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2012年10月16日 (火) 22:17時点における版
黒の騎士団(Black Knight Mass)
『コードギアス 反逆のルルーシュ』及び『コードギアス 反逆のルルーシュR2』に登場する武装組織。
組織の強さを痛感したゼロが、ゲリラの扇グループを母体に設立した。志願だけで入団する事は出来ず、入団希望者は思想を含めた身辺調査の上、厳しい入団試験を受けることになる。
無印編
「正義」を目的とし、神聖ブリタニア帝国のみならず「悪」と対決する姿勢を標榜する。
当初はゼロと扇グループだけの新興勢力だったが、イレヴンを中心に次第にメンバーや支持者が増えていった。無印編後半から、総帥ゼロと四人の補佐官を中心とする大組織として再編成された。
作品第1期終盤で起きたユーフェミアによる虐殺事件後、ゼロによって「合衆国日本」の建国が宣言。ブリタニア帝国エリア11軍と全面対決する「ブラックリベリオン」が引き起こされるまでにに至った。
当初は黒の騎士団側が圧倒的有利になっていたが、ゼロの搭乗するガウェインが諸事情で戦線離脱してしまった事で、形勢が逆転してしまい、この戦いはブリタニア軍側の勝利で終わってしまう。
R2編
ゼロ健在時
ブラックリベリオンでの敗退により、大多数のメンバーがブリタニアの捕虜となったか、近隣諸国に逃亡している。日本に残った主要メンバーも卜部、カレン、C.C.のみであったが、ブリタニア側の圧政を強いられていた日本人達からは、ゼロを中心に支持を受け続けていた。バベルタワーでの事件を経て起きたゼロの復活と合衆国日本建国の再宣言を機に、ブリタニアに捕らわれていたメンバーを救出・合流。更には黒の騎士団に賛同する新たな支持者達と共に日本から脱出して中華連邦に亡命し、再び決起する事になった。
中華連邦で起きた天子を巡る事件を経て、中華連邦側の協力を得る事に成功。「合衆国日本」と「合衆国中華」と改めた中華連邦を中心に、新興連合国家である「超合衆国」の構成に大きく関わる事になる。以降は、どの国家にも属しない傭兵的戦闘集団となっているが、資金や人員の提供を条件に超合衆国に加盟した47カ国の防衛を担う役目を持っており、事実上、ブリタニア軍に匹敵しうる軍事組織にまで発展した。また、これを機に扇グループに所属していた黒の騎士団の初期メンバー達は、超合衆国軍の中でも上位の役職に就く事になり、藤堂や四聖剣のメンバーも軍の重要役職に就任。中華連邦のメンバーの中でも特にゼロに見込まれていた黎星刻は、黒の騎士団の総司令に任命された。
しかし、第二次トウキョウ決戦後に起きたある事件を機に、黒の騎士団は衰退の一途を辿っていく事になる。ゼロの正体が、元ブリタニア帝国の皇子であるルルーシュ・ヴィ・ブリタニアである事と、彼がギアスによって他人を操る能力を持っていた事実を、ブリタニア帝国の第2皇子シュナイゼル・エル・ブリタニアによって暴露された事で、扇や藤堂といった旧・黒の騎士団のメンバー達は、やや性急とも言える形でシュナイゼルと裏取引を行い、ゼロの排除を決定する。旧・黒の騎士団メンバーのみで、内密にゼロの処刑が実行されようとしたが、ロロ・ランペルージが、蜃気楼を強奪してルルーシュを連れ出した結果、ゼロの排除には失敗する。
事件後、参謀格であるディートハルトの進言で、ゼロは表向き第二次トウキョウ決戦での戦闘で死亡した事にされ、信憑性が低すぎる事から、ギアスについても公表される事は無かった。
ゼロ追放後
ゼロの追放後、黒の騎士団は扇、藤堂、星刻を中心に運営されていく事になるが、ゼロ(ルルーシュ)がいてこそ、黒の騎士団は超合衆国の結成までにいたった為に、扇達だけの黒の騎士団でブリタニアに抵抗し続けるのには、限界があった。
そんな中、ブリタニア帝国内では、姿を消していたゼロことルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが、シャルル・ジ・ブリタニアに代わって皇帝の地位に電撃的即位を果たす事になる。ナイトオブラウンズをほぼ一掃したルルーシュは、日本の名称に戻ったエリア11での会談で、ブリタニアの超合衆国への加盟を要請する。
しかし、ルルーシュの目的がブリタニア最高評議会における過半数の票獲得によって超合衆国そのものの実権を握る事にあったのを察知していた黒の騎士団と超合衆国は、それを阻止する為とはいえ、ブリタニアに対し、「全ての殖民エリア放棄」と、「ブリタニア国土の分割」という、難癖に等しい法外な条件を突きつけ、それを受け入れられないと見るや、ルルーシュの捕獲による排除へと移行すると、政治の最低限マナーさえ無視した暴挙に出てしまっている。が、ルルーシュには、それらの謀略は見抜かれてしまっており、待機していたスザクに「皇帝救出」の大義名分を与えて乱入を許し、ルルーシュ率いるブリタニア側が超合衆国の首脳陣を捕らえた事で、ブリタニア軍と全面的に対決する事になった。
超合衆国の支援を受けた状態でも、黒の騎士団がブリタニア軍に対抗するのは困難であったため、殲滅兵器であるフレイヤを大量搭載した機動要塞「ダモクレス」と、生き残ったラウンズのメンバーを戦力に加えていたシュナイゼルと同盟を結ぶという、妥協に等しい苦肉の策に出る事になる。ルルーシュに捕らわれた超合衆国首脳陣を救出する為に、星刻は「フレイヤを使用しない」のを条件に、黒の騎士団の指揮権を全てシュナイゼルに委譲。この結果、黒の騎士団は完全にシュナイゼルの配下にまで収まってしまう。
