「ブラックノワール」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
1行目: | 1行目: | ||
{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
+ | | 外国語表記 = [[外国語表記::Black Noir]] | ||
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|勇者特急マイトガイン}} | | 登場作品 = {{登場作品 (人物)|勇者特急マイトガイン}} | ||
− | | 声優 = {{声優|真山亜子 | + | | 声優 = 水原リン(現:{{声優|真山亜子}}) |
− | |||
− | |||
− | }} | ||
− | |||
− | |||
− | |||
| 異名 = 巨大な悪 | | 異名 = 巨大な悪 | ||
| 種族 = 三次元人を自称する二次元人 | | 種族 = 三次元人を自称する二次元人 | ||
| 性別 = 不明(声は女性的) | | 性別 = 不明(声は女性的) | ||
− | | 所属 = [[ | + | | 所属 = [[ブラックノワール一派]] |
}} | }} | ||
− | |||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[旋風寺舞人]]の父親が死の間際に言っていた「'''世界を狙う巨悪'''」の正体。『[[勇者特急マイトガイン]]』の最大にして[[ラストボス|最後の敵]]である。 | + | [[旋風寺舞人|舞人]]の父親が死の間際に言っていた「'''世界を狙う巨悪'''」の正体。『[[勇者特急マイトガイン]]』の最大にして[[ラストボス|最後の敵]]である。 |
− | + | 一言で言えば純粋な悪意そのものとでも云うべき存在で、実体を持っておらず、巨大なモニターの様なものに姿を映し出している。真っ赤な人間の顔に見える不気味な姿をしており、初めて登場した際は性別も分からない声だったが、中盤以降は明確に女性的な声に変化している。 | |
− | + | 「魔のオーラ」と呼ばれる邪悪で強大な力を操ることが出来、その力を配下のパイロットごとロボットに付与する事で、何度でも自己再生と復活を繰り返す「洗礼ロボ」を作り出すことが可能。洗礼されたロボットは生物のように変化し、パイロットもブラックノワールの下僕として洗脳されてしまう。 | |
− | + | 世界征服を目的としており、部下の[[エグゼブ]]や[[パープル]]を介して物語の裏で暗躍。凶悪犯罪を隠れ蓑に活動を続けていたが、[[マイトガイン]]をはじめとする勇者特急隊を邪魔な存在であると判断し、「洗礼」を施されたロボットを差し向ける等して、彼等の抹殺を企む。 | |
− | + | 物語終盤で、かねてより計画していた全世界侵略作戦「'''クリスマスオペレーション'''」を12月25日午前0時を迎えた時点で実行。[[日本]]以外の国を僅か14時間で制圧し、勇者特急隊もパープルを使って一度は返り討ちにした。更に[[雷張ジョー|ジョー]]を洗脳して仲間に引き入れようとしたが、「魔のオーラ」を解析して弱点を見つけた[[ウォルフガング]]に妨害されてしまう。 | |
− | 最後の戦いでは、ヌーベルトキオにあるTR社一帯を浮上させ、それを[[空中要塞]]にする。エグゼブと共に[[グレートマイトガイン]]と[[轟龍]]を迎え撃つが、エグゼブは轟龍の[[特攻]] | + | 最後の戦いでは、ヌーベルトキオにあるTR社一帯を浮上させ、それを[[空中要塞]]にする。エグゼブと共に[[グレートマイトガイン]]と[[轟龍]]を迎え撃つが、エグゼブは轟龍の[[特攻]]で撃破され、遂にブラックノワールは基地に突入してきた舞人と直接対峙する。 |
− | + | 舞人と対面したブラックノワールは自分の正体を明かすのだが、その正体は「'''次元を越えてやって来た三次元人で、二次元世界を操る[[神]]のような存在'''」だと言う。舞人はそれを信用せず否定するのだが、ブラックノワールは舞人に対し「'''お前もヒーローとして作られた駒であり、お前の両親もお前をヒーローとして育てるための要員でしかない'''」と衝撃的な言葉を浴びせる。 | |
