「エメロード」を編集中

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| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|魔法騎士レイアース}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|魔法騎士レイアース}}
 
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦T}}
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| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦T]]
 
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 
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}}
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| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
 
| 種族 = セフィーロ人
 
| 種族 = セフィーロ人
| 外見年齢 = 幼女→成人女性程
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| 外見年齢 = 少女程
 
| 性別 = [[性別::女]]
 
| 性別 = [[性別::女]]
 
| 髪色 = 金
 
| 髪色 = 金
| 髪型 = 足元まである波打つ長髪
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| 髪型 = 波打つ長髪
| 瞳の色 = 青
 
 
| 役職 = [[役職::柱]]
 
| 役職 = [[役職::柱]]
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[異世界]][[セフィーロ]]を祈りの力で支える姫。『柱』と呼ばれる、重要な役目を担っている。
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異世界のセフィーロを祈りの力で支える姫。『柱』と呼ばれる、重要な役目を担っている。
  
[[東京]]から[[獅堂光]]、[[龍咲海]]、[[鳳凰寺風]]ら3人の少女を「[[魔法騎士]]」としてセフィーロへと召喚した。自身に仕える神官だった[[ザガート]]に幽閉されており、光達は彼女とセフィーロを救うために旅に出る。
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日本から[[獅堂光]]、[[龍咲海]]、[[鳳凰寺風]]の3人の少女を「魔法騎士」としてセフィーロへと召喚する。神官の[[ザガート]]に浚われており、光達は彼女とセフィーロを救うために旅に出る。
  
幼なげな外見に反して、実年齢はかなりのもの。[[クレフ]]よりは年下らしい。
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少女の様な外見に反して、実年齢はかなりのもの。クレフよりは年下らしい。
  
 
=== 真相 ===
 
=== 真相 ===
セフィーロは「心が全てを決める世界」であり、人の心と世界そのものが密接に繋がり合っている。すなわち人心が荒廃すれば世界もまた荒れ果て、人心が穏やかであれば世界もまた穏やかであり続けるということである。そんな移ろいやすい世界が安定して維持されているのは、『柱』と呼ばれる人物がこの世界の平穏を支え続けているため。
+
実は、『柱』はセフィーロの安定以外のことを考えることを許されない存在。『柱』である彼女にはセフィーロ全てを等しく[[愛]]さねばならない=誰か一人だけを愛することが出来ないという制約があった。しかし、これを儚んだ'''ザガートを愛してしまった'''ため、彼への想いを断ち切るために自ら幽閉されたのが真相であった。たった一人だけを愛するということはセフィーロのバランスを崩すことに他ならず、セフィーロの異変の原因は全てザガートを愛したことに起因していたのである。セフィーロのために祈ることは幽閉された状態でも可能だったが、ザガートへの想いを断ち切ることはどうしても出来なかった。
  
『柱』になった人物の祈りが世界にダイレクトに反映するシステムとなっており、そのおかげでセフィーロは穏やかで豊かな世界として安定する。平和な世が続けば民の心も穏やかでいられるため、人々の幸せが世界に反映され、ますますセフィーロは理想郷のような世界として維持されていくことになる。
+
ザガートへの恋が許されないとは理解しながら、それでも想いを抑えきれなかったエメロードは最後の手段を選択する……それが、魔法騎士の召喚。『柱』となった者は自ら死ぬことは出来ず、セフィーロの者も『柱』を傷つけることは出来ない。『柱』を殺すことができるのは、異世界から呼び出された魔法騎士のみ。つまり、魔法騎士の召喚は『柱』だけに許された自決用の魔法であり、'''魔法騎士とは柱の自殺を幇助する為の始末屋的な存在であった'''(連載、放映当時はこの制度にはかなりの批判が寄せられ『本当にこんなのってない』という声が大多数をしめていた)。
裏を返せば、柱となった者の心の乱れが世界の危機に直結するため、『柱』に選ばれた人物は'''一切の感情を抑制し、ただセフィーロの安定と万民の幸せだけを祈り続ける生涯'''を義務付けられる。要するに、『柱』とは文字通り世界を支えるための「生きた人柱」といっていい存在なのだ<ref>セフィーロでは『柱』になることは神になるようなものとされており、人々からの崇敬の対象となる。また、『柱』にはそれを補佐する神官が側仕えするのが通例であるため、全くの孤独というわけではない。</ref>。
 
