「デトネイター・オーガン」の版間の差分
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+ | | 原作 = 柿沼秀樹 | ||
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+ | | キャラクターデザイン = 菊池通隆(現:麻宮騎亜) | ||
+ | | メカニックデザイン = 幡池裕行(伊東岳彦の別名義) | ||
+ | | 音楽 = 平沢進 | ||
+ | | 制作 = AIC<br />アートミック(制作協力) | ||
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+ | | 発表期間 = 1991年7月25日 - <br />1992年3月25日 | ||
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+ | | 巻数 = 全3巻 | ||
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+ | 『'''デトネイター・オーガン'''』はAIC制作の[[OVA]]作品。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | 『[[メガゾーン23]]』のメカニックデザインを担当したSF小説家の柿沼秀樹氏が原作・脚本及び小説版の執筆を手がけ、『[[破邪大星ダンガイオー]]』等のメカニック作画監督を務めた大張正己氏を監督に据えて制作されたSFヒーローOVA作品。音楽は「テクノ御三家」の一角と称されたP- | + | 『[[メガゾーン23]]』のメカニックデザインを担当したSF小説家の柿沼秀樹氏が原作・脚本及び小説版の執筆を手がけ、『[[破邪大星ダンガイオー]]』等のメカニック作画監督を務めた大張正己氏を監督に据えて制作されたSFヒーローOVA作品。音楽は「テクノ御三家」の一角と称されたP-MODELの平沢進が担当。タツノコプロのSFアニメ『宇宙の騎士テッカマン』のようなアクションを描きたいとの考えから制作された<ref>バンダイ『B-CLUB SPECIAL DETONATOR ORGUN』77頁。</ref>。 |
− | + | 1992年にはMEGA-CDでOVA2巻までの内容が単品ゲーム化もされている。 | |
発表当時未設定ないしは未発表だった[[ゾア]]と[[ラング]](こちらは厳密には動力炉を開放する自爆である)の胸部エネルギービームは、スパロボではゲームユニットの武装にする都合等から「反物質砲」と設定されている。原作中では反物質砲と言及されているのは[[戦闘惑星ゾーマ]]の主砲のみである。 | 発表当時未設定ないしは未発表だった[[ゾア]]と[[ラング]](こちらは厳密には動力炉を開放する自爆である)の胸部エネルギービームは、スパロボではゲームユニットの武装にする都合等から「反物質砲」と設定されている。原作中では反物質砲と言及されているのは[[戦闘惑星ゾーマ]]の主砲のみである。 | ||
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スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。 | スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。 | ||
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:イバリューダーの総司令官にして最強の戦士。力こそが全てであるとし、それに固執している。 | :イバリューダーの総司令官にして最強の戦士。力こそが全てであるとし、それに固執している。 | ||
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− | : | + | :予知能力を持ったイバリューダーの「指導者」。 |
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スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。 | スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。 | ||
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=== EDF側兵器 === | === EDF側兵器 === | ||
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− | : | + | :上空からの地上攻撃に特化したエクテアーマー「フリーマン」。戦闘ヘリ形態に変形、ウェポンハンガーに各種誘導弾を装備する。SRW未登場。 |
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+ | :戦車形態に変形する陸戦用エクテアーマー「タンクマン」。全地域用キャタピラフッドと換装可能なカノンハンド、耐レーザー装甲を有する。SRW未登場。 | ||
;EDF宇宙戦闘機 | ;EDF宇宙戦闘機 | ||
− | : | + | :デザインの違う2タイプが登場。EDF宇宙軍のソリッドアーマー以前の主戦力だがイバリューダーには為すすべ無く撃墜されていた。SRW未登場。 |
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;ドレッドノートII | ;ドレッドノートII | ||
