時空振動弾
時空振動弾(Space Time Oscillation Bomb)
『超時空世紀オーガス』に登場する兵器。ABC兵器に次ぐ兵器ということで「D兵器」とも呼ばれる。超時空振動弾と呼称されることもあった。
(ABC兵器=Atomic Biological Chemical weapon。原子・生物・化学兵器のこと。NBC兵器とも)
原理は明確に説明されてないが、次元の歪みを発生させることであらゆる物を別の時空へ飛ばすことで消滅させる兵器である。しかし、桂木桂が「敵に奪われるくらいなら」と未完成の状態で起動させたため、本来予想されていた威力とは全く異なる形で発動し、多数の次元を融合させてしまう結果となった。宇宙全体への変動は説明はなかったが、これは特異点となった人間の思考範囲があくまで「星一つ」しか考え付かなかったことが大きいと思われる。
劇中では未調整のまま桂木桂が発動させて「相克界」を作り出した。
「様々な次元をくっつける事ができる」という非常に便利な設定により、かねてから「スパロボの最終兵器」と呼ばれていた。そしてそのポテンシャルはZシリーズにて遺憾なく発揮されたのであった。
関連する用語
- 特異点
- 『超時空世紀オーガス』において大特異点が発生した時空振動弾起動時に中心に存在した人間の事を指す。桂木桂とオルソン・D・ヴェルヌがそれにあたり、大特異点から分裂した大特異点の一部とも呼べる存在となっている。
- 相剋界/相克界
- 『超時空世紀オーガス』に登場する地上から150mの高さに存在する次元の歪みの層、もしくは時空振動弾の発動によって誕生した混乱時空世紀の世界そのものを指す。
- 多元世界
- Zにおける『世界としての相克界』をさす言葉。
- ブレイク・ザ・ワールド
- 本来はSEEDシリーズにおけるユニウスセブンの落下をさす言葉だが、Zにおいては時空振動弾の発動とそれによって多元世界が生まれたことをさす。
- 大時空震動
- 第2次Zにおける、上記の『ブレイク・ザ・ワールド』をさす言葉。
- オレンジ
- 交響詩篇エウレカセブンに登場する爆弾。Zではこれも時空振動弾の一種とされている。
メモ
余談だが『超時空要塞マクロス』シリーズの最新作にあたる『マクロスF』に登場した「ディメンション・イーター」という兵器は(超)時空振動弾に酷似しており、本兵器との関連性が疑われている。
また『超時空世紀オーガス』の作品世界は、マクロスシリーズの(マクロスが落ちてこなかった)平行世界であるという裏設定も存在する。