パイパー・ルウ
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パイパー・ルウ(Pyper Luw)
ソロシップに搭乗している赤ん坊。母親は第2話で死んでいるためにクルーの皆で育てられている。
本来はやんちゃ盛りで、ソロシップの中を歩行器で歩き回り、アーシュラなど他の子供たちと騒いだりしていた。
彼自身に特殊な設定はないのだが、地球人たちを見守るイデは自我が未発達な赤ん坊の無垢さに異常なほど興味を持っており、彼を守ろうとする傾向がある。具体的にはパイパー・ルウの恐怖心や防衛本能に呼応して、数万の敵を殲滅させる殺戮兵器を発動させたりする。
泥沼の殲滅戦に陥った後半では、ソロシップのクルーたちは、パイパー・ルウを戦場のど真ん中に非武装で連れ出し、恐怖心を極限まで増大させてイデの加護を祈るという狂気じみたことまで行っていた。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F完結編
- 非戦闘キャラだが、泣き声のDVEがある。イデオンソードの再現のためだけにいるような感じである。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- F完結編と同様。そのため(更に井上氏の没後ということもあって)音声も同作からのライブラリー出演。
人間関係
- イデ
- 彼を守るためにしばしば信じがたい力を発揮した存在。
- メシア
- 母体にいる時から互いに呼び合っているような描写があった。テレビ版は因果地平でルウがメシアを迎えに行く場面で終わる。発動篇のラストでは、やはり因果地平でカララの中にいた(肉体は既にないのであくまでイメージ)メシアを目覚めさせ、共に人々の魂を新たな宇宙へ導いた。
- ユウキ・コスモ
他作品との人間関係
名台詞
- 「うわあああああん!」
- 赤ん坊ゆえに危機が訪れるとよく泣く。しかしその度にイデが恐ろしい力を発揮する。特に29話では初めてイデオンソードを発動させた。
- 「イデ…イデ…」
- 34話で、イデの夢にうなされるベスとそれを看病するカララの前で発した言葉。今まで泣くか笑うか「まんまー」くらいしか喋らなかったルウがこんな言葉を発したために一同は驚愕した。
余談
富野監督曰く、彼がいなかったらイデの最終的な発動はかなり早まっていたらしい。