− | + | つまり、この『勇者特急マイトガイン』という番組自体が、ブラックノワールが娯楽として仕掛けたゲームであり、二次元人をゲームを楽しむ駒として弄んでいたのである。ブラックノワールの真の目的は世界征服ではなく、「ハッピーエンドに飽きたので、ヒーロー(舞人)が死ぬエンディングでゲームを締めくくる事」である。 | |
− | + | 舞人とマイトガインを窮地に追い込むが、そこにイノセントウェーブ増幅器を装備した[[吉永サリー|サリー]]が駆けつけた為、ブラックノワールの魔のオーラは弱体化。怯んだ所をマイトガインのダブル動輪剣を受けて敗れた。 | |
− | + | 死の間際、己もまた「巨大な悪」という役割を与えられた二次元人に過ぎなかった事を悟って消滅した。 | |
== 登場作品 == | == 登場作品 == | ||
− | + | === 単独作品 === | |
− | + | ;[[スーパーロボット大戦V]] | |
− | === | + | :初登場作品。原作での立ち位置もあり、通常ルートでは[[闇の帝王]]と共に版権勢力最後の敵となる。 |
− | ; | + | :流石に自称三次元人設定はスパロボでも難しかったからか、「高次元人を自称する西暦世界における戦乱の黒幕、その実態は地球外の何者かが作った非常に高度な社会管理システム」という設定で登場し、[[ヴェーダ]]は彼(彼女)を基に造られた事が明かされた。 |
− | + | :担当声優の真山亜子氏は[[OGシリーズ]]の[[アギラ・セトメ]]役を経て、版権シリーズでは初参加となる。 | |
− | : | ||
− | |||
− | : | ||
− | : | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== パイロットステータス == | == パイロットステータス == | ||
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
− | ;[[スーパーロボット大戦V|V | + | ;[[スーパーロボット大戦V|V]] |
:'''[[先見]]、[[分析]]、[[応援]]、[[祝福]]、[[激励]]、[[期待]]''' | :'''[[先見]]、[[分析]]、[[応援]]、[[祝福]]、[[激励]]、[[期待]]''' | ||
:サポート系のラインナップ。「ゲームの駒」の動きに対するものだろうか。 | :サポート系のラインナップ。「ゲームの駒」の動きに対するものだろうか。 | ||
− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
− | ;[[スーパーロボット大戦V|V | + | ;[[スーパーロボット大戦V|V]] |
:'''[[2回行動]]、[[再攻撃]]、[[ガード]]L3、[[気力+ボーナス]]、[[プレッシャー]]L4''' | :'''[[2回行動]]、[[再攻撃]]、[[ガード]]L3、[[気力+ボーナス]]、[[プレッシャー]]L4''' | ||
− | : | + | :流石に強力な技能が揃っており、高レベルの[[プレッシャー]]と高い技量から繰り出される[[再攻撃]]が厄介。特に後者は[[2回行動]]と合わせて最悪4回も殴られる羽目になるので非常に危険。 |
− | : | + | :反面[[底力]]や[[精神耐性]]を持たない為、[[ガード]]や後述のエースボーナスを封じる意味でも[[脱力]]で対処したい所。 |
− | === [[エースボーナス]] === | + | === 固有[[エースボーナス]] === |
− | ; | + | ;気力140以上で、ターン開始時に自機の周囲10マスにいる敵対軍勢の気力を-5する。 |
− | :『[[スーパーロボット大戦V|V]] | + | :『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で採用。ハードモードで実装される為、より厄介な相手となる。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
81行目: | 58行目: | ||
;[[パープル]] | ;[[パープル]] | ||
:忠実な部下。エグゼブと同じく洗脳を施し手駒とした。 | :忠実な部下。エグゼブと同じく洗脳を施し手駒とした。 | ||
− | ;[[旋風寺舞人 | + | ;[[旋風寺舞人]] |
