「金田正太郎」の版間の差分
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2014年12月9日 (火) 22:59時点における版
金田正太郎(Shoutarou Kaneda)
『太陽の使者 鉄人28号』の主人公。幼い頃に母を亡くし、鉄人を開発していた父・金田賢太郎博士も失っている。現在は敷島邸の離れに住み、敷島一家と家族同様に接している。
少年ではあるが、その行動力と判断力は大人顔負けであり、敵を手玉に取る事も多い。一方で、鉄人のリモコンを奪われてしまった際などに感情的になる事も多く、歳相応の一面も併せ持っている。
悪党が相手の場合は全く容赦をしないことでも有名で、敵ロボットを攻撃する際は的確にコクピットを狙う。特にフライング・キックの時は、あっさりとパイロットごとコクピットを蹴り砕いていた。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- 初登場作品。世間ではテロリスト扱いのソレスタルビーイングやコロニーのガンダムパイロット、及び黒の騎士団と共闘することに関しては複雑な思いを抱いていた。原作主人公が子供のパイロット(厳密には正太郎は少し違うが)は正太郎を含めてZシリーズで3人目となり、なおかつ最年少キャラでもある。原作では正太郎の年齢は10歳とされているが、本作では小学6年生のワッ太と同級生とされている。
なお、ショタコンの語源(後述)故か、「アッシュフォード・ラプソディ」ではキューピッドの日イベントで女子生徒から狙われる場面も。 - 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今回は鉄人後半のストーリーが展開されるため、かなり目立つ。同じ横山光輝原作、原案の六神合体ゴッドマーズとのクロスオーバーが豊富でストーリーを盛り上げていく。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
版権主人公だけに高くはあるが、エース級に比べると少々微妙。防御・格闘に優れるテンプレート。ただしエースボーナスにより命中・回避が補強される。
精神コマンド
固有エースボーナス
- 移動力+2、命中&回避+20%
- 再世篇で採用。ご覧のとおり、鉄人の使い勝手を左右する強烈なエースボーナス。
- 技量+10、移動力+1、命中率+10%、回避率+10%。
- 時獄篇で採用。弱体化したものの、再攻撃と相性が良くなった。
パイロットBGM
- 「太陽の使者 鉄人28号」
- 主題歌。
人間関係
- 金田賢太郎
- 父親。鉄人の生みの親である博士。SRW未登場。
- 敷島大次郎
- 父である金田博士の後を継ぎ鉄人を完成させた。正太郎にとって父親代わりの存在。
- 敷島牧子
- 敷島博士の娘で幼なじみ。彼女には「マッキー」の愛称で接している。
- 敷島歌子
- 敷島博士の妻。
- 大塚茂
- 常に正太郎をバックアップするICPO所属の警部。依頼は基本的に大塚警部を通して伝わる事が多い。後にコスモクラッシャー隊の隊長となる。
- 不乱拳博士
- 彼からブラックオックスを託される。
- ブラックオックス
- 不乱拳博士の遺言に従い、ICPOの指揮下に。
- ブランチ
- ロボットを使い悪事を働くロボット・マフィアの首領であり、金田博士を殺害した張本人。太陽エネルギー転換装置や鉄人を我が物とすべく正太郎や大塚警部と戦うが、宇宙魔王の登場により彼の立場は危うくなっていく。
- 宇宙魔王
- 全宇宙支配を目論む鉄人最大の強敵。ブラックホールと融合しており数多の星を滅ぼした後、地球に目をつける。彼と戦うために戦艦コスモキャットが作られ、鉄人も宇宙で戦うことになった。
- グーラ・キング・Jr.
