「鞠戸孝一郎」の版間の差分

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地球連合軍のパイロット。[[界塚ユキ]]と共に、芦原高校の訓練教官を務めている。
 
地球連合軍のパイロット。[[界塚ユキ]]と共に、芦原高校の訓練教官を務めている。
  
軍人としては優秀だが、現在はPTSDを患っており、[[カタフラクト]]操縦の際はそのせいで力を発揮できていない。これは15年前に種子島で起きたヴァース帝国軍との戦闘が原因で、多くの死者が出たのにも関わらずその戦闘レポートを軍から黙殺されたことや、当時の戦友を自らの手で殺めてしまったこと<ref>炎上する戦車から脱出できなくなり、殺して欲しいと懇願されて彼を介錯した。</ref>がストレスやトラウマとなっているため。
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事情をよく知らない同僚達からの評判は良くはないが、ユキは鞠戸のことを評価している。
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これは15年前に種子島で起きた[[ヴァース帝国]]軍との戦闘で多くの戦死者が出たにもかかわらず、その戦闘レポートを軍から黙殺されて事件の風化を余儀なくさせてしまっていることや、当時の戦友を自らの手で殺めてしまったこと<ref>炎上する戦車から脱出できなくなり、殺して欲しいと懇願されて彼を介錯した。</ref>がストレスやトラウマとなっているため。
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15年前の事件が公に隠蔽されているため、周囲からは卑怯者や法螺吹きのように扱われている。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
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=== 芦原高校 ===
 
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:教え子である芦原高校の生徒達。
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:教え子である芦原高校の生徒達。鞠戸の事情を知る由もなかった彼らには概ね親しまれている。
  
 
=== 地球連合 ===
 
=== 地球連合 ===
 
;[[界塚ユキ]]
 
;[[界塚ユキ]]
:同僚。
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:同僚。風評に反し、軍人として鞠戸には敬意を払っている。
;[[ダルザナ・マグバレッジ]]、[[不見咲カオル]]
 
:強襲揚陸艦「わだつみ」のクルー達。
 
 
;ジョン・ヒュームレイ
 
;ジョン・ヒュームレイ
 
:戦友。15年前の戦闘で死亡。
 
:戦友。15年前の戦闘で死亡。
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;[[ダルザナ・マグバレッジ]]
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:軍人として偶然から肩を並べることになるが、実はヒュームレイの妹であり、鞠戸に憎しみを抱いていた。
  
 
=== ヴァース帝国 ===
 
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;オルレイン
 
;オルレイン
 
:火星騎士の一人で、15年前の対戦相手。
 
:火星騎士の一人で、15年前の対戦相手。
;[[トリルラン]]
 
:ライエ救助の時間を稼ぐため、彼に立ち向かう。
 
  
 
=== 民間人 ===
 
=== 民間人 ===
;[[ライエ・アリアーシュ]]
 
:ユキに彼女を助けるよう命じる。
 
 
;[[耶賀頼蒼真]]
 
;[[耶賀頼蒼真]]
:PTSDの治療を行う。
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:鞠戸のPTSDの治療を担当しており、耶賀頼が軍に同行したため本編でもその付き合いが続く。
 
