「城崎天児」の版間の差分
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:持論を曲げない浩一に対して。世界に絶望した男にしかし、「正義の味方」は言い返す。「'''理想がなくて世界が救えるか!!'''」 | :持論を曲げない浩一に対して。世界に絶望した男にしかし、「正義の味方」は言い返す。「'''理想がなくて世界が救えるか!!'''」 | ||
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;「僕ら大人が希望を持たなければ子供達に可能性は生まれない ―――可能性が失われた世界で人類が救えるワケがない……そんな簡単なコトに気付かなかったとはね」 | ;「僕ら大人が希望を持たなければ子供達に可能性は生まれない ―――可能性が失われた世界で人類が救えるワケがない……そんな簡単なコトに気付かなかったとはね」 |
2013年4月30日 (火) 08:50時点における版
城崎天児(Amagathu Kizaki)
- 登場作品:鉄のラインバレル
- 性別:男
- 年齢:不明
- 身長:不明
- 体重:不明
- 血液型:不明
- 所属:なし
- 主な搭乗機:ラインバレル・アマガツ
- キャラクターデザイン:下口智裕(原作漫画版)、平井久司(アニメ版)
絵美の父であり、ラインバレルの真のファクターたる男。少々抜け気味かつ面倒くさがりな性格で、妻・優子に頭が上がらない。その一方で天才的な科学者であり、ナノマシンとマキナを開発している。ある意味、全てを始めた元凶とも言える人物。
自らの開発したナノマシンにより、死から解放された人類が想像力を失い、自滅していく中、自殺では絶対に終わるまいと加藤に自らを殺害させ、最後に作り上げた最強のマキナ・ラインバレルのファクターとなった。
ラインバレルを開発した理由は本人曰く「世界を壊すため」であり、壮絶な戦いにたった一人で挑む。しかし、度重なる激闘や連続転送の負荷(カウンターナノマシンで軽減されるとはいえ、ゼロには決してならない)により、肉体が徐々に崩壊。ついに人としての限界を迎えたことで、脳髄のみをバイオユニット「アーク」に保存、ラインバレルの電脳を取り除いた上でアークを接続し一体となった。
その後は「やり直された世界」において、ラインバレルの中で眠りについていたが、長崎にある加藤機関のプラント(実際はキリヤマ重工の造船所)を特務室が襲撃した際、加藤が新たに製造したアルマが現れたことがきっかけとなり、ラインバレルの真の姿を現す。
覚醒後、自身と対峙しようとする浩一を迎え入れ、未来世界が滅んだ真相、即ち想像力喪失による自滅のことを告げる。自身が死した後には絵美に全てを託すつもりだったが、対峙した浩一に「アンタのいた世界に俺がいたかよ? アンタには一緒に戦ってくれる仲間がいたのかよ!?」と問われ、浩一の覚悟を確かめた後、彼に全てを託して消滅。残っていた脳髄も崩壊し、今度こそ本当にこの世を去った。
アニメ版では久嵩や絵美からその存在が語られるのみ。統一意思セントラルの侵略兵器としてマキナを開発した後、それを破壊するためのカウンターとしてラインバレルを製造。その後、セントラルへの潜入を試みる久嵩に対し、自らを殺させることでセントラルを欺いた。結果的にこれは成功したが、同時に久嵩と絵美の間に確執を生むことになってしまった。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦L
- アニメ版準拠であるため、本人は未登場。久嵩や絵美からその存在が語られるにとどまっている。
- スーパーロボット大戦UX
- 原作漫画版設定で登場。今回はちゃんとキャラクターとしても登場。34話「始まりへの加速」では原作漫画版以上の無茶苦茶な暴れっぷりを見せてくれる他、後半では久嵩と再び対話する場面も。
パイロットステータス設定の傾向
ラインバレル・アマガツとしてのものである。
能力値
全ての能力が無茶苦茶な高さを誇る。特に活性率に至っては最大160%という常識はずれの高さを誇り、こうなると与ダメージの8割を回復されてしまう。
特殊スキル
- 2回行動 底力L9 援護攻撃L3 全体攻撃L3 気力限界突破 カウンター 見切り