- 宇宙魔王の一人息子。出会った当初はそれなりに友好な関係を築いていたものの、グーラが自身の使命に目覚めてからはライバルとなる。
他作品との人間関係
スーパー系
- 明神タケル
- 同じ横山光輝原作作品の主人公。第2次・第3次Zにて共演し援護などで特殊台詞を喋る。
- 竹尾ワッ太
- 第2次・第3次Zでは同級生(正太郎は10歳でワッ太は本来12歳なのだが…)。援護などで特殊台詞も喋ってくれる。
- 神勝平
- ワッ太に付き合う形で敷島邸を訪れた彼と直ぐに仲良くなる。彼からマッキーとの仲を何かと冷やかされる事も多い。
- 兜シロー
- 再世篇序盤の日本ルートでは、彼にVコンを通じてローレライへの説得を促した。
- 敷島博士 (ゲッターロボ)
- 第2次Zにおいて同じ名字の博士とどういった関係なのかを聞くが、想像を絶する回答をされてしまい、ショックを受けた(冗談だったが)。
リアル系
- 早乙女アルト
- 第2次Zにおいて斗牙から「二股」意味を聞かされたのか、彼に「見損なった」とバッサリ言う場面も。
- ランカ・リー
- 第2次Zの初登場時において彼女の護衛をする。ちなみに彼女のファンでもある。
- デュオ・マックスウェル、カトル・ラバーバ・ウィナー、C.C.、紅月カレン
- シンガポールでのブランチ戦終了後、指名手配犯である彼等を拘束しようとするも街を守って戦ったその行為に迷いを見せ、大塚長官の進言もあり見逃す事に。
- その後は和解し、仲間として共に戦っていく。
名台詞
- 「悪い奴には、乗せるな!」
- 放送当時、ブリヂストンから発売された子供用自転車CMの決め台詞。
- 「て…鉄人が何をしたって言うんだー! 悪いのは…操縦した人間じゃないかー!!」
- 第33話「破壊された鉄人!」にて。敵に鉄人を奪われてしまい悪事の限りを尽くされた事で国連により破壊されてしまった鉄人の姿を見ての慟哭。
尤も、破壊されたのは偽物であり直後に本物の鉄人が地中から現れたのだが…。 - 「みんな…勝手です! 自分たちの都合で鉄人を壊せと言ったり…鉄人に助けを求めたり…鉄人が可哀想です!」
- 上記のやり取りの後、鉄人を出撃させるよう言われるが大人たちの勝手な都合に愛想を尽かし拒否してしまう。しかし、敷島夫妻から説得を受け出撃する事を決める。
第33話は鉄人も道具であり善いも悪いも人間次第である事を再確認させられるエピソードである。 - 「今度会う時は剣を捨ててこいよ…」
- 第50話「グーラ王子、死す!」にて、宇宙に散ったグーラを見て、寂しそうにこう呟いた。
- 第3次Zではルート次第でグーラが生存するため、その場合表情が笑顔となる。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「戦いたくないけど…!仕方ない!」
「何とか、戦う力だけを奪わなくちゃ…!」
「今のうちに相手の動きを止めないと!」
「駄目だ…!今は戦うしか方法がない!」 - 対ルイス戦で発する特殊戦闘台詞の数々。悪人には容赦しない彼も、彼女が根っからの悪人ではないことは理解しているようだ。
- 「あ…大塚警部!」
- 第3話にて、大塚長官からの連絡に反応した際の一言。スターシステムネタである(本作では同一人物という設定だが)。
- 「な、何だろう… さっきから視線を感じる」
- 「アッシュフォード・ラプソディ」で女生徒に目をつけられていることに気付いて。ショタコンを意識したネタである。
- 「え!?」
「そんな!?」
「よ、よかったぁ…」 - それぞれチェンゲの方の敷島博士に正太郎の知っている敷島博士との関係を聴いた際に平行世界の同一人物と言われたり、実は息子でマッキーは孫と言われたり、そしてどちらも冗談と知った際の反応。よほどショックだったのだろうが、いくらなんでも露骨に安心し過ぎのような気がしないでもない。
- 「悪い奴は悪い奴だ」
「生まれた星に関係なく仲良くするように悪い奴は地球人だろうと異星人だろうと許しちゃ駄目だ」 - タケルがロゼとの再会を心待ちにしていた場面より。タケルのように他の星の人間と仲良くなっている一方で地球人同士の争いが今でも続いている現状に辟易していたワッ太に対して。悪を許さぬ正義感の強さと同時に、悪人相手には一切容赦しない彼の信念が伺える。
- 「大変です! アルトさん達が合宿している山中にテロリストの一団が潜伏しているらしいんです!」
「僕たちそちらに向かっていますけど、すぐに避難してください!」
「どうしたんです!? さっきから悲鳴が聞こえるけど、大丈夫なんですか!?」
「何を言ってるんですか!?」 - 時獄篇第9話「やりすぎのウォークライ」にて。この悲鳴が潜伏しているテロリストの悲鳴だとは予想だに出来なかったであろう。
操縦機体
- 鉄人28号
- 亡き父と恩師である博士が開発したロボット。
- クリッパー
- 正太郎にも操縦可能なエアーバイク。OPでは鉄人とランデブー飛行を行なっている。
- ブラックオックス
- 厳密には正太郎がコントロールしているわけではないが、戦闘中は頻繁に指示を出したり声をかけたりしている。
余談
- いわゆる「ショタコン(正太郎コンプレックス・小さな男の子を好む性的嗜好)」の語源としても有名。
ちなみに、発案者はアニメ投稿雑誌「ファンロード」の編集長であるイニシャルビスケットのKこと浜松克樹氏である(ただし、氏は本作の正太郎ではなく、原作漫画など旧作の正太郎を意識していた様子)。 - その名前は、鉄人の原作漫画の連載が始まった当時に全盛期を迎えていた、元プロ野球選手金田正一氏から取ったとされる。