「フェイ・イェンHD」の版間の差分
(→機体BGM: ご両人(?)の代表曲を書いておく。) |
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*メカニックデザイン:カトキハジメ | *メカニックデザイン:カトキハジメ | ||
− | ニュータイプ誌上の企画から生まれた、原作未登場のオリジナル[[バーチャロイド]]。音楽作成ソフトVOCALOIDのキャラクターである「''' | + | ニュータイプ誌上の企画から生まれた、原作未登場のオリジナル[[バーチャロイド]]。音楽作成ソフトVOCALOIDのキャラクターである「'''初音ミク'''」と、バーチャロイドの「'''[[フェイ・イェン]]'''」をコラボさせた機体である。 |
初出はニュータイプ誌2011年2月号にカトキハジメ本人が描いた「初音ミクのコスプレをしたフェイ・イェン」のイラストである。この時点では2010年末に発売されたXbox360版『[[バーチャロン・フォース]]』(SRW未参戦)の宣伝のための企画に過ぎなかったのだが、下記されている基本機体設定はこの時点ですでにセガにより作られている。<br />「フォース」のプロモーション展開が終了した後も、このフェイ・イェンHDというバーチャロイドについては単独のキャラクターコンテンツとして更なるコラボ展開が行わるようになった。バンダイのフィギュアブランド『COMPOSITE Ver.Ka』による立体化、セガのリズムゲーム『初音ミク -Project DIVA-』 シリーズでのフェイ・イェンHDモジュールの実装を経て、三番目に行われたのが[[スーパーロボット大戦シリーズ]]へのキャラクターとしての出演である。 | 初出はニュータイプ誌2011年2月号にカトキハジメ本人が描いた「初音ミクのコスプレをしたフェイ・イェン」のイラストである。この時点では2010年末に発売されたXbox360版『[[バーチャロン・フォース]]』(SRW未参戦)の宣伝のための企画に過ぎなかったのだが、下記されている基本機体設定はこの時点ですでにセガにより作られている。<br />「フォース」のプロモーション展開が終了した後も、このフェイ・イェンHDというバーチャロイドについては単独のキャラクターコンテンツとして更なるコラボ展開が行わるようになった。バンダイのフィギュアブランド『COMPOSITE Ver.Ka』による立体化、セガのリズムゲーム『初音ミク -Project DIVA-』 シリーズでのフェイ・イェンHDモジュールの実装を経て、三番目に行われたのが[[スーパーロボット大戦シリーズ]]へのキャラクターとしての出演である。 | ||
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コスプレめいた外装やツインテールの髪型など、シルエットは概ね[[フェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」]]と共通している。しかしカラーリングは初音ミクの象徴色である緑と黒をベースに大きく変更された。外装はミクの衣装をほぼそのまま再現しているが、ロボットとしての硬質製が強調されており、このあたりはフリルのひらひらを意識したフェイ・イェン with VHよりも「メカ分」が強い。なお、初音ミクの象徴アイテムである二本のネギにあたるパーツ「ジェイド・ポーキー」も標準装備されている。 | コスプレめいた外装やツインテールの髪型など、シルエットは概ね[[フェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」]]と共通している。しかしカラーリングは初音ミクの象徴色である緑と黒をベースに大きく変更された。外装はミクの衣装をほぼそのまま再現しているが、ロボットとしての硬質製が強調されており、このあたりはフリルのひらひらを意識したフェイ・イェン with VHよりも「メカ分」が強い。なお、初音ミクの象徴アイテムである二本のネギにあたるパーツ「ジェイド・ポーキー」も標準装備されている。 | ||
− | セガはフェイ・イェンHDの存在をバーチャロンシリーズの「正史」としては扱わないが「公式」としては扱うという独自の立場をとっている。セガ側の機体設定によれば、人格をもつバーチャロイドである「VR-014 ファイユーヴ」('''オリジナル・フェイ・イェン''')が電脳世界と現実世界を自在に行き来する中で新たな「声」と邂逅し、それが彼女の秘められたエモーショナル・ハートを覚醒させ、ハイブリッドな歌姫「フェイ・イェン with Heart of | + | セガはフェイ・イェンHDの存在をバーチャロンシリーズの「正史」としては扱わないが「公式」としては扱うという独自の立場をとっている。セガ側の機体設定によれば、人格をもつバーチャロイドである「VR-014 ファイユーヴ」('''オリジナル・フェイ・イェン''')が電脳世界と現実世界を自在に行き来する中で新たな「声」と邂逅し、それが彼女の秘められたエモーショナル・ハートを覚醒させ、ハイブリッドな歌姫「フェイ・イェン with Heart of DIVA」へと昇華させた、ということである。『[[スーパーロボット大戦UX]]』で初参戦した際には、バーチャロンシリーズの統括プロデューサーであるセガの亙重郎氏によって設定が加えられ、ノーマル(緑)、オリジナル(ピンク)、エモーション(黄金)の三つのモード変化を行えるようになった。 |