- 「ファクター」技能がないのに自動回復する。殴れば殴るほど速くなり、最後には「必中」なしでは当てられない、「ひらめき」なしでは避けられない、という極限状態に突入する。
人間関係
- 城崎絵美
- 娘。死した後は彼女にすべてを託すつもりだったが……。
- 加藤久嵩
- かつての助手。人類絶滅に際し、彼の手を借りて死亡、ファクターとなった。死ねばどの道ファクターとなったのだが、それでも彼に殺させたのは、自殺で終わるまいとする意地に近いもの。
- アニメ版では実の息子。
- 城崎優子
- 妻。日常生活では彼女が一家を取り仕切っており、天児は全く頭が上がらなかった。
- 早瀬浩一
- ラインバレル3人目のファクター。彼との対峙の果て、全てを託す。
他作品との人間関係
- 要咲良
- UX34話にて、同化現象で動けなくなった彼女の機体を滅多斬りにした。さらにこの時制止に入ったカノン、剣司を撃墜し、衛もノックアウトする、と原作以上に暴れ回った。
- 刹那・F・セイエイ
- 43話にて、彼の使用したクアンタムバーストにより、久嵩と再び対話を果たしている。
名台詞
- 「僕は 二番目に絶望した人間」
「そして ナノマシンとマキナを生み出し人類を絶滅に導いた張本人―――」
「僕が 城崎天児だ」 - 「彼方からの接触」にて、ラインバレルの電脳世界に入り込んだ浩一の前に現れて。
- 「これが人類(あるじ)を失った 愚かしいほど健気な機械達の末路だ」
- 同話の〆、マキナ同士の戦いを浩一に垣間見せて曰く。
- 「あ~~~~やっぱりめんどくさいな~~~~」
- 回想シーン、マキナに関する会議に向かう途中のボヤキ。素の天児は結構な面倒がりらしく、この時同行していた加藤は「少しはやる気になってください」と呆れていた。ちなみにこの前の場面でも「大事な会議」と言われたのにもかからず「相手さん方にとって大事なのであって、僕には大事でもなんでもない」と言い返している。
- 浩一「じゃあ城崎のお母さんも……」
天児「そう 自殺だったよ」
「この時には まだファクターの概念も存在していなかったからね……どちらにせよ『何もかもが手遅れ』でどうするコトも出来なかったんだ」 - 妻・優子の死の場面にて。「何もかもが手遅れ」という言葉の意味は、後に浩一自身が明らかにしている。
- 「人を救うために生み出した僕の技術が愛する人間を死に追いやるなんて……全く想像もしていなかったよ」
- その事態に曰く。全てを終わらせ、全てを始めたのは、一人の人間の想像力のなさだったのだ。
- 「――――何故僕が ラインバレルのファクターになったか」
「それは―――世界を 壊すためさ」 - 「世界を壊した男」の締め括りにて。
- 「…やめろ…やめろォォォォ!!」
- ファクターを求め人の死体をコクピットに詰め込むマキナ達を見て。これを皮切りに、天児はたった一人、絶望的な戦いに身を投じることになる……。
- 「全く勘違いも甚だしいなぁ これは僕の戦いだ 君の戦いではない」
- 要領を得ない解答に詰めよる浩一に対して。
- 天児「僕が戦っていたあのマキナ達にファクターは存在しない」
浩一「え? だってマキナには原則があって 人間には危害を加えられないハズじゃ……」
天児「ヤツラは『人間』だ」
「抑制のために原則を課したがゆえ マキナ達は主を求め自らの存在意義をも求めた……結果マキナの一部が人間になり それこそが―――」
「人類絶滅の真相であり マキナ殲滅の理由だ」 - 「キミこそいい加減にしてくれ! 青臭い正論ばかり翳して…理想で世界は救えないんだ!!」
- 持論を曲げない浩一に対して。世界に絶望した男にしかし、「正義の味方」は言い返す。「理想がなくて世界が救えるか!!」
- 「浩一クン 僕にも……キミが正義の味方であることを望ませてくれないか」
「だから壊してくれ……マキナ達の造った世界を」 - 「僕ら大人が希望を持たなければ子供達に可能性は生まれない ―――可能性が失われた世界で人類が救えるワケがない……そんな簡単なコトに気付かなかったとはね」
- 浩一を現実に送り返し、朽ちていくアークの中で。絶望の中にようやく希望を見出した男は、妻に手を取られ、今度こそ永久に世界から姿を消した……。
スパロボシリーズの名台詞
搭乗機体・関連機体
- ラインバレル
- 本機のファクター。
- ラインバレル・アマガツ
- ラインバレルの真の姿。
- マキナ各種
- これらの機体を製造した。