赤の星
『勇者王ガオガイガー』に登場する惑星。
概要[編集 | ソースを編集]
三重連太陽系の星の一つ。
指導者はアベル。
ゾンダーに対抗するため緑の星のラティオを元にしたアルマをはじめとするソルダート師団を作るが時すでに遅く、機界昇華される。また、滅亡寸前の三重連太陽系を救うためソール11遊星主も用意していた。
ソルダートJの回想では、その名の通り三つの太陽(一つの太陽と2つの燃える惑星)が浮かぶ赤い空を持った星である。
起動寸前に原種に襲われてしまったとはいえ、ジェイアーク級の巨大戦艦を31隻も量産していたことから、三重連太陽系の中でも軍事技術が高かったのではないかと推測されている。 遺伝子技術や生体改造技術が非常に進んでおり、生体コンピューターの開発が盛んであった。 また、原種との戦闘に際して自由意志と感情を持つクローンを特攻自爆を最終目的とする生体兵器を生み出すなど、地球とは大きく異なった倫理観を伺わせる。
緑の星から提供されたラティオのデータを使い原種に対抗する能力者「生体兵器アルマ」、Jジュエル、アルマの護衛兼実質的な戦闘要員として31隻のジェイアーク級戦艦、ソルダートJを、ジェイアークの頭脳として生体コンピュータートモロを作り上げていた。地球での対原種戦におけるキングジェイダーの強力無比さから見て、実際にソルダート師団が完全起動していれば滅亡は防げていたと見られるが、この脅威に気付いていた機界31原種はジェイアーク艦隊にトモロが乗せられる直前、生産工場を急襲しトモロが壊滅(おそらくは多数のゾンダリアンとなったと見られる)。トモロを失ったジェイアーク艦隊は完全起動することなく次々に破壊され、護衛者の守護が得られないアルマ達も腸原種に殺害され、力となるべきジェイアークと護るべき者アルマを失ったソルダート達は原種に絶望的な白兵戦を挑んで玉砕、機界昇華を受け、滅亡した。 決戦で生き延びたのは決戦から逃がされた男女の各一体のアルマと2隻のジェイアーク級、そして決戦で重傷を負った二人のソルダートJだけ(あくまでも劇中での推測)であった。二人のJは共に他に生き残りが、生存していることを知らぬまま、何一つ守れず唯一人生き残ってしまった絶望からメタルに支配されゾンダリアンと化し、一隻のジェイアークに乗せられたアルマは時空ゲートであるギャレオリア彗星を抜け地球へと逃れ、熊本、阿蘇山麓で一人の夫人に拾われ戒道幾巳として育てられた。
登場作品[編集 | ソースを編集]
人物[編集 | ソースを編集]
- アベル
- 指導者。本人が直接作中に登場する事は無い。地球人と価値観が異なるとはいえ、生体兵器として改造した自分のクローンを特攻目的で大量生産するという、なかなかぶっ飛んだことをする。
- パルス・アベル
- ソール11遊星主のリーダー。アベルのコピーであり、目的の為に手段を選ばない性格も継承しているとみられる。
- ソルダートJ
- 赤の星の戦士。本来「ソルダートJ」とは対原種用サイボーグ戦士として量産された31人の総称だが、最後の生き残りである「ソルダートJ-002」の事を主に指す。
- 戒道幾巳
- 生体兵器アルマの生き残り。赤子の時に地球へと逃れているが、自分が他人とは違うという感覚を持っているようである。しかし、本来的には物静かだが感情豊かな普通の少年である。