「デウスエクスマキナ」の版間の差分

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:原作漫画版の設定でヒトマキナのボスとして登場。HP回復L3、重装甲に底力が相まって異常なまでのタフさを誇り、2回行動までしてくる。おまけに登場時のイベントで自軍の気力がガタ落ちした状態で戦うハメになるため(HPを削れさえすれば気力アップイベントが起こる)、本作でも最強クラスに面倒な敵。ファクターがいないため自動回復がないのは幸い。カイザーに乗る地獄コンビだけは気力の実数がそのまま、浩一は下がっても120前後なので、この両者を起点に何とか規定値まで削り切りたい。<br />実は原作漫画版では名前と姿がちらりと出ただけであり、オーバーライド以外の能力は今回が初出。基本設定は原作者が監修しているため、今作で使用した能力は原作漫画版の世界においても使用できると思われる。
 
:原作漫画版の設定でヒトマキナのボスとして登場。HP回復L3、重装甲に底力が相まって異常なまでのタフさを誇り、2回行動までしてくる。おまけに登場時のイベントで自軍の気力がガタ落ちした状態で戦うハメになるため(HPを削れさえすれば気力アップイベントが起こる)、本作でも最強クラスに面倒な敵。ファクターがいないため自動回復がないのは幸い。カイザーに乗る地獄コンビだけは気力の実数がそのまま、浩一は下がっても120前後なので、この両者を起点に何とか規定値まで削り切りたい。<br />実は原作漫画版では名前と姿がちらりと出ただけであり、オーバーライド以外の能力は今回が初出。基本設定は原作者が監修しているため、今作で使用した能力は原作漫画版の世界においても使用できると思われる。
:「死による想像を与えなければ人類が絶滅する」という物騒極まりない使命感に凝り固まっているものの、基本的には人類の未来を憂い、それを何とかしようとしているだけであり、その点では自軍と同じ。対立するのは偏に方法論の違いとその結果による「人類存続」の意味による。「人として生き、己の力で未来を掴む」ことを目指すUXと、「形はどうあれとにかく人類を生かす」ことを目指す彼らとではぶつかるのが当然であろう。
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:「死による想像を与えなければ人類が絶滅する」という物騒極まりない使命感に凝り固まっているものの、基本的には人類の未来を憂い、それを何とかしようとしているだけであり、その点では自軍と同じ。対立するのは偏に方法論の違いとその結果による「人類存続」の意味による。「人として生き、己の力で未来を掴む」ことを目指すUXと、「形はどうあれとにかく人類を生かす」ことを目指す彼らとではぶつかるのが当然であろう。敗れた後は人の可能性に未来を託し、力づくで物語に結末をもたらす「機械仕掛けの神」は舞台を降りることになる。
 
:本作においては、その名前は人の作り上げた、本来存在し得ない機械の神、即ち「エクストラ・デウス・マキナ」という意味を持ち、「[[鬼械神]](デウス・マキナ)」との関連があるとされている(奇しくも、マキナは「鬼」として語られることがある)。世界観上、遠い未来あるいは過去で、デウスエクスマキナが誰かのデウス・マキナだった可能性があったのかもしれない。そうだとすると、恐らく我々の知るループでその位置にいるのは、同じく「人によって造り出された、存在し得ないもう一つの鬼械の神」、即ち[[デモンベイン]]であろう。
 
:本作においては、その名前は人の作り上げた、本来存在し得ない機械の神、即ち「エクストラ・デウス・マキナ」という意味を持ち、「[[鬼械神]](デウス・マキナ)」との関連があるとされている(奇しくも、マキナは「鬼」として語られることがある)。世界観上、遠い未来あるいは過去で、デウスエクスマキナが誰かのデウス・マキナだった可能性があったのかもしれない。そうだとすると、恐らく我々の知るループでその位置にいるのは、同じく「人によって造り出された、存在し得ないもう一つの鬼械の神」、即ち[[デモンベイン]]であろう。
  

2013年4月26日 (金) 21:18時点における版

デウスエクスマキナ(DEUTH EX MACHINA)

鉄のラインバレルのプロトタイプにあたる読み切り漫画「鋼鉄の華」の主人公機。
「異世界からの使者」である早瀬浩一が搭乗する。ラインバレルに似た姿をしているが、「鬼」をイメージさせる同機と異なりこちらは人の顔を持ち、さながら「人の姿の神」と言った意匠。アニメ版にはこのまま、原作漫画版には独自の背景でそれぞれ登場している。

アニメ版

テルミノ・クレメンティア終結後、次元坑道を彷徨うラインバレルが遭遇した謎の機体。
ラインバレルを派手にしたような姿で、両肩のアーマーからマントを纏っているのが印象的。この時はダメージを負っていたのか、額の角が片方折れていた。

アニメ版ではファンサービスとしてのカメオ出演にすぎず、ラインバレルとはすれ違っただけで会話も何もなく、ストーリー的に絡むわけでもない。なお、ラインバレルとすれ違う瞬間に一瞬だけコックピット内部の様子が見えるのだが、そこには「鋼鉄の華」版のデザインでの早瀬浩一と城崎絵美の姿があった。様々な平行世界が存在しているというアニメ版ラインバレルの世界観をよく表した演出である。

原作漫画版

デザインをほぼ踏襲した形で「デウス」という名称で登場。ヒトマキナを統率する存在であり、ラインバレル以上の巨体を誇る。
他のヒトマキナとは違う、いかにもメカと言った外見であるが、巨体ながらオーバーライドと圧縮転送フィールドを駆使するため、戦闘力はラインバレルにも引けを取らない。

加藤機関と旧特務室の連携で行われた月面ジャミング施設破壊作戦の終盤、浩一の駆るラインバレルと死闘を繰り広げた末、圧縮転送フィールドのぶつかり合いに発展してパラドックスを起こし、ラインバレル諸共消滅。浩一はこの戦いで「行方不明」となっている。