サクラダイトの原産地である富士山付近を舞台に、黒の騎士団はルルーシュ率いるブリタニア軍と全面的決戦を迎える事になるが、ルルーシュが繰り出す様々な策略の前に、戦力は殆ど失われていき、エースパイロットであった藤堂、カレンも次々と撃墜される。そして、ラウンズのメンバーも倒れていく中、シュナイゼルの保有していたダモクレスも、ルルーシュ自らの手で制圧される。フレイヤの発射と同時に全世界に皇帝ルルーシュの勝利宣言が行われ、圧倒的不利に陥った黒の騎士団は、ブリタニア軍に全面降伏する形で敗退を迎えるのだった。
決戦後、皇帝ルルーシュがCEOの座に就く形で、黒の騎士団は乗っ取られてしまう結末となった。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- エリア11ルートでは扇グループとしての小規模な活動からスタートし、指導者としてゼロが加わった事で一大レジスタンス組織へと変貌する過程が描かれる。
なお、主要メンバーの中で吉田透、井上直美の2名のみ未登場。 - 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- ブラックリベリオンが再現され、敗退した事がプロローグにて描かれる。原作のゼロによるメンバー救出はソレスタルビーイングのアレルヤ救出作戦にとって代わられた。終盤の原作再現でゼロ追放のストーリーに進むとそのあまりに短絡的な行動を関わりの深いガンダムWのメンバー(特にヒイロと五飛)に指摘される。その後は原作とは違いZEXISに残りルルーシュとシュナイゼルの両方と敵対する道を選ぶ。
逆に騎士団ルートに進んだ場合はメンバー全員でゼロの真意とこれからの動向を問い、以前通りゼロを筆頭とした「正義の味方」として戦っていく様子が描かれる。
構成員
最高幹部
- ゼロ
- 騎士団の総帥。超合衆国構成後は、CEOとなった。後に素性を知った扇の扇動によって追放処分となった。
- 扇要
- 副司令。最高幹部筆頭で、騎士団のナンバー2。超合衆国構成後は事務総長に任命されていたが、ゼロの素性を知ったのを機に、他のメンバーを扇動して、彼を追放処分に追い込み、事実上黒の騎士団の全権を掌握する。
- 藤堂鏡志朗
- 軍事補佐官。22個の実戦部隊を統括する。超合衆国構成後は統合幕僚長。
- ディートハルト・リート
- 情報補佐官。超合衆国構成後は媒体情報管理長。
- ラクシャータ・チャウラー
- 技術補佐官。超合衆国構成後は科学長官。
- 黎星刻(リー・シンクー)
- 超合衆国構成後、中華連邦側の最高幹部及び、黒の騎士団の総司令に任命される。
幹部構成員
元・扇グループ
- 紅月カレン
- 総帥直属親衛隊である零番隊隊長。
- 南佳高
- 扇グループの一人。首席補佐官付き副官で、超合衆国構成後は斑鳩の艦長を務める。
- 玉城真一郎
- 扇グループの一人。第二特務隊隊長で、超合衆国構成後は内務掃拭賛助官。
- 杉山賢人
- 扇グループの一人。第一特務隊隊長で、超合衆国構成後は特務隊長。
- 吉田透
- ブラックリベリオンにて戦死。
- 井上直美
- ブラックリベリオンにて戦死。
元・四聖剣
中華連邦出身
- 周香凛(ジョウ・チャウリン)
- 超合衆国構成後、参謀長官に任命される。
- 洪古(ホン・グ)
- 超合衆国構成後、二番隊隊長に任命される。
その他
- 篠崎咲世子
- 諜報部員。
- C.C.
- 役職は無いが、「ゼロの私兵」と解釈されている。
- 木下
- ゼロ番隊副隊長。
- 双葉綾芽、日向いちじく、水無瀬むつき
- 日本から中華連邦への亡命後に新規加入。斑鳩のブリッジクルー。
- マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
- シュナイゼルの誘導に乗ってゼロ(ルルーシュ)を追放した扇たちの行動を馬鹿にしていた。彼女はギアスの力を恐れないぶっ飛んだ性格をしているので彼らの怖れを理解できていないようである。
他作品の協力者
- キリコ・キュービィー
- 傭兵。
- ブールーズ・ゴウト
- バニラ・バートラー
- ココナ
- ロジャー・スミス
- そのネゴシエイション能力を買われてゼロに雇われる。
- カミナ
- 名誉団員扱い。
- エルガン・ローディック
- キョウトとの仲介役。
余談
- 「R2」のとあるシーンでは団員の能力値評価が示されている。直接戦闘に参加しているわけではない3人の戦闘技術が0となっているのは仕方がないことではあるが、それよりも玉城の評価の低さが目立つ。
知性 | 戦闘技術 | カリスマ性 | 忠誠心 | 総合 | |
---|---|---|---|---|---|
藤堂鏡志郎 | 70 | 100 | 90 | 75 | 345 |
皇神楽耶 | 80 | 0 | 100 | 90 | 270 |
ラクシャータ | 100 | 0 | 80 | 80 | 260 |
紅月カレン | 30 | 100 | 20 | 100 | 270 |
扇要 | 70 | 20 | 75 | 80 | 245 |
南佳高 | 60 | 30 | 65 | 45 | 200 |
杉山賢人 | 50 | 45 | 45 | 60 | 200 |
朝比奈昇悟 | 65 | 90 | 20 | 20 | 195 |
ディートハルト | 80 | 0 | 50 | 50 | 180 |
千葉凪沙 | 60 | 85 | 20 | 10 | 175 |
玉城真一朗 | 10 | 10 | 10 | 10 | 40 |