「ヴァルヴレイヴI」の版間の差分
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2020年9月15日 (火) 22:49時点における版
ヴァルヴレイヴI | |
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外国語表記 | Valvrave One |
登場作品 | 革命機ヴァルヴレイヴ |
デザイン | 石渡マコト |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
---|---|
正式名称 | 火人(ヒト) |
分類 | 霊長兵器 |
型式番号 | RM-011 |
全長 | 22.6m |
頭頂高 | 19.9m |
重量 | 19.9t |
動力 | レイヴ |
装甲材質 | VLCポリマー |
所属 | モジュール77 |
パイロット | 時縞ハルト |
ヴァルヴレイヴIは『革命機ヴァルヴレイヴ』の主役ロボット。
概要
中立国家のジオールで秘密裏に開発されていた「霊長兵器(ヴァルヴレイヴ)」の中の一体。咲森学園のプールの地下に置いてあった本機がドルシア軍襲撃の際に地上へ露出し、その場に居合わせた主人公の時縞ハルトが乗り込んでパイロットとなった。ハルトがコクピットに乗り込んだ際、コンソールに「ニンゲンヤメマスカ?」という表記が出て、ハルトは迷わず「YES」を押した瞬間、首筋に何らかの薬品が投与されて人ならざる存在「マギウス(カミツキ)」に変貌した[1]。
単機で敵部隊と渡り合えるような戦闘力を持ち、I号機には「原動機レイヴ」と呼ばれる動力機関が内蔵されている。稼働には情報素粒子の「RUNE」が必須であり、欠乏すると装甲色が変化して機能を停止する。機動時は「硬質残光」という放った後に硬質化する燐光を放つため、攻防両面に利用できる。
欠点として「熱量」が100を超えるとオーバーヒートして行動不能になるなど稼働限界時間が非常に短く、その点を突かれた戦法で終始苦戦を強いられた。I号機のみ上限値が666まで上昇するようになっているが、666になるまで完全に無防備になるため、機体の冷却が急務となっていた。なお、666に達すると武装の「ハラキリ・ブレード」が使用可能となる。他にI号機のみの機能として、本機独自の「特能装備」のヴルトガを武装に持つほか、コクピットのモニターには少女姿の「ピノ」というGUI(Graphical User Interface)が表示されるようになっている。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2019年11月のイベント「革命の選択肢」期間限定ユニット。SR・SSRアタッカーでSSRは大器型。
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。序章ワールド4第7話『革命の転校生』クリア後に加入。
- 攻撃&命中タイプ。照準値は高めなのだが、防御力は並で回避がやや低めと、耐える戦いに向いていない。代わりにハルトが貴重な『感応』の精神コマンドを持っているため、通常時は援護、ボス戦では必殺技と臨機応変に使い分けると良い。
- 攻撃を耐えしのぎ大火力のハラキリ・ブレードのカウントが溜まるのを待つのはある意味原作再現と言える。
装備・機能
武装・必殺武器
基本武装
下記の3種はジオール側のヴァルヴレイヴ全機の共通武装。
- バリアブル・バルカン
- 側頭部に内蔵した機銃。
- ハンド・レイ
- 手甲部の対人用レーザー。
- フォルド・シックル
- 脇腹の折り畳み式の小型鎌。ヴルトガ(後述)のサブグリップとなる。
- 『DD』ではSSR必殺技に採用。メインアビリティは「センシズ・ナーヴ」で、照準値が増加する。さらに必殺技命中時に2アクションの間、敵ユニットの防御力を減少させる。サブアビリティは「攻撃力・照準値アップIII」。
固有武装
- ジー・エッジ
- 長さが違う2本の日本刀状の剣。ヴァルヴレイヴを構成する材質の中でも最も硬質な「クリア・フォッシル」製。
- 使用するたびに熱量が蓄積されるため、適切なタイミングで研ぐ(冷却する)必要がある。
- 『DD』ではSR必殺技に採用。メインアビリティは「カウンターII」で、反撃時に一定の確率で先制攻撃を行う。サブアビリティは「攻撃力・照準値アップII」。
- 相手の側面に回り込みつつ斬りつけるモーションは、攻撃後のポーズも含めて1話の戦闘シーンの再現。『X-Ω』では通常攻撃に使用。
- ボルク・アーム
- ハンドガン。硬質残光を利用した火器。その性質上、実体弾とビーム弾を使い分けることが可能。
- 射撃のたびに熱量が蓄積されるため、熱量が溜まり過ぎた場合、ストライク・ブレイスにマウントされている予備のバレルと交換する必要がある。
- 『DD』では通常攻撃に使用。ビーム属性で固定されている。
- ブレーデッド・バイケン
