「ハザード・パシャ」を編集中
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− | + | == ハザード・パシャ(Hazard Pasha) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[忍者戦士飛影]] | |
− | + | *[[声優]]:青野武 | |
− | + | *種族:地球人 | |
− | + | *性別:男 | |
− | + | *[[年齢]]:46歳(ただし、第41話での次回予告のナレーションでは、40歳とアナウンスされている) | |
− | + | *身長:160cm弱 | |
+ | *体重:55kg | ||
+ | *血液型:AB型 | ||
+ | *所属:[[火星]]開拓基地 | ||
+ | *役職:長官 | ||
+ | *主な搭乗機:[[ファミール艦]] | ||
+ | *キャラクターデザイン:加藤茂 | ||
− | + | 火星開拓基地の長官。三白眼と角張った顔、狡そうな表情に低身長と「いかにも」な醜男で、作中における'''実質的なラスボス'''といえる人物。 | |
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− | + | [[火星]]における事実上の独裁者で、防衛軍を自分の私兵とし、それ以外の市民を強制労働させる等、かなり横暴で市民の受けは悪い。[[ザ・ブーム軍]]と[[エルシャンク]]の戦闘を機に、自分を左遷した[[地球]]をザ・ブーム軍の力を利用して征服しようと考えてザ・ブーム軍と接触してその協力者となる。<br /> | |
− | + | 中盤以降はザ・ブーム軍と協力している事を隠してザ・ブーム軍を善意の[[宇宙人]]、逆にエルシャンクを悪の宇宙人だと地球の連邦政府に誤情報を流したり、[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]や[[イルボラ・サロ|イルボラ]]を捕えるなど、「ハザード」(英語で『危険の原因』『危険物』などの意)の名前の通りエルシャンク一行を最後まで苦しめた。最期は[[空魔]]に[[ファミール艦]]ごと撃墜され、死亡する。<br /> | |
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− | + | どうしようもない小悪党だが、青野武氏の怪演も手伝って妙な愛嬌がある。最終2話は彼と副官の[[ドッグ・タック]]のナレーションによる総集編となっており、「敵役が総集編の進行を行う」という、珍しい手法をとっている。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
− | + | その小癪な性格ゆえか、スパロボでもザ・ブーム軍や他勢力に節操無く取り入り自軍の邪魔をしてくる、というパターンが殆ど。 | |
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=== COMPACTシリーズ === | === COMPACTシリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]] |
− | : | + | : |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部]] |
+ | : | ||
+ | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]] | ||
: | : | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦IMPACT]] |
− | + | :概ね原作通りだが、嘗て[[ティターンズ]]に所属していたという設定が加えられている。 | |
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− | : | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
− | + | :シナリオ面では原作以上に地位や権力を利用して暗躍しており、各作品における軍事組織の非道な作戦の実行役や協力者の立場を一手に担っている。 | |
− | : | + | :他作品とのクロスオーバーも多く、「[[リーンの翼]]」のエメリス・マキャベル司令のポジションも兼任している。 |
− | : | + | :序盤から[[エルシャンク]]や自軍を小癪な搦め手で貶め、一度は[[アスラン・ザラ|アレックス・ディノ]]の告発等によって逮捕される。だが、後に脱獄して[[人類軍]]の総司令となり返り咲くと、それまで以上の極悪ぶりを発揮していくようになる。 |
− | + | :条件次第では生存するとはいえ[[小楯衛|衛]]や[[来主操|操]]を死に追いやり、小[[ミール]]のみならず[[東京]]に[[核ミサイル|核]]を打ち込もうとしたり、脱獄する際に連れてきた[[キバの輩]]と[[ガラン軍兵士]]を'''特攻兵器に仕立て上げた機体に乗せて[[特攻]]させる'''など、物語の序盤から終盤まで悪逆非道の限りを尽くす。まさに'''「悪の主役」'''といっても過言でない存在(ある意味[[K]]の[[ギル・バーグ]]を髣髴させるが、それ以上の暴れぶり)である。 | |
− | + | :原作のような愛嬌が感じられるのは戦闘アニメでの台詞など僅かな部分のみで、その代わりにプレイヤーの気勢を削ぎ、怒りを買うようなイベントをこれでもかと挿入してくる。それ故にジョウを初めとする原作キャラは勿論、全版権キャラの怨敵となり、一部のプレイヤーからは「'''第2の[[三輪防人|三輪]]'''」「むしろ'''三輪長官がキレて自軍に味方する'''レベル」などと評される。 | |
