「米田一基」の版間の差分
(→余談) |
(→人間関係) |
||
58行目: | 58行目: | ||
:部下。あやめの後任として副司令を務め、米田のサポートをしている。 | :部下。あやめの後任として副司令を務め、米田のサポートをしている。 | ||
;[[加山雄一]] | ;[[加山雄一]] | ||
− | : | + | :部下。帝国華撃団・月組隊長。支配人室では加山に[[スパイ|極秘の任務]]を与えている。 |
;真宮寺一馬 | ;真宮寺一馬 | ||
:元部下。対降魔部隊以前からの戦友。降魔戦争が原因で一馬をみすみす死なせてしまった事を悔いており、娘であるさくらの花組へのスカウトを米田が躊躇する一因になっていた。SRW未登場。 | :元部下。対降魔部隊以前からの戦友。降魔戦争が原因で一馬をみすみす死なせてしまった事を悔いており、娘であるさくらの花組へのスカウトを米田が躊躇する一因になっていた。SRW未登場。 |
2017年9月28日 (木) 20:02時点における版
米田一基 | |
---|---|
読み | よねだ いっき |
外国語表記 | Ikki Yoneda |
登場作品 | サクラ大戦 |
声優 | 池田勝 |
デザイン | 辻野寅次郎(現:辻野芳輝)、松原秀典 |
異名 | 陸軍きっての大戦略家 |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
誕生日 | 1861年4月1日 |
出身 | 日本・東京 |
外見年齢 |
62歳(1) 64歳(2) 66歳(4) |
身長 | 162 cm |
体重 | 55 kg |
髪色 | 茶色 |
瞳の色 | 黒色 |
血液型 | O型 |
所属 |
抜刀隊(1以前) 帝国陸軍(1以前) 陸軍対降魔部隊(1以前) 帝国華撃団(1~4) |
役職 |
陸軍対降魔部隊隊長(1以前) 帝国華撃団総司令(1~4) |
軍階級 | 中将 |
概要
『サクラ大戦』シリーズのサブキャラクター。
日清・日露戦争で数々の武勲を打ち立て、「陸軍きっての大戦略家」と言われる軍人。最小限の損耗をもって必要十分な勝利条件を満たす戦い方を当時から徹底しており、兵士から圧倒的支持を得た。
その後米田は剣と呪法による都市防衛を提唱、1912年(太正元年)には同じ帝国軍人の真宮寺一馬と共に、霊力が高い軍人による特殊部隊「帝国陸軍対降魔部隊」を結成、後に藤枝あやめと山崎真之介を隊員に加え、魔物による脅威に備えた。米田のこの予感は的中し、1915年には日本橋の地下から降魔と呼ばれる魔物が出現、通称「降魔戦争」が勃発した。米田は対降魔部隊と共にこれにあたったが、霊子甲冑が存在しなかった当時の戦いは熾烈を極め、3年に渡る戦いの末に何とか終結させるも、一馬の命を犠牲にする事となり、山崎も行方不明となる。自分よりも若い戦友を二人も失ったという経験は米田の心に深い影を落とす事となった。
「降魔戦争」で都市の霊的防衛の必要性を痛感した政府は米田の発案である「帝都防衛構想」を基に、霊子甲冑で魔に対抗する組織、帝国華撃団の発足に乗り出した。対降魔部隊では愛刀・神刀滅却と共に前線で戦っていた米田も、この時点で既に霊力を失っており帝国華撃団では総司令として本部から隊員の指揮にあたる立場となった。しかし、霊子甲冑の搭乗者は霊力を持った若い女性が適任である事が判明、花組の隊員のスカウトも軍隊経験を問わず民間人も含めて行われる事となった。結果、年端もいかぬ少女を戦場に送りながら、軍人である自分は後方でその戦いをただ見守るだけ。米田はこの事実を帝国華撃団発足後もずっと恥じており、帝国華撃団の表の顔である帝国歌劇団では彼女達の自由意志をなるべく尊重し、戦闘訓練も隊員自身の判断に任せている。
普段は劇場の支配人として自室で酒浸りとなっているが、有事には総司令として優れた戦略を発揮する。上述の思いもあって、花組の隊員を自分の子供の様に愛しており、彼女達からも父親の様に慕われている。隊長の大神一郎には直接口に出す事は少ないものの全幅の信頼を寄せており、自分と違い戦場で花組隊員と共に戦う大神を軍人としてある種尊敬もしている。
帝国華撃団を率いて帝都を幾度となく防衛した後、1927年に大神に総司令と支配人の座、そして花組の未来を託し引退した。「『サクラ大戦』(1~4までの物語)のもう一人の主人公」と言える存在である。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初参戦作品。期間限定参戦。サポートユニットとしても登場。サクラ大戦コラボシナリオ「流れよ我が涙」は、彼の回想という形で語られる。
- 本作では決戦に備えてスパクロオリジナルの霊子甲冑光武X、光武Ωを秘密裏に開発、この霊子甲冑が勝利への布石の一つとなった。
パイロットステータス設定の傾向
特殊技能
- X-Ω(サポートアビリティ)