<!-- == 他作品との人間関係 == -->
 
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「よお、寝ぼすけ准尉」
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;「15年前、種子島の出来事を上層部は握りつぶした。今じゃもう誰も信じていない」<br />「だが俺だけは覚えてる。アルドノア、火星で奴らは神の力を手に入れた。3万年前の古代文明の遺産を。月そのものを粉々に砕いちまった途方も無い力を」<br />「そんなものに立ち向かうってのがどういうことか、誰も真面目に考えようとしない。今のような仮初めの平和がずっと続くと信じてる」<br />「なあ先生。俺たち大人から出鱈目を吹き込まれたあのガキどもは一体どうなっちまうんだ? いつかあいつらが、月の残骸の中で牙を研いでいる連中と向き合った時、俺たちはどうやってこの嘘の落とし前をつければいい」
:第1話。遅れてきたユキに挨拶するが、酒の臭さを指摘される。
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:第1話。耶賀頼と呑みながら火星の脅威を語り、生徒達の未来を憂う。鞠戸が恐れていた「いつか」は、今まさに訪れようとしていた。
;「15年前、種子島の出来事を上層部は握りつぶした。今じゃもう誰も信じていない」<br />「だが俺だけは覚えてる。アルドノア、火星で奴らは神の力を手に入れた。3万年前の古代文明の遺産を」<br />「月そのものを粉々に砕いちまった途方も無い力を」<br />「そんなものに立ち向かうってのがどういうことか、誰も真面目に考えようとしない」<br />「今のような仮初めの平和がずっと続くと信じて」
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;「ずっと戦争は続いていたんだ」<br />「それを皆で知らないフリしていただけだ。そのジジイが言う通り、あのお姫さんが死んで皆の目を覚ましてくれたってわけだ」<br />セラム「違います! 私は……アセイラム姫は、争いなど望んでいません! 地球とヴァースの友好の架け橋になろうとしたのです!」<br />「……そして、まんまと火種になった」<br />「ずっと狙ってたんだよ奴らは。大手を振って暴れられる大義名分を」
:同話より。耶賀頼との会話で火星の脅威を語り、生徒達の心配をする。
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:第6話。休戦を覆した[[レイレガリア・ヴァース・レイヴァース|皇帝]]の宣戦布告を皆が聞く中、地球人の多くが理解していないヴァースの「本性」を冷ややかに語る。
;「奴らに統率なんて必要ない。あれは37人の騎士が率いる別個の軍隊だ」<br />「そいつらが陣取り合戦のために先を争って降りてくる」<br />「ライバルは同じ火星騎士同士。地上の反撃なんて、はなっから問題にもしちゃいないんだよ」
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;「まあそう気張るなって。この15年、実戦を経験した奴はいないんだ。経験したヤツは皆死んだ、火星の奴らもな。ってことは敵も味方も皆、お前らとおんなじ童貞だ」
:同話より。同僚の「連携しようとする気がない」という言葉を聞き、火星側の事情を教える。
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:同話より。正式に徴用された件で雑談していた伊奈帆・韻子・カームの会話に割って入り、下品なジョークを交えて諭す。
;「よせっ!民間人の保護が先だ!」<br />「界塚准尉、生き残りを保護しろ。カバーする!」
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:しかしこれは当の自分を棚上げしている発言であり、「皆じゃありません」とそれを指摘する伊奈帆、それを'''「自分は童貞じゃない宣言」と勘違い'''してそれぞれ別の意味で動揺→安堵する韻子とカームが印象的。
:第2話。ライエがいるのにも関わらず発砲する部隊長を前に、ユキへ彼女の保護を命じる。
 
;「賢明な判断だ。粘ったところで被害が増えるだけだ。とっとと逃げるに限る」
 
:第4話。埠頭に到着後、この辺りは被害が少ないのに放棄されたと聞いて。
 
 
<!-- == スパロボシリーズの名台詞 == -->
 
<!-- == スパロボシリーズの名台詞 == -->
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== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;[[アレイオン]]
 
;[[アレイオン]]
:地球連合軍の主力量産型カタフラクト。
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:第1クールに限っても「搭乗する」場面は何度もあるが、まともに「戦った」のは初戦闘となる第2話だけ。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2024年8月5日 (月) 17:39時点における最新版

鞠戸孝一郎
読み まりと こういちろう
外国語表記 Koichiro Marito[1]
登場作品 アルドノア・ゼロ
声優 中井和哉
デザイン 志村貴子(原案)
松本昌子(アニメ版)
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 37歳
所属 地球連合軍
軍階級 大尉
テンプレートを表示

鞠戸孝一郎は『アルドノア・ゼロ』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

地球連合軍のパイロット。界塚ユキと共に、芦原高校の訓練教官を務めている。

くたびれた雰囲気で不真面目なところもあるが、そうした一面を出す時以外は模範的かつ優秀な軍人。しかし現在はPTSDを患っており、カタフラクトを操縦しようとすると症状が悪化してしまう。