− | + | :悪役としての格は完全に原作のそれを凌駕しており、スパロボ史上における地球人の悪役の中でも、その悪行の酷さはトップクラスである。ある意味[[ナイア]]と並ぶ「UX真の敵」と言っても過言ではなかろう。最終的には、[[バジュラ]]本星近海での戦いで、[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]と[[イルボラ・サロ|イルボラ]]による残像殺法により誅滅された。 | |
− | + | :今作では様々な場面でUXを危機に追い込んだハザードだが、UXとの最初の戦いで逮捕された直後に[[加藤機関]]による全世界への核攻撃が行われ、終盤であてにしていた[[マクロス・フロンティア船団|フロンティア政府]]の計画は2度目の戦いで戦死した後[[マクロス・ギャラクシー船団|ギャラクシー船団]]に横取りされてしまう等、仮にUXに勝ったとしても、後に起こる事態はハザードが収拾できるものではなかった。どの道彼は破滅するしかなかったと言う何とも皮肉な話だが、UX世界の仕組みを考えるとこれは「事象」に弄ばれていたとも見る事ができ、彼に命を奪われた衛や操が他のループで生き残る可能性があるのに対し、ハザードはどんなにあがいても可能性を掴むことなく表舞台から退場するしかないのだろう(当然と言えば当然かも知れないが)。 | |
− | + | :また、本作において'''「ハザード愛用水虫薬」'''という[[スキルパーツ]]が登場している。 | |
− | : | + | :[[中断メッセージ]]にて[[ドッグ・タック]]との掛け合い(と[[次回予告]]パロ)を披露。青野氏が既に鬼籍に入っているため、ライブラリ出演となっているが、見事に会話が成立していて全く違和感がない。 |
− | + | <!-- == パイロットステータス設定の傾向 == --> | |
− | + | <!-- === [[能力|能力値]] === --> | |
− | : | + | <!-- === [[精神コマンド]] === --> |
− | + | <!-- === [[特殊技能]](特殊スキル) === --> | |
− | == | ||
− | === [[能力|能力値]] === | ||
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− | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
=== 火星 === | === 火星 === | ||
;[[ドッグ・タック]] | ;[[ドッグ・タック]] | ||
− | :副官でハザードの右腕と言える人物。最後までハザードに忠実で、ハザードと共に[[ファミール艦]] | + | :副官でハザードの右腕と言える人物。最後までハザードに忠実で、ハザードと共に[[ファミール艦]]の爆発に巻き込まれて死亡した。 |
;[[ジョウ・マヤ]] | ;[[ジョウ・マヤ]] | ||
− | : | + | :火星時代から自分に反目する小僧。何度も対決を繰り返し、最後は彼に倒される事になる。 |
;[[レニー・アイ]] | ;[[レニー・アイ]] | ||
:ジョウの父親と同じく彼女の両親も人質に取った。 | :ジョウの父親と同じく彼女の両親も人質に取った。 | ||
90行目: | 69行目: | ||
:取り入る対象。アネックス側から見ればハザードはあくまでも利用するだけの存在であるが、ハザードも終盤はその事を自覚して[[火星]]へ戻ろうとした。 | :取り入る対象。アネックス側から見ればハザードはあくまでも利用するだけの存在であるが、ハザードも終盤はその事を自覚して[[火星]]へ戻ろうとした。 | ||
;[[グラサン・グリン]] | ;[[グラサン・グリン]] | ||
− | :当初手を組んでいた[[ザ・ブーム軍]] | + | :当初手を組んでいた[[ザ・ブーム軍]]の攻撃隊隊長で、共にイルボラに裏切りを仕向けた。本編では互いに利用していた面はあったとはいえ、割と仲は良い面を見せる時もあったが、総集編では「サボテン頭で怒鳴ってばっかしの頭はパー」とボロクソに批難していた。スパロボではUXでようやく共演。 |
;[[イルボラ・サロ]] | ;[[イルボラ・サロ]] | ||
− | : | + | :味方に引き込んだがお互いの印象は悪く、アネックス皇帝に評価され、自分よりも立場が上になってあれこれ指示する彼を敵視した。UXではジョウのみならず彼にも引導を渡されることに。 |
− | |||
;[[シャルム・ベーカー]] | ;[[シャルム・ベーカー]] | ||
− | : | + | :立場的にはシャルムの方が上。互いに嫌い合っており、ハザード曰く「気の強い女は嫌い」という事で総集編ではグラサンと同じくボロクソに批難していた。 |
=== 地球 === | === 地球 === | ||
;[[ローニン・サナダ]] | ;[[ローニン・サナダ]] | ||
− | : | + | :ローニンが前長官の息子と言う関係で旧知であったが、ハザードの悪事を暴こうとする彼と対立し、様々な謀略で彼を妨害した。 |
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
− | + | [[UX]]では敵味方問わず様々なキャラクターと関わることになり、一部では'''「本作で最もクロスオーバーしたキャラクター」'''とも囁かれている(尤も、それは'''マイナスな方向'''としてだが)。 | |
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=== スーパー系 === | === スーパー系 === | ||
;[[ドン・ザウサー]]、[[コロス]] | ;[[ドン・ザウサー]]、[[コロス]] | ||
− | : | + | :[[IMPACT]]では彼らを復活させた。何かと謙った態度で彼らへ協力要請を求めつつ、自分が[[メガノイド]]復活の功労者である事を遠回しにアピールするなど、随所で小悪党ぶりを発揮する。 |
;[[覇道瑠璃]] | ;[[覇道瑠璃]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では連邦内部にて対立する者の一人。 |
