ラビドリードッグ

提供: スーパーロボット大戦Wiki
2012年11月20日 (火) 23:00時点における119.239.42.108 (トーク)による版 (→‎格闘兵装)
ナビゲーションに移動 検索に移動

XATH-02-DT/ATH-12 ラビドリードッグ(Rabidly Dog)

ストライクドッグの量産仕様機。防弾性を高めた上で頭部カメラの配置が変更されており、スコープドッグに近い外見となっている。
性能面ではポリマーリンゲル液の容量を増やした事で継戦能力が向上している他、機体各部に若干の強化が施されている。
キリコに与えられたのはクエントの地形にあわせた砂漠戦仕様機で、踵に砂漠走破装置「サンドトリッパー」が、背部には爆雷投下装置が装着されている。

アストラギウス銀河の神であるワイズマンの後継者への誘いを受けたキリコが搭乗し、次々と襲い来るギルガメス・バララント連合軍の中を青き修羅となって駆け抜けた。

後にギルガメスによって開発データが回収され、メルキア軍特殊部隊用の機体として「ATH-12」の型番で制式採用されたが、この機体は一般兵士用のデチューン版であり、OVA『ビッグバトル』ではバララント軍PSラダァ・ニーバが駆るエクルビスに手も足も出ず、一方的に撃破されている。ちなみにこの一般兵用のラビドリードッグは薄紫色となっている。

なお「ラビドリードッグ」とは「狂犬」の意。誰にも従わず、支配者を噛み殺す(=神殺す)というキリコのキャラ性に引っかけたネーミングである。

言ってみればこの機体はキリコ唯一の専用機であり(イプシロン専用機であるストライクドッグ量産型という設定ではあるが)「主人公用の高性能機」という、普通なら当たり前の、しかし「ボトムズ」の作風にはやや異質の機体である。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
初登場作品。登場当初は敵だが、その後半ステージで参戦。改造がスコープドッグから引き継がれるため、キリコをメインに使っていたならいきなり大暴れできる。反面最大射程がTC・LRSやショルダーミサイルポッドに比べて若干短くなったので(TC・ISSとは同射程)、反撃は苦手になった…と思いがちだが、実の所、攻撃力が下がったものの弾数は大きく増えた(キリコ機のTCのショルダーミサイルポッドの弾数が4、SMPの同武器の弾数が8に対し、本機のハンディソリッドシューターの弾数は12)ので、反撃戦法向きなのはむしろこちらである。さらにアサルト・コンバットの威力がキリコ機の中で一番高い上に、必要気力は下がっている。一方で、P属性の射撃武器はアサルト・コンバットと低威力の機関砲だけになり、しかもP武器の最大射程は3とTCより短い。基本的にATは他の機体と比較して武器改造費用が最も安く、攻撃力上昇値が最も高く設定されているが、この機体のみ武器改造費用が高く設定されている。入手前に改造段階引継ぎ元であるスコープドッグの武器にできるだけ資金をつぎ込んでおいた方がいい。ターボカスタムとは違い、機体の適応が陸Aなので気になるならSアダプターを付けるといい。
ちなみに左腕がクローという風貌からか、初登場ステージでの敵対時にはしっかり専用のグラフィックが用意されている。

装備・機能

武装・必殺武器

格闘兵装

アイアンクロー
ストライクドッグのものの発展型。原型機よりも大型化されている。アサルトコンバットを除くラビドリーの武器で一番高威力なのだが、キリコは格闘が低めなのが難点。空中から地上の敵へ攻撃すると、降着形態のまま接近する。
アームパンチ
右腕にのみ装備。単独武器としては未実装でアサルト・コンバットの演出で使用。

射撃兵装

11mm機銃
アイアンクローに内蔵された機銃。
X-SAT-06 ハンディソリッドシューター
ライフル型のレールガン。片腕でも取り回しがしやすいように設計されている。上記のように、スパロボでは弾数が多いのが特徴だが、敵対時はさらに顕著になり、なんとデフォルトで倍の24発もある(敵対版は機銃がない上に対空攻撃がこれだけであるためと思われる)。
また、敵対版のこの武器はよく見ると二発撃った内の一発は絶対に当たらないように撃っている(二発撃った内の一発外してもう一発を当てているではなく、一発当たった後にもう一発があらぬ方向へ外れている)。
表面上は敵対関係として容赦なく攻撃しているが、実際は上手く手加減しているところにキリコが本心でZEXISを裏切ってなどいないことがわかる。

特殊兵装

爆雷投下装置
ミッションパックから爆雷を投下する。アサルトコンバットのコンビネーション攻撃で使用。

特殊攻撃

AT部隊総攻撃
秘密結社のツヴァーク部隊を召喚して攻撃させる。キリコが敵に回ったときのみ使用する。
アサルト・コンバット
ラビドリードッグの全武装を使った攻撃。こちらは味方時のみ。トドメ演出ではボトムズのキャラクターデザインの塩山紀生氏が作画したキリコ(俗に言う塩山キリコ)のカットインが入る。また、背景はクエント編を意識してか、砂原になる。

移動タイプ

サイズ

S

機体BGM

「炎のさだめ」

対決・名場面など

スパロボシリーズの名場面

触れ得ざる者
クメンの戦友であるシャッコ、レッドショルダーの同僚であるグレゴルーバイマンムーザ、苦楽を共にした仲間であるZEXIS、そして生きる目的そのものであるフィアナ。その悉くを振り切り、キリコはクエント遺跡の最深部に到達する。だが、ワイズマンからの継承が行われようとしたその時、拒絶の意をのせた銃弾が伝達装置を破壊。追って来ていたフィアナを伴い、ラビドリードッグで遺跡そのものの破壊にかかるキリコ。迎撃用のATで追って来たワイズマンに向け、キリコは告げる。「例え神にだって、俺は従わない」。ATが全滅してなお足掻くワイズマンに、ソリッドシューターの一撃で引導を渡し、キリコはZEXISと共にその場を後にする。クエントを後にした彼を待っていたのは、フィアナと共に生きる、神のいない世界だった。

関連機体

ストライクドッグ
原型機。

商品情報

余談

  • 寺田Pによれば、当初ラビドリードッグはスポット参戦扱いであったが、スタッフのなかに熱烈なファンがおり、味方機として使用可能になったらしい。


リンク