− | : | + | :宿敵。彼に自分の正体をはじめとする衝撃の事実を突きつける。 |
;[[雷張ジョー]] | ;[[雷張ジョー]] | ||
:洗脳して部下にしようとするが、ウォルフガングに妨害される。 | :洗脳して部下にしようとするが、ウォルフガングに妨害される。 | ||
92行目: | 69行目: | ||
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
;[[真田志郎]]、[[ホシノ・ルリ]] | ;[[真田志郎]]、[[ホシノ・ルリ]] | ||
:『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では、二人から「因果を超えた存在ではない」と自分の正体や行動理念を看破される。 | :『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では、二人から「因果を超えた存在ではない」と自分の正体や行動理念を看破される。 | ||
;[[エンブリヲ]] | ;[[エンブリヲ]] | ||
− | : | + | :『V』では、全能者のごとく振舞っていた彼さえも、ブラックノワールにとっては所詮ゲームを楽しむ為の駒に過ぎなかった(イレギュラーではあったが)。エンブリヲがブラックノワールの存在を察知していた様子はない。 |
+ | ;[[イオリア・シュヘンベルグ]] | ||
+ | :『V』では、西暦世界を支配する巨大な悪の存在どころか正体まで見抜いていたようで、ブラックノワールのエミュレーターとしてヴェーダを生み出し、その思惑を凌駕しようとした。結果として、ブラックノワールにとってイレギュラーな存在「[[イノベイター]]」を生み出した。 | ||
;[[テンカワ・アキト]] | ;[[テンカワ・アキト]] | ||
− | :『V』では、彼の憎悪を再び煽り立てようとするも、逆に'''「悪の首領」「壊れたプログラム」'''と断じられた上、[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3|ゲキ・ガンガー3]] | + | :『V』では、彼の憎悪を再び煽り立てようとするも、逆に'''「悪の首領」「壊れたプログラム」'''と断じられた上、[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3|ゲキ・ガンガー3]]を汚した事や自身や[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]の人生を弄んだ元凶として怒りを露にされる事に。 |
− | + | ;[[ドン・ザウサー]] | |
− | + | :『V』では、イオリアと並んでブラックノワールの存在を知っていたらしく、「魔のオーラ」を無効化する「対次元干渉波動光」の理論を遺産として残していた。その遺産は[[コロス]]を介して[[破嵐万丈]]の手に届き、決戦の際にブラックノワールを追い詰めることとなる。 | |
− | |||
− | |||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
− | + | 三次元人を自称しているだけあって、彼(彼女)の台詞はメタ発言が多い。 | |
− | + | ;「そんなに知りたくば教えてやろう。私は次元を超えてやって来た三次元人だ」<br />舞人「三次元人…!?」<br />「そう……この二次元世界の支配者、神と言ってもいい」<br />舞人「なぜだ…?何のためにこの世界を支配しようとしている!?」<br />「『しようとしている』のではない。既に支配している。『何のため』だと? もちろん楽しむためさ。我々はお前達二次元人を使ってゲームをしていたのさ!」<br />舞人「そんな……この戦いはゲームだというのか!?」<br />「そう……お前達はただのゲームの駒だ。そして旋風寺舞人、お前は『ヒーロー』という駒として作られた」<br />舞人「違う!! 俺は父さんの遺志を継いで…!」<br />「お前の両親とて、お前をヒーローとして育てるための要員でしかない。全てはゲームのためのシチュエーションだ」<br />舞人「嘘だ…!俺は正義のため…この世の悪と戦ってきたんだ!」<br />「そう。お前は次々と敵を倒し、アイテムを手に入れ、レベルを上げていった。だがもう終わりだ! お前の倒すべき相手はいない……ゲームオーバーだ!!」 | |