;[[ユリアンヌ・フェイスフル]] | ;[[ユリアンヌ・フェイスフル]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では第1部でのハザードの悪行の一部の証拠となる資料などを彼女はヒューズに提供、ハザードの一旦の失脚に一役買う。 |
;[[推進派]] | ;[[推進派]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では彼らの後ろ盾も得て連邦内での[[人類軍]]の勢力を強めるも、それは全て彼ら(と[[加藤久嵩|加藤]])にとって、必要な「事象」のためでもあった。 |
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;[[アクセル・ヒューズ]] | ;[[アクセル・ヒューズ]] | ||
− | : | + | :[[UX]]の第1部ラストにおいて、アスランと共に自身の不正を暴かれて失脚に追いやられる。中盤にてハザードが[[人類軍]]総司令に返り咲いても彼に追跡調査されることに。 |
;[[ドクターミナミ]] | ;[[ドクターミナミ]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では第2部後半に共にアルカトラズを脱獄し、[[人類軍]]にて部下とする。 |
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=== リアル系 === | === リアル系 === | ||
− | ==== | + | ==== ガンダムシリーズ ==== |
;[[ブライト・ノア]]、[[クワトロ・バジーナ]] | ;[[ブライト・ノア]]、[[クワトロ・バジーナ]] | ||
− | : | + | :[[IMPACT]]では[[ロンド・ベル]]隊の戦力を利用して[[エルシャンク]]を追撃させるべく彼らに通信を入れるも、ボロを出してしまった事で以降は不審人物として警戒されてしまう。 |
;[[第二代地球連邦大統領]] | ;[[第二代地球連邦大統領]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では一応の上役。ハザードの[[地球]]への背信行為を知ってはいたが、確たる証拠を掴めていなかったため手を出せずにいたが、アスランたちがハザードの悪行を白日の下に曝したことで、ハザードの逮捕を宣告する。 |
:また、ハザードが復権した後も、彼女はハザードも含めた[[人類軍]]に対して不信感を消すことなく、ヒューズに命じて追跡調査を行わせている。そして、第3部終盤、地球を見捨ててバジュラ本星へ向かうハザードやヘスターたち[[人類軍]]を完全に反逆者と認定し、UXにその暴走の阻止を依頼する。 | :また、ハザードが復権した後も、彼女はハザードも含めた[[人類軍]]に対して不信感を消すことなく、ヒューズに命じて追跡調査を行わせている。そして、第3部終盤、地球を見捨ててバジュラ本星へ向かうハザードやヘスターたち[[人類軍]]を完全に反逆者と認定し、UXにその暴走の阻止を依頼する。 | ||
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]、[[マリナ・イスマイール]]、[[クラウス・グラード]]、[[シーリン・バフティヤール]] | ;[[カガリ・ユラ・アスハ]]、[[マリナ・イスマイール]]、[[クラウス・グラード]]、[[シーリン・バフティヤール]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では連邦内部にて対立する者たち。第1部序盤ではテロリストを利用してマリナを暗殺しようとし、第1部終盤ではカガリをオーブ代表から引き摺り下ろそうと企んだ。 |
;[[アスラン・ザラ]] | ;[[アスラン・ザラ]] | ||
− | : | + | :[[UX]]の第1部ラストにおいて、アクセルと共に自身の不正を暴かれて失脚に追いやられる。以来、特にアスランに対しては恨みを抱いている。 |
;[[カティ・マネキン]]、[[グラハム・エーカー]]、[[パトリック・コーラサワー|パトリック・マネキン]]、[[アンドレイ・スミルノフ]] | ;[[カティ・マネキン]]、[[グラハム・エーカー]]、[[パトリック・コーラサワー|パトリック・マネキン]]、[[アンドレイ・スミルノフ]] | ||
− | : | + | :[[UX]]における連邦軍の良識派の軍人たち。彼らにも不信感を抱かれている。 |
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==== その他 ==== | ==== その他 ==== | ||
;[[ヘスター・ギャロップ]] | ;[[ヘスター・ギャロップ]] | ||
− | : | + | :[[UX]]で[[地球連邦政府 (00)|地球連邦]]内部の最大のシンパ。共に[[人類軍]]を結成し、UXと敵対する。彼女はハザードを(売国奴であると知ってもなお)異常に[[信頼]]しきっているが、ハザード自身は本心では彼女を自身の野望を満たすうえで利用価値のある道具の一人としか思っていない。 |
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;[[ミツヒロ・バートランド]] | ;[[ミツヒロ・バートランド]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では部下。 |
;[[小楯衛]] | ;[[小楯衛]] | ||
− | : | + | :[[UX]]において、皆を守るべく[[サコミズ・シンジロウ|サコミズ]]を足止めにした彼をあろうことか'''独断で攻撃を仕掛けた結果、衛を死に追いやった'''。条件次第では[[エンネア|ある少女]]に救出されるとは言え、非道極まるやり方にUXの面々は怒ることに。彼が生還した場合、終盤には遂に敵同士として対峙する。 |