  
だが、当代の『柱』であるエメロードは、補佐役であった神官ザガートを次第に愛するようになり、'''彼個人の幸せを願ってしまった'''(さらに突っ込んで言うと「'''他人がどうなろうが、まずザガートだけは幸せであって欲しい'''」と無意識下で思ってしまった)。それが原因でセフィーロのバランスが崩れ、今までみられなかったような天災が頻発し、魔物まで出現するようになる。己の感情が引き起こした事態を憂慮したエメロードはザガートへの想いを断ち切ろうとして自ら幽閉される道を選んだ……というのが事の真相だった。つまり、セフィーロを襲うすべての異変は彼女がザガートを愛したことに起因しているのである。
+
ザガートが魔法騎士に倒された直後、憎しみに囚われた彼女は急成長を遂げ、自らの[[魔神エメロード]]を召喚して魔法騎士の前に立ち塞がった。彼女の中に残された一片の良心が真相を伝え、覚悟を決めた魔法騎士たちにより倒されたことでようやく彼女は枷から解き放たれ、愛しいザガートの元へ逝けた。
 +
しかし、彼女の死により魔法騎士たちはそれぞれの心に深い傷を負い、セフィーロの危機も[[イーグル・ビジョン|新たな]][[デボネア|局面]]を迎えてしまう。
  
幽閉された状態でもセフィーロのために祈ることは可能だったが、どうしてもザガートへの想いを断ち切ることはできなかった。崩壊へと進むセフィーロを前に、追い詰められたエメロードは最後の手段を選択する……それが、魔法騎士の召喚。
+
== 登場作品と役柄 ==
 
+
=== 単独作品 ===
セフィーロの『柱』システムの最も残酷な点は、『柱』の交代が『柱』の死をもってしか行われないことにある。エメロードは生きている限り『柱』の責務からは決して解放されない。しかも、世界そのものの法則によりセフィーロに住む誰であっても『柱』を傷つけることが出来ず、『柱』が自分自身を傷つけることもできない。つまり、エメロードは誰かに命を絶ってくれと願うことも、自分で自分の命を絶つことすらも許されないのである。
+
;[[スーパーロボット大戦T]]
 
 
だが、セフィーロの法則に縛られない異世界出身の魔法騎士であれば、『柱』を殺すことができる。つまり、魔法騎士の召喚は『柱』だけに許された自決用の魔法であり、'''魔法騎士とは柱の自殺を幇助するため(=役目を果たせなくなった柱を殺害するため)の始末屋的な存在であった'''<ref>当時はこの制度にかなりの批判が寄せられ『本当にこんなのってない』という声が大多数をしめていた</ref>。
 
 
 
世界を守るために死を望むエメロードの選択を受け入れられず、彼女を守るために魔法騎士を殺そうとすザガートに対し、魔法騎士への攻撃を止めるよう懇願し続けたエメロード。しかし、ザガートが討たれたことによって無意識下に生じた強い憎しみの感情が引き金となり、エメロードは復讐鬼と化してしまう。
 
大切な想い人を奪った魔法騎士たちを殺すべく想いの力によって成熟した肉体の女性へと急成長を遂げ、[[魔神エメロード]]を召喚して光たちに猛烈な勢いで襲い掛かり、そして自分とザガートを追い詰めたこのセフィーロという世界の法則そのものに激しい憎悪を抱き、セフィーロの完全な崩壊と消滅を願う寸前まで至ってしまった。
 
 
 
事態を飲み込めず困惑する魔法騎士に、残留思念として残っていたエメロードの一片の良心が全ての真実を伝え、自分を殺してセフィーロを救うよう求める。最期は彼女の『本当の願い』を知った魔法騎士の手で枷から解き放たれ、愛するザガートのもとへ旅立った。
 
 
 