− | + | :第47話 「嵐を呼ぶ最終回」より。対面した舞人に自身の正体とあまりにも衝撃的な真実を突きつける。視聴者にとっても衝撃的な、メタフィクション極まる台詞である。 | |
− | + | ;「ゲームの駒にプレイヤーは倒せはしない。だが、プレイヤーがゲームの駒を殺すのは簡単だ」<br />「ちょうどハッピーエンドにも飽きてきたところだ。ヒーローが死ぬ、悲劇のエンディングはどうだ!」 | |
− | ;「そんなに知りたくば教えてやろう。私は次元を超えてやって来た三次元人だ」<br /> | + | :同じく第47話より。真実を知ってなお、戦意を失わない舞人達に強烈な衝撃波を叩き付ける。既に満身創痍のマイトガインに成す術は無いかに思われたが…。 |
− | + | ;「イノセントウェーブ!? 馬鹿な……イノセントウェーブなど、ゲームを面白くするための、ただのアイテムにしか過ぎぬ!! それが……何故……!?」 | |
− | : | + | :[[吉永サリー|サリー]]のイノセントウェーブによって魔のオーラが打ち消された事に狼狽して。よもや自分で設定したアイテムに足元を掬われる事になるとは思ってもいなかったのだろう。 |
− | ;「ゲームの駒にプレイヤーは倒せはしない。だが、プレイヤーがゲームの駒を殺すのは簡単だ」<br /> | ||
− | : | ||
− | ; | ||
− | : | ||
;「そうか……この私も、ただのゲームの駒だったか……『巨大な悪』という名前の……」 | ;「そうか……この私も、ただのゲームの駒だったか……『巨大な悪』という名前の……」 | ||
− | : | + | :最終決戦における最期の台詞。 |
− | + | :自身が名も姿も分からない黒幕によって'''「自分もまた『ラスボス』という役割を与えられた駒に過ぎない」'''と悟って消滅した。 | |
:果たして、本当に悪は倒せたのか?それは誰にも分からない……。 | :果たして、本当に悪は倒せたのか?それは誰にも分からない……。 | ||
− | == | + | == スパロボシリーズの名台詞 == |
− | + | ;「その機体は、お前の心の闇が形となったもの…!さあ、憎しみに身を焦がし…」<br />[[テンカワ・アキト|アキト]]「ただの宇宙空間用の迷彩だ」<br />「しかし…!」 | |
− | + | :『[[スーパーロボット大戦V|V]]』第51話におけるアキトとの[[戦闘前会話]]より。 | |
− | ; | + | :彼の憎悪を煽ろうとするもバッサリ切り捨てられてしまう。尚も食い下がるが'''「陳腐な発想だ」'''と跳ね除けられた。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | : | ||
− | |||
− | |||
− | : | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
231行目: | 104行目: | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *名前の由来は[[英語]]の「ブラック」と[[フランス語]] | + | *名前の由来は[[英語]]の「ブラック」と[[フランス語]]の「ノワール」から。どちらも「黒」を意味する単語で、更に「黒の悪(ブラックのワル)」のダブルミーニングとなっている。 |
− | * | + | *メタフィクションを題材とした最終ボスは放送当時から賛否両論が巻き起こり、現在でもマイトガインという作品が勇者シリーズの中の異端児に分類される要因の一つである。 |
− | * | + | **第一話から絵コンテ・演出に「握乃手紗貴」(あくのてさき=悪の手先)というスタッフがいるなど、こうした路線は当初からの想定通りであった。なおこれは高松信司監督の別名義である。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | * | ||
− | |||
− | |||
− | |||
{{DEFAULTSORT:ふらつくのわある}} | {{DEFAULTSORT:ふらつくのわある}} | ||
[[category:登場人物は行]] | [[category:登場人物は行]] | ||
[[Category:勇者特急マイトガイン]] | [[Category:勇者特急マイトガイン]] |