;[[来主操]] | ;[[来主操]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では北極の[[ミール]]に[[核ミサイル|核]]攻撃を強行したことで、彼にとってもハザードは憎むべき敵である。第2次蒼穹作戦にてハザードの核攻撃からUXを庇い、散ってしまう。 |
:生存フラグを満たせば、ハザードとの最終決戦となる第49話にて再登場し、憎しみを抑えて因縁の敵であるハザードに挑む。 | :生存フラグを満たせば、ハザードとの最終決戦となる第49話にて再登場し、憎しみを抑えて因縁の敵であるハザードに挑む。 | ||
;[[シンジロウ・サコミズ]] | ;[[シンジロウ・サコミズ]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では第2部終盤に[[竜宮島]]近海で交戦。その衛を最終的に討つなどしたその外道極まりないやり口で彼を激昂させる。本作では朗利と金本に核弾頭を渡したのもハザードなので、サコミズの生存フラグを満たしていない場合、彼の死の原因もハザードが作ったことになる。 |
− | : | + | :彼が生存フラグを満たしている場合、[[第2次蒼穹作戦]]の際の人間特攻兵器を用いたやり方にも激しい怒りを露わにしている。 |
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;[[矢藩朗利]]、[[金本平次]] | ;[[矢藩朗利]]、[[金本平次]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では第2部ラストにて[[東京]]の破壊を目論む彼らを協力者として招き入れ、UXの抹殺と東京の壊滅のために彼らに核弾頭を渡し、利用するが、朗利を[[エイサップ・鈴木|エイサップ]]に倒され、核もサコミズによって阻止され、計画は失敗する。 |
;[[ショット・ウェポン]] | ;[[ショット・ウェポン]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では第3部にて部下となる。 |
;[[アレックス・ゴレム]] | ;[[アレックス・ゴレム]] | ||
− | : | + | :[[UX]]ではマキャベル司令が出ないためハザードの部下になる。部下ではあるが、そのやり方に不信感と嫌悪感を抱かれており、[[ヘブンズドア作戦]]にてハザードとヘスターに背いたことで対立が決定的となる。 |
− | :遂には[[ホウジョウ軍]] | + | :遂には[[ホウジョウ軍]]攻め入る東京にて朗利と金本を利用して東京を焼け野原にし、その責任を全て彼に押し付けて彼を死に追いやろうとするがヒューズの介入によって失敗に終わった。初めて出会って自己紹介した際には[[アスラン・ザラ|別のアレックス]]に煮え湯を飲まされたことを思い出し、(あくまでも名前に対してだが)不快感を露わにした。 |
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;[[レオン・三島]]、[[ハワード・グラス]] | ;[[レオン・三島]]、[[ハワード・グラス]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では第3部にて手を組むが、彼らの事も[[ヘスター・ギャロップ|ヘスター]]同様利用価値のある道具としか思っていない。尤も、彼ら三人が死亡するよりも先にハザードの方が死亡してしまうのだが。 |
=== バンプレストオリジナル === | === バンプレストオリジナル === | ||
;[[ノーヴル・ディラン]] | ;[[ノーヴル・ディラン]] | ||
− | : | + | :[[UX]]では[[人類軍]]での部下。特に絡みはないのだが、実際のところはハザードもまたノーヴルの目的のための「事象」の一つに過ぎず、本作でやらかした数々の悪行も、仮にハザードがいないとしても他の誰かが行う事になっていた。 |
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− | == | + | == 名台詞 == |
;「アホが…」 | ;「アホが…」 | ||
− | :『[[忍者戦士飛影]] | + | :『[[忍者戦士飛影]]』における記念すべき最初の台詞はハザードのこの台詞で、兵士採用試験に芳しい結果を挙げられない若者に対しての侮蔑的な感想を抱いた際の台詞。IMPACTでも戦闘時に言う。 |
− | ; | + | ;「AF8番!もういい! お前に兵士の適正は無い! 明日から建設労働に従事しろ!」 |
− | :上の台詞の後、結果を出せなかった受験者への非情な失格通告で、この台詞からして[[火星]] | + | :上の台詞の後、結果を出せなかった受験者への非情な失格通告で、この台詞からして[[火星]]におけるハザードの独裁者振りが窺える。ちなみに次のAF9番は[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]であるが、サボって狩りをしていた。 |
;「俺をこんな所に送った地球の奴らに助けなど…」<br />「うまく奴らと接触できてテクノロジーが手に入れば… ハハッ、俺にもツキが回ってくるかも フフフハハハ…」 | ;「俺をこんな所に送った地球の奴らに助けなど…」<br />「うまく奴らと接触できてテクノロジーが手に入れば… ハハッ、俺にもツキが回ってくるかも フフフハハハ…」 | ||
− | : | + | :2話より。[[ザ・ブーム軍]]の進出に対し、[[地球]]側へ助けを求めるべきではと意見した副官[[ドッグ・タック|ドッグ]]の意見を一蹴した後、[[エルシャンク]]との接触の為、戦車部隊を出撃させた際の台詞。 |
;「しかたありませんな、姫様。気が強すぎるというのは時として命を縮める結果になります。フフフフフ…」 | ;「しかたありませんな、姫様。気が強すぎるというのは時として命を縮める結果になります。フフフフフ…」 | ||
