「スパイク・スピーゲル」の版間の差分

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*公式に明言されている訳では無いが、モジャモジャの無造作ヘアをはじめとするスパイクのキャラ造型には、1979年放映のテレビドラマ『探偵物語』に出演していた頃の故・松田優作氏がモデルに据えられているらしく、Session#6で着用した丸型サングラスやSession#8の目玉付きアイマスク、Session#12のダウンジャケットなど、劇中でスパイクが使用するアイテムには『探偵物語』の主人公・工藤俊作を彷彿とさせるものが度々登場している。
 
*公式に明言されている訳では無いが、モジャモジャの無造作ヘアをはじめとするスパイクのキャラ造型には、1979年放映のテレビドラマ『探偵物語』に出演していた頃の故・松田優作氏がモデルに据えられているらしく、Session#6で着用した丸型サングラスやSession#8の目玉付きアイマスク、Session#12のダウンジャケットなど、劇中でスパイクが使用するアイテムには『探偵物語』の主人公・工藤俊作を彷彿とさせるものが度々登場している。
*スパイクを演じた[[声優:山寺宏一|山寺宏一]]氏は、『[[カウボーイビバップ]]』が放送された1998年当時に、スパイクは芸歴13年目にしてようやく掴んだテレビアニメの主人公であったと語っている(OVAではちょこちょこあった)。これは、七色の声の持ち主と呼ばれる程芸幅が広かった事から「'''(キャスティングに)困った時の山寺'''」という理由から起用されることが多かったため、テレビアニメでは長く主役を担当したことがなかった事が主な理由であった(反対にサブキャラクター、モブ、果てはSEに至るまで山ほどある)。
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*スパイクを演じた[[声優:山寺宏一|山寺宏一]]氏は、『[[カウボーイビバップ]]』が放送された1998年当時に、スパイクは芸歴13年目にしてようやく掴んだテレビアニメの主人公であったと語っている(OVAではちょこちょこあった)。これは、七色の声の持ち主と呼ばれる程芸幅が広かった事から「'''(キャスティングに)困った時の山寺'''」という理由から起用されることが多かったため、テレビアニメでは長く主役を担当したことがなかった事が主な理由であった(反対にサブキャラクター、モブ、果てはSEに至るまで演じた数は山ほどある)。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2018年12月2日 (日) 20:40時点における版

スパイク・スピーゲル
外国語表記 Spike Spiegel
登場作品 カウボーイビバップ
声優 山寺宏一
デザイン 川元利浩
初登場SRW スーパーロボット大戦T
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
誕生日 2044年6月26日
年齢 27歳
出身 火星
身長 185 cm
体重 70 kg
血液型 O型
所属 ビバップ号
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スパイク・スピーゲルは『カウボーイビバップ』の主人公

概要

ビバップ号を拠点に宇宙を渡り歩くカウボーイ(賞金稼ぎ)。もじゃもじゃの髪と長身痩躯の優男で、青いスーツとネクタイ、黄色いシャツがトレードマーク。かつての事故の後遺症により右目は義眼となっており、僅かながらに色の違うオッドアイをしている。暇さえあればよく寝ている。

普段はニヒルで芝居がかったキザな言動が目立ち、気怠げに振る舞う三枚目だが、その本質は自らの流儀を貫きながら困難を乗り越えるハードボイルドな男。上から命令される事や他者から束縛される事を嫌い、自由を愛し、スリルを楽しみ、どんな時でも軽口を忘れない。その一方で意外と大人げなく剥きに成り易いところが有り、それを周囲から指摘されクールダウンを求められても当人は「冷静」である事を頑なに主張する。特に機嫌が悪かったり、喧嘩を売られたりすると口より先に手が出てしまい、時には相手の仕様もない挑発に乗せられる事もしばしば。やられたら利害に関係なくきっちりやり返す主義で、特に食い物に関する恨みは相当なもの。

本人曰く「ガキとケダモンと跳ねっ返りの女が嫌い」(要するに世話の焼けるヤツが苦手。女嫌いというわけではなく、芯の強い女性や淑やかな魅力ある人が好み。要は『自立している女性が好き』。)なのだが、どういうわけかビバップ号にはガキ(エド)もケダモン(アイン)も跳ねっ返りの女(フェイ)も全て揃っているので、スパイクは不満を覚えている。

拳銃は西暦1990年[1]に登場したイスラエルの拳銃「ジェリコ941改」にレーザーサイト搭載のカスタムグリップを装備したものを使用している。ブルース・リーを師と仰いでおり、ジークンドーの達人で腕っぷしは強く、手先も器用でスリや手品といった小手先の技も得意。隻眼でありながら視力が非常に良く、カードゲームでは負けた事がないのだが、それが原因でイカサマ扱いされる事があるので、カジノで遊ぶ事ができない。

賞金首に対しては殺さなければ殴る蹴るは当たり前で、周囲の被害にも無頓着なところがあり、そのせいで賞金首を捕まえても器物損壊や治療費を請求される事も多く、差引ゼロで賞金が全額パーになることも。このため、賞金首達からは一番捕まりたくない賞金稼ぎとして非常に嫌われている。

一方で嫌いなケダモンである筈のアインが危機に陥った時は、放っておけずに賞金首を後回しにして助けに行ったり、僅かに交流を交わした人の為に一肌脱ぐなど人情家なところも見せる。