:600m級戦艦だが前者とは違いソリッドアーマー用宇宙空母的なデザイン・性能となっている。SRW未登場。 | :600m級戦艦だが前者とは違いソリッドアーマー用宇宙空母的なデザイン・性能となっている。SRW未登場。 | ||
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;[[エイドII]] | ;[[エイドII]] | ||
:ウォリアーズクラス。上記エイドの”中の人”だが本来は上位のエイドのみがエイドIIを内蔵し、ランクの低いエイドには内蔵されていない。 | :ウォリアーズクラス。上記エイドの”中の人”だが本来は上位のエイドのみがエイドIIを内蔵し、ランクの低いエイドには内蔵されていない。 | ||
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− | ; | + | :また、「[[宇宙の騎士テッカマンブレード]]シリーズ」とのクロスオーバーも多数設けられ、[[ソリッドアーマー]]とテックシステムの類似性や、[[イバリューダー]]が[[ラダム]]を激しく憎悪する理由などが語られ、後に二つを結ぶ驚愕の事実が明らかに。流れが非常に自然で、2作品が同一作品ではと誤解される程見事に出来上がり、非常に高い出来栄えである。ただ、その分原作再現は最小限に留まっている。 |
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+ | *スパロボシリーズ参戦発表当時は本当に知名度が低く、本作の関連作品をネット検索で探してもネットオークション数件しかヒットしないという珍事が起きたらしい。 | ||
+ | *『テッカマン』の設定を用いた作品『[[宇宙の騎士テッカマンブレード]]』の企画時に、本作が参考にされたという噂がある<ref>ホビージャパン『月刊ホビージャパン』1992年2月号、43頁。</ref>。 | ||
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+ | == 脚注 == | ||
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2023年9月10日 (日) 12:59時点における最新版
デトネイター・オーガン | |
---|---|
原作 | 柿沼秀樹 |
監督 | 大張正己 |
脚本 | 柿沼秀樹 |
キャラクターデザイン | 菊池通隆(現:麻宮騎亜) |
メカニックデザイン | 幡池裕行(伊東岳彦の別名義) |
音楽 | 平沢進 |
制作 |
AIC アートミック(制作協力) |
発表期間 |
1991年7月25日 - 1992年3月25日 |
巻数 | 全3巻 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦W |
『デトネイター・オーガン』はAIC制作のOVA作品。
概要[編集 | ソースを編集]
『メガゾーン23』のメカニックデザインを担当したSF小説家の柿沼秀樹氏が原作・脚本及び小説版の執筆を手がけ、『破邪大星ダンガイオー』等のメカニック作画監督を務めた大張正己氏を監督に据えて制作されたSFヒーローOVA作品。音楽は「テクノ御三家」の一角と称されたP-MODELの平沢進が担当。タツノコプロのSFアニメ『宇宙の騎士テッカマン』のようなアクションを描きたいとの考えから制作された[1]。
1992年にはMEGA-CDでOVA2巻までの内容が単品ゲーム化もされている。
発表当時未設定ないしは未発表だったゾアとラング(こちらは厳密には動力炉を開放する自爆である)の胸部エネルギービームは、スパロボではゲームユニットの武装にする都合等から「反物質砲」と設定されている。原作中では反物質砲と言及されているのは戦闘惑星ゾーマの主砲のみである。
登場人物[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
地球人[編集 | ソースを編集]
- 真道トモル / オーガン
- 本作の主人公。
- 神先未知
- 本作のヒロイン。
- アイザック
- EDF情報部の中枢を担う有機コンピューター。未知とほぼ同じ時代に産まれている。
- ノック
- トモルのスクールの悪友。
- 美剣陽子
- 女性でありながら、研ぎ澄まされた肉体と戦闘本能を持つバードマン中隊の隊長。
- フォレストン
- EDF情報局の局長。未知の上司でもある。
- 久見・ジェファーソン
- 天変地異から航空事故までを予知する預言者であるが、出生・出自は小説版での最終決戦時のエピソードまで不明だった。イバリューダーの地球侵攻をも予言した。
イバリューダー[編集 | ソースを編集]
- オーガン
- イバリューダー最強と謳われた「勇者」。イバリューダーが闘争の中で失ったものを求め、地球へとやって来た。
- ラング
- オーガンの上官であるヘッド・デトネイター。相手の表層思考を読み取る能力を備え、戦闘力も非常に高い。
- リーブ
- かつてのオーガンのパートナー。オーガンの求める「イバリューダーの失ったもの」に興味を抱いている。
- ゾア
- イバリューダーの総司令官にして最強の戦士。力こそが全てであるとし、それに固執している。
- ミーク
- 予知能力を持ったイバリューダーの「指導者」。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
オーガン[編集 | ソースを編集]
- オーガン (地球製)
- オーガンのデータを元に地球の技術で複製されたソリッドアーマー。彼の意思に同調できるトモルだけが使用可能。
EDF側兵器[編集 | ソースを編集]