しかし、何も知らずに彼女とその恋人を殺めてしまう結果となった光たちは[[トラウマイベント|心に深い傷を負い]]<ref>エメロードの死と同時に召喚魔法が解けて帰還した彼女たちは悲嘆のあまり泣き明かしている。光は拳を握りしめるあまり無意識に爪で拳を傷つけ、さらにアニメでは自罰感情から[[ノヴァ|もう一人の自分を生み出したり]]、長らく[[ランティス]]への想いを受け入れられなかった。海は『ボスキャラにも深い事情があるかもしれない』『向こうから見れば、私のほうが悪なのかもしれない』とRPGを遊ぶことができなくなっていた。</ref>、世界を支える柱を失ったことでセフィーロの危機も[[イーグル・ビジョン|新たな]][[デボネア|局面]]を迎えることとなった。
 
 
 
==登場作品と役柄==
 
===VXT三部作===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
 
 
:初登場作品。本作においても担当声優の演技は健在となっている(後述)。少女時は[[中断メッセージ]]でボイスありで、敵対時もまた緒方氏による演技が光る。
 
:初登場作品。本作においても担当声優の演技は健在となっている(後述)。少女時は[[中断メッセージ]]でボイスありで、敵対時もまた緒方氏による演技が光る。
:敵対時の味方側キャラの反応は状況がわからず困惑する者、呼びかけて止めようとする者、機体の動きを止めようとするもの、真意を察する者等様々である。
 
 
===単独作品===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦30}}
 
:扱いは概ね『T』と同じ。敵対時の苛烈さもそのままだが、ゲームシステムの関係で決戦時期が前後しやすい。
 
:早めに挑む場合は主力メンバーに「熱血」があるかどうかという時期になってしまうが、後回しにすればかなり遅らせられるため、「脱力」「かく乱」などが揃うまでは放置するのも手。
 
  
==パイロットステータス==
+
== パイロットステータス ==
===[[能力]]値===
+
<!-- === [[能力]]値 === -->
[[回避]]以外が全体的に高水準でスーパー系大ボスの風格。特に[[格闘 (能力)|格闘]]と[[射撃 (能力)|射撃]]は、'''両方とも『T』では全パイロット中2位。'''強力な技能ラインナップと相俟って、強敵との連戦で疲弊したプレイヤーを驚愕させてくる。
+
=== [[精神コマンド]] ===
 
+
;[[スーパーロボット大戦T|T]]
===[[精神コマンド]]===
 
;[[スーパーロボット大戦T|T]]、[[スーパーロボット大戦30|30]]
 
 
:'''[[信頼]]、[[応援]]、[[祝福]]、[[期待]]、[[希望]]、[[愛]]'''
 
:'''[[信頼]]、[[応援]]、[[祝福]]、[[期待]]、[[希望]]、[[愛]]'''
:本人の性格からか、見事にサポート系が揃っている上に最後は「愛」。余談だが、これらのうち4つが[[エンブリヲ]]や[[カギ爪の男]]、[[アドヴェント]]と共通している。
+
:ザガートへの愛ゆえか、見事にサポート系が揃っている。エメロードの本心と言うべきか。
  
===[[特殊スキル]]===
+
=== [[特殊スキル]] ===
;[[スーパーロボット大戦T|T]]、[[スーパーロボット大戦30|30]]
+
;[[スーパーロボット大戦T|T]]
:'''[[3回行動]]、[[気力限界突破]]L3、[[極]]、[[サイズ差補正無視]]L3、[[闘争心]]L3、[[カウンター|フルカウンター]]、[[プレッシャー]]L4'''
+
:'''[[3回行動]]、[[気力限界突破]]L3、[[極]]、[[サイズ差補正無視]]L3、[[闘争心]]L3、[[フルカウンター]]、[[プレッシャー]]L4'''
:とにかく攻撃に特化した構成で、[[ザガート]]との戦いで疲弊した自軍を刈り取りにかかる。恐るべきは3回行動に加えて最大レベルのプレッシャー。これで'''無消費武器を振り回す'''のだからたまったものではない。
+
:とにかく攻撃に特化した構成。恐るべきは3回行動に加えて最大レベルのプレッシャー。これで'''無消費武器を振り回す'''のだからたまったものではない。
:一方で防御面は底力やガードを持たずプレッシャー頼りで、特に『30』では強力になった底力がないためザガートや他ボスと比べて明らかに柔らかい。しかし防御面を補うためかフルカウンター持ち。幸いこれはダイレクトアタックで無視できるため、トドメを刺す機体は予めExCを多めに貯めておきたい。
+
:一方で防御面は底力やガードを持たず脆め(プレッシャーはあるが)。それを補う為かフルカウンター持ち。幸いこれはダイレクトアタックで剥がせる。
  