:エルシャンクの戦力を利用したハザードに対して毅然と反発した[[ロミナ・ラドリオ|ロミナ]]に対して | :エルシャンクの戦力を利用したハザードに対して毅然と反発した[[ロミナ・ラドリオ|ロミナ]]に対して | ||
183行目: | 147行目: | ||
:第4話でエルシャンクが動き出したと知った際の台詞。ここでその野望がジョウ達にも知れ渡る事になる。 | :第4話でエルシャンクが動き出したと知った際の台詞。ここでその野望がジョウ達にも知れ渡る事になる。 | ||
;「名より実を取った方が得だよ」 | ;「名より実を取った方が得だよ」 | ||
− | : | + | :11話で[[イルボラ・サロ|イルボラ]]が捕虜となった際、[[グラサン・グリン|グラサン]]と共に裏切りを勧めた際の台詞。 |
;「さあ、どうするジョウ? お前も男ならウジウジしないでサッと決めろ!」 | ;「さあ、どうするジョウ? お前も男ならウジウジしないでサッと決めろ!」 | ||
:ジョウの父マツオと[[レニー・アイ|レニー]]の両親を人質に降伏或いは三機のマシンの譲渡をジョウに迫った際の台詞。 | :ジョウの父マツオと[[レニー・アイ|レニー]]の両親を人質に降伏或いは三機のマシンの譲渡をジョウに迫った際の台詞。 | ||
− | ; | + | ;「くそぅ~、生意気な~イルボラめぇ、いつか石ぶつけてやるからなぁ!!」 |
− | : | + | :自分に指図をするイルボラに不満を持っての台詞。しかし石をぶつけるなどと言うあたりどこかみみっちい。 |
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;「あ、それからいいことを教えてやろう。お前達が探し求めていた忍者、ありゃ観光用だ」<br />「忍者ショーなどの観光用として保存されているのに過ぎん」 | ;「あ、それからいいことを教えてやろう。お前達が探し求めていた忍者、ありゃ観光用だ」<br />「忍者ショーなどの観光用として保存されているのに過ぎん」 | ||
− | : | + | :30話で[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]達を水責めにして言い放った台詞。30話で登場した忍者達はハザードが述べた事実通りなのだが、これまで[[忍者]]を捜し求めていた[[ロミナ・ラドリオ|ロミナ姫]]達にとっては大きな衝撃となる台詞となる。 |
;「どうやら異論はなさそうですな。イヤハッハ…良かった、良かった、君のやり方次第では北アメリカエリアの三億もの人の命が左右されるという事をくれぐれも忘れないようにな。ハハハハハ……アーッハハハハハッ!!」 | ;「どうやら異論はなさそうですな。イヤハッハ…良かった、良かった、君のやり方次第では北アメリカエリアの三億もの人の命が左右されるという事をくれぐれも忘れないようにな。ハハハハハ……アーッハハハハハッ!!」 | ||
− | : | + | :32話でエルシャンク側の味方であった北アメリカエリアに対し、北アメリカエリアの民間人の命を盾に[[エルシャンク]]側の攻撃をするように仕向け、不本意ながらもエルシャンクを攻撃する決断をした[[ローニン・サナダ|ローニン]]の父ケガレ・サナダの言葉を聞いた際の台詞。さらにその証としてローニンにエルシャンクを攻撃させる等もあってハザードの卑劣極まりなさが存分に表れている。 |
;「たくっ、この顔のどこが見苦しい!」 | ;「たくっ、この顔のどこが見苦しい!」 | ||
:通信でシャルムに見苦しい顔と言われた際の台詞。どう考えても[[シャルム・ベーカー|シャルム]]の方が説得力がある。 | :通信でシャルムに見苦しい顔と言われた際の台詞。どう考えても[[シャルム・ベーカー|シャルム]]の方が説得力がある。 | ||
− | ; | + | ;「わしの言った通りだろ。両者をうまく操ればこの地球の全てがワシの手に転がり込むという戦法だ。まだまだワシはへこたれんぞ、フフフフフハハハハハッ!」 |
:地球側と[[ザ・ブーム軍]]を自身の謀略を持って巧みに争わせ、その隙を突いて[[地球]]を征服しようとする計画を副官の[[ドッグ・タック|ドッグ]]に語った際の台詞。 | :地球側と[[ザ・ブーム軍]]を自身の謀略を持って巧みに争わせ、その隙を突いて[[地球]]を征服しようとする計画を副官の[[ドッグ・タック|ドッグ]]に語った際の台詞。 | ||
− | : | + | :総集編においてはこの戦法を「'''ハザード流地球頂き戦法'''」と命名した。 |
− | ; | + | ;「人食い虎もライオンもワシに牙を向けたらこうだ… カチッ!」 |
− | : | + | :41話で飛影らに自爆装置をつけた際の台詞。ちなみに起爆装置はファミコンのコントローラーに似ている。 |
− | + | ;「早くしろったら… あっアーッ!」 | |
− | ; | + | :飛影によりメインカメラを壊され、部下に怒声を上げるも、空魔の突撃によってあっけない最期を遂げる。 |
− | : | + | :火星に戻り、戦力を蓄えて再び地球に侵略する「'''ハザード流地球頂き戦法'''」は遂げられぬまま、宇宙の塵と化した。 |
− | : | ||
− | == | + | == スパロボシリーズの名台詞 == |
===IMPACT=== | ===IMPACT=== | ||
− | + | ;「じゃんじゃんやって下さい!」<br />「私も麗しいコロス様とドン・ザウサー様の為なら、もう幾らでも協力させて頂きますよ、ハイ!」<br />「オーラ、コロス!お任せ下さい、ムフフ…」 | |
− | ; | + | :[[ディラド星]]消滅に巻き込まれて、[[アネックス・ザブーム|アネックス皇帝]]が死亡した事実を伏せながら[[コロス]]と交わした通信。[[メガノイド]]式敬礼まで行なう卑屈さを装いつつ、内心ではアネックス死亡に気付かない彼女らを「ボンクラども」と罵るなど、小物度全開の遣り取りである。 |
− | : | + | ;「攻撃隊長のイルボラという者が、また無能極まりない奴でして」<br />「まあちょっと顔がいいからって、生意気でキザで!こいつさえ上手くやっておれば…」 |
