{{登場人物概要
| 登場作品 = [[マジンガーシリーズ]]
*{{登場作品 (人物)|UFOロボ グレンダイザー}}
*{{登場作品 (人物)|グレンダイザーU}}
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|銀河万丈|UFOロボ グレンダイザー|SRW=Y}}(UFOロボ)<br />{{声優 (登場作品別)|関智一|グレンダイザーU}}(U)
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン (登場作品別)|小松原一男|UFOロボ グレンダイザー}}(UFOロボ)
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦A}}
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
}}
{{登場人物概要
| タイトル = プロフィール
| 種族 = ズリ星人
| 性別 = 男
| 出身 = ズリ星
| 所属 = [[ベガ星連合軍]]
| 役職 = 科学長官
}}
'''ズリル'''は『[[UFOロボ グレンダイザー]]』の登場人物。
概要
[[ブラッキー隊長]]の後任として登場した[[ベガ星連合軍]]の[[科学者・技術者|科学長官]]。環境管理に定評のあるズリ星の出身。
TV版
数多くの[[円盤獣]]の設計を担当し、謀略を得意とする。また、自ら変装して積極的に諜報活動を行うなど、技術畑のキャラらしからぬアクティブな面も見せる。
シャッター式の左目には映写機が内蔵されており、情報分析や作戦立案などに活用。右目からは催眠光線を発射し、前述の諜報活動の際に用いる。
極めて怜悧な思考の持ち主だが、一方で息子のズリルJr(SRW未登場)に対する父親としての愛情も持ち合わせ、彼が戦死を遂げた際には慟哭している。
最後は[[ルビーナ]]を利用して[[デューク・フリード]]打倒を謀ったが、[[兜甲児|甲児]]に射殺された。
ちなみに、'''[[ブレーンコンドル|某戦闘機]]に酷似…というより、まんまなデザインの専用円盤'''に乗船して、[[スカルムーン基地]]へ着任している。
漫画版
永井豪氏の原作漫画版には執筆者が交代した為、未登場。[[グレース・マリア・フリード|マリア]]同様、永井氏の筆によって描かれたズリルは現在のところ確認されていない。
'''桜多吾作版では敵側の主役'''と言ってもよい立ち位置で描かれ、'''[[地球]]の自然を愛するが故に、環境を汚す地球人を憎んでいた'''。敵対していた甲児達からもその人格を認められており、終盤は後述の事情によりズリルとの共闘を決意している。終盤は地球を死の星と化してでも手に入れようとする[[ベガ大王]]に対してクーデターを決行し、大王を殺害。戦争を止めようと尽力するが力及ばず、(ベガ星連合軍の横槍があったとは言え)結果的に地球は地球人同士の争いによって死の星となり、[[グレンダイザー]]とラーガによって人類の文明は滅亡してしまう(甲児達はダイザーとラーガを止めるためにズリルと共闘しようとしていたのだが、ダイザー側から通信妨害が起きた事でズリルと通信する事ができず、合流する事すらできなかった)。
ズリル自身は[[兜甲児|甲児]]や[[牧葉ひかる|ひかる]]同様生き残っており、最後はどれだけ時間がかかっても地球を蘇えらせる事を決意した。
登場作品と役柄
COMPACTシリーズ
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
:音声初収録。第1部にはベガトロン放射能で弱っているデュークとそれを追うマリアを追って[[キリカ]]と共に[[地球]]に降下してきた。その後は第3部のスカルムーンでの最終決戦に登場。ベガ大王に隣接した形で出現するので、[[援護攻撃]]の存在に注意。性格は普通なので安心。
携帯機シリーズ
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE}})
:初登場作品。[[キリカ]]を伴って、中盤から登場する。[[ギガノス帝国]]の[[マスドライバー]]を奪う作戦などを展開し謀略を色々としたが最終的には他の幹部もろとも[[小バーム]]ルート最後のシナリオで倒される。専用艦(本来は)である[[戦闘母艦]]の能力を活かすかのごとく、射撃が得意な能力となっている。強気な事も踏まえて、一応注意ぐらいはしておこう。
単独作品
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦MX}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE}})
:中盤から[[ベガ星連合軍]]の幹部として登場。[[百鬼帝国]]と手を結び、[[量産型グレートマジンガー]]の戦力化に成功するなどの活躍をする。しかし最後は『[[スーパーロボット大戦A|A]]』同様他の幹部もろとも同一シナリオで倒される。[[ルビーナ]]射殺後の狼狽振りは、それまでのクールなキャラを吹き飛ばすほどの滑稽さを醸し出していた。『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』同様、終始[[マザーバーン]]に乗船して戦う。
パイロットステータス
[[精神コマンド]]
;[[スーパーロボット大戦MX|MX]]
:'''[[偵察]]、[[根性]]、[[必中]]、[[ひらめき]]、[[不屈]]、[[補給]]'''
[[特殊技能]](特殊スキル)
;[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]・[[スーパーロボット大戦MX|MX]]
:'''[[底力]]L9、[[援護攻撃]]L4'''
人間関係
;[[ベガ大王]]
:主君。TV版ではズリルJr.を失ったことを同情されたのか、ルビーナとの縁談を進められる。一方、漫画版では考え方の違いから、最終的に謀殺した。
;[[ガンダル司令]]
:立場的には同格。犬猿の仲だが、お互いの地位が危なくなると協力しあう事も。
;[[ルビーナ]]
:主君の娘。TV版及び『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では彼女との縁談が持ち上がる。
;ズリルJr.