かつてはマフィア「レッドドラゴン」に所属していたが、とある事件を経て脱走、公式には死亡した事にされている。

本人は自分の過去の事をあまり語ろうとはしないが、何故か「ジュリア」という名の女にこだわっていて、彼女が原因でジェットと一歩間違えば決裂は避けられない喧嘩別れになる程の派手な大喧嘩をやらかしたり、チャイニーズマフィアの構成員だった頃のかつての相棒・ビシャスに付け狙われていたりと、今もなお過去に囚われている節がある。

自分の過去が絡んだ件では、昔愛用していたレインコートを羽織り、愛用のジェリコの他にもベレッタM92FSを携えた二丁拳銃と、手榴弾で武装を固めたスタイルで臨んでいる。

本作の主要人物はほぼ全員が喫煙者であるが、中でもスパイクはタバコがトレードマークと言えるほどのチェーンスモーカーで、マルボロを愛飲している。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦T
初登場作品。

人間関係

ジェット・ブラック
相棒。家事などは彼にまかせきり。
フェイ・ヴァレンタイン
とある事件を経てビバップ号で共同生活を送る事になる。
エド / エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世
ビバップ号で共に暮らす事になった天才少女。
アイン
とある事件で飼う事になったデータ犬。

レッドドラゴン

マオ
レッドドラゴン幹部でスパイクとビシャスの恩人。スパイクの死を誰よりも認めず、帰還を信じ続けている。
ビシャス
レッドドラゴン時代の相棒にして宿敵。
ジュリア
スパイクの過去を知る女。
リン
ビシャスの側近。

その他

ラフィング・ブル
占い師。時折話を聞きに行く。彼からは「泳ぐ鳥」と呼ばれている。
アニー
ドラッグストアの女主人。レッド・ドラゴン時代のスパイクを知る数少ない人物。
ロコ・ボナーロ
チンピラ。彼に請われて初歩的なジークンドーを指南する。
ドゥーハン
ソードフィッシュIIの元の持ち主で、現在でもオーバーホールに訪れる。
アンディ・フォン・デ・オニヤデ
西部劇のガンマン姿に身を包む凄腕の賞金稼ぎ。ジェット達の評価によると「傍迷惑」な行動パターンがスパイクと被っているらしいが、指摘する度に「こいつと一緒にするな」と否定する。

名台詞

「肉の無いチンジャオロースなんてのは、チンジャオロースとは言わねぇンじゃねえのかな…?」
Session#1より。ジェットご自慢の「特製チンジャオロース」に肉が入ってない事へクレームを付けるが、ジェット曰く「金が無い時は言うんだよ!」との事。
「俺は一回死んでるんだよ…女に殺されてね」
Session#1で手掛かりを求めてラフィング・ブルを訪ねた際、彼から「お前は女に出逢い、狙われ、そして死ぬ」と自らの死を予言されるも、シニカルな笑みを浮かべつつ上述の台詞を自虐的に呟く。
「時代遅れのカウボーイさ」
同・Session#1より、賞金首の情婦相手に発した自己紹介。
「俺の何処が熱くなってるよ!?」
Session#2でアインを追跡している最中、同じくアインを狙う賞金首から轢き殺されそうになった事でブチ切れ、クールダウンを促すジェットからの忠告へ発した反論。その後も「何しやがる!?コイツは俺のモンだ!」などとのたまう辺り、完全に剥きになっている。
「チャーリー・パーカーがゲーテの格言吐くかねぇ…?」
Session#3で文豪ゲーテの格言まで引用して己のギャンブル好きを正当化するジェットへ呆れて発したツッコミ。なおチャーリー・パーカーは現代ジャズの起源となった「ビバップスタイル」を確立したアメリカ合衆国のジャズミュージシャンでアルトサックス奏者。
「俺は運がいい訳でも、腕がいい訳でも無いんだ」
「気風がいいのさ」
同・Session#3より、フェイとのブラックジャック勝負で彼女のイカサマを看破しつつ飄々と嘯く。賭け事で気風(きっぷ)がいいという言葉を使ったのは『リスクなんて気にしないで気前よく、思い切って賭ける』ということなのだろう。裏を返せば、イカサマなんてとっくにお見通しだからさっさと終わらせろ、ということになる[2]。スパイクは視力が異常なレベルで発達しているので(義眼のこともあるが)、最初からイカサマを見抜いていた。

搭乗機体

ソードフィッシュII
搭乗機。

余談

  • 公式に明言されている訳では無いが、モジャモジャの無造作ヘアをはじめとするスパイクのキャラ造型には、1979年放映のテレビドラマ『探偵物語』に出演していた頃の故・松田優作氏がモデルに据えられているらしく、Session#6で着用した丸型サングラスやSession#8の目玉付きアイマスク、Session#12のダウンジャケットなど、劇中でスパイクが使用するアイテムには『探偵物語』の主人公・工藤俊作を彷彿とさせるものが度々登場している。
  • スパイクを演じた山寺宏一氏は、『カウボーイビバップ』が放送された1998年当時に、スパイクは芸歴13年目にしてようやく掴んだテレビアニメの主人公であったと語っている(OVAではちょこちょこあった)。これは、七色の声の持ち主と呼ばれる程芸幅が広かった事から「(キャスティングに)困った時の山寺」という理由から起用されることが多かったため、テレビアニメでは長く主役を担当したことがなかった事が主な理由であった(反対にサブキャラクター、モブ、果てはSEに至るまで演じた数は山ほどある)。

脚注

  1. なお『カウボーイビバップ』の舞台は西暦2071年の設定。
  2. ちなみに、この台詞を受け取ったフェイは『ここまで計画通りだから、次で例のものを渡す』といった類のものと誤解してしまった。

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