− | + | :物語終盤、[[ロンド・ベル]]殲滅が一向に進まぬ事に苛立つコロスからの追求を[[イルボラ・サロ|イルボラ]]に責任転嫁して、のらりくらりとかわし続けるハザードだったが直後、コロスから「無能」呼ばわりされ協力関係を打ち切られる羽目に…。 | |
− | ; | + | ;「お~お~、さすがは情に厚いと名高いロンド・ベル。お心遣い、嬉しくて嬉しくて涙が出ますなあ」<br />「しかし…ワシも退く訳にはまいりませんでな!」<br />「貴様らさえ始末すれば、[[宇宙海賊バンカー|バンカー]]や[[ギャンドラー]]もワシに一目置くだろうしな!」 |
− | : | + | :[[火星]]基地での最終決戦で[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]からの投降勧告を跳ね除け、分不相応な野望を発して彼らへと襲い掛かるが…。 |
− | |||
− | |||
− | ;「お~お~、さすがは情に厚いと名高いロンド・ベル。お心遣い、嬉しくて嬉しくて涙が出ますなあ」<br />「しかし…ワシも退く訳にはまいりませんでな!」<br /> | ||
− | : | ||
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===UX=== | ===UX=== | ||
− | + | ;「とんでもない! これは弾圧ではなく、鎮圧です」<br/>「彼らの中には環境適応のために遺伝子操作を受けている者もいるのです」<br/>「そのような、もはや人間とは言い難いような荒くれの暴徒を御するには、多少の武力行使も…」 | |
− | ;「とんでもない! | + | :UX第4話にて地球に降り立った[[エルシャンク]]が火星開拓民と手を組みテロ行為を行ったと嘘の報告をした際、その事に疑念を感じた[[覇道瑠璃|瑠璃]]や[[シーリン・バフティヤール|シーリン]]から[[火星]]での悪行を追及されてこう言い放った。 |
− | : | + | :火星に住む人々を苦しめた自らの行動を正当化した挙句、彼らを化け物扱いするような発言から彼の傲慢さが見て取れる。 |
− | : | + | :ちなみに、2行目の台詞は『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』(SRW未登場)に登場するマーシャンの事を指している。 |
− | : | + | :この遺伝子操作を受けた人間を蔑視するハザードの思考は、[[機動戦士ガンダムSEED]]シリーズに登場した反[[コーディネイター]]団体・[[ブルーコスモス]]を想起させられる。 |
− | ; | + | ;「ご立派ですなあ、アスハ代表。いや、さすがは永世中立を標榜するオーブ首長国連邦の代表でいらっしゃる」<br/>カガリ「何が言いたい…?」<br/>「いえ、崇高な志をお持ちのわりには、裏で怪しげな傭兵集団と繋がっている等という黒いウワサを耳にしたもので…」 |
− | : | + | :上の台詞で「前時代のような考え」と怒りの反論をした[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]に対して。カガリはその事に憤りをあらわにするがへスターが彼女を黙らせてしまう。 |
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;「ううむ、ウワサには聞いていたが、そんな真実があったとは…」<br/>「何の罪のない子供たちに、そのような過酷な運命を背負わせるなど、許せぬ所業です!」 | ;「ううむ、ウワサには聞いていたが、そんな真実があったとは…」<br/>「何の罪のない子供たちに、そのような過酷な運命を背負わせるなど、許せぬ所業です!」 | ||
− | : | + | :第20話にて[[ヘスター・ギャロップ|ヘスター]]と[[ミツヒロ・バートランド|ミツヒロ]]から「[[ファフナー]]のパイロットは生まれてすぐ[[フェストゥム]]の因子を植えつけられ、常に[[同化]]される危険に晒されている」と聞かれて。 |
− | : | + | :言ってることは一理あるのだが、今作において'''それを遙かに上回る非道を多く働いているハザード'''が言っても何の説得力もない。実際、心中ではファフナーのパイロットを人間兵器として酷使しようと考えていた。 |
− | + | ;「皆さんありがとうございます! 賛成多数により、人類軍特別有事法案は可決となりました!」 | |
− | + | :第22話にて人類軍特別有事法案が賛成多数によって可決になった時の台詞。[[地球連邦政府 (00)|地球連邦]]を掌握して[[アルティメット・クロス|自軍]]を世界の敵に追いやり、その協力者であった[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]を[[オーブ連合首長国|オーブ]]代表から引きずりおろしたことで彼は勝利に浸った。…はずだったが、[[アスラン・ザラ|アレックス]]や[[アクセル・ヒューズ|ヒューズ]]が現れ、自身の不正を暴かれてしまう。しかし、法案可決による[[人類軍]]の結成まで防ぐことは出来なかった。 | |
− | + | ;「くっ! あの悪名高きパトリック・ザラの息子である貴様が言えた義理か!」 | |
− | + | :密かに地球を侵攻しようとする[[ザ・ブーム軍]]と手を組み、[[地球連邦政府 (00)|地球連邦]]を排他組織へと逆戻りにしようとし、自軍をテロ組織に仕立て上げた罪を暴いたアスランに対して。 | |
− | + | :確かに[[パトリック・ザラ|パトリック]]は多くの犠牲を出し、(止められたとはいえ)[[ジェネシス]]で[[ナチュラル]]を殲滅しようとしたが、結局のところは'''己の棚を上げた脆弁にしか聞こえない'''。 | |
− | + | :そしてアスランに「'''二度と同じ過ちを犯さない'''」という覚悟を示された挙句、とうとう[[第二代地球連邦大統領|大統領]]に証拠をつかまれてしまい逮捕されてしまう。 | |
