「ブラックノワール」を編集中
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*メタフィクションを題材とした最終ボスは放送当時から賛否両論が巻き起こり、現在でも『マイトガイン』という作品が勇者シリーズの中の異端児に分類される要因の一つである。 | *メタフィクションを題材とした最終ボスは放送当時から賛否両論が巻き起こり、現在でも『マイトガイン』という作品が勇者シリーズの中の異端児に分類される要因の一つである。 | ||
**第1話から絵コンテ・演出に「握乃手紗貴(あくのてさき=悪の手先)」というスタッフがいるなど、こうした路線は当初からの想定通りであった。なお、これは高松信司監督の別名義である。 | **第1話から絵コンテ・演出に「握乃手紗貴(あくのてさき=悪の手先)」というスタッフがいるなど、こうした路線は当初からの想定通りであった。なお、これは高松信司監督の別名義である。 | ||
− | **最終話のエピローグでは平和になった世界での舞人とサリーの結婚式が描かれ、その直後に流れるスタッフロールはそのシーンを撮影した記念写真を背景にしている……ように見えるのだが、よくよく見るとそれは写真ではなく'''ライトボックスの上に置かれたアニメのセル画'''であり(3つのタップ穴が確認できる)、余白には握乃手紗貴の担当サインと話数がコメントとして記載されている。これにより'''ブラックノワールが倒されるハッピーエンドこそが真の黒幕である三次元人'''(=子供に高額な玩具を売りつけるおもちゃ会社と、その「手先」であるアニメ制作会社)'''による「予定調和のシナリオ」だった'''とも取れる演出になっている(高松監督はこのセル画演出について「さすがに悪趣味すぎた」と後に述べている。[[カンタム・ロボ|金の連鎖であり不変の法則でもある玩具リリースは現在も終わりが見えず]]、さらに放映当時は双璧である[[ | + | **最終話のエピローグでは平和になった世界での舞人とサリーの結婚式が描かれ、その直後に流れるスタッフロールはそのシーンを撮影した記念写真を背景にしている……ように見えるのだが、よくよく見るとそれは写真ではなく'''ライトボックスの上に置かれたアニメのセル画'''であり(3つのタップ穴が確認できる)、余白には握乃手紗貴の担当サインと話数がコメントとして記載されている。これにより'''ブラックノワールが倒されるハッピーエンドこそが真の黒幕である三次元人'''(=子供に高額な玩具を売りつけるおもちゃ会社と、その「手先」であるアニメ制作会社)'''による「予定調和のシナリオ」だった'''とも取れる演出になっている(高松監督はこのセル画演出について「さすがに悪趣味すぎた」と後に述べている。[[カンタム・ロボ|金の連鎖であり不変の法則でもある玩具リリースは現在も終わりが見えず]]、さらに放映当時は双璧である[[恐竜戦隊ジュウレンジャー|戦隊シリーズ]]に何としてでも売上で勝利せよというプレッシャーもあったため、一種の当てつけのようなものだったらしい)。 |
*小学館発行の幼児向け雑誌「幼稚園」での連載記事ではネタバレ防止のためか、ブラックノワールが動かすロボット・Ζ(ツェットと読む)がラスボスとして扱われていた。 | *小学館発行の幼児向け雑誌「幼稚園」での連載記事ではネタバレ防止のためか、ブラックノワールが動かすロボット・Ζ(ツェットと読む)がラスボスとして扱われていた。 | ||
*2017年に公開された寺田Pとシナリオライター・奈須きのこ氏の対談<ref>https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/170728/2</ref>にて、寺田Pは「あの時代にアレを見てしまったがゆえに、僕らはあそこまでの境地にはたどり着けないですね」と『マイトガイン』最終話を絶賛している。 | *2017年に公開された寺田Pとシナリオライター・奈須きのこ氏の対談<ref>https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/170728/2</ref>にて、寺田Pは「あの時代にアレを見てしまったがゆえに、僕らはあそこまでの境地にはたどり着けないですね」と『マイトガイン』最終話を絶賛している。 |