===[[エースボーナス]]===
+
=== [[エースボーナス]] ===
 
;気力130以上で与えるダメージが1.3倍になる
 
;気力130以上で与えるダメージが1.3倍になる
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。ver.1.03で追加されたスーパーエキスパートモードにて習得する。
+
:『[[スーパーロボット大戦T|T]]』で採用。[[流竜馬|竜馬]]のエースボーナスに気力条件が緩和されたようなものでありこうなると手がつけられず、リアル系で戦おうものならオーバーキルされてしまう。精神コマンド全開で戦おう。
:[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]のエースボーナスの気力条件が緩和されたもので、10段階改造したスーパーロボットですら精神コマンド無しだと一撃で沈みかねないためザガート戦で全力を出しきらないようにしよう。
 
;気力130以上で与ダメージ1.3倍、最終命中率、回避率+30%
 
:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』で採用。『T』の効果に加えて実質上の[[集中]]まで加算され、極と併せて'''最終命中率+60%'''もの補正となる。しっかり育成した[[イカルガ (ナイツマ)|鬼神]]にすら当ててくるため、ひらめきやそれを内包する精神なしでは確実な回避は望めない。
 
:システムの関係で「決戦のセフィーロ」への挑戦を後回しにする事もできるため、その間に「かく乱」や「脱力」が使えるメンバーをしっかり育成して極ごと封殺してしまうのが確実か。
 
  
==人間関係==
+
== 人間関係 ==
 
;[[獅堂光]]、[[龍咲海]]、[[鳳凰寺風]]
 
;[[獅堂光]]、[[龍咲海]]、[[鳳凰寺風]]
:彼女達3人を召喚し、度々助けていた。第一章ラストでは彼女達への殺意と復讐に身を染めてしまうが、最終的には『本当の願い』を叶えてもらう形で討たれる。
+
:彼女達3人を召喚するが、最終局面では彼女たちへの復讐に身を染めていた。
 
;[[モコナ]]
 
;[[モコナ]]
:ザガートの手に渡らないようにクレフに託した。原作漫画版ではモコナの正体を唯一知っている。
+
:クレフへと渡す。
 
;[[ザガート]]
 
;[[ザガート]]
:神官にして想い人。彼への想いを隠し通そうとしたが気付かれてしまい、相思相愛となったことが全ての発端になった。
+
:エメロードを浚った神官にして恋人同士。
:セフィーロの崩壊と引き換えに自分への愛を貫こうとする彼を否定する。
 
 
;[[クレフ]]
 
;[[クレフ]]
:生まれた頃から成長を見守られており、ザガートへの想いも知られていた。
+
:セフィーロで最高位の導師。
 
;[[フェリオ]]
 
;[[フェリオ]]
:弟。アニメでは彼の頼みで彼自身の記憶を封じていた。彼が城を離れる前にお守りとして、魔法で通信できるオーブ(原作では彼がピアスの様に身につけているリング)を贈っている。
+
:魔法騎士と行動する少年。実は弟。
 
;[[ランティス]]
 
;[[ランティス]]
:かつての親衛隊長で想い人の弟。
+
:かつての親衛隊長。ある事情によりセフィーロを出奔し、オートザムへと渡っていた。
 
;[[ラファーガ]]
 
;[[ラファーガ]]
:現在の親衛隊長。ザガートに洗脳されてしまう。
+
:現在の親衛隊長。後にザガートにより洗脳されてしまう。
 
;[[イノーバ]]
 