元々は何者かが作り上げたマキナの一機であり、死を認識するために殺し合い、生き残ってヒトマキナとなった。それらの中でこの機体は、マキナを使用する「主」としての立ち位置にある。

登場作品と操縦者

スーパーロボット大戦L
アニメ版の設定かつ「マキナ」名義で登場。「鋼鉄の華」クリア時のイベントで浩一と絵美にバジュラ襲撃の未来を見せた上で「変えられる未来」と示し、ラインバレルを復活させて送り返した。アニメ版とは違い、ストーリー上に意味がある役割が与えられている。
スーパーロボット大戦UX
原作漫画版の設定でヒトマキナのボスとして登場。HP回復L3、重装甲に底力が相まって異常なまでのタフさを誇り、2回行動までしてくる。おまけに登場時のイベントで自軍の気力がガタ落ちした状態で戦うハメになるため(HPを削れさえすれば気力アップイベントが起こる)、本作でも最強クラスに面倒な敵。ファクターがいないため自動回復がないのは幸い。カイザーに乗る地獄コンビだけは気力の実数がそのまま、浩一は下がっても120前後なので、この両者を起点に何とか規定値まで削り切りたい。
実は原作漫画版では名前と姿がちらりと出ただけであり、オーバーライド以外の能力は今回が初出。基本設定は原作者が監修しているため、今作で使用した能力は原作漫画版の世界においても使用できると思われる。
「死による想像を与えなければ人類が絶滅する」という物騒極まりない使命感に凝り固まっているものの、基本的には人類の未来を憂い、それを何とかしようとしているだけであり、その点では自軍と同じ。対立するのは偏に方法論の違いとその結果による「人類存続」の意味による。「人として生き、己の力で未来を掴む」ことを目指すUXと、「形はどうあれとにかく人類を生かす」ことを目指す彼らとではぶつかるのが当然であろう。敗れた後は人の可能性に未来を託し、力づくで物語に結末をもたらす「機械仕掛けの神」は舞台を降りることになる。
本作においては、その名前は人の作り上げた、本来存在し得ない機械の神、即ち「エクストラ・デウス・マキナ」という意味を持ち、「鬼械神(デウス・マキナ)」との関連があるとされている(奇しくも、マキナは「鬼」として語られることがある)。世界観上、遠い未来あるいは過去で、デウスエクスマキナが誰かのデウス・マキナだった可能性があったのかもしれない。そうだとすると、恐らく我々の知るループでその位置にいるのは、同じく「人によって造り出された、存在し得ないもう一つの鬼械の神」、即ちデモンベインであろう。

装備・機能

武装・必殺武器

ビーム
掌からビームを放つ。着弾点指定型のMAPW版もあり、そちらがかなり面倒。
斬馬刀
掌からエネルギーを実体化させ、巨大な剣に変えて両断する。
オーバーキル
ラインバレルの「オーバーライド」と似たような攻撃。殴り飛ばした相手の背後に転送で回り込んで蹴り上げ、さらに転送で先回りしてビームで追撃、その最中に転送で背後を取って斬馬刀で斬りつける。しかる後、実体を残すほどの連続転送によって滅多斬りにし、最後に転送フィールドを敵機の直上で展開、呼び出した丙型が敵を喰い殺す。まさにオーバー「キル」と言うべき無茶苦茶な攻撃となっている。
EN吸収・照準値低下というそこそこ厄介な特殊効果も備えているため、耐えられるからと言ってあまり安易に食らわないようにしたい。

特殊能力

剣装備
斬馬刀によって斬り払いを発動。
オーバーライド
移動コスト無視・分身の複合。迂闊に準備なしで攻撃するとかわされて泣きを見ることになる。
HP回復L3
デウス撃墜の最大の壁。
EN回復L3

移動タイプ

サイズ

M

機体BGM

「Linebarrel」

パイロットステータス設定の傾向

能力値

特殊スキル

2回行動 底力L9 援護攻撃L3 気力限界突破 カウンター 見切り 全体攻撃L3 指揮L4

スパロボシリーズにおける名台詞

「……あれでよかったのか、R335?」
L36話「鋼鉄の華」にて、次元坑道からラインバレルを元の世界へ送り返して。問いかけているのは自らの操縦者である「華」の浩一。その浩一は「その名前で呼ぶなって言ったろ」と不服そうに返していた。なお、「R335」というのは、原作漫画版では城崎天児の脳髄を保管していた生体電脳ユニット「アーク」のナンバリングであり、「華」では浩一自身の型式番号。
「閉じられた環の中にいながら、絶望に染められぬ者……」
「だが、それもいずれ染まる。貌なき存在の意ゆえに」
大十字九郎との特殊戦闘台詞。「デモンベイン」という作品の根幹に言及している。
「目標の行動より前に、リアルタイムで転送」
オーバーキル使用時。浩一や絵美が「目標の行動に合わせ」て転送する辺り、桁の違いが伺える。
「………」
「可能性という名のライン……」
「数多のラインを、重ねたカタチ……」
「ライン……バレル……!」
「運命を変えて見せる」と豪語する自軍を見て。その焦点にあるのは、輪廻する世界の中で無数の可能性を繋ぎ合わせ、重ねたカタチ……「可能性の枝」たるマキナ殺しの姿だった。
「…では、未来に証明してみせろ。『人間』で在り続けると……」
イベント戦闘の撃墜台詞。
「……未来に証明する、か」
「早瀬……浩一……」
崩壊する「東京」にて、「マキナの神」は一人呟く。その脳裏を過ぎった姿は、人類滅亡などさせはしないと断言した「正義の味方」だった……。