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;「は、離せっ! ワシは火星開拓局の長官なのだぞ!」<br/>「ご、誤解だぁ! ワシは常に地球圏のために…離せ! 離せぇぇええ!!」 | ;「は、離せっ! ワシは火星開拓局の長官なのだぞ!」<br/>「ご、誤解だぁ! ワシは常に地球圏のために…離せ! 離せぇぇええ!!」 | ||
− | : | + | :で、不正の罪で[[地球連邦軍 (00)|連邦軍]]兵士に連行されるときの台詞。これで彼は御用となった。……と思われていたが? |
− | + | ;「む…?女かと思ったら…なんだ、男か」 | |
− | + | :第36話にて女装した[[早乙女アルト|アルト]]に対して。彼が男性であることに気付いてはいたが、言い回しが[[ジェリド・メサ|憎きジョウと声が同じ人]]を思わせてしまうのは何の皮肉か…。 | |
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;「アレックスという名を聞くと無性に腹が立ってくるが、まあいい」 | ;「アレックスという名を聞くと無性に腹が立ってくるが、まあいい」 | ||
− | : | + | :第37話にて総司令に返り咲いた際に初めて会った[[アレックス・ゴレム|アレックス]]に対してこう感想を述べる。第一部でアルカトラズ刑務所に入れられる切欠を造った[[アスラン・ザラ|アレックス・ディノ]]を思い出し、その名前に対して不快感を露わにする。 |
− | + | ;「何をモタモタしている! 早く我々を助けにこんか!」 | |
− | ; | + | :「防人たち」にて、サコミズ率いるホウジョウ軍に襲撃され、仇敵であるUXに救助を求めた。UXの面々は自分のためだけに今まで苦しめた挙句、何の罪悪感もなく命令する姿に不快と嫌悪を露わにしたが、その[[ファミール艦]]はよりにもよって[[核ミサイル]]を積んでいた…。 |
− | : | + | ;「今だ! 撃てぇぇぇぇっ!!」 |
− | + | :[[ファミール艦]]を撃墜しようとする[[サコミズ・シンジロウ|サコミズ]]の[[オウカオー]]を[[マークフュンフ]]の決死の攻撃で足止めしたその瞬間に対空迎撃用ミサイルを全弾発射を指示した。 | |
− | ; | + | :が、そのミサイルはあろうことか[[マークフュンフ]]'''だけ'''に命中し、皆を守ろうとした[[小楯衛|衛]]は'''同じ人類に殺される'''という非業な最期を遂げてしまう…。 |
− | :[[ファミール艦]]を撃墜しようとする | + | :その場面を目の当たりにした[[真壁一騎|一騎]]やUXのメンバーはもちろん、敵の[[サコミズ・シンジロウ|サコミズ]]にも大きなショックを与え、そして怒りを露わにした。しかもこの後に'''「どうせなら奴もろとも爆死すればよかったものを」'''と吐き捨てた当たり、非道かつ傲慢な性格が全面に出ている。 |
− | + | ;「礼など不要だ、大佐。 こいつ等がもっと迅速に敵を撃退してくれば被害はもっと抑えることはできたのだ」 | |
− | + | :自分たちを助けてくれたUXに感謝するアレックス大佐をこの台詞で咎めている。言ってることは分からなくもないが、上述の救援を求めた台詞や衛の死の一件の事を考えると'''説得力がない以前の問題である'''。超えれに耳に入った[[ドクター・ウェスト|ウェスト]]は激怒し、[[飛鷹葵|葵]]に嫌悪感を含めて皮肉を言ったが…。 | |
− | : | + | ;「何を言うか。 だいたい、あのファフナーが堕ちたのはワシらの誤射ではないぞ?」<br/>「あの小僧が余計なマネをしてくれなければ、少なくともあのオーラバトラーは仕留めておれたのだ!」 |
− | :その場面を目の当たりにした[[真壁一騎|一騎]] | + | :衛の死を詫びるどころか、まるで衛が[[オウカオー]]撃墜の邪魔をしたかのような暴言に一騎と九郎も怒りを爆発し、この場にいたアレックス大佐からも宥められてしまう。そもそも今作において衛が死んだのは他ならぬ'''ハザード自身が余計な行為をした'''のが原因である。 |
− | ; | + | :また、フラグを満たし生存した衛と対立した際には'''「ワシの為にもう一度死ね」'''等と叫んでおり、彼が自分以外の人間を使い捨ての道具程度にして見ていない事がわかる。 |
− | : | + | ;「あー、あー。[[アルティメット・クロス]]の諸君、大変ご苦労だった」<br/>「いや、勇敢なる君達の戦いぶりに敬意を表し、最後の挨拶をと思ってなぁ」 |
− | + | :「蒼穹~そら~」にて、自軍に入れて来た通信。対話のチャンスが訪れた[[フェストゥム]]諸共UXに核攻撃を行う上に、それを告げるための通信を入れて来たのが'''フェイの歌の真っ最中'''という悪い意味で見事過ぎるタイミング。もちろん[[中島宗美|宗美]]、[[海動剣|海動]]は憤りをあらわにする。[[竜宮島]]の[[皆城乙姫|乙姫]]の心情や決意が描写され、[[南極]]の自軍メンバーも奮い立っている中に「In the Blue Sky」をぶった切って割り込んで来るのが余計小憎らしい。恐らくこれで気勢を削がれたプレイヤーも少なくないはず。 | |
− | ; | + | :なお、[[蒼穹作戦]]が終了した直後に彼の手によって'''北極海[[ミール]]は核の炎に焼かれてしまう。「人類が救われた」'''と笑いながら嘯いているが、([[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH|後の展開]]とはいえ)これによって人類が[[フェストゥム]]と対話できるチャンスを'''彼が台無しにしてしまうことになる'''。 |
− | : | + | ;「首都機能が麻痺した瞬間に我々が日本復興に手を貸せばこの島国はワシの好きにできるものでな」 |
− | : | + | :「桜花嵐」にて、[[矢藩朗利|朗利]]と[[金本平次|平次]]に[[東京]]を壊滅させるための核を渡したハザードを非難する[[アレックス・ゴレム|アレックス]]に対して。 |