- 大帝国劇場支配人(攻撃力大アップ、命中率、クリティカル率アップ)
人間関係
- 大神一郎
- 部下。大神が花組隊長に着任した当初は、彼の実力を見極める為に帝国華撃団の存在を隠して飲んだくれの支配人を装ったりもした。普段は劇場のモギリ兼雑用としてこき使っているが全幅の信頼を寄せており、自らの引退の際には彼を後継者に指名、愛刀の神刀滅却も譲り渡した。
- 真宮寺さくら
- 部下。さくらとは降魔戦争時代から面識があった。米田は花組の隊員を実の娘の様に愛しているが、帝都防衛の為に父親の一馬の命を犠牲にしてしまった事、そして(本意ではないにしろ)さくら自身にも同じ運命を背負わせてしまっている負い目から、花組の隊員の中でもとりわけその感情が強い。
- 神崎すみれ、マリア・タチバナ、アイリス、李紅蘭、桐島カンナ、ソレッタ・織姫、レニ・ミルヒシュトラーセ
- 部下。彼女達を実の娘の様に愛している。それと同時に、帝都の平和のために命を賭して戦場に赴く任務も課している。このジレンマが米田を長年苦しめてきた。
- 藤枝あやめ
- 部下。降魔戦争を共に生き抜いた戦友でもあり、帝国華撃団では副司令として米田のサポートをしていた。花組の隊員と同じく、自分の娘の様に思っていたのだが…。SRW未登場。
- 藤枝かえで
- 部下。あやめの後任として副司令を務め、米田のサポートをしている。
- 加山雄一
- 部下。帝国華撃団・月組隊長。支配人室では加山に極秘の任務を与えている。
- 真宮寺一馬
- 元部下。対降魔部隊以前からの戦友。降魔戦争が原因で一馬をみすみす死なせてしまった事を悔いており、娘であるさくらの花組へのスカウトを米田が躊躇する一因になっていた。SRW未登場。
- 山崎真之介
- 元部下。力に対して異様な執着があり、降魔戦争時代は米田と意見が対立する事もあった。結局、互いの意見の隔たりを埋める事は出来ず、後にそれがある大事件を引き起こすのだが、その事件の後も米田は山崎を対降魔部隊で苦楽を共にした戦友であると思っている。SRW未登場。
名(迷)台詞
- 「いくら戦争で武勲をたてて勲章を胸にぶらさげても、俺はいっぺえ、人を殺したんだよ。」
「敵も味方もな……殺しすぎたんだ。」
「だから、いいんじゃねえか?劇場の支配人なんてよ!」 - 『1』で大神と初めて出会った際、昼間から酒を飲んでいる事を彼に責め立てられ、「陸軍きっての大戦略家」と言われた米田本人なのかと問われた際の台詞。
- この時は大神の力量を見極める為に飲んだくれの支配人を演じていた米田だが、それでも胸の内に秘めた本心が顔を覗かせている。
- 「私はね……少女たちを戦場に送りこの椅子に座っていただけの……」
「ダメ軍人だ……」
「だが、きみたちを誰よりも愛しそして、きみたちの命を尊いと思っていた……」 - 『1』にて、花組を最終決戦へ送り出した後の台詞。
- この独白の後、米田はある決断を下す。
- 「再会して浮き立つ気持ちもわからんでもないが恋人気分をひきずってもらっては困る。」
「平和を守る仕事は甘くはない。いつ何が起こっても対応できる心構えが必要だ。」
「大切な仲間を失う悲劇を……二度と、繰り返さないためにも、な。」
「前のように仲良くやる分には全然かまわねえ。要は、けじめをつけろってことよ。」 - 『2』にて、海軍から帝国華撃団に再度着任した大神と、彼の想い人である隊員との1年ぶりの再会が一段落した後、水を差すようだがと前置きした上での今後の姿勢を説いた台詞。
- 帝国華撃団総司令としての言葉であり、米田個人の思いは別の所にある。
- 「あはははは……なんて悲しい酒だ……あはははは……」
- 『2』での花見にて。かつての戦いに関するある事実を知った末の嘆き。
- 米田「なぁ、さくらよ……。おめぇにもいつかはこうして、嫁ぐ日が来るんだろうな……」
さくら「でも、あたしには…」
米田「分かってる!……分かってるよ。」
「でもな、霊力って奴は、歳と共にだんだん弱くなる……そうなったら戦いに駆り出されることもなくなるだろう。だが、そいつはいつになるかはわからねえ……四十か、それとも五十か……どちらにしたって女の幸せを手にするには遅すぎる。俺が本当にお前の父親なら……おめえの本当の幸せを願うんなら―」 - 第2期OVA『轟華絢爛』の第5話、「父と娘と」にて。
- 仙台で行われる真宮寺家の結婚式に、一馬の代わりとしてさくらに同席する事となった米田。対降魔部隊と一馬、帝国華撃団とさくら、その胸中には様々な思いが駆け巡る。
- そして結婚式の前日の夜、今まで他人には口外せずにいた、帝都を守る軍人として言葉にしてはならない考えをさくらに告げる。
- 「命短し恋せよ乙女、紅き唇あせぬ間に」
「咲いて散る、桜の花、サクラ大戦かぁ・・・」 - 『4』のラストシーン、桜の舞い散る道で帝国・巴里華撃団の面々や対降魔部隊の仲間達の幻を見ながら呟いた言葉。この台詞とともにシリーズはひとまずの締め括りを迎えた。