:息子。SRW未登場だが、一部作品ではズリル搭乗のユニットを撃墜した際に、彼の名を叫ぶ事がある。
;ダントス防衛長官(SRW未登場)
:TV版・漫画版共にガンダルと共同で謀殺するが、漫画版では自身の母星であるズリ星を滅ぼした元凶で恨んでいた。
他作品との人間関係
;[[ブライ|ブライ大帝]]
:『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では[[超合金ニューZ]]を入手する為、人間社会に多数の配下を潜り込ませている彼らのコネクションを利用するべく、接触を図る。
;[[ヒドラー|ヒドラー元帥]]
:『MX』中盤で、エネルギー遮断フィールドを装備した特別仕様の[[メカ要塞鬼]]を彼に与え、「重爆特攻作戦」なる計画を共に展開する。
;[[剣鉄也]]、[[ケーン・ワカバ]]
:「重爆特攻作戦」における戦闘前会話では、彼らからの揶揄に普段のクールな仮面が脆くも剥がれ、醜態を晒してしまう。
;[[エルピー・プル]]
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では流浪の民と化したベガ星人に同情し、停戦を呼び掛ける彼女の訴えすら一蹴した。
名台詞
TV版
;「ジュニア…。この戦いに勝ち残れるどうかは全く分からない。敗北者の運命は厳しいのだ…。お前にはまだチャンスがある。犬死にはするな…」
:第69話で自身の円盤が地球上に孤立した際に、燃料補給に来た息子のズリルJr.を「早く帰れ」と邪険な態度を取りつつも、自室で彼の写真を見てその身を案じた台詞。
:しかし、直後にズリルJr.が来た際は、その気持ちを表に出せずに再び邪険に扱ってしまう。
;「ジュニア、いかん! 私はお前を愛している! 心から愛しているんだ! 帰ってくれジュニア! 帰ってくれ!」
:ズリルの[[地球]]脱出を助ける為、自らの命を捨ててまで[[グレンダイザー]]を倒す決意を固めたズリルJr.を涙を流しながら必死に説得した際の台詞で、ズリルJr.はこの父の想いに満足してズリルを守る為に命を散らし、ズリルを号泣させる。
;「くそう、所詮は叶わぬ高嶺の花だ…。ズリルの夢もこれまでか…」
:第72話より。ダイザーチームの猛攻撃によって搭乗した円盤が撃墜必至になった時の台詞で、この後[[デューク・フリード|デューク]]と[[ルビーナ]]もろとも道連れにしようとするが失敗に終わり、撃墜後も生き延びてデュークを撃とうとするが、[[兜甲児|甲児]]に撃たれて敢え無く絶命する。
漫画版
;「…人間どもめ! 秩序も何もなくこの宝石を蝕む害虫ども! 美しい地球はわしが守ってやる!!」
:桜多吾作版より、ズリルの信念が窺い知れる台詞。
;「この緑なす惑星はアバタになってしまうわ」
:桜多吾作版で「爆弾を使えば地球人をたやすく一掃できるのに」と発言する兵士への返答。これには「ズリル様はほんとにこの星思いですな」と兵士も半ば感心する。
;「遅かったか これで人間の いや地球の運命は決まった」
:桜多吾作版の最終話より。地球を傷つけないためベガ星連合軍に撤退を命じ安心したのもつかの間、冷戦状態の国々が一斉に核戦争を開始してしまう。
:これにより本作のグレンダイザーと古代機械ラーガに秘められた真のプログラムが発動し、'''地球上の文明は跡形もなく壊滅してしまった……。'''
;「全てが滅びたというのに、これだけは変わらん。生命のある限り、今度こそ大切に見守っていかねば……」
:桜多吾作版のラストシーンで、オーロラを見上げながら呟いた決意。
スパロボシリーズの名台詞
;「フフフ…最後まで抵抗してみせろよ、ゲッターロボ」<br />「そして、絶望しろ…守るべきものを守りきれなかった己の無力さにな」
:『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』第30話(『[[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]]』では第31話)地上ルート「赤き龍の輝き」より。「重爆特攻作戦」で、攻撃の通じない[[メカ要塞鬼]]の前に劣勢を強いられる[[ゲッターチーム]]を冷ややかに嘲笑する。
;「我々にも都合というものが有りましてな…」<br />「百鬼帝国の勝利の暁には、また改めてご挨拶に参りましょう」
:『MX』第42話(『PORTABLE』では第43話)「神よ、百鬼のために泣け」より。[[科学要塞島]]の中枢部を破壊された事で、一気に旗色が悪くなった[[ブライ大帝]]の許へ馳せ参ずるも、彼らへの手切れ金とばかりに[[ギルギルガン (第3形態)|ギルギルガン]]と[[光波獣ピクドロン|ピクドロン]]を残し、上述の台詞で[[百鬼帝国]]との利害関係を打ち切った。
;「こ、こんな宇宙の辺境の星で私が最期を迎えるというのか…!」<br />「む、無念…!」
:『MX』第46~48話(『PORTABLE』では第47~49話)「一輪の花と緑の星と」における断末魔。荒涼たる[[月]]世界が、ズリルの墓標となった。
;「うおおっ…! ジュニアーッ!!」
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』での断末魔。この絶叫に、[[デューク・フリード|デューク]]達はズリルにも家族が居た事を知る。
搭乗機体
;[[戦闘母艦]]
:ズリルが使用する専用艦。
;ラグラグ
:第67話で搭乗した[[ベガ獣]]。SRW未登場。
;バチスカーフ
:『[[グレンダイザーU]]』における座乗艦。
余談
*ズリル長官は銀河万丈氏(当時の芸名は田中崇)の声優デビューキャラでもある。
{{マジンガーシリーズ}}
{{DEFAULTSORT:すりる}}
[[Category:登場人物さ行]]
[[Category:マジンガーシリーズ]]