− | ;「あー、あー。[[アルティメット・クロス]]の諸君、大変ご苦労だった」<br/> | + | :もし核が放たれれば'''太平洋戦争末期での広島・長崎のように東京が焦土になるのは勿論、多くの人間が犠牲になる上に首都機能が麻痺して[[日本]]が混乱に包まれる'''という未曽有の大惨事を平然と起こそうとする上にその罪をアレックスに押し付けようとするあたり、'''ハザードという男がどれだけ外道かつ下衆なのかが良くわかるだろう'''。 |
− | : | + | :原作だとこれは前述のマキャベル司令が言った台詞である(細部は違う)が、ハザードの場合[[火星]]で横暴を働いているという実績があるため悪い意味で結果が見え透いている。しかもマキャベル司令のほうはオーラバトラーのせいにするつもりであって、アレックスに押し付けようとはしていなかった。 |
− | + | ;「気に入ってくれたかね、UXの諸君!」<br/>「そいつらはアルカトラズを脱獄した囚人どもでな」<br/>「生きていても仕方のない、生かしておいては、人のため世のためにもならないクズどもだ」 | |
− | : | + | :「HEAVEN AND EARTH」にて、自軍との触れ合いによって変わった[[来主操|操]]が小ミールを説得して[[フェストゥム]]との戦いを終えた自軍に「新天地を目指す自分たちからの[[祝福]]」と称してこの通信を入れてきた。 |
− | + | :己の利権のためにあらゆる非道を重ねた挙句、自らもアルカトラズを脱獄した人間が言える台詞ではない。しかも、その「[[祝福]]」とは囚人たちの悪行に付け込んで'''特攻兵器に仕立て上げた[[キバの輩]]と[[ガラン軍兵士]]を次々と自軍に向けて特攻させる'''というあまりにも'''卑劣にして残酷'''なものであり、他作品での[[ガイゾック]]の行った[[人間爆弾]]と引けを取らないレベルである。 | |
− | + | :彼らが[[特攻]]によって命を落とす光景を目の当たりにした[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ|ジョーイ]]や[[九条美海|美海]]はショックを受け、これを平然とやってのけるハザードに[[飛鷹葵|葵]]や[[真上遼|真上]]も激昂した。ことに、かつて自身が特攻隊員であった[[シンジロウ・サコミズ|ホウジョウの王]]に至っては「'''これが人間のすることかァァッ!!'''」と完全にブチ切れていた。 | |
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;「うぎゃあああああああ!」 | ;「うぎゃあああああああ!」 | ||
− | : | + | :UX第49話での断末魔。己の利権のためにあらゆる非道を重ねた男は、[[人類軍]]、[[マクロス・フロンティア船団|フロンティア船団]]、[[バジュラ]]、[[ザ・ブーム軍]]の全てを支配し、宇宙の王になるという分不相応極まりない野望を叫ぶも、今までの報いを受けるかのように[[ジョウ・マヤ|伝説の]][[イルボラ・サロ|忍者]]によって誅滅され、[[ドッグ・タック|たった一人の忠臣]]と共に宇宙の塵となった。 |
− | + | :彼が向かう先は[[地球]]でも[[火星]]でも、ましてや望んだユートピアでもなく、[[マジンカイザーSKL|髑髏の魔神]]を駆る二人の[[海動剣|死]][[真上遼|神]]が告げた地獄。[[レオン・三島|三島]]や[[ヘスター・ギャロップ|ヘスター]]たちよりも一足先に、ハザードはそこへ堕ちていくのであった。 | |
− | + | :UXでのハザードの様々な非道に憤っていたプレイヤーにとってはまさに溜飲が下がった瞬間といっても過言ではないであろう。 | |
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
;[[ファミール艦]] | ;[[ファミール艦]] | ||
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+ | == [[三輪防人|三輪長官]]との比較 == | ||
+ | 横暴で横柄な性格や権力を笠に着た発言など『[[闘将ダイモス]]』の[[三輪防人|三輪長官]]の同類のようにも見える男だが、'''三輪長官は曲りなりにも最後まで地球を防衛せんとしていた'''事とは対照的に、ハザードは早々に敵に寝返り嬉々として地球侵略に協力、かつ自分の利権しか頭に無いという点が三輪長官とは根本的に異なる。<br />また、力押しだけで無能な三輪長官に対し、ハザードは策謀家としてはかなり優れており、なおかつ自己保身も巧い。<br />UXの彼が「むしろ三輪長官がキレて自軍に味方するレベル」と言われるのはこれらの違いからきているのだろう([[UX]]のハザードの、登場人物やプレイヤーの激怒も招くそのやり口の非道さは他作品のキャラと比較すると、ある意味では人類を侵略・殺戮する側である悪役の[[キラー・ザ・ブッチャー|ブッチャー]]や[[次大帝プロイスト|プロイスト]]のそれに近い)。但し、「己の目的の為に他者の命を平然と犠牲にする」という点に関しては見事共通している。 | ||
− | == | + | == 備考 == |
− | < | + | ハザード・パシャ役の青野武氏は2012年4月9日に逝去したため、これが生前青野氏が収録した唯一の版権キャラクターとなった。今後登場する際は[[代役]]、またはライブラリ出演等の処置がとられるものと予想される。<br />[[バンプレストオリジナル]]のキャラクターについては、[[魔装機神シリーズ]]の[[ルオゾール・ゾラン・ロイエル]]、『[[スーパーロボット大戦GC]]』の[[ヘルルーガ・イズベルガ]]がいるが、前者については代役の処置がとられている。 |
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+ | == 話題まとめ == | ||
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