ガーゴイル
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ガーゴイル | |
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外国語表記 | Gargoyle |
登場作品 | ふしぎの海のナディア |
声優 | 清川元夢 |
デザイン | 貞本義行 |
本名 | ネメシス・ラ・アルゴール |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
所属 | ネオ・アトランティス |
役職 | 首領 |
概要
ネオ・アトランティスの首領。仮面と黒い頭巾を着け素顔を隠しており、赤いスーツと白いネクタイ・手袋を着用している。部下達に対する指示の合図として、よくフィンガースナップを用いる。
古代アトランティス人の遺した科学技術を利用して世界征服を企んでおり、その為にナディアの持つブルーウォーターを狙っている。
冷淡冷徹かつ尊大な性格で、自らを「アトランティス人の末裔」や「神」と称している。
元々はネモことエルシス・ラ・アルウォールが治めていたタルテソス王国の宰相でありネモとは友人関係にあった。クーデターを起こして王妃を暗殺して王国を乗っ取り、バベルの塔を稼働させるもネモの妨害により崩壊・自爆し王国は滅亡。以降ガーゴイルを名乗りネオ・アトランティスを率いて野望達成のために活動を始めた。
終盤、ジャン達の命と引き換えにナディアの身柄を拘束、宇宙へと上がる。最終決戦では追いかけてきたネモ船長達と対峙するが、正気を取り戻したネオ皇帝によってナディアの洗脳を解かれる。反発するナディアからブルーウォーターを奪うためにジャンを殺害してみせるが、直後に進入してきたN-ノーチラス号の砲撃を浴びて瀕死の重傷を負う。
ジャンを蘇生させるためにナディアが力を解放したブルーウォーターの光に触れると、その体は塩と化し、自身が古代アトランティス人の末裔ではない事を知って塩の柱になるという無惨な最期を迎えた。
ノベライズ版では、上述のN-ノーチラス号の砲撃で消し飛ばされて死亡している。
登場作品
単独作品
- スーパーロボット大戦X
- 初登場作品。担当声優の清川氏は映像作品『スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ』のレイカー・ランドルフ役を経て、初の版権作品での参加及びゲームでのSRW音声収録となる。
- 空中戦艦搭乗時と、レッドノア搭乗時の2種類のグラフィックを持つ。レッドノアの戦闘カットインでは、フィンガースナップを披露する。
パイロットステータス
能力値
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- X
- 指揮官L4、底力L5、ガードL2、気力+(DEF)、???????、???????、???????
- 空中戦艦搭乗時。???????のスキル名は明かされないが、効果は発揮しない。
- 指揮官L4、2回行動、底力L7、ガードL2、気力+ボーナス、援護攻撃L2、EセーブL2、精神耐性
- レッドノア搭乗時。底力レベルが上がり、2回行動に気力+ボーナス、精神耐性も追加され、より手ごわくなった。
エースボーナス
- 自身よりレベルの低い相手への与ダメージ1.3倍
- 『X』で採用。仮にも版権作品の大ボス格なのに、なんともしまらないエースボーナスである…。
人間関係
ノーチラス号
- ナディア・ラ・アルウォール
- かつての友人の娘であった為、彼女の事も当然知っていた。自身の目的の為、彼女と彼女の持つブルーウォーターを狙っている。
- ジャン・ロック・ラルティーグ
- ナディアの為に行動した彼を「勇敢な少年」と評している。
- マリー・エン・カールスバーグ、キング
- バベルの塔では、ナディアと共に人質にとった。
- 番外編ではマリーに振り回される。
- ネモ
- かつてはタルソテス王国宰相として国王である彼を補佐し、個人的にも友好関係を築いていた30年来の友人だった。だが、アトランティス文明とアトランティス人の今後を巡って意見が割れて対立し、遂にはクーデターを起こした事で決裂、以降宿敵となる。
- しかし決裂した今でもかつての関係に執着している節があり、もう一度共に手を組まないかと持ち掛ける事もあった(当然彼からは一蹴されたが)。
- メディナ・ラ・ルゲンシウス・エレクトラ
- 過去に彼女の故郷を滅ぼした。
