七森小夜子
七森小夜子(Sayoko Nanamori)
如月樹の助手を務める科学者。樹に密かな想いを寄せている。そのため、樹の元恋人・遙に対しても、表向きは友達を演じているが、内心では激しいライバル心を持っている。
他人から見られる事を強烈に意識し、男性の前では眼鏡をかけないようにしているが、相手の視線がそれると本心が表情に出てしまうようである。
情緒不安定な面があり、普段は落ち着いていても、突然キレる事がある。また、父と兄をバーべム財団のTDD基礎研究で死亡させた過去を持ち、それがトラウマになっているようである。第8話では、そうした面をMUにつけこまれてドーレム・スフォルツァンド(SRW未登場)に取り込まれてしまったが、綾人に救出される。
樹との仲が一向に進展しない淋しさから、後に一色真と男女関係の間柄になり、我知らず彼の野望に加担していく。結果、久遠を危険に晒す事態を招いた事で樹の怒りを買い、彼に愛想をつかされたと思い込み、以前にも増して躁鬱状態が激しくなってしまう。
実は、一色同様奏者の(彼女の場合は久遠の)代用品として作られた存在であり、万が一の場合に備えて次代の奏者を残すための「母体」の役目が振られていた。樹への想いや自身の過去は、実際の所バーベムによって設定されたもので、終盤において樹を刺殺した後にそれをヘレナから知らされて錯乱、自害した。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦MX
- 非戦闘キャラ。序盤でニライカナイに連れて来られた綾人と対面して以降、EDまで全く出番が無く非常に影が薄い。とは言え、何気にスパロボ補正の恩恵を受けており、EDでは樹と共にムトロポリスのスタッフとして常勤している模様。
人間関係
- 如月樹
- 彼に想いを寄せている。久遠の一件で、彼から見限られたと思い込むが…。
- 紫東遙
- 友人だが、樹の件もあり複雑な感情を抱いている。
- 神名綾人
- 基本、「オトナの女性」として余裕ある態度で接しているが、樹との関係でナーバスになっていた時には、彼からの気遣いに逆上するという醜態を晒してしまった。
- 一色真
- 一時、打算的に関係を持つ。
- エルンスト・フォン・バーベム
- 接点が無いと思われていたが、最終回で彼との意外な関係が明かされる事に。
- エルフィ・ハディヤット
- サウンドドラマでは彼女から乳森というあだ名をつけられる。
他作品との人間関係
カメオ出演に等しいMXでは他作品キャラとの交流は皆無。原作サイド間ですら、樹と綾人の2名のみしか会話を交わしていない。
名台詞
スパロボシリーズの名台詞
- 「樹先生、ムートロン遺跡の調査データをお持ちしました」
- MXでの名台詞…と言う訳ではなく、台詞の9割方が原作からのトレースだった彼女に、唯一宛がわれたSRWオリジナルの台詞がコレ。不憫であるが、生き残れただけマシか?