これは15年前に種子島で起きたヴァース帝国軍との戦闘で多くの戦死者が出たにもかかわらず、その戦闘レポートを軍から黙殺されて事件の風化を余儀なくさせてしまっていることや、当時の戦友を自らの手で殺めてしまったこと[2]がストレスやトラウマとなっているため。

15年前の事件が公に隠蔽されているため、周囲からは卑怯者や法螺吹きのように扱われている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。序章ワールド5より登場するシナリオNPC。

人間関係[編集 | ソースを編集]

芦原高校[編集 | ソースを編集]

界塚伊奈帆網文韻子カーム・クラフトマンニーナ・クライン箕国起助祭陽希咲詰城祐太朗
教え子である芦原高校の生徒達。鞠戸の事情を知る由もなかった彼らには概ね親しまれている。

地球連合[編集 | ソースを編集]

界塚ユキ
同僚。風評に反し、軍人として鞠戸には敬意を払っている。
ジョン・ヒュームレイ
戦友。15年前の戦闘で死亡。
ダルザナ・マグバレッジ
軍人として偶然から肩を並べることになるが、実はヒュームレイの妹であり、鞠戸に憎しみを抱いていた。

ヴァース帝国[編集 | ソースを編集]

オルレイン
火星騎士の一人で、15年前の対戦相手。

民間人[編集 | ソースを編集]

耶賀頼蒼真
鞠戸のPTSDの治療を担当しており、耶賀頼が軍に同行したため本編でもその付き合いが続く。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「15年前、種子島の出来事を上層部は握りつぶした。今じゃもう誰も信じていない」
「だが俺だけは覚えてる。アルドノア、火星で奴らは神の力を手に入れた。3万年前の古代文明の遺産を。月そのものを粉々に砕いちまった途方も無い力を」
「そんなものに立ち向かうってのがどういうことか、誰も真面目に考えようとしない。今のような仮初めの平和がずっと続くと信じてる」
「なあ先生。俺たち大人から出鱈目を吹き込まれたあのガキどもは一体どうなっちまうんだ? いつかあいつらが、月の残骸の中で牙を研いでいる連中と向き合った時、俺たちはどうやってこの嘘の落とし前をつければいい」
第1話。耶賀頼と呑みながら火星の脅威を語り、生徒達の未来を憂う。鞠戸が恐れていた「いつか」は、今まさに訪れようとしていた。
「ずっと戦争は続いていたんだ」
「それを皆で知らないフリしていただけだ。そのジジイが言う通り、あのお姫さんが死んで皆の目を覚ましてくれたってわけだ」
セラム「違います! 私は……アセイラム姫は、争いなど望んでいません! 地球とヴァースの友好の架け橋になろうとしたのです!」
「……そして、まんまと火種になった」
「ずっと狙ってたんだよ奴らは。大手を振って暴れられる大義名分を」
第6話。休戦を覆した皇帝の宣戦布告を皆が聞く中、地球人の多くが理解していないヴァースの「本性」を冷ややかに語る。
「まあそう気張るなって。この15年、実戦を経験した奴はいないんだ。経験したヤツは皆死んだ、火星の奴らもな。ってことは敵も味方も皆、お前らとおんなじ童貞だ」
同話より。正式に徴用された件で雑談していた伊奈帆・韻子・カームの会話に割って入り、下品なジョークを交えて諭す。
しかしこれは当の自分を棚上げしている発言であり、「皆じゃありません」とそれを指摘する伊奈帆、それを「自分は童貞じゃない宣言」と勘違いしてそれぞれ別の意味で動揺→安堵する韻子とカームが印象的。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

アレイオン
第1クールに限っても「搭乗する」場面は何度もあるが、まともに「戦った」のは初戦闘となる第2話だけ。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. CHARACTER、アルドノア・ゼロ、2022年1月16日閲覧。
  2. 炎上する戦車から脱出できなくなり、殺して欲しいと懇願されて彼を介錯した。