「ファミリーコンピュータ」の版間の差分

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初期型と中期型と後期型(AV仕様)が存在する。なお、初期はABボタンが四角のゴムであるが、中期型以降からは丸のプラスチックに変更された。次世代機となる[[スーパーファミコン]]発売により90年代初めには一線を退いたハードであるが、なんと発売20周年となる2003年まで製造が続けられていた。現在はサポート終了。
 
初期型と中期型と後期型(AV仕様)が存在する。なお、初期はABボタンが四角のゴムであるが、中期型以降からは丸のプラスチックに変更された。次世代機となる[[スーパーファミコン]]発売により90年代初めには一線を退いたハードであるが、なんと発売20周年となる2003年まで製造が続けられていた。現在はサポート終了。
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=== 開発の経緯 ===
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ファミコン発売以前のテレビゲーム機は、パソコンにゲーム機としての機能と要素を付随させる設計のものが大半であったため、機能的に汎用性があるものの価格は当時6~10万円程度と相当な高額商品になっていた。そこで任天堂は、当時既に枯れた技術となっており単価もこなれた汎用チップにゲーム機として必要な機能を取捨選択してカスタマイズする事で、極限までコストを抑える設計と方策を打ち出した。いわゆる真の意味で「ゲーム専用機(コンシューマーゲーム機)」の開発である。ゲーム専用機であるがゆえに同時期の汎用機であるパソコンと比較して同等以上の性能を誇り、且つ価格を1万5000円以下に抑える事に成功した。
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これ以降に発売されるゲーム機もほぼ同様の設計思想を持って開発されていく事となっていく(一部[[プレイステーション]]などの他メーカー機種では、ディスクメディア視聴等の機能等が搭載されているものもある)。
  
 
== バリエーション ==
 
== バリエーション ==

2018年12月7日 (金) 23:35時点における版

ファミリーコンピュータは、1983年7月15日に任天堂が発売した家庭用ゲーム機。略称は「ファミコン」もしくは「FC」。

概要

「テレビゲーム」の概念を一般家庭に根付かせ、その普及に大きく貢献したハードであり、一時は「ファミコン」という略称は(他社のゲームハードすら含めた)ゲーム機全般を指す代名詞として用いる人がいたほどである。海外でも「Nintendo Entertainment System(NESネス)」の名称で展開され、「ニンテンドー」の代名詞で親しまれた。

初期型と中期型と後期型(AV仕様)が存在する。なお、初期はABボタンが四角のゴムであるが、中期型以降からは丸のプラスチックに変更された。次世代機となるスーパーファミコン発売により90年代初めには一線を退いたハードであるが、なんと発売20周年となる2003年まで製造が続けられていた。現在はサポート終了。

開発の経緯

ファミコン発売以前のテレビゲーム機は、パソコンにゲーム機としての機能と要素を付随させる設計のものが大半であったため、機能的に汎用性があるものの価格は当時6~10万円程度と相当な高額商品になっていた。そこで任天堂は、当時既に枯れた技術となっており単価もこなれた汎用チップにゲーム機として必要な機能を取捨選択してカスタマイズする事で、極限までコストを抑える設計と方策を打ち出した。いわゆる真の意味で「ゲーム専用機(コンシューマーゲーム機)」の開発である。ゲーム専用機であるがゆえに同時期の汎用機であるパソコンと比較して同等以上の性能を誇り、且つ価格を1万5000円以下に抑える事に成功した。

これ以降に発売されるゲーム機もほぼ同様の設計思想を持って開発されていく事となっていく(一部プレイステーションなどの他メーカー機種では、ディスクメディア視聴等の機能等が搭載されているものもある)。

バリエーション

AV仕様ファミリーコンピュータ
ニューファミコンの通称でも知られる。ファミコンでSFCの映像ケーブル(モノラル・ステレオケーブルのみ)が使えるようになった他にコントローラマイクとイジェクトレバーを廃しコントローラの差し替えを行えるようにしたたマイナーチェンジ型。既に一線を退いていた1993年の発売。丁度10年後の2003年まで生産され、生産最後の一台は任天堂が記念品的に保管している。
アンテナ線端子への接続が不要な為、現在のテレビでファミコンソフトを遊ぶなら最も的した機種といえる。ただし、中古市場では初代よりも価格が高め。
実はコントローラーコネクタの部分がNESと全く同じ。
ツインファミコン
ファミコンとディスクシステムが一つになった、シャープから発売された機種。生産時期の違いで連射機能が装備されたものがあり、ニューファミコンよりも先にAVケーブルに対応している(SFCのものとは別仕様)。
シャープファミコンテレビ C1
ファミコンを家庭用テレビに内蔵した一体型。現在では数あるファミコン関連機器ではまずお目にかからない機器。ファミコンと機能的に異なる部分がある為、C1では動かないソフトも存在する。
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
2016年11月に発売。デザインはそのままに手の平サイズに縮小させた公式復刻版。通称は「ミニファミコン」。
任天堂および各サードパーティー製のファミコン用ソフトを30タイトル収録。
カートリッジスロットはあくまでデザイン上のものであるため内蔵ソフトの入れ替えは不可能。電源はUSBから供給される。
接続端子はHDMI出力で、フルHD表示される仕様。実はWiiUのVCよりも高解像でアスペクト比も適正に表示される。また、RF接続によるにじみなど実機の画質を再現する機能もある。

業務用

ファミコンボックス
主に旅館やホテルに置かれていた業務仕様ファミコン。一回のプレイ時間が設定されており、継続するには追加料金が必要。また、内蔵されているゲームカートリッジが海外版ファミコン・NESと同じ仕様であり(ただし、正確にはNESとはカートリッジとコネクタ端子が同じだけでNESでは起動しない)、一般のファミコンでは使えない。他にもVSシステムといった業務用もある。

互換機

ファミコンはサードパーティによる互換機も多く存在する。80~90年代のものは大半が海賊版であるが、2003年にファミリーコンピュータの特許権が失効したため現在では互換機に法律上の問題はないとされている。
デザイン・価格はピンキリであるが、本家ファミコンのように完璧に再現できる機種は少なめ(海外版ファミコン・NES仕様が多い)。携帯ゲーム機化しているものもある。

スーパーロボット大戦シリーズ

関連作品

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