「A.T.フィールド」の版間の差分
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2012年9月16日 (日) 22:36時点における版
A.T.フィールド(Absolute Terror Field)
『新世紀エヴァンゲリオン』のEVAシリーズと使徒が共通して使用するバリア。同作において、ストーリーにも深く関わる重要な要素。
パイロットの意志で自由に張ったり消したりできる他、何を通して何を通さないかという事もコントロールできる。そのため、外からの攻撃はシャットアウトしつつも、中から銃弾を撃つ…といった芸当が可能。防げるものの種類や耐久力は各EVA・各使徒によって違うが、どれも通常兵器が効かないレベルの防御力ということは共通している。高位のものになると光や熱まで通さなくなってしまう。
その実態は、誰もが持っている自我の境界であり、人を個としてのヒトたらしめているものである。「生命の実」を持つ使徒やエヴァンゲリオンの場合バリアの様に現われているが、実際には可視・実体レベルに達していないだけで、人もこれを有している。強力なものであれば、肉眼での目視すら可能な光の壁が見えるようになる。
簡単に言えば「自身を形作っている『心の壁』」である。これを失った生命は、自己の形を保つ事ができなくなり、魂が抜けて、肉が原始地球の海と同質のLCLへと還元されてしまう。
原作のヤシマ作戦で見せたように、圧倒的な力によるフィールドの突破も可能ではある。原作ではほぼ不可能とされた事だが、庵野秀明は寺田貴信との設定面での打ち合わせの際、A.T.フィールドの強度について「コン・バトラーVの超電磁スピンなら破れる」と説明している。ただ、SRWでは精神コマンドを使うなどすれば、割と簡単に突破できてしまう。
アスカが乗る弐号機のみ、原作同様、武装としても使用が可能となっている。
特殊能力としてのA.T.フィールド
SRWでは全属性のダメージを一定値以下まで無効化するバリアとして扱われ、他の同系統のバリアと比較しても無効化値がかなり高めに設定されている。鉄壁を付けておけば、EVAがダメージを食らうことはほとんどない。ただし破られるとダメージを全て受けてしまうため、いきなり撃墜される危険性も孕む。逆に使徒は高いHPとHP回復を有するため、いざ倒すとなるとEVA以外のユニットでも高威力攻撃の連発がかなり有効であり、自然と破られることが多い。
MXなどシリーズによっては、同じEVAや使徒の武器(一部除く)で中和され、無効化される場合がある。そのためEVAはA.T.フィールド抜きで使徒と戦うはめになるため、前述の使徒への他作品ユニットの攻撃も相まって、『原作の敵との対峙より他作品の敵掃討に向く』と攻略やギャグのネタにされることもある。
第3次αでは広域バリア扱いとなっており、自機以外の小隊機も1500までのダメージは無効化される。装甲の高いスーパーロボットにはありがたいバリアである。唯一の欠点はエヴァはコストが大きいのでスーパー系の小隊に組みにくい。
下記の効果はパイロットのシンクロ率によって多少の増減がある。
作品 | 無効化ダメージ | 気力制限 | 備考 |
---|---|---|---|
F | 4000 | なし | A.T.フィールドを持つユニット同士が密着した状態で格闘武器で攻撃した場合のみ無効化 |
α | 4000 | 100以上 | |
MX | 4000 | 100以上 | EN5消費 |
第3次α | 3000(最大時+1000) | 100以上 | 広域バリア |
SC | 80%軽減 | - | 防御力アップの特殊必殺技 |
L | 3000+シンクロ率補正 | 100以上 | エヴァの場合。『バリア無効』を無効化 |
L | 4000 | 100以上 | 使徒及び暴走初号機の場合。『バリア無効』を無効化 |
Scramble Commanderではチャージして使用する特殊技で、一定時間被ダメージを軽減する効果となっている。