百獣王ゴライオン
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- 1981年3月4日 ~ 1982年2月24日放映(テレビ東京(東京12ch)) 全52話
- 初参戦スパロボ:スーパーロボット大戦W(2007年)
概要
商業面で成功を収めた『未来ロボ ダルタニアス』の中でも、初の動物型メカとして特に人気の高かったベラリオスに着目し、これを発展・複数化させて更なる児童層からの支持を狙った作品。
アメリカでは『機甲艦隊ダイラガーXV』(SRW未参戦)と本作をクロスオーバーさせて『ボルトロン』というタイトルで放映され、人気を誇った。
現時点でSRWに参戦した映像作品の内、唯一国内にて映像ソフト化がされていない(海外では発売されており、互換性がある映像機器なら日本でも視聴可)。
ストーリー
西暦1999年、長きに亘る冷戦に端を発した第三次世界大戦によって人類が滅亡した地球に戻ってきた黄金旭たち5人は、無残に変わり果てた故郷の姿に絶望する間もなく、突如飛来したガルラ大帝国の宇宙船に拉致されてしまった。第三次世界大戦が起きている間、全宇宙はガルラ大帝国の半獣人が支配していたのである。
やがて黄金たちは自由を求めて彼らの宇宙船を強奪、ガルラ星から脱出を試むが、追っ手の追撃を受ける。だがその時謎の光に導かれ隣星アルテア王国に不時着。そこで5人はファーラ姫と5体のライオン型メカに出会う。ファーラ姫はガルラ大帝国の暴虐を阻止するため、5体のメカを5人に託し、伝説の守護神・ゴライオンが復活。ガルラ大帝国への反撃が始まった。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
地球
『スーパーロボット大戦W』では、旭ら5人は獅子王凱と同じ富士宇宙学校の出身になっている。
- 黄金旭(こがね あきら)
- 主人公。黒獅子に搭乗し、ゴライオンのメインパイロットを務めるチームのリーダー。
- 銀貴(しろがね たかし)
- 青獅子に搭乗。寡黙で冷静なサブリーダー格であったが、6話でホネルバの妖術とデスブラック獣人の攻撃により死亡する。
- 黒鋼勇(くろがね いさむ)
- 赤獅子に搭乗。いわゆる皮肉屋的な性格。
- 青銅強(せいどう つよし)
- 黄獅子に搭乗。直情的で気の優しい熱血漢。
- 錫石宏(すずいし ひろし)
- 緑獅子に搭乗。チーム最年少。
アルテア王国
- ファーラ姫
- 本作のヒロイン。アルテア星を統治するアルテア王家の生き残りで、銀貴の死後に青獅子に搭乗する。
- ライブル
- アルテア王国の軍師。旭ら地球人の力量を認めてゴライオンのパイロットに選んだ。
- ヒス
- アルテア王国の女官長。忠誠心厚いが口煩い。
- ライモン王
- ファーラ姫の父親であるアルテア国王。かつてのガルラ大帝国の侵攻によって死亡したが、その霊はゴライオンに宿る。
ガルラ大帝国
- ダイ・バザール大帝王
- ガルラ大帝国の帝王。アルテア王国の最大の仇敵で、威厳と残虐さを兼ね備える。
- シンクライン皇太子
- ダイ・バザールの息子。父譲りの残虐さを持ち、ファーラ姫を自分の物にして父をも殺害しようとする野心を持つ。
- サダック
- ガルラ大帝国の司令官。
- ホネルバ
- ダイ・バザールの側近。
- ヤガ
- ホネルバの飼う獰猛な猫。
- ライブル (偽)
- ガルラ兵
- ガルラ大帝国の一般兵。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
ゴライオン
- ゴライオン
- 黒獅子(ブラックライオン)
- 青獅子(ブルーライオン)
- 赤獅子(レッドライオン)
- 黄獅子(イエローライオン)
- 緑獅子(グリーンライオン)
- ユニットアイコン、合体シーンのみ登場(W)
ガルラ大帝国
デスブラック獣人
メカブラック獣人
戦艦
用語
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「斗え!ゴライオン」
- 歌:水木一郎 / 作詞:保富康午 / 作曲:小林亜星 / 編曲:いちひさし
- スタンダードなスーパーロボットソングの中に織り込まれた「ギブアップせい!」という前代未聞のフレーズや、唄い出しの「プラスワン!」の繰り返しが特徴的。
- 『W』で採用。上記の2箇所はしっかり声入りになっている。
登場作と扱われ方
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 上記の通り本来は地球が荒廃している設定だが、さすがにクロスオーバー上再現できず、黄金達は地球に侵攻してくるガルラを迎え撃つために戦う形になっている。また、ライオン繋がりで、敵味方共に『勇者王ガオガイガー』とのクロスオーバーが多い。『W』の設定においてゴライオンは核心的な役割を果たすことになるが、一方でストーリーの再現性には乏しい。
単独作品
主要スタッフ
- 制作
- 東映、東京動画(プロデュース)
- グリーンボックス(アニメーション制作)
- チーフディレクター
- 田口勝彦
- キャラクターデザイン
- 中村一夫
- メカニックデザイン
- サブマリン
- 増尾隆之
- 原田吉朗
- 音楽
- 武市昌久
余談
- 2005年頃に先述した海外版である『ボルトロン』のハリウッド映画化が報じられたが、その後権利面のトラブルや制作会社の都合により事実上頓挫している。
- 2011年頃に『ボルトロン』の版権を一本化するための権利譲渡の話が持ち上がり、その後正式に売却が行われ東映は本作の版権を手放すこととなった。2016年に発売された超合金魂「ゴライオン」のコピーライト表記に東映の名は無く、現在の版権元であるWorld Event Productions社がクレジットされている。また同社のもとで『ボルトロン』の新アニメシリーズが制作、2016年よりアメリカ他で放送されている。
資料リンク
- BB Watch
- 百獣王ゴライオンのネット配信開始を報じる記事。現在は配信終了