- 伸縮機能がある鎖鎌。ブレードの部分はドレーンホール(血抜き穴)が開けられており、分銅の部分は命中させると放射状に展開しゼロ距離から硬質残光を同時爆発させる事で衝撃力を大幅に加算させて火力を増幅させることが出来る。
- メテオール・プレート
- クリア・フォッシル製の刃が仕込まれた板。携帯時は両端から刃を展開させる事で槍のように使えるが、十の字に展開して手裏剣形状に変形でき、自立帰還型の投擲兵装としても使える。
- 『DD』ではR必殺技に採用。メインアビリティは「アタッカーI」で、気力120以上の時、攻撃力が増加する。サブアビリティは「攻撃力アップI」。
- ストライク・ブレイス
- クローが付いた防御用の籠手。ジー・エッジの研ぎ(冷却)にも使用される他、ボルク・アームの予備バレルをマウントしている。
- ヴルトガ
- 上記武装を全て合体した特能装備。
- 西洋のハルバードのコンセプトを発展させた武器で、「斬る」・「刺す」・「叩く」・「撃つ」という複数の攻撃を一本で可能とする。
追加装備
- インパクト・ブースター
- 2ndシーズンから登場した無人支援機兼緊急排熱用装備。八咫烏を模した装備で、熱を吸収した後に排除される「冷却カートリッジ」を数枚装填している。機体の四肢に装備し、溜まった熱量を冷却カートリッジに移し、然る後にカートリッジを排除することで急速冷却を行う。熱量が溜まりやすく戦闘可能時間が短いヴァルヴレイヴにとっては生命線となる。タクミ曰く、「使い魔」。
- 無人支援機としては、内蔵されているビーム砲でヴァルヴレイヴを支援する。
- エキゾースト・ヒート
- 機体に溜まった膨大な熱量を攻撃に転用する近接攻撃。その威力は凄まじく、地球上で使用した際には大地を広範囲にわたって溶岩の海に変えてしまったほど。また、熱量放出による機体冷却も行える。これを使った場合でも、冷却カートリッジは消耗する。
- シェイクハンド・モード
- 装備機が僚機と接触する(手を繋ぐ)ことで熱量を平均化するアクション。
- バズ・バスター
- 後述の陽炎の片割れの専用装備。2ndシーズンにて装備された。
- 3本のバレルフィンで構成され、硬質残光で構成された砲弾を多種多様な撃ち分けが可能なマルチ・ランチャー。またバレルフィンを一つに纏めることで、大型砲弾を発射することも出来る。
必殺技
- ハラキリ・ブレード
- ジー・エッジにRUNEの光を纏わせ、巨大な刃で薙ぎ払う大規模殲滅技。
- 技名は熱量上限の666に達した原動機レイヴにジー・エッジを押し当て、刃にRUNEの光を纏わせる姿が切腹(ハラキリ)に見える事に由来する。一振りで艦隊すら壊滅させられる[2]が、使用後はオーバーヒートでほぼ完全に無防備となり極めてリスクが高い。作中でも指摘されたこの問題点はインパクト・ブースターの登場で多少改善された。
- 『DD』ではSSR必殺技として採用。メインアビリティは「原動機レイヴ(I号機)」で、気力が10上昇する毎に、必殺技威力が増加する。サブアビリティは「必殺技威力アップIII(斬撃)」。劇中の描写・活躍と反して何故か射程はたったの1。しかし、使用後のデメリットも発生しないため気軽に使っていける。
- 『X-Ω』では必殺スキルとして採用。『DD』と違いこちらは広範囲攻撃となっている。ノーマルモードではバリア貫通、アリーナモードではバリア・特殊装甲無効の能力を持つ。
移動タイプ
サイズ
- M
関連機体
- ヴァルヴレイヴI フル・インパクト
- ヴァルヴレイヴIの背部にアーダー・グリップ、四肢にインパクト・ブースターを装備した決戦仕様。
- ヴァルヴレイヴII
- 同型機だが、過去の事故で凍結中。本機の事故が原因で、III号機以降の動力炉がミラーレイヴに変更された。
- ヴァルヴレイヴIII、ヴァルヴレイヴIV、ヴァルヴレイヴV、ヴァルヴレイヴVI
- 同型機だが、動力炉はレイヴの劣化型のミラーレイヴに変更されているため、熱量は666にはならない。
- I号機のレイヴをRUNEの供給源としているため、I号機が稼働状態になければこれらの機体も稼働しない。
- 陽炎(カゲロウ)
- 外伝「アンダー・テイカー」に登場する同型機。計2機が存在する。
- 他の機体とは異なり遠隔操作型で、コクピットはモジュール77内にある。事故で凍結されたヴァルヴレイヴIIの専用装備の2つを2機に分散して装備している。
- ヴァルヴレイヴVII、ヴァルヴレイヴII2
- 遠隔操作型だった陽炎のコクピットを、機体に組み込んだ改良型。
- ヴァルヴレイヴVIIはヴァルヴレイヴIの仕様になっており、ヴァルヴレイヴIIの専用装備を取り外されている。
- II2がヴァルヴレイヴVIIIではない理由は、凍結されたII号機の仕様を復元したため。その理由から、II号機の2号機となる。
- キルシュバオム
- ヴァルヴレイヴを解析して開発された、ドルシア軍の新型機動兵器。事実上の量産機であり、敵方が主役機の量産機を開発する特異な事例となっている。
商品情報