ネオ・アトランティス
- ネオ・イコン・エピファネス
- ネオ・アトランティスの皇帝。立場上は目上の存在だが、実はガーゴイルが精神操作と肉体の機械化を施した傀儡である。
- ネオアトラン幹部、ネオアトラン兵士
- 部下。使い捨ての駒としか考えておらず、ナディアへの尋問のために射殺したり、失敗した者をカルカロドンから落として処刑するなどしている。
他作品との人間関係
- エンブリヲ
- 『X』ではアトランティスの超科学を手に入れるという目的を持った彼と利害の一致から手を組み、自身が起こしたクーデターの協力者でもあった。
- アル・ワースでも内心見下し合いながらも共同戦線を張っていたが、彼が真実のアルゼナルを失って只人へと堕ちてからは完全に手駒として扱い、最後はエクスクロスへの捨て駒として使い捨てる。
名台詞
- 「勇敢な少年だな…、愛のなせる業、か…」
- 第8回より。人質となったナディア、マリー、キングを救出するために、名乗り出たジャンに対して、どこか感慨深そうに呟く。
- 「死を持って償ってもらおう」
- 同上。マハル支部の基地の壊滅の責任を支部長に問い、狼狽した彼に、床に穴を開けて処刑した際の発言。
- 「久しぶりだね、ネモ君」
ネモ「貴様か、ガーゴイル」
「はははは…ぶっきらぼうなところは13年前から変わっていないな」
ネモ「大きなお世話だ」
「それももうすぐ終わるよ。君の人生と共にね。もう会えないのは寂しいが、それも私と同じ思想を持たなかった君の運命だよ。ではさらばだ、ネモ君」 - 第21回より。空中戦艦のスーパーキャッチ光線でノーチラス号を空中に固定し、装甲を破壊しながらノーチラス号へ通信を入れる。
- 「我が友ネモよ…安らかに眠れ。君の魂は遥か宇宙の彼方に召されて我々の力の及ばぬところで光となるのだ」
「君に与えられたともしびはただ一つ、それは!」
ネオアトラン兵士達「地獄の炎!』
「君に与えられた快楽はただ一つ、それは!」
ネオアトラン兵士達「地獄の苦しみ!」 - 第25回より。空中戦艦に兵士たちを集め、大々的なネモに対する「葬式」を執り行う。
- ちなみにこの時にはガーゴイル本人と兵士達は律儀にも喪服に着替えている。
- ネモ「バリアーか!?」
「その通りだ」 - ノーチラスの攻撃を防いだ際に行われるやり取り。N-ノーチラスの初陣時は逆になった。
- ちなみにこのやり取り、互いに通信などしておらず、独り言である。
- 「発掘戦艦っ!?」
- 最終回より。レッドノア内部に突入してきたN-ノーチラス号に驚愕して。この直後砲撃をまともに浴び、呆気ない最期を迎えたかに見えたが…。
- ノベライズ版ではこれが最期の言葉となった。
- 「そうか…さらばだ…」
- 最期の台詞。自身の野望が根底から間違っており、身体が塩と化すという無残な形で命を落とすも、その最期は事実を受け入れてどこか悟ったかの様に静かに呟き、散っていった。
迷台詞
- 「ノオオオ! 違う! あれは技術上の問題だ! 断じてネモに負けたのではなああああい!!」
- 『ナディアおまけ劇場』その6「ネオ・アトランティスへようこその巻」より。最終兵器バベルの塔を「ノーチラス号に壊されちゃったのよね」とマリーに指摘された時の反論。SD等身とはいえ、ド派手にポーズを取り向きになるあたり、ネモに負けたことは認めたくない様子。
- 「渋カジが、山へ行ったら、山火事だ」
- 同エピソード。マリーのうっかりで自爆スイッチが押され、バベルの塔第二号炉を木端微塵にされた際に思わず詠んだ一句。直後、なぜか「破門」の判が押される演出が入る。
- 「1、2、3、あー!!」
「1、2、あー!!」
「1…あーめんどくせー!!」 - カセットコレクション『やったらこうなっちゃったナディア』「ネモが優柔不断で、ガーゴイルがせっかちだったら」より。
- ネモに10数える間に降伏を迫るも、数えるのを我慢できずに空中戦艦の主砲を発射。同カセットに於ける数少ないガーゴイルのご乱心。それと並んで優柔不断のネモはやれ反撃だの退却だの潜水だの決断できず、エレクトラをやきもきさせていた。
搭乗機体
余談
- 劇中では素顔はほとんど見られなかったが、2001年に発売されたDVD-BOXにて素顔が描かれており、その風貌は冬月コウゾウによく似ている(冬月のキャラクターモデルは清川氏を参考にしている)。
- 一応、若い頃の顔がネモ(当時はエルシス)達とともに撮影した写真に写っている。上記の件と合わせると、この頃からモデルにしていたと思われる。