;[[イノーバ]]
:ザガートへ贈った精獣。ザガートとの関係も知っていた。
+
:ザガートへ贈った精獣。ザガートとエメロードの関係も知っていた。
 
+
;[[イーグル・ビジョン]]
==他作品の人間関係==
+
:担当声優が同じ。原作・TV版では関係は無いが、OVA版では大きな繋がりがある。
;[[マルティナ・オルト・クシェペルカ]]、[[イサドラ・アダリナ・クシェペルカ]]
+
<!-- == 他作品の人間関係 == -->
:『30』では、エメロードを慰めるためという目的で彼女らもザガートによって幽閉されていた。ザガートとの仲を知っており、その縁もあってか幽閉中に世話を受けていた。
+
<!-- == 名台詞 == -->
 
+
== スパロボシリーズの名台詞 ==
==名台詞==
+
;「愛する者を失う悲しみ…お前にも解るはずだ!」
;「お願い……この世界を救って……」<br>「伝説の魔法騎士たちよ!」
+
:敵対時にて[[ドモン・カッシュ]]、[[テンカワ・アキト]]、[[ヴァン]]、[[アムロ・レイ]]、[[キリコ・キュービィー]]らとの[[特殊戦闘台詞]]。
:物語冒頭での魔法騎士召喚の言葉。この台詞で「レイアース」の物語が始まる。
+
<!--とりあえず確認できた分だけ-->
:決して一言も'''「私を助けて」「ザガートを倒して」'''とは言っていないのがポイント。
+
:見事に'''愛する者を奪われた事がある者、悲しい別れを経験した者、そして[[装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端|これから別れが待ち受けている者]]'''となっている。
;「……ザガートを殺したのは あなた達ね……」
 
;「私の愛するザガートを殺したのは あなた達ね!!」
 
;「許さない!!」
 
:エメロード姫と対面した魔法騎士の3人が「魔神でザガートを倒した」と告げた直後のセリフ。対面直後は、まだ正気を保っていたエメロードは泣き顔ながら冷静だったが、表情が徐々に曇り、魔法騎士への怨言を吐き捨てると同時に魔神を召喚(創造)し、激しい憎悪と明確な殺意をもって魔法騎士に襲い掛かる。
 
;「これは……!! ザガートの剣……」
 
;「ザガートのこの剣で……殺してやる! 魔法騎士!!」
 
:魔神を駆り城の外へ出た直後、ザガートの剣を発見し愛おしそうに頬ずりをして。ザガートの形見は彼女の憎しみを更に駆り立てる。
 
;「ザガート…… やっと あなただけのものに……」
 
:合体魔神レイアースに止めをされて。初めて愛する人だけを思っていられる事実に満足げに
 
;「ありがとう…… 魔法騎士……」
 
:柱の重責から解放され、迎えに来たザガートと抱き合いながら。魔法騎士に感謝の気持ちを伝え天へと旅立った。
 
;「伝説の魔法騎士を召喚します」
 
;「私は、あの人をザガートを愛してしまった」
 
;「例え、皆が私を許してくれても私は自分が許せない。皆が不幸になると解っていて自分だけ幸せになれない」
 
;「私の我が儘に付き合わせてしまう魔法騎士にごめんなさいと伝えて……」
 
:魔法騎士召喚前夜のクレフとのやり取り、クレフからは「一人の人間なのだから自分だけの幸せを願っても誰もあなたを責める事は出来ない」と猛反対されるが、使命感の強い彼女は自ら水牢へと降りて行った。
 
:一見責任感と使命感の強さが表れているセリフであるが、漫画版では散っていた彼女の心の内が創造主であるモコナの言葉を通じてそれとなく示唆されており、「セフィーロの民を愛していたが、信じてはいなかったのではないか」と語られている。
 
  
==スパロボシリーズの名台詞==
+
== 搭乗機体 ==
===戦闘台詞===
 
;「愛する者を失う痛み…! お前ならわかるはずだ!」
 
:[[ファ・ユイリィ]]、[[ドモン・カッシュ]]、[[獅子王凱]]、[[キャプテンハーロック]]、[[アムロ・レイ]]、[[キリコ・キュービィー]]、[[天海護]]らとの[[特殊戦闘台詞]]。
 
