「シグナライト計画」の版間の差分
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− | + | 物語開始の僅か200年前の出来事であるが、X-1に接近したシグナライト号は異常重力源に捕まって脱出不可となり、高重力環境下で大きく歪曲・加速された時間の中を生きることになった。この結果、現在に至るまで乗組員達はたった一つのオリジナルである[[ミーク]]を残し(ミークの時空操作能力によって生き延びているも同然の状態のため、能力を使っているミーク自身に手を付ける事が危険だったためでもある)、クローニングによる複製を繰り返しながら生き延びていた。そのための外装体として造り上げたのが[[ソリッドアーマー]]だが、生身の肉体は生命体としての最低限度を構成維持するレベルにまで退化してしまった。その中で地球人としてのメンタリティと記憶は徐々に失われ、ただひたすら戦闘を繰り返して優れた技術を吸収し、必要の無い存在は破壊し抹消するだけの存在となってしまった。これが[[イバリューダー]]である。 | |
− | + | この悪鬼羅刹の様にイバリューダーが変化した理由の一つには[[ゾア]](の人間体)が「地球からの救援が来ない事に絶望し地球への憎悪を持った」事が有るが、調査隊が重力源に捕まった当時地球では大規模な内戦が勃発しており、調査隊を救援する事は不可能だった。これはシグナライト号の乗組員にとっても大きな悲劇であった。こうしてシグナライト号はかつての姿を失い、技術や資源を接収する内に最終的には母艦にして本拠地である[[戦闘惑星ゾーマ]]へと変貌していく。 | |
− | == | + | 地球へと向かっているのは単純なゾアの私怨だけではなく、元々シグナライト号に課せられた任務が「白鳥座X-1の異常重力体を調査しそのデータを地球に持ち帰る事」であり、人間としての記憶が失われても無意識下にその事を憶えている為。 |
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2022年4月30日 (土) 06:47時点における最新版
シグナライト計画とは、『デトネイター・オーガン』に登場する計画。
概要[編集 | ソースを編集]
『デトネイター・オーガン』の物語の発端となった計画。宇宙探査船シグナライト号により、はくちょう座のブラックホール「X-1」を調査するという物。
物語開始の僅か200年前の出来事であるが、X-1に接近したシグナライト号は異常重力源に捕まって脱出不可となり、高重力環境下で大きく歪曲・加速された時間の中を生きることになった。この結果、現在に至るまで乗組員達はたった一つのオリジナルであるミークを残し(ミークの時空操作能力によって生き延びているも同然の状態のため、能力を使っているミーク自身に手を付ける事が危険だったためでもある)、クローニングによる複製を繰り返しながら生き延びていた。そのための外装体として造り上げたのがソリッドアーマーだが、生身の肉体は生命体としての最低限度を構成維持するレベルにまで退化してしまった。その中で地球人としてのメンタリティと記憶は徐々に失われ、ただひたすら戦闘を繰り返して優れた技術を吸収し、必要の無い存在は破壊し抹消するだけの存在となってしまった。これがイバリューダーである。
この悪鬼羅刹の様にイバリューダーが変化した理由の一つにはゾア(の人間体)が「地球からの救援が来ない事に絶望し地球への憎悪を持った」事が有るが、調査隊が重力源に捕まった当時地球では大規模な内戦が勃発しており、調査隊を救援する事は不可能だった。これはシグナライト号の乗組員にとっても大きな悲劇であった。こうしてシグナライト号はかつての姿を失い、技術や資源を接収する内に最終的には母艦にして本拠地である戦闘惑星ゾーマへと変貌していく。
地球へと向かっているのは単純なゾアの私怨だけではなく、元々シグナライト号に課せられた任務が「白鳥座X-1の異常重力体を調査しそのデータを地球に持ち帰る事」であり、人間としての記憶が失われても無意識下にその事を憶えている為。
SRWでの扱い[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦W
- 『宇宙の騎士テッカマンブレード』の設定と統合され、以下のような形で扱われている。
- シグナライト計画に使われた探査船は2隻あり、1番艦がシグナライト号、2番艦がアルゴス号となっている。X-1付近で遭遇した宇宙船をアルゴス号が調査に向かったが、内部に存在していたラダムのテックシステムに捕獲され、相羽孝三博士は死亡、残る乗組員のうち相羽兄弟とその関係者がテッカマンと化すことになった。シグナライト号は同時に現れたラダムの攻撃で制御不能となり、ブラックホールに飲まれてしまった。この時、瀕死の孝三はシグナライト号にテックシステムのデータを転送し、それを過去に飛ばされたシグナライト号が解析・研究して造ったのがソリッドアーマーである。