- ハリケーンMkIII
- 大気圏内での戦闘機的な役割を務めるエクテアーマー「バードマン」。
- スピットファイヤMkII
- バードマンの新型機。
- テンペストMkI
- 上空からの地上攻撃に特化したエクテアーマー「フリーマン」。戦闘ヘリ形態に変形、ウェポンハンガーに各種誘導弾を装備する。SRW未登場。
- クロコダイルMkV
- 戦車形態に変形する陸戦用エクテアーマー「タンクマン」。全地域用キャタピラフッドと換装可能なカノンハンド、耐レーザー装甲を有する。SRW未登場。
- EDF宇宙戦闘機
- デザインの違う2タイプが登場。EDF宇宙軍のソリッドアーマー以前の主戦力だがイバリューダーには為すすべ無く撃墜されていた。SRW未登場。
- EDFソリッドアーマー
- EDFがオーガンとリーブの遺したデータを基に上記エクテアーマーの発展型として開発した、量産型ソリッドアーマー。
- ドレッドノート
- 500m級戦艦。冥王星宙域でイバリューダーと戦闘し撃沈。SRW未登場。
- ドレッドノートII
- 600m級戦艦だが前者とは違いソリッドアーマー用宇宙空母的なデザイン・性能となっている。SRW未登場。
イバリューダー[編集 | ソースを編集]
- エイド
- デストロイヤークラス。SRWではOVA本編に存在するモブのウォリアーズ達の代わりも務めているのでスペックは雑魚レベルに落とされている。
- エイドII
- ウォリアーズクラス。上記エイドの”中の人”だが本来は上位のエイドのみがエイドIIを内蔵し、ランクの低いエイドには内蔵されていない。
- イバリューダー戦闘母艦
- 200m級戦艦。月面でアーキタイプ・オーガン追撃に出撃し相打ちになった他最終決戦時に多数出現。SRW未登場。
用語[編集 | ソースを編集]
- EDF(エデフィ)
- 地球統合機構ユニファの紛争鎮圧部隊。要するに他作品における地球防衛軍である。
- シグナライト計画
- 「はくちょう座X-1の異常重力体の調査」を目的とした計画。
- イバリューダー
- ソリッドアーマー
- エクテアーマー
- 本作の地球で運用されている装着型パワードスーツの一種。陸海空それぞれの環境に合わせた機体(バードマン・タンクマン等々)が採用されている。
- バードマン
- 空中戦用エクテアーマー。
- P・A・S・F・U(パスフー)
- 本作の世界で使用されている「好きな夢を見る事が出来る」娯楽機器。
- 万能工作機ビルヴェルビント
- オーガンをデータから復元した万能工作機械。
- 戦闘惑星ゾーマ
- イバリューダーの本拠地。
楽曲[編集 | ソースを編集]
- エンディングテーマ
-
- 「バンディリア旅行団」(01)
- 作詞・作曲・平沢進 / 編曲:平沢進、松本かよ / 歌:平沢進&東京混声合唱団 / String:内田輝ストリングス
- 『W』で採用。「バンディリア」とは平沢氏が突然思いついた言葉で、あとから「バンド(集合体)」と「フィリア(愛好家)」を合わせた造語という意味づけがなされた[2]。
- 「山頂晴れて」(02)
- 作詞・作曲・編曲:平沢進 / 歌:平沢進&戸川純 / Chorus:見上裕一、藤井ヤスチカ、藤井一彦、高橋ボブ、竹内修、鎮西正憲
- 「魂のふる里」(03)
- 作詞・作曲・編曲・歌:平沢進 / String:三宅純
- 『W』で採用。
- 劇中BGM
-
- 「DETONATOR ORGUN」
- 『W』で採用。
登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦W
- 初参戦作品。原作ではイバリューダーのアーキオーガンの出番はほんの一分ほどだが、今作品では、第1部・第2部のうち、第1部を通じてスポット参戦を続けるという大出世を遂げている(逆に言えば、オーガンの正式参戦が2部中盤まで遅れていると言う事でもあるが)。
- また、「宇宙の騎士テッカマンブレードシリーズ」とのクロスオーバーも多数設けられ、ソリッドアーマーとテックシステムの類似性や、イバリューダーがラダムを激しく憎悪する理由などが語られ、後に二つを結ぶ驚愕の事実が明らかに。流れが非常に自然で、2作品が同一作品ではと誤解される程見事に出来上がり、非常に高い出来栄えである。ただ、その分原作再現は最小限に留まっている。
単独作品[編集 | ソースを編集]
商品情報[編集 | ソースを編集]
DVD[編集 | ソースを編集]
小説版[編集 | ソースを編集]
設定資料集[編集 | ソースを編集]
レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]
現状ではいずれも未対応であり、視聴困難となっている。
サイト名 | 取扱いの有無 | 備考 |
---|---|---|
TSUTAYA宅配レンタル | × | |
DMM | × | |
ゲオ宅配レンタル | × |
サイト名 | 取扱いの有無 | 備考 |
---|---|---|
TSUTAYA TV | × | |
DMM動画 | × | |
バンダイチャンネル | × | |
GYAO!ストア | × | |
東映アニメオンデマンド | × | |
ユーネクスト | × | |
ビデオマーケット | × | |
フジテレビオンデマンド | × | |
Amazonプライムビデオ | × | |
dアニメストア | × | |
ビデックス | × | |
hulu | × |
余談 [編集 | ソースを編集]
- スパロボシリーズ参戦発表当時は本当に知名度が低く、本作の関連作品をネット検索で探してもネットオークション数件しかヒットしないという珍事が起きたらしい。
- 『テッカマン』の設定を用いた作品『宇宙の騎士テッカマンブレード』の企画時に、本作が参考にされたという噂がある[3]。