「一色真」を編集中
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− | + | == 一色真(Makoto Isshiki) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[ラーゼフォン (TV)|ラーゼフォン]] | |
− | + | *[[声優]]:関俊彦、朴璐美(少年時代) | |
− | + | *種族:地球人([[人造人間]]) | |
− | + | *性別:男 | |
− | + | *[[年齢]]:29歳 | |
− | + | *所属:[[地球連合]]→[[TERRA]] | |
+ | *キャラクターデザイン:山田章博(原案)、菅野宏紀 | ||
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[[バーベム財団]]から送り込まれた地球連合監察官。物語後半で[[功刀仁]]を失脚させて[[TERRA]]臨時司令となる。「'''人間関係は全て利害関係でしかない'''」が信条。 | [[バーベム財団]]から送り込まれた地球連合監察官。物語後半で[[功刀仁]]を失脚させて[[TERRA]]臨時司令となる。「'''人間関係は全て利害関係でしかない'''」が信条。 | ||
少年時代は素直で優しい性格だったが、現在は傲慢かつ嫌味な性格で、周囲の人物からは非常に嫌われており、「白ヘビ」という蔑称をつけられ、陰口を叩かれている。物語序盤はサラリと嫌味を口にして、他人を不愉快にさせる小姑的ポジションだったが、[[七森小夜子]]と男女関係を持つ辺りから野望が表面化。臨時司令の任に就いた頃には、絶対的権力者としてのワンマンぶりを最大限に発揮させる。 | 少年時代は素直で優しい性格だったが、現在は傲慢かつ嫌味な性格で、周囲の人物からは非常に嫌われており、「白ヘビ」という蔑称をつけられ、陰口を叩かれている。物語序盤はサラリと嫌味を口にして、他人を不愉快にさせる小姑的ポジションだったが、[[七森小夜子]]と男女関係を持つ辺りから野望が表面化。臨時司令の任に就いた頃には、絶対的権力者としてのワンマンぶりを最大限に発揮させる。 | ||
− | + | 物語終盤、自らが指揮を執る『ダウンフォール作戦』により『[[TOKYO JUPITER]]』の絶対障壁を消滅させるも、地球的規模で[[MU]]の増殖を許すと言う最悪の結果を招いた事で、臨時司令の座を追われ身柄を拘束される。予測し得なかった事態へ乱心するその姿に、嘗ての自信家としての面影は残っておらず、やがて彼の精神は崩壊していく事となる。 | |
その後、独房から脱走した彼は殺戮を繰り返しながら[[エルンスト・フォン・バーベム|バーベム]]の許へと辿り着くが、既に[[ヘレナ・バーベム|ヘレナ]]の肉体へと精神を転移していたバーベムから、自らが彼によって造られた人造人間である事を知らされ、(しかも、そこに到着するまでに殺害してきた兵士達は彼の分身であった)「出来損ないのD」と嘲笑されながら、哀れな最期を遂げた。 | その後、独房から脱走した彼は殺戮を繰り返しながら[[エルンスト・フォン・バーベム|バーベム]]の許へと辿り着くが、既に[[ヘレナ・バーベム|ヘレナ]]の肉体へと精神を転移していたバーベムから、自らが彼によって造られた人造人間である事を知らされ、(しかも、そこに到着するまでに殺害してきた兵士達は彼の分身であった)「出来損ないのD」と嘲笑されながら、哀れな最期を遂げた。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
− | + | 上述の通り、一見悪役に近い憎まれ役として描写されているが、その実人情と哀しみも持ち合わせた人物であり、根っからの悪人ではないのだが、SRWシリーズではそういった彼の内面は殆ど描写されず、[[三輪防人]]や[[ミツヒロ・バートランド]]等と大差のない自軍部隊のキャラクター達から徹底的に嫌われるだけの完全な憎まれ役扱いを受けており、今のところ『ラーゼフォン』の登場人物の中ではSRWシリーズで最も不遇な扱いを受けているキャラクターといえる。 | |
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+ | === 単独作品 === | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦MX]] | ||
+ | :概ね原作準拠で原作通りに[[TERRA]]臨時司令になるが、[[異星人]]などに対しても差別意識や偏見を抱いており、更に原作と違って彼の本来の人間性を垣間見られる場面が一切無いため、原作以上に嫌味な性格の人物として描かれており、殆ど悪役同然の扱いである。[[ケーン・ワカバ|ケーン]]には白ヘビ呼ばわりされ、[[夕月京四郎|京四郎]]には[[三輪防人|三輪長官]]と同類扱いされるなど、[[マグネイト・テン]]のメンバーに嫌われていた。原作同様『ダウンフォール作戦』に失敗、更には錯乱の余り[[九鬼正義]]の[[ラルゴ]]へミサイル攻撃を行うという醜態を晒し更迭。以降は姿を消すが、最終話間際に突如現れ[[ヘレナ・バーベム|ヘレナ]]の肉体に精神転移した[[エルンスト・フォン・バーベム|バーベム]]の手で屠られた。原作と異なり、脱走時の経緯は省かれている。 | ||
=== Scramble Commanderシリーズ === | === Scramble Commanderシリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]] |
− | :概ね原作準拠。[[ | + | :概ね原作準拠。[[MX]]と同じくほぼ悪役同然の扱いで、味方サイドからの嫌われっぷりも相変わらず。[[ギルバート・デュランダル]]を激しく敵視していた。 |
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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:自分に惹かれ始めている彼女の心理を見透かし、利用する。遙と同様の理由で、彼女にも接触を図った節が有る。 | :自分に惹かれ始めている彼女の心理を見透かし、利用する。遙と同様の理由で、彼女にも接触を図った節が有る。 | ||
;[[美嶋玲香]] | ;[[美嶋玲香]] | ||
− | :「[[偽名|ハルカ]]」を名乗り、突如[[TERRA]] | + | :「[[偽名|ハルカ]]」を名乗り、突如[[TERRA]]本部に現れた彼女から精神操作を受け、「幹部候補生」として少尉の階級を与えた。外出する際には秘書として彼女を同行させる事が多い。『ダウンフォール作戦』の失敗により更迭された際には狼狽の余り彼女の名を叫び、その姿を追い求めていた。 |
;[[エルンスト・フォン・バーベム]] | ;[[エルンスト・フォン・バーベム]] | ||
− | : | + | :実は彼によって創造された。最期の瞬間まで彼に嘲笑されることになり、[[MX]]では原作と異なり、彼の手によって直接引導を渡される。 |
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
;[[ブライト・ノア]] | ;[[ブライト・ノア]] | ||
− | : | + | :[[MX]]中盤、彼に監察官としての強権を発動し、絶対障壁を越え『[[TOKYO JUPITER]]』突入を目指す[[ラーゼフォン]]への追撃を、[[マグネイト・テン]]の戦力で行わせるべく恫喝にも等しい指令を通達するが…。 |
;[[葛城ミサト]] | ;[[葛城ミサト]] | ||
− | : | + | :[[MX]]では序盤から何度か腹の探り合いを演じる。一色の嫌味な態度には、彼女も内心腹を立てていた。 |
;[[ベガ]] | ;[[ベガ]] | ||
− | : | + | :[[MX]]では綾人が[[ムーリアン]]であると知っても彼を仲間として受け入れている[[ベガ]]に対し、一色は彼女が[[異星人]]であるという理由で嘲笑してしまう。 |
;[[竜崎一矢]] | ;[[竜崎一矢]] | ||
− | : | + | :[[MX]]では彼を「[[バーム星人]]に取り入った男」と嘲笑し、立て続けに[[マグネイト・テン]]の特殊な境遇のメンバーを蔑視するような発言をしたため、彼の激しい怒りを買う。 |
;[[夕月京四郎]] | ;[[夕月京四郎]] | ||
− | : | + | :[[MX]]では差別と偏見に満ちた一色に辟易し、彼を[[三輪防人]]の同類であると断じた。 |
;[[ケーン・ワカバ]] | ;[[ケーン・ワカバ]] | ||
− | : | + | :[[MX]]では彼にも面と向かって「白ヘビ」呼ばわりされた。 |
;[[ロム・ストール]][[レイナ・ストール|とそ]][[ブルー・ジェット|の仲]][[ロッド・ドリル|間]][[トリプル・ジム|達]]、[[デューク・フリード]]、[[グレース・マリア・フリード]]、[[草薙北斗]]、[[ホシノ・ルリ]]、[[マキビ・ハリ]]、[[秋津マサト]]、[[氷室美久]]、[[綾波レイ]]、[[ヒューゴ・メディオ]] | ;[[ロム・ストール]][[レイナ・ストール|とそ]][[ブルー・ジェット|の仲]][[ロッド・ドリル|間]][[トリプル・ジム|達]]、[[デューク・フリード]]、[[グレース・マリア・フリード]]、[[草薙北斗]]、[[ホシノ・ルリ]]、[[マキビ・ハリ]]、[[秋津マサト]]、[[氷室美久]]、[[綾波レイ]]、[[ヒューゴ・メディオ]] | ||
