家城茜

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  • 読み:やしろ あかね
  • 登場作品:ゴジラシリーズ
  • 演者:釈由美子
  • 種族:地球人(日本人)
  • 性別:女
  • 年齢:28歳(ゴジラ×メカゴジラ時点)
  • 所属:自衛隊(対特殊生物自衛隊)
  • 階級:三尉
  • 役職:第一機龍隊正オペレーター
  • 主な搭乗機:3式機龍(「AC-3 しらさぎ」からの遠隔操作)

概要

『ゴジラ×メカゴジラ』の主人公。 天涯孤独の身で、ストイックな性格のクールビューティ。

1999年、千葉県館山市に現れたゴジラとの戦闘に、90式メーサー殺獣光線車の操縦者として参加。しかしミスによって仲間の戦闘車両を崖下に転落させ、車両はゴジラに踏みつぶされて搭乗員は死亡。その責任を問われる形で資料課への転属を命じられ、仲間を死なせた自責の念に囚われたまま過ごすことになる。それから四年が経過し、対ゴジラ兵器3式機龍が完成。機龍隊隊長・富樫の推薦によって第一機龍隊に配属され、機龍の正オペレーターとして再び出現したゴジラと戦うことになる。

一年後の世界を描いた直接の続編『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』では二尉に昇格。他の機龍隊メンバーらとアメリカへ研修のため派遣されることとなり、3式機龍のオペレーターは後任に引き継がれている。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
コラボ企画経由とはいえ、実質的に特撮作品から初めてスパロボに参戦した人物であるが、他作品との違和感をなくすためアニメ調のキャラクターイラストで描かれている。
肖像権の問題を回避するためか常にヘルメットを被っている上、一般兵の如くヘルメットのシールドが反射して顔がはっきりとは確認できない。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

X-Ω
集中鉄壁希望

特殊技能(特殊スキル)

X-Ω
ガンファイト、追加武装、特生自衛隊カスタム、機龍隊の戦術

人間関係

富樫
機龍隊隊長。四年前の心の傷を抱えた家城のことを案じていた。彼の推薦を受け機龍隊のメンバーとなる。
葉山進
第一機龍隊の同僚。四年前の対ゴジラ戦闘で彼の兄を死なせてしまったため、恨まれている。
湯原徳光
機龍のDNAコンピュータの開発者。彼に一目惚れされている。ちなみに妻とは死別している。
湯原沙羅
徳光の一人娘。彼女と親交を持つ。
ゴジラ
四年前の戦闘で同僚を死なせた宿敵。
中條義人
『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』の主人公で、3式機龍の整備士。アメリカへ派遣される際の壮行会で彼と出会い、機龍のことを託す。

他作品との人間関係

碇シンジ
『X‐Ω』の期間限定イベントにおいて共演。3式機龍乙型に搭乗し出撃しようとする彼に対し助言をしている。

名台詞

ゴジラ×メカゴジラ

「大切にしてるのね。あたしも昔育ててたわ、話し相手がいなくて…」
「あたし、親も兄弟もいないし、この世で一人っきりなの…だから、のけ者にされるのは昔から慣れっこなの」
「あたしが持ってたのは、うんと小さい時。いつまでも持ってるものじゃないわ」
「あなたそこに逃げ込んでるだけじゃない。人はね、怖くても前に進むしかないの…戦って戦って、自分の居場所を勝ち取る…あたしはそうやって生きてきた」
湯原沙羅の持つ眠り草とその行動を見て。
身寄りが無くずっと一人で戦って居場所を勝ち取って生きていた茜は、眠り草を亡くなった母親と重ね合わせている沙羅にこう伝える。
「そうね、確かに機龍は生きてるわ。あいつもあたしと同類、求められない命…」
「生まれてきたことさえ疎まれて、本当は生きてちゃいけない命…」
沙羅に機龍も生きていると言われて。
茜の根本ともいえる感情とそれを機龍と重ね合わせているセリフ。
しかし母と妹弟となる存在を失い人一倍"命"に敏感になっていた沙羅に「生きてるだけでいい」「生きてちゃいけない命なんかあるわけない」と言われ、その心境を少しずつ変化させていく。
「機龍を空中で切り離す!」
品川上陸を果たしたゴジラが自衛隊の攻撃をものともせず品川東病院に向かっているという情報を聞き、通常の着陸では間に合わないと悟った茜の出した一手。
この言葉とともに全ブースターをフル稼働させ、月を背景に空中から切り離された機龍はゴジラに突撃する。
「見せてやるわ、機龍の性能を」
0式レールガンを破壊された後、半壊させられたバックユニットを強制排除し、高機動型の機龍を初めてゴジラに見せて。
「機龍、お前にはわかるよね…お前とあたしは仲間だって事、さあ、そろそろ行こうか…OK、機龍起動!」
危険を覚悟でメンテナンスブースに乗り込みエネルギー供給中に機龍に語り掛けて。
しかし立ち上がる隙をゴジラに狙われてしまい熱線の衝撃で再び倒れこんでしまう。
「機龍ぅうううう!! 力を、あたしに力をぉおおお!!!」
上記の気絶後、意識がもうろうとする中で彼女が見たのは3年半前の失敗と今手に入れた機龍隊の仲間たち、そして湯原親子との絆。
そして起き上がると同時に上記のセリフを叫び、機龍もまた彼女の言葉にこたえる。
前半部分は続編でも印象的な場面で使用されている。
「行くよ、機龍!」
自らを危険にさらしてまで突破口を開くためにゴジラの熱線を封じた葉山を助けるため、ゴジラを前にしての掛け声。予告編及びTVCMでも発言しているため印象に残りやすい。
「ありがとう。あなたに力をもらったわ、皆からも力をもらった。生きてちゃいけない命なんかない、あなたの言葉を信じてみるわ」
「あれは勝ちじゃない。勝負はついてない。引き分けの場合は…あたしがご馳走するって約束だったわよね」
湯原博士に機龍が勝ったから奢ると言われて。笑顔を見せるようになりながらも変わらぬストイックなセリフである。

東京SOS

「機龍を残して日本を離れるのは残念…ゴジラとはまだ決着はついていない。」
「もしかすると機龍はもう戦いたくないのかもしれない…このまま修復されずにいる方が幸せなのかも……」
自分と似たところを感じた中條義人に対して、機龍の後見を託す。
このとき機龍の本当の気持ちに気づいていたのは1年前に一緒に戦った彼女だけだったのかもしれない。
「機龍をよろしく」
この後、そのままアメリカに向かった為、彼女は機龍の最期を見届けられなかった。

搭乗機体・関連機体

3式機龍
『ゴジラ×メカゴジラ』にてオペレーターを務める。
機龍に対しては上記のような価値観を抱いていたため、兵器というよりは「相棒」「戦友」という見方をしている。

余談

  • 家城茜はシリーズでも珍しく一部のポスターでゴジラと機龍の二体をバックにセンターに立っていた人物。主人公とはいえ、怪獣映画で人間がセンターをとるというのは珍しい扱いである。