「バイアラン・カスタム」を編集中
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{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記:: | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Byalant Custom]] |
− | | 登場作品 = | + | | 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムUC}} |
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| 分類 = 技術試験用[[モビルスーツ]] | | 分類 = 技術試験用[[モビルスーツ]] | ||
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| 型式番号 = [[型式番号::RX-160S]] | | 型式番号 = [[型式番号::RX-160S]] | ||
| 頭頂高 = [[頭頂高::20.6 m]] | | 頭頂高 = [[頭頂高::20.6 m]] | ||
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| 開発 = [[トリントン基地]] | | 開発 = [[トリントン基地]] | ||
| 所属 = {{所属 (メカ)|地球連邦軍}} | | 所属 = {{所属 (メカ)|地球連邦軍}} | ||
− | | 主なパイロット = | + | | 主なパイロット = [[パイロット::リディ・マーセナス]]([[漫画|漫画版]]) |
}} | }} | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[地球連邦軍]] | + | [[地球連邦軍]]の技術試験用モビルスーツ。 |
+ | === 開発の経緯 === | ||
かつて存在した悪名高き連邦軍特殊部隊・[[ティターンズ]]により製造された[[バイアラン]]の残存機体を改修して造られた。 | かつて存在した悪名高き連邦軍特殊部隊・[[ティターンズ]]により製造された[[バイアラン]]の残存機体を改修して造られた。 | ||
MS単独の飛行能力向上を目的とし、[[トリントン基地]]にて改修が行われた。また改修は既存技術の転用によって行われ、新規開発された技術は使われていない。 | MS単独の飛行能力向上を目的とし、[[トリントン基地]]にて改修が行われた。また改修は既存技術の転用によって行われ、新規開発された技術は使われていない。 | ||
− | 実際のところ、この頃のトリントン基地は左遷された元[[ティターンズ兵]] | + | 実際のところ、この頃のトリントン基地は左遷された元[[ティターンズ兵]]と旧式の兵器を寄せ集めた僻地と化しており、バイアランも「連邦軍(ティターンズ)の負の遺産」として同基地で廃棄される予定であった。 |
にも拘わらずこのような改修計画が行われたのは、「バイアランの性能を惜しんだ現場の強い要望があったから」のようである。なお、戦略上の意義に乏しい基地で行われる計画という事もあって上層部はあっさりと承認し、目的の無い日々を過ごしていた大半の職員は熱心に改修作業を行ったという。 | にも拘わらずこのような改修計画が行われたのは、「バイアランの性能を惜しんだ現場の強い要望があったから」のようである。なお、戦略上の意義に乏しい基地で行われる計画という事もあって上層部はあっさりと承認し、目的の無い日々を過ごしていた大半の職員は熱心に改修作業を行ったという。 | ||
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また、腕部に[[ガブスレイ]]のクローアーム、踵に[[バウンド・ドック]]と同型の物が使われ、更にブースターを[[ギャプラン]]の物に[[換装]]するプランも存在している等、かつて[[ティターンズ]]に存在したモビルスーツを合成させたような姿になっており、'''「ティターンズMSの合成獣([[キメラ]])」'''や'''「麒麟」'''と呼ばれている。 | また、腕部に[[ガブスレイ]]のクローアーム、踵に[[バウンド・ドック]]と同型の物が使われ、更にブースターを[[ギャプラン]]の物に[[換装]]するプランも存在している等、かつて[[ティターンズ]]に存在したモビルスーツを合成させたような姿になっており、'''「ティターンズMSの合成獣([[キメラ]])」'''や'''「麒麟」'''と呼ばれている。 | ||
− | + | その他、上層部の唯一の指示によりメインカメラがモノアイからバイザー複合式のツインアイに変更された。 | |
=== 劇中での活躍 === | === 劇中での活躍 === | ||
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その後、ジオン残党軍の[[マラサイ]]が放った海ヘビによって動きを止められ、[[ヨンム・カークス]]の駆る[[ザクI・スナイパータイプ]]の[[狙撃]]によってスラスターを破壊されつつもマラサイを[[ビームサーベル]]で撃破。 | その後、ジオン残党軍の[[マラサイ]]が放った海ヘビによって動きを止められ、[[ヨンム・カークス]]の駆る[[ザクI・スナイパータイプ]]の[[狙撃]]によってスラスターを破壊されつつもマラサイを[[ビームサーベル]]で撃破。 | ||
− | + | 以降は本編には登場していないが、機体も[[パイロット]]も共に健在であり、公式外伝で2号機と共に[[海賊]]退治に出撃している。 | |
なお、バイアラン・カスタムはOVA版と[[漫画|漫画作品]]のみでの登場であり、[[小説|原作小説]]には登場していない。詳しくは、[[#余談|余談]]の欄を参照のこと。 | なお、バイアラン・カスタムはOVA版と[[漫画|漫画作品]]のみでの登場であり、[[小説|原作小説]]には登場していない。詳しくは、[[#余談|余談]]の欄を参照のこと。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
− | : | + | :[[隠し要素/第3次Z #バイアラン・カスタム|条件]]を満たすと、第48話で[[フォウ・ムラサメ]]がこれに乗ってくる…… が「'''TV版で(ジェリドが操縦する)[[バイアラン]]に殺された'''フォウがバイアランの改修機に乗る」というのは何とも皮肉な展開である。 |