− | : | + | :[[MX]]にて脱走した綾人の事を[[マグネイト・テン]]のメンバーが擁護した際、[[ベガ]]と一矢を嘲笑し、立て続けに「[[ロム・ストール|得体]][[レイナ・ストール|の]][[ブルー・ジェット|知れない]][[ロッド・ドリル|連]][[トリプル・ジム|中]]」、「[[ベガ|異]][[デューク・フリード|星]][[グレース・マリア・フリード|人]]」、「[[草薙北斗|異星人との混血]]」、「[[ホシノ・ルリ|遺伝子]][[マキビ・ハリ|操作で]][[秋津マサト|生まれた]][[綾波レイ|人造人間]]」、「[[氷室美久|サイ]][[ヒューゴ・メディオ|ボーグ]]」と[[マグネイト・テン]]の特殊な境遇や生い立ちのメンバーを嘲笑し、大いに[[マグネイト・テン]]のメンバーの怒りを買う。もっとも、一色自身の正体が彼が嘲笑した「'''遺伝子操作で生まれた人造人間'''」である事を考えると、あまりにも皮肉な事なのだが。 |
;[[三輪防人]] | ;[[三輪防人]] | ||
− | : | + | :[[MX]]において直接絡むことはないが、前述の京四郎の項にあるように彼によって三輪の同類と断ぜられた。軍上層部でも強引な手段を使う一色が三輪の二の舞を犯す可能性を危惧していたが、結局その通りとなってしまった。ちなみに、今作での一色の死亡と三輪の戦死は同話で描かれている。 |
;[[碇ゲンドウ]] | ;[[碇ゲンドウ]] | ||
− | : | + | :[[MX]]では[[ネルフ]]に保護された綾人の引渡しを彼に要求するが、拒否される。 |
;[[ギルバート・デュランダル]] | ;[[ギルバート・デュランダル]] | ||
− | : | + | :[[SC2]]では彼の提唱する[[デスティニープラン]]に露骨なまでの嫌悪感を示しており、彼に対しても激しい敵意を抱いていた。デュランダルが倒れたときには彼と[[デスティニープラン]]を憎悪し、罵り、同時に「Aフォースがやらなくても自分がデュランダルを倒すつもりだった」と豪語した。 |
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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:第35話(『PORTABLE』では第36話)「Hemisphere」より。上述にある通りの、綾人を擁護したベガに対しての差別的な発言。 | :第35話(『PORTABLE』では第36話)「Hemisphere」より。上述にある通りの、綾人を擁護したベガに対しての差別的な発言。 | ||
;「まったく、君達には恐れ入る。神名綾人と同じような存在を他にも受け入れているのだからな」<br/>ケーン「おい、白ヘビさんよ! もしかして、そいつはロム達のことを言ってんのか!?」<br/>「好きに受け取るがいい。もっとも、君達の中には彼ら以外にも色々と素性の怪しい者がいるようだ…異星人との混血に、遺伝子操作で生み出された人間…サイボーグ…そしてアンドロイド…君達の物好き…失礼、心の広さには感動すら覚えるよ」 | ;「まったく、君達には恐れ入る。神名綾人と同じような存在を他にも受け入れているのだからな」<br/>ケーン「おい、白ヘビさんよ! もしかして、そいつはロム達のことを言ってんのか!?」<br/>「好きに受け取るがいい。もっとも、君達の中には彼ら以外にも色々と素性の怪しい者がいるようだ…異星人との混血に、遺伝子操作で生み出された人間…サイボーグ…そしてアンドロイド…君達の物好き…失礼、心の広さには感動すら覚えるよ」 | ||
− | : | + | :上記の台詞の後に一矢をも嘲笑し、更に立て続けに[[マグネイト・テン]]に集う「地球人類以外の存在」を侮蔑・嘲笑し、挙句に放った嘲笑。憎まれ役ここに極まれリといった感のある台詞で、『MX』での彼の立ち位置を端的に表している。 |
=== SC2 === | === SC2 === | ||
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:デュランダルが倒された後、[[デスティニープラン]]とデュランダルを嘲笑し、罵った際の台詞。後の一色の末路を考えると、皮肉極まりない台詞であると言える。 | :デュランダルが倒された後、[[デスティニープラン]]とデュランダルを嘲笑し、罵った際の台詞。後の一色の末路を考えると、皮肉極まりない台詞であると言える。 | ||
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[[category:登場人物あ行]] | [[category:登場人物あ行]] | ||
[[category:ラーゼフォン]] | [[category:ラーゼフォン]] | ||
+ | {{DEFAULTSORT:いつしきまこと}} |