T-elos
T-elos(テロス)
KOS-MOSに酷似した外観を持つ、対グノーシス戦闘用アンドロイド。エピソードIII『ツァラトゥストラはかく語りき』に登場するキーキャラクター。
対グノーシス用兵器としては最新型であるため、反応速度・ヒルベルト強度ともにVer.3のKOS-MOSを上回る圧倒的な戦闘力を誇る。また、その外観・性格共に、一言でいえば「黒い」としか言いようがなく、白を基調としたKOS-MOSとは正反対の存在。
何らかの目的の下、KOS-MOSを執拗につけ狙っており、その破壊を常に最優先した行動を取る(エピソードIII中盤において、一度はKOS-MOSの破壊に成功。KOS-MOSはそれを受けて、OGサーガにも登場した最新バージョンの躯体「Ver.4」へと生まれ変わることになる)。
尚、彼女は機械式の人造人間と思われがちだが、その身体の80%はとある女性を元にした生身の身体であり、元は人間だったサイボーグであるジギーと似たような改造人間ともいえる。その素体となった女性が、彼女がKOS-MOS抹殺を望む理由に深く関わっている。
登場作品と役柄
- 無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
- KOS-MOS同様に次元の壁を越えてエンドレス・フロンティアに流れ着く。しかし相変わらずKOS-MOS抹殺が最優先らしく、元の世界へ戻ること以上にKOS-MOSとの戦闘を優先してくる(戦闘時にKOS-MOSがパーティーにいる場合、彼女を優先して狙ってくる)。
尚、本作での彼女の言動は原作以上に攻撃的で、かつ口も悪い。 - 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- KOS-MOS同様、彼女も再びエンドレス・フロンティアへ転移してくる。相変わらずKOS-MOSを付け狙うものの、今作ではアレディたちと偶然の遭遇をした際にノリツッコミを披露したり、黒ミルトカイル石が壊せず足止めを食らったりとやや三枚目的な面も見られる。ただし敵として登場した際の攻撃力は驚異の一言に尽きる。
終盤のエスピナ城にて支援キャラとしてパーティに加入する。M.O.M.O.に懐かれてまんざらでもない様子を見せたりと前作から大きく印象が変わったキャラの1人といえる。 - PROJECT X ZONE
- KOS-MOSとペアユニット(EXCEEDのアクセルとアルフィミィのように二人で1ユニット扱い)として登場。必殺技では、連携を見せた後、相転移砲を同時打ちしている。:
ステータス設定の傾向
能力値・使用技
全体的に高性能で、特に攻撃力は極めて高い。
T・SKYLLA等の通常攻撃の他、必殺攻撃のU・TENERITASも使用。HPが減ると通常攻撃から更にテネリタースを繋げてくるようになるため、そうなると一撃死の回避は困難。KOS-MOSを優先的にターゲットする傾向があるので、そこを突いて対処したい。
- MAGDALEN16(マグダレン・シックスティーン)
- 初撃に用いてくる愛銃。彼女曰く16連らしい。
- L・BLADE(エル・ブレード)
- ブレードによる斬撃と足払いによる弾き上げを組みあせた攻撃。
- T・SKYLLA(トリプル・スキュラ)
- 足払いで上に弾き上げた相手を空中で片足で踏みつけ、そのまま地面にぶつけ、さらにダメ押しとばかりにMAGDALEN16を一発撃ち込んでくる。
- U・TENERITAS(ウルティムム・テネリタース)
- 単体・複数いずれでも使用する相転移砲で、彼女の最強攻撃。『無限のフロンティアEXCEED』では味方時の支援攻撃として使用する。敵を拘束する時間がダントツに長く、一部の技を同時に放つ事でポテンシャルを最大限に引き出すことが可能になる。
精神コマンド
「加速」効果のあるオーバーテイカー、「闘志」効果のあるヘブントラッカー、「熱血」効果のあるハートブレイカーを使用。また、稀に「再動」効果のあるブーストも使ってくるが、頻度はあまり高くない。
特殊技能(支援効果)
詳細は下記記事を参照。
パイロットBGM
- 「TRUE ORDER」
- KOS-MOS、T-elos共用のBGM。
人間関係
- KOS-MOS
- 序盤からKOS-MOSを付け狙い、一度は彼女を再起不能に追いやる。
- シオン・ウヅキ
- 『ゼノサーガ』シリーズの主人公。SRW未登場。
- M.O.M.O.