;「魔神め…! 私を殺しに来たか!」
 
:[[マジンガーZ]]・[[グレートマジンガー]]へ発する特殊戦闘台詞。
 
:[[マジンガー]]とセフィーロの『柱』に隠された関係を匂わせる一言となっているが、後にこの一言が『T』本編の[[INFINITY|伏線]]となって行くことを'''プレイ当初でなかなか読めずにいた'''ユーザーはさぞ多かったことだろう。『30』にも似たような伏線があるが、こちらは序盤から度々示唆されている。
 
;「お前ならば、私の気持ちもわかろう…!」
 
:対[[スパイク・スピーゲル]]、[[テンカワ・アキト]]、[[ヴァン]]の特殊戦闘台詞。当人達の過去を読み取っていることが窺える。
 
 
 
==搭乗機体==
 
 
;[[魔神エメロード]]
 
;[[魔神エメロード]]
 
:エメロードが生み出した悪魔のような外見の[[魔神 (レイアース)|魔神]]。
 
:エメロードが生み出した悪魔のような外見の[[魔神 (レイアース)|魔神]]。
 
+
== 余談 ==
==余談==
 
 
*名前の由来は、三菱自動車が1992年から1996年まで販売していた「三菱・エメロード」から。
 
*名前の由来は、三菱自動車が1992年から1996年まで販売していた「三菱・エメロード」から。
*演じる[[声優:緒方恵美|緒方恵美]]は、そのキャリアで[[碇シンジ]]役など男性(少年や青年)役、女性でも中性的な役を演じる機会が多く、エメロードは類を見ない「お淑やかなお姫様」というキャラクターである。なお、このキャスティングはアニメスタッフからのオファーによるものである(後述)。
+
*[[声優:緒方恵美|緒方恵美]]氏は少年~青年キャラを演じることが多いが、氏が担当したエメロードは現在でも類を見ないお淑やかなお姫様というキャラクターで、このキャスティングはアニメスタッフからのオファーによるものである。当時、緒方氏は男性役ばかりやっていたこともあり、エメロードの役作りに苦労し、[[龍咲海|海]]役の吉田小南美氏や[[フェリオ]]役の山崎たくみ氏に弄られていたという。曰く'''「お前を助けられるヤツはいない!!」'''とのこと。
**緒方自身当時エメロードの役作りに苦労したことを回想し、[[龍咲海|海]]役の[[声優:吉田小南美|吉田小南美]]氏や[[フェリオ]]役の[[声優:山崎たくみ|山崎たくみ]]氏に弄られていたという。曰く'''「助けてとか言ってるが、お前を助けられるヤツはいない!!」'''との事。
+
**女性役も少ないながら担当していたものの、男性キャラをやることが多かった緒方氏がエメロードを配役することに衝撃が走り、2014年に行われたインタビュー<ref>[https://animeanime.jp/article/2014/10/28/20651.html TV放送から20年「魔法騎士レイアース」椎名へきる&緒方恵美インタビュー-前編-] 2019年4月14日閲覧。</ref>によると、当時所属していた事務所でマネージャーが'''「は?」「もう一度言ってください」「うちの緒方に姫の役を?」'''と信じられない様子で電話で聞き返していて、事務所中がザワッとしていたことからその驚き具合が伺える。
**また2014年に行われたインタビュー[https://animeanime.jp/article/2014/10/28/20651.html TV放送から20年「魔法騎士レイアース」椎名へきる&緒方恵美インタビュー-前編-] 2019年4月14日閲覧。によると、当時所属していた事務所でオファーの連絡を受けたマネージャーが'''「は?」「もう一度言ってください」「うちの緒方に姫の役を?」'''と信じられない様子で電話で聞き返していて、事務所中がザワッとしていた事から、周囲も含めたその驚き具合が伺える<ref>なお同インタビューでは、「(自分は)高校生以上の男子役を演じた初の女性声優」とも話している。</ref>。
+
**第1話放送当日も事務所のテレビの前で一同が待機して視聴して聴くと'''「本当に緒方がやってるの……?」'''という空気が漂っており、原作者のCLAMPや監督を努めた平野俊弘氏らの話によれば、「なかよし」読者向け試写会で流した第1話でのEDで配役のテロップが流れた瞬間、'''会場にいる視聴者は大絶叫したとのこと'''。勿論、緒方氏がエメロードを演じることを想像だにしなかった意味と、'''「聴いただけで氏が本当に演じているのかわからない程の女声」だったため。'''アニメ誌のインタビューでエメロードの声で「これが地声なんです」とインタビュアーを魅了したエピソードもある。
***第1話放送当日も事務所のテレビの前で一同が待機して視聴し、'''「本当に緒方恵美さんが(エメロード姫の役を)やってるの…?」'''という空気が漂っていた、また原作者のCLAMPや監督の平野俊弘らの話によれば、「なかよし」読者向け試写会で流した第1話でのEDで配役のテロップが流れた瞬間、'''会場にいる視聴者は驚きのあまり大絶叫したとの事'''。勿論、緒方がエメロードを演じる事を想像だにしなかった意味と、'''「聴いただけで緒方恵美が本当に演じているのかわからない程の女声」だった為。'''
+
*実は、エメロードがその気にさえなれば『柱』制度を廃止してザガートと結ばれることは可能だった。この点については[[モコナ|創造主]]'''「エメロード姫は『セフィーロ』を、そして、みんなを愛していた。しかし、信じてはいなかったのかもしれない。姫は生命をかけて愛するものたちを守ろうとしたが、自らの重責を分かち合い、ともに歩こうとはしなかった」'''と評されている。
***また、アニメ誌のインタビューで緒方はエメロードの声で'''「これが地声なんです」'''とインタビュアーを魅了したエピソードも有る。
+
**こういった経緯もあってか、ファンからはエメロードは'''「悲劇のヒロインにして物語の元凶」'''という複雑な評価が根付いている。
***もっとも、スパロボでは既に[[リン・マオ|リン]]を演じていることから、あまり意外とは思われていない。
 
**緒方氏は第二章では[[イーグル・ビジョン]]役も担当しているが、聴き比べても言われなければわからない…どころか(特に少女姿のエメロードなどは)'''言われてもわからない'''凄まじい変化をみせている。『[[T]]』での出演時も往時と変わらぬ見事な演じ分けを披露し、ファンを歓喜(そして本作で初めて知ったユーザーを驚愕)させた。
 
*『レイアース』本編では原作版、テレビアニメ版の双方で、『柱』になった光がその力で柱制度そのものをなくすという結末になっている。この点については「それができるならエメロード姫はなぜそうしなかったのか」という話になるのだが、テレビアニメ版ではそのあたりが突っ込まれることはなかった。
 
**一方、原作漫画版では「エメロードがその気にさえなれば『柱』制度を廃止してザガートと結ばれる事は可能だった」という事実が明確に指摘されている。エメロードがそれをしなかった理由については新たな柱となった光からは「本当にセフィーロと人々を愛していたんだと思う(故に重責を皆に押し付けようとせず自分独りで背負いこんだ)」と好意的に解釈されているが、逆に創造主であるモコナからは(柱となった光が創造主が望んでいた答えに行き着いたこともあり)'''「エメロード姫は『セフィーロ』を、そして、みんなを愛していた。しかし、信じてはいなかったのかもしれない。姫は生命をかけて愛するもの達を守ろうとしたが、自らの重責を分かち合い、ともに歩こうとはしなかった」'''と評されている。生真面目で責任感が強い人ほど不安や恐れから他者の助力を拒み一人で抱え込もうとしてしまい易いものだとは現実においてもよく言われることだが、劇中での責任感と使命感の強さを見るに、エメロード姫もそうした傾向が顕著だったのだろう。<ref>エメロードの判断を好意的に解釈した光からも「'''一人で担うには重すぎる'''」と述べられている。</ref>
 
***こういった経緯も有ってか、彼女に対しファンからは'''「悲劇のヒロインにして物語の元凶」'''という複雑な評価が根付いている。
 
*OVA版では担当声優が同じ[[イーグル・ビジョン]]が弟となっている。
 
*光・海・風たち魔法騎士以外で唯一関連玩具が存在し、なりきりアイテムとしてエメロードのティアラが商品化されている(ただし実際のエメロードのティアラの色は緑と青だが、玩具は緑と赤を基調にしている)。
 
  
==脚注==
+
== 脚注 ==
 
<references />
 
<references />
  

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