原作と無関係な「企画もの」の機体が参戦したのは『[[スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク]]』の[[XAN-斬-]]が先例にあるが、それが別版権のコラボ企画というのはこれは初となる。ただしこれは初音ミクというキャラクターがコラボに関してかなり寛容であるがゆえの特例と見るべきであるだろう。 | 原作と無関係な「企画もの」の機体が参戦したのは『[[スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク]]』の[[XAN-斬-]]が先例にあるが、それが別版権のコラボ企画というのはこれは初となる。ただしこれは初音ミクというキャラクターがコラボに関してかなり寛容であるがゆえの特例と見るべきであるだろう。 | ||
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===初音ミクと戦闘描写=== | ===初音ミクと戦闘描写=== | ||
− | + | 「初音ミク」およびその類縁であるVOCALOIDキャラクターはファンの二次創作に関してかなり寛容であり、正式な手順を経てのコラボ展開についてもハードルがかなり低くなっている。ただし、正式な手順を経てのコラボについては、性的、暴力的、残酷な表現などでキャラクターの価値を下げることを禁止している。 | |
− | + | このことから、多くのVOCALOIDファンの間では長らく<br />「VOCALOIDをモチーフとしたキャラを商業展開させるときは、'''そのキャラに戦闘をさせてはいけない'''」<br />という解釈が存在していた。そのため、[[UX]]でのフェイ・イェンHDの参戦発表がされた際は一つの事件として扱われた。事実、初音ミクをモチーフとしたキャラを明確な戦闘シーンに放り込むコラボはUXが史上初である。一体どのような形で扱われるのかについてはこの視点からも注目されている。 | |
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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;[[フェイ・イェン・ザ・ナイト]] | ;[[フェイ・イェン・ザ・ナイト]] | ||
;[[フェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」]] | ;[[フェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」]] | ||
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== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
*<amazon>B005IVZO2K</amazon> | *<amazon>B005IVZO2K</amazon> | ||
<!-- == 話題まとめ == --> | <!-- == 話題まとめ == --> | ||
<!-- == メモ == --> | <!-- == メモ == --> | ||
− | + | == 資料リンク == | |
− | == リンク == | + | *[http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/cv01.jsp VOCALOID2 - キャラクター・ボーカル・シリーズ「初音ミク」] |
+ | *[http://tamashii.jp/special/compositeverka/index09.html COMPOSITE Ver.Ka 「VR-014/HD フェイ・イェンHD」] | ||
+ | *[http://piapro.jp/license/pcl/summary ピアプロ・キャラクター・ライセンス] (戦闘NG説の根拠となる規約) | ||
+ | <!-- == リンク == --> | ||
*[[Category:登場メカは行]] | *[[Category:登場メカは行]] | ||
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2013年1月26日 (土) 23:06時点における版
フェイ・イェンHD(Fei-Yen with Heart of DIVA)
- 登場作品:電脳戦機バーチャロンシリーズ
- 原作には未登場
- 形式番号:VR-014/HD