- ロート・マンテル
- 彼女の開発者。その正体はシオンの恋人であったケビン・ウィニコット。SRW未登場。
他作品との人間関係
- 沙夜
- 『無限のフロンティア』では共謀。
- アシェン・ブレイデル
- カルディア・バシリッサ
- 『無限のフロンティア』では共闘していた。中の人が同じ。
- 小牟
- 彼女から「ツン殺」と評される。
名台詞
- 「己の存在意義も理解できない人形。私が私で在り続けるため、KOS-MOS…貴様を破壊する」
- 原作の序盤でKOS-MOSと初対面したときの台詞。この時点での彼女の口調がクールな雰囲気ではあったが…。
- 「私が秩序(KOS-MOS)だ!」
- KOS-MOSとの一回戦で、一度彼女に止めを刺した時の台詞。その後、KOS-MOSは当分の間、再起不能の状態になってしまう。
無限のフロンティアでの名台詞
- 「わかったわ」
- EXCEEDでアレディ達と偶然の遭遇した時に錫華がKOS-MOSがこちら側の世界に転移している事をうっかりばらしてしまい、(戦いを回避するために)女性陣は「KOS-MOSは元の世界に帰還している」事を聞かれて。非常に好戦的な性格で知られるT-elosとしては聞き分けがよく、アレディ達に様が無いと言わんばかりにここから退散した…が。
- 「……などと、引き下がると思ったか?」
- ここであっさり立ち去るほどT-elosは甘くなかった。どうやら見逃そうと考えたものの、彼らが自身の妨害になることを踏まえて排除する事に決めた様だ。ただ、アレディ達にノリツッコミを披露するなど、意外とノリがいい一面が垣間見える。
- 「だらしないぞ……KOS-MOSッ!」
「貴様の『意識』は……いや『魂』は、そんなザコどもに好きにさせていい代物ではないはずだッ!」 - EXCEEDでKOS-MOSがアグラッドヘイムの策で中に宿している意識が覚醒しそうになった場面にて。DVE台詞。実際T-elosがいう『意識』とはそこら辺に転がっているものと比べようがない段階にある。
- 「ガタガタぬかすな、小僧が。KOS-MOSを叩き起こす。協力してやらんこともない。今すぐ決めろ。」
- 上の場面で乱入したことに驚きを隠せなかった零児に対して。
- T-elos「見下げ果てたものだな。すっかり馴れ合いか、サヤ。」
沙夜「あん、利用してるだけよ。使うだけ使ったらポイ、ってね。」
T-elos「なるほど。それならわかるわ。」
小牟「わかるなわかるな。腹黒どもめが。」 - EXCEEDで沙夜と再会したときの会話。
- 「……勘違いするな。KOS-MOSが二度とこんなザマにならぬよう、監視をするためだ。貴様らを助けるためだなどと思うなよ? ザコどもが。」
- 仲間になった後、主人公達に対して言った台詞。もはやテンプレ。
- T-elos「馬鹿どもが。それならもっと緊張感を持ちな。」
KOS-MOS「T-elos、我々も躯体洗浄によるルックスの回復を行うべきです。」
M.O.M.O.「T-elosさんはたくさん助けてくれましたから! モモ、がんばってお背中を流します!」
T-elos「なつくな。私たちが敵同士だってこと、忘れてるんじゃないのかい。」 - EXCEEDの終盤で神楽天原の城下町にある温泉宿に泊まる場面より。終始敵対していた原作ではありえない会話である。