:[[飛行]]可能で使いやすい武器を持つ優秀な機体。そのままフォウを乗せてもいいが、強化人間(エースボーナスでニュータイプに変更)技能持ちで[[クシャトリヤ]]に適しているフォウをそちらに回し、漫画作品『バンデシネ』のように[[リディ・マーセナス|リディ]]あたりを乗せても良いだろう。 | :[[飛行]]可能で使いやすい武器を持つ優秀な機体。そのままフォウを乗せてもいいが、強化人間(エースボーナスでニュータイプに変更)技能持ちで[[クシャトリヤ]]に適しているフォウをそちらに回し、漫画作品『バンデシネ』のように[[リディ・マーセナス|リディ]]あたりを乗せても良いだろう。 | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
:『時獄篇』に引き続きフォウの初期乗機として登場。今作では隠しユニットでなく無条件で自軍登録される。最初から使用できるので、ルート分岐で心強い戦力になってくれる。パーツスロットは2つに減少。 | :『時獄篇』に引き続きフォウの初期乗機として登場。今作では隠しユニットでなく無条件で自軍登録される。最初から使用できるので、ルート分岐で心強い戦力になってくれる。パーツスロットは2つに減少。 | ||
− | === | + | === 単独作品 === |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦V]] |
:[[Gハウンド]]所属の[[ジェリド・メサ|ジェリド]]の乗機として登場。中盤までは敵として相対するが、[[隠し要素/V|条件を満たせば]]40話(困難ルートの場合はそこで入手していなくても50話)で自軍入りする。 | :[[Gハウンド]]所属の[[ジェリド・メサ|ジェリド]]の乗機として登場。中盤までは敵として相対するが、[[隠し要素/V|条件を満たせば]]40話(困難ルートの場合はそこで入手していなくても50話)で自軍入りする。 | ||
− | : | + | :[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]と仕様は主に変わらないが、クロー・アームに気力制限が付き、微妙に扱いにくくなった。飛行可能なMSが多いため、飛行可能という点が売りにはなりにくい。 |
:ちなみに、敵として登場する機体はグラフィックは第3次Zの使いまわしではなく、ちゃんと敵軍仕様になっている(肩の連邦軍ロゴを見るとわかりやすい)。 | :ちなみに、敵として登場する機体はグラフィックは第3次Zの使いまわしではなく、ちゃんと敵軍仕様になっている(肩の連邦軍ロゴを見るとわかりやすい)。 | ||
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:撃破した敵の機体は旧式のものが多かったが、[[袖付き]]の新型機ゼー・ズールを難無く撃破しているあたり、バイアラン・カスタムの[[パイロット]]の腕はかなりのものである(元ティターンズのパイロットなので当然と言えば当然だが)。 | :撃破した敵の機体は旧式のものが多かったが、[[袖付き]]の新型機ゼー・ズールを難無く撃破しているあたり、バイアラン・カスタムの[[パイロット]]の腕はかなりのものである(元ティターンズのパイロットなので当然と言えば当然だが)。 | ||
:このバイアラン・カスタムの[[無双|一騎当千]]の活躍ぶりは、視聴者に対して強い印象を残した。 | :このバイアラン・カスタムの[[無双|一騎当千]]の活躍ぶりは、視聴者に対して強い印象を残した。 | ||
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== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
− | ; | + | ;バイアラン・カスタム2号機 |
− | :主に[[漫画|漫画作品]] | + | :主に[[漫画|漫画作品]]である『バンデシネ』および外伝に登場する二号機。 |
+ | :二作品でカラーリングが異なり、前者は白と青のヒロイックな配色、後者はダークグレー系の兵器らしい配色(一部の媒体では「ティターンズカラー」と表記)。 | ||
+ | :前腕部が通常の人型になるなど更なる改修が加えられており、[[ギャプラン]]要素として高速巡航形態へ簡易変形が可能。 | ||
+ | :SRW未登場 | ||
;[[ガブスレイ]] | ;[[ガブスレイ]] | ||
:ガブスレイのクローアームを腕部に使っている。 | :ガブスレイのクローアームを腕部に使っている。 | ||
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*劇中におけるバイアラン・カスタムの鮮烈な活躍振りは、視聴者から'''「バイアラン無双」'''と呼ばれた。その後、早い段階でキット化も実現するほど人気の高い機体となった。バイアラン・カスタムの[[スーパーロボット大戦シリーズ]]での登場も、その人気にあやかっているものと思われる。 | *劇中におけるバイアラン・カスタムの鮮烈な活躍振りは、視聴者から'''「バイアラン無双」'''と呼ばれた。その後、早い段階でキット化も実現するほど人気の高い機体となった。バイアラン・カスタムの[[スーパーロボット大戦シリーズ]]での登場も、その人気にあやかっているものと思われる。 | ||
**一部では『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』に何の脈略も無く普通の[[バイアラン]]が登場したのも、「バイアラン・カスタムの人気にあやかったからではないか」とも言われているが、バイアラン自体元々ある程度の人気がある機体であるという事実もまた確かである。 | **一部では『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』に何の脈略も無く普通の[[バイアラン]]が登場したのも、「バイアラン・カスタムの人気にあやかったからではないか」とも言われているが、バイアラン自体元々ある程度の人気がある機体であるという事実もまた確かである。 | ||
− | *** | + | ***実際バイアランはSRWでの登場回数も多く、主役回り以外の登場機体の数がそれほど多くない『ガンダム無双』シリーズでも、バイアランは『ガンダム無双2』で早々に追加されている機体(しかも、普通の雑魚機体より技が多い中堅クラス仕様)である。 |
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== 資料リンク == | == 資料リンク == |