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:地球連合軍の主力量産型カタフラクト。スレイプニールより脚部安定翼が小型化されている。若干の機動性と引き換えに装甲も増強されているが、ヴァース帝国製カタフラクトの火力の前には焼け石に水であった。 | :地球連合軍の主力量産型カタフラクト。スレイプニールより脚部安定翼が小型化されている。若干の機動性と引き換えに装甲も増強されているが、ヴァース帝国製カタフラクトの火力の前には焼け石に水であった。 | ||
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2020年2月23日 (日) 16:48時点における版
カタフラクト(Kataphraktos)とは、『アルドノア・ゼロ』の登場メカの総称。
概要
カタフラクトは火星のヴァース帝国が先に開発し、地球連合軍がそれに対抗するように開発、配備された。地球側が量産機であるのに対し、火星側はそれぞれが強力な能力を持ったワンオフ機体となっている。そのため、地球側は質よりも量で相手に対抗する。
地球連合製
初期月面技術由来の電気伸縮式特殊樹脂の活用を前提として開発された兵器[1]。地球は月の崩壊によって深刻な人的資源・輸送手段の不足に陥っていたにも関わらず、火星との再開戦に備えて大量の戦力を配備する必要に迫られていた。そこで目をつけたのが上記の電気伸縮式特殊樹脂で、安価でエネルギー効率が高く、トルクもある人工筋肉に近い物質であった。
元々は人型機動兵器など開発しておらず新型戦車にこれを採用しようとしていたが、技術的限界や秒間伸縮の限界数により車輪やエンジンへの最適化ができずに頓挫。しかし、筋肉という点に着目した技術陣が設計した「脚」が件の新型戦車以上の機動性を得られる可能性があること、そして何より遥かに安価であることが決め手となって採用される。さらに「取っ手をつければ既存のどんな砲も使い回せる」と言う理由で「巨大駐退機兼自動装填装置」となる「腕」を採用。そしてより安価に仕上げるために手足の数を最低限にすると言う方針が加わった結果、二腕二脚の人型機動兵器として完成した。
このように生産コストを最優先にした結果、人型になったのが地球製カタフラクトである。装甲も最低限であり、スレイプニールに至ってはコクピット周辺すら覆いきれないレベル(メカニックデザインのI-Ⅳ氏曰く「火力は高くできるけど普通に背の高い柔らか棺桶」)。その後2003年に実戦投入されることになるが、初任務は月の崩壊による政情不安化から各地で続いていた大規模暴動の鎮圧。皮肉なことに初陣の相手は同じ地球人となってしまった。
宇宙空間ではデブリ対策にローレンツ力の電磁グリッド(通称「傘」)を装備する。敵弾を防ぐバリアにもなるが、被弾し続けると機能を失う。
ヴァース帝国製
火星騎士の駆る人型機動兵器。固有能力を有したアルドノアドライブを動力としており、ステイギスを除いて基本的に騎士ごとのワンオフ機。
アルドノアによる能力はいわゆるスーパーロボット的な一騎当千級の強力さを有するが、一方で攻撃も防御も能力一点に依存した機体も多く、汎用性なども犠牲となっている。また固有能力を除けば機体の強度や性能は対応可能なレベルに留まっているため、固有能力の原理などを看破し、それに伴って有している弱点をつくことが出来れば地球製の火器やカタフラクトでも撃破することも可能。弱点は連携でカバー可能だが、騎士同士が縄張りや地球制圧の栄誉を得ようと争い、いがみ合っているために地球連合側は勢力拡大をかろうじて防ぐことが出来ている状態にある。
原型となったマシンが四本腕であったことから、ヴァース製のカタフラクトは機体構造的に脚部を有しておらず、二足歩行しているように見えるのは四本の腕のうち堅牢な二本で地面に立っているだけである。
SRWに登場したカタフラクト
- KG-6 スレイプニール
- 地球連合軍の量産型カタフラクト。脚部に安定翼を持つ。カラーリングはオレンジ系統。
- KG-7 アレイオン
- 地球連合軍の主力量産型カタフラクト。スレイプニールより脚部安定翼が小型化されている。若干の機動性と引き換えに装甲も増強されているが、ヴァース帝国製カタフラクトの火力の前には焼け石に水であった。
- ニロケラス
- トリルランの専用機。固有能力は全ての物理現象を吸収・消滅させる「次元バリア」。
- アルギュレ
- ブラドの専用機。固有能力は「ビームサーベル」。
関連機体
- スカイキャリア
- カタフラクト用の戦術輸送機。
脚注
- ↑ BD第1巻付属ブックレット参照。