- 分類:オリジナルバーチャロイド
- 全高:不明
- 重量:不明
- 本体重量:不明
- 動力:V・コンバータ
- 所属:不明
- 主なパイロット:フェイ・イェン(ファイユーヴ)
- メカニックデザイン:カトキハジメ
ニュータイプ誌上の企画から生まれた、原作未登場のオリジナルバーチャロイド。音楽作成ソフトVOCALOIDのキャラクターである「初音ミク」と、バーチャロイドの「フェイ・イェン」をコラボさせた機体である。
初出はニュータイプ誌2011年2月号にカトキハジメ本人が描いた「初音ミクのコスプレをしたフェイ・イェン」のイラストである。この時点では2010年末に発売されたXbox360版『バーチャロン・フォース』(SRW未参戦)の宣伝のための企画に過ぎなかったのだが、下記されている基本機体設定はこの時点ですでにセガにより作られている。
「フォース」のプロモーション展開が終了した後も、このフェイ・イェンHDというバーチャロイドについては単独のキャラクターコンテンツとして更なるコラボ展開が行わるようになった。バンダイのフィギュアブランド『COMPOSITE Ver.Ka』による立体化、セガのリズムゲーム『初音ミク -Project DIVA-』 シリーズでのフェイ・イェンHDモジュールの実装を経て、三番目に行われたのがスーパーロボット大戦シリーズへのキャラクターとしての出演である。
コスプレめいた外装やツインテールの髪型など、シルエットは概ねフェイ・イェン with VH 「ビビッドハート」と共通している。しかしカラーリングは初音ミクの象徴色である緑と黒をベースに大きく変更された。外装はミクの衣装をほぼそのまま再現しているが、ロボットとしての硬質製が強調されており、このあたりはフリルのひらひらを意識したフェイ・イェン with VHよりも「メカ分」が強い。なお、初音ミクの象徴アイテムである二本のネギにあたるパーツ「ジェイド・ポーキー」も標準装備されている。
セガはフェイ・イェンHDの存在をバーチャロンシリーズの「正史」としては扱わないが「公式」としては扱うという独自の立場をとっている。セガ側の機体設定によれば、人格をもつバーチャロイドである「VR-014 ファイユーヴ」(オリジナル・フェイ・イェン)が電脳世界と現実世界を自在に行き来する中で新たな「声」と邂逅し、それが彼女の秘められたエモーショナル・ハートを覚醒させ、ハイブリッドな歌姫「フェイ・イェン with Heart of DIVA」へと昇華させた、ということである。『スーパーロボット大戦UX』で初参戦した際には、バーチャロンシリーズの統括プロデューサーであるセガの亙重郎氏によって設定が加えられ、ノーマル(緑)、オリジナル(ピンク)、エモーション(黄金)の三つのモード変化を行えるようになった。
原作と無関係な「企画もの」の機体が参戦したのは『スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク』のXAN-斬-が先例にあるが、それが別版権のコラボ企画というのはこれは初となる。ただしこれは初音ミクというキャラクターがコラボに関してかなり寛容であるがゆえの特例と見るべきであるだろう。
なお、「正史」におけるフェイ・イェンの声優は樋口智恵子だが、UXでのフェイ・イェンには藤田咲が当てられた。藤田咲は初音ミクの音声ソース提供者である。
初音ミクと戦闘描写
「初音ミク」およびその類縁であるVOCALOIDキャラクターはファンの二次創作に関してかなり寛容であり、正式な手順を経てのコラボ展開についてもハードルがかなり低くなっている。ただし、正式な手順を経てのコラボについては、性的、暴力的、残酷な表現などでキャラクターの価値を下げることを禁止している。
このことから、多くのVOCALOIDファンの間では長らく
「VOCALOIDをモチーフとしたキャラを商業展開させるときは、そのキャラに戦闘をさせてはいけない」
という解釈が存在していた。そのため、UXでのフェイ・イェンHDの参戦発表がされた際は一つの事件として扱われた。事実、初音ミクをモチーフとしたキャラを明確な戦闘シーンに放り込むコラボはUXが史上初である。一体どのような形で扱われるのかについてはこの視点からも注目されている。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦UX
- 初参戦。上述の戦闘NG説もあわせてどのような扱いになるか注目されるところ
機体BGM
UXにおいてはVOCALOID音源が使われることが決定している。コンポーサーとしてはsamfree(「ルカルカ★ナイトフィーバー」など)、MitchieM(「FREELY TOMORROW」など)といった実力派ボカロPを据えている。
- 「LOVE♥14 ver.HD」
- 元々はドラマCD「CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CyberNet Rhapsody Episode #14」に収録されたフェイ・イェンのキャラクターソング。瓦重朗によりHD用に歌詞がアップデートされている。