたが、この後グレイブモノリス等を取り込んで人間大にまでサイズを戻している。最後まで突っ込みどころを残すのは流石というか。

劇場版・スピンオフ・その他

「さっきまで平和取り戻して…みんな笑ってて…。ピザすき焼き食べようって盛り上がってたのに、なんでこんなひどい事すんだよ!!」
『赤い戦い!オール戦隊大集会!!』にて歴代の悪役達に捕まった際に発した台詞。予告でもこのシーンが流れた為、印象に残った人は多いと思うが、途中の台詞が笑いを誘う。ちなみに「ピザすき焼き」とは、劇中に登場する料理の事で、すき焼きの具が入ったピザではなくピザの具材が入ったすき焼きといったもの。
「あ、あいつらがあそこでアレしてるよ!」
バンダイ公式チャンネルで公開されている、玩具を紹介する動画「ひみつ全開ファイル」の第3弾にて。あらぬ方向を指さし、プレスキワルドの気を引いて。古典的な手法でしかも恐ろしくふわっとしている上に、直前にプレスキワルド自体も似たような手を使っていたのだが、プレスキワルドは見事に引っかかってしまっていた。
「だーかーらー! 何度も言ってるじゃん! このゼンカイジュウギアは、俺のだってばー!!」
「ひみつ全開ファイル」の第5弾にて。片方のゼンカイジュウギアが戦闘中行方不明になり、残った同ギアが誰のものかゾックスと揉めて、子供染みた喧嘩を始めていた。しかし…。
「え、本当だ! …そうだ。俺、名前書いてた!」
その喧嘩のオチ。もう片方はいつの間にか帰ってきてタライで涼んでいたことが判明するどころか、涼んでいた方のギアに介人の名前が書いてあったのを受けて。しかも名前はひらがなである。子供か。
充瑠「キラメイジャーです」
介人「ゼンカイジャーで~っす!」
『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』予告映像でのキラメイジャーへの挨拶。ゼンカイ・キラメイ共にコメディ色の強い作風ではあるが、キラメイ側はやや大人しめに対してゼンカイ側はいつも通りの全力全快な辺り、互いのスタンスの違いが如実に表れている場面である。

スパロボシリーズの名台詞

「シールド全開!!」
『DD』で相手からの被ダメージが0だった際の台詞。実のところ、ゼンカイザーやジュラガオーンの各種アビリティには特にダメージを軽減する能力は存在せず、ダメージ軽減用のアビリティチップを付与しないと聞けないレアな台詞。なお、シールド全開といっても別にジュランシールドを使用したりはしない。
「機界昇華とか言うから騙されちゃった! こっちのキカイ、機界戦隊はみんなの平和のために戦うんだ! いくぞ!!」
『DD』のイベント「激突、王と王の戦い」にて。転移当初は、元の世界に帰る手段を握っているピッツァの言い分を見定める理由もあってゾンダーに協力していたが、ゾンダーが人々に害を成すと分かったことで街を守り、ゾンダーとの敵対を宣言する。

スパロボシリーズの迷台詞

「機界四天王!? それにピザ!? 美味しそうな名前…ピザすき焼き食べたくなってきた!」
『DD』のイベント「激突、王と王の戦い」第1話「繋がった世界」にてピッツァの接触を受け、自己紹介をされた際の台詞。確かにそういう名前ではあるのだが、自己紹介早々に言うものではない。
介人「俺達、機界戦隊ゼンカイジャーでーす! みんなの味方、スーパー戦隊だよ~~!」
ジュラン「この前、街を守ってた黒いロボット~ ライオンの顔が付いた、黒いロボットを見かけた人~ 教えてくれたらカラフルのお菓子券あげちゃうぜ~」
第2話「奇跡の絆、勇者の力」にて。Gアイランドシティにて行った聞き込み調査の光景。この世界でスーパー戦隊という概念が伝わるかもわからないし、カラフルは違う世界にあるためお菓子券は使えないのだが…。
「ああ! しまったぁ~~ マジーヌとブルーンがいないから、『3人合わせて』バージョンだった~~!!」
同話。GGGと合流し、自己紹介の際に名乗りを披露した直後、天海護に「どう見ても三人」と突っ込まれて。
この時点でマジーヌとブルーンはペンチノンに拉致されており、『DD』でもやっぱり普通に名乗り口上を上げられなかった。

搭乗機体

ゼンカイオーの合体にはゼンカイザーの存在が必要不可欠だが、合体・搭乗せずとも戦うことはできる。

スーパーゼンカイザー形態での巨大化を介し、他メンバーやスーパーツーカイザーSDとの合体が可能。スーパーゼンカイオーの合体担当は右半身。

ゼンカイオージュラガオーン
ジュランティラノとガオーンライオンが合体した姿。接近戦を得意とする。必殺技は「ジュランソード円月クラッシュ」。
ゼンカイオージュラマジーン
ジュランティラノとマジンドラゴンが合体した姿。背中の翼「マジーヌウィング」による空中戦が可能。
スーパーゼンカイオージュラン
スーパーゼンカイザー自身がジュランティラノと直接合体した姿。重武装、高火力ながら飛行も可能。
ドンゼンカイオー
ジュランティラノとエンヤライドンが合体した姿。エンヤライドンは次回作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』から先行登場したドンモモタロウの所持物で、一時的に介人に貸している。
ゼンカイオーブルマジーン
ブルーンダンプとマジンドラゴンが合体した姿。必殺技は「ブルーンピッカーアクセルストライク」。
ゼンカイオーブルガオーン
ブルーンダンプとガオーンライオンが合体した姿。パワーとスピードを兼ね備える。
ゼンカイジュウオー
スーパーゼンカイザー自身がスーパーツーカイザーSDと合体した姿。人間2名による合体だが怪獣のような形態で、姿通り広範囲を暴れ回り焼き払う戦法を得意とする。
ゼンリョクイーグル
ゼンリョクゼンカイキャノンを変形・巨大化させた戦闘機。戦闘中にゼンカイオーから乗り換えることができる。
ゼンリョクゼンカイオー
ゼンリョクイーグルにジュランティラノ、ガオーンライオン、ブルーンダンプ、マジンドラゴンが全力全界合体した最強形態。

余談

  • 『ゼンカイジャー』の次回作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』には「ゼンカイザーブラック」に変身するもう一人の「五色田介人」が登場する。演者は同じく駒木根葵汰氏だが、黒を基調とした衣装を纏っている。スタッフ曰く「同じ姿をしているが別人」らしく、両者は所謂「並行世界の同一人物」といったところか。
    • にも関わらず、何故か『ドンブラザーズ』の介人の回想シーンで『ゼンカイジャー』のシーンが流れている部分がある…が、あくまで別人である。作中では2人の介人の関係性は意図的に描かれておらず、それをギャグ描写で好き勝手に弄り倒した結果と思われる。
    • ゲスト出演などを除き、同一人物が継続して出演するというのは稀有な例となる。
    • なお、『ゼンカイジャー』関連作品『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』の宣伝動画では『ドンブラザーズ』の姿ながら途中から『ゼンカイジャー』の介人のように宣伝するという、温度差の激しい光景が見られている。何気に駒木根氏の演技力の高さも相当である。

脚注

  1. この時のサイズは全高50m。重量は2500t。
  2. ハカイザーの使用時は「全力破壊銃」と呼称されていた。
  3. そのせいか、結局同作の出来事はどこからが夢オチなのか介人自身にも分からなくなってしまっていた。
  4. トジテンド側の作戦は「フリントの拉致」だったのだが、作戦立案者のイジルデがフリントの顔をまともに覚えていなかったため、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」の論理でポニーテールの女性を手あたり次第に攫う事になった。ちなみに当のフリントは、戦艦クロコダイオーにて新たなギアを製作していたため、難を逃れている。
  5. なお、介人の女装はガオーンや視聴者に好評だった。
  6. ちなみにそのバラシタラも「氷河期」について答えられなかった。
  7. 一緒にするなとゾックス側が拒否したため。マジーヌと一緒に名乗りを上げていたフリント・ゴールドツイカーも人数に換算されたことはない。名乗りが「6人揃って!」になったのは、第47カイ!にて戦線に合流しゼンカイオーブルマジーンに搭乗していたセッちゃんをカウントした時のみ。
  8. https://twitter.com/toei_ZENKAIGER/status/1477163040194072580
  9. この時はそれぞれ、介人:焼きそば、ジュラン:ソフト麺、ガオーン:そうめん、マジーヌ:きしめん、ブルーン:フォー(米が原料のベトナム料理)。ゴールドツイカー一家も同様に別の麺推しにされた。

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