レオン・ラウは『重神機パンドーラ』の主人公。
概要
量子リアクターという次世代エネルギーの研究チームの一員で、優秀な頭脳を持つ科学者。だが、後にリアクターが置かれていた都市のネオ翔龍にて暴走・爆発事故の「翔龍クライシス」が起き、チーム内で唯一の生存者となった。
その後はクロエという少女と「家族契約」を結び、兄妹として暮らしながら「ハイパードライブ」というMOEVに搭載する新システムの開発を行っていた。ネオ翔龍に帰還後は、特殊部隊の「パンドーラ」に加入する。ずぼらな生活をクロエから心配されており、一旦研究にのめり込むと周囲が見えなくなる癖を持つ。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。ボイス付きパイロットパーツも配布され、担当声優の前野智昭氏は当作品でSRW初参加となる。
パイロットステータス設定の傾向
- X-Ω
- 加速、不屈、魂
- パイロットパーツ装備時
- 不屈、魂、突撃
人間関係
- クロエ・ラウ
- レオンの妹。血は繋がっていない。
- クイニー・ヨウ、ダグ・ホーバット、グレン・ディン、ケイン・イブラヒーム・ハサン
- レオンと同じパンドーラ隊の仲間達。
- セシル・スー
- ネオ翔龍の市長を務める女性。
- ジェイ・ユン
- セシルの秘書官。レオンとは旧知。
- ロン・ウー
- 量子リアクターの開発者。故人。
- ジーク
- ネオ翔龍を襲うMr.ゴールド一味の参謀。
名台詞
- 「多重次元アターック!!」
- 第1話。ハイパードライブの力でテラロイド・モードに変形したP1で突撃、多重次元から集められたパワーを込めた拳をカニ型BRAIに叩き込んだ際のまさかの技名シャウト。
- スパクロでも必殺スキル名に設定されており、パイロットパーツを装備するとゲーム内でもレオンのシャウトが聞ける。
- ジェイ「検査の妨げになる。麻花は禁止だ」
- 「そんな!口を動かすことで血行が促進され、集中力が高まることは科学的にも証明されています!糖質は思考のエネルギーになるし、つまり、マーホアがないと僕は求められるスペックを発揮できません!」
- ジェイ「なら、研究も禁止だ」
- 「えええっ!」
- ジェイ「自分の体も管理できない奴に、大事な仕事は任せられん」
- 「む、ムリです!死んじゃう!」
- 第14話。ジークとの戦いでP1のコクピットをハイパードライブごと量子ブレードで貫かれて重症を負いながら、不可解にも全くの無傷で生還したレオンは念のために検査入院をすることに。その際のジェイとのやりとり。
- 好物である油菓子のマーホアを取り上げられてすっかり狼狽し、彼らしく理屈をこねて必死に取り返そうと試みたが、揚げ足を取られて研究用の端末もジェイに没収されてしまう。
- 「死んじゃう」とまで言い切るあたりに、レオンの研究者気質が伺える。
- 「デイジー・ベルは、1961年に、世界で初めてコンピュータが歌った歌なんです」
- クイニー「映画にもそんなシーンがあった」
- 「映画や小説の世界では、自我を持ったコンピュータはなぜか歌いたがるんです」
- 第24話。パンドーラ基地にハッキングをかけてきた敵を見つけ出すため、今は使用されていない量子数理電算研究所にクイニーと共に潜入し、ハッキングを仕掛けてきたAIの歌う「デイジー・ベル」を聞いた際のやり取り。
- クイニーの言う映画とは、言わずもがなスタンリー・キューブリックが監督したSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」のこと。同作のキーパーソンとなる人工知能「HAL9000」が「デイジー・ベル」を歌うシーンはは多くのSFファンやクリエイターに強烈な影響を与え、後の創作物において、レオンの言う通り幾度もオマージュ・パロディされた。
- スパロボユーザー的に、真っ先に思い出されるのはシャロン・アップルだろうか。
- クイニー「では歌の次は?何をする?」
- 「それは……いけないっ!」
- 「AIが歌の次に欲するのは、決まって永遠の命なんです!」
- 同じく第24話。AIの狙いがパンドーラ基地の機能停止ではなく、ネオ翔龍の量子リアクターの乗っ取りであることを悟ったレオンの台詞。
- スパロボ出演作だと、キャプテン・アースのパック(SRW未登場)あたりがレオンの言うパターンに近い。
搭乗機体
